山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2019年01月

「加賀屋船橋店」で、結構しっかり呑んでしっかり喰ったのだが、なにせ朝から喰っていなかったので、満腹には未だだし、酒量もいい気持ち程度。それは他の二人も同じ。躊躇無く「次いこう」となる。
同じ通りを南へ下ると、ドアが無くオープンなBARがあったので、ぶらりと入ってみることにした。「Coffee&Canzume Bar ユーベル」という名前の店。ぱっと見は、スタンドカフェである。しかし、店内には普通、コーヒー店では見掛けないものが陳列されている。
それは缶詰。いわゆるK&Kの「缶つま」シリーズがずらり。壁の缶詰を見ると、それだけでBARの世界にトリップできるのは小生だけだろうか。たぶん最初は、京都は三条寺町の「サンボア」。カウンターに座って、目の前の壁の棚に積み重ねられた缶詰が妙に気になったのだが、結局、何となく怖くて注文しなかった。それでもBARときけば、もうあの「サンボア」の棚にあった缶詰が焼き付いた。
BARには乾き物と缶詰ぐらいしかない、というのも「サンボア」で覚えたような気がするが、実際に食したのは銀座5丁目の「ルパン」。たしかオイルサーディンを喰ったのだが、たかが缶詰なのに何故そんなに高いのかと面食らった覚えがある。以来、BARで喰う缶詰は高級品、というイメージが刷り込まれた。しかし実際、いくらだったのかは忘れてしまった。閑話休題。
壁の「缶つま」を眺めていて、思わずひとつ手に取った。「明石ダコのアヒージョ」、800円。高いが、もう驚かない。これをください、と店主へ手渡す。するとやはり、固形燃料の上に置いて温め出す。呑み物はなににするか、せっかくこんな店に入ったので、これにするかと「コーヒーハイボール」(480円)を注文。コーヒーリキュールに似た感じだが、甘くない。コーヒーがウィスキーの苦味と相まって丁度いい。
飲物と一緒に付き出してポップコーンが出てきた。店主が、これをどうぞと瓶を指差す。瓶には、パクチーだの、メキシカンタコスだの書いてある。これで自由に味を付けてめしあがれ、ということ。なかなか洒落ている。やがて出てきたタコのアヒージョは、にんにくが良く利いていて、しかもタコが柔らかくて美味い。かつてのBARに較べれば、店も変わったが自分も変わった。なんと敷居が低くなったことかと感慨深い。

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Coffee&Canzume Bar ユーベルのFB: こちら

かつて上司だった人の墓参のついでに、久しぶりの3人で一杯やろうと船橋へ繰り出した。今日は半日年休を取ってきたので、準備万端、昼飯だって抜いている。まだ辺りは明るいので気分もいい(皆が仕事中に、一杯やるのは蜜の味である)。
先ずは「加賀屋」船橋店に入った。ここは午後4時開店とのこと。時計を見たらまだ午後4時半で、流石に客もまばら。午後4時から入る客なんているのかと思ったが、すぐ手前にあった「大衆酒場 一平」は午後3時開店で、既に満席だった。恐るべし、船橋。
先ずは生ビール(中560円)で乾杯。「加賀屋」はいろいろなところで出くわすが、たぶん船橋は初めて。この店も、いかにも昭和居酒屋の風情で安心できる。つまみは今日のおすすめから、かんぱち刺身(520円)、まいたけ磯辺揚げ(400円)、厚揚げ(330円)、秋刀魚塩焼き(440円)、冷しトマト(320円)。
やっぱり日本に帰って来たなら、秋刀魚の塩焼きを喰わない手は無い。そう云えば、去年も結局、ヒューストンに行っていたせいで、秋刀魚は喰い損なったのだった。去年は不漁で今年は豊漁とのこと、今年は去年の分も喰えそうだ。秋刀魚の塩焼きは典型的な和食だし、もう日本の文化と云ってもよさそうである。
串焼きは、ねぎま(300円/3本)、カシラ(200円/2本)、ナンコツ(200円/2本)、シロ(200円/2本)を3本ずつ塩で注文。引き続き、ハツ(200円/2本)とシロを、タレで3本ずつ追加。インドネシアにもちろんヤキトンは無いが、ヤキトリはある。しかし、何故だか正肉(ムネかモモ)ばかりで、ホルモン系はない。ここで日本の串焼きを頬張ると、日本に帰ってきたとつくづく実感する。

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「まるます家」を出たあと、もう一軒いこうとアユラシに連れられて、更にアーケード街を奥へ。ここでどう、とアユラシが指をさしたところは「丸健水産」という看板がある店。おでん屋のよう・・・・・・。
あ~っ、ここ、テレビで見た見た、たしか「ドキュメント72時間」だ、と思わず声に出る(調べてみれば、2015年2月20日放送の「赤羽 おでん屋エレジー」だった)。NHK総合の「ドキュメント72時間」には、なかなか巡りあうチャンスは少ないのだが(本放送は金曜午後10時45分なので、普通はもう寝ているし、再放送も翌週土曜午前11時25分なので、たいてい山の中。ってことで基本的にビデオ録画が必須だが、往々にして忘れるorz)、合えば必ず見ているお気に入り番組である。
しかしこの頃は、人生の悲哀が滲み出るシーンが少なくなっていて(2015年5月29日放送の「高尾山・なぜかふらりと都会の山へ」は泣けた)、ちょっと物足りない感じがするが、それでもまあ「チコちゃん」と同程度には気に入っている。
たしかにここ「丸健水産」は「おでん屋」なのだが、正確に云えば製造直売の「おでん種屋」。それが、自ら煮込んだものを売るようになり、それを肴に一杯やれるように発展したようである。この店にはルールがいくつかある。「持ち込み禁止」はまあ普通だが、曰く「奢り奢られ禁止」、「2軒目だったら酒は1杯まで」、「店側が案内するまで場所取り禁止」などなど。
混んでいるときは30分待ちぐらいするらしいが、今日はすんなり。小生ははんぺん、大根は外せないところで、あとは練り物。そしても勿論、カップ酒も。見ると、丸眞正宗だ。廃業したんじゃなかったっけ?(調べてみると、川越にある遠縁の小山本家酒造が引き継いだらしい)
ここ「丸健水産」のオヤジは名調子。口上もなかなかだし、金の計算も聞いていて小気味良い。支払いが終わると女性店員がおでんを持って「こちらでどうぞ」と我々を案内。椅子は無く、立ち呑み立ち喰い。これがまた良い感じ。酒を半分ぐらい呑んだら、ここの名物、出汁割り(50円)をいただく。日本酒をおでん出汁で割るのだ。これもまた佳し。
それでもカップ酒はあっという間に呑み干してしまう。ルールによれば我々は1杯しか売ってくれない。それでもものは試しと、そ知らぬ顔をしてまた列に並んでみる。しかし、やっぱり目端が利いたオヤジに、しっかり見咎められたが、嬉しいことに大目に見てもらい、缶ビールをゲット。また暫し、いい気持ちに浸れた。赤羽はいいなあ。

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一時帰国した翌々日、ふと赤羽辺りの居酒屋に行ってみたくなったので、アユラシを引っ張り出し、半日年休も取った。赤羽の居酒屋は初めて。そもそも赤羽駅の改札口を出たことも無かった。
先ず目指したのは、赤羽と云えばここ、というくらい有名な「まるます家」。アユラシは2階に入ったことがあるとのこと。今回は、予約ができない1階のカウンター席に座ることができた。二人連れが多いが、独り客も結構いる。たしかにこの店だったら、「孤独のグルメ」ができそうな気がする。
ここは、平日は午前10時(土日は午前9時)からやっているという、呑兵衛が泣いて喜ぶ店。しかし、こんなに早いのは、普通のサラリーマンが仕事をサボってくるのを当てにしている訳ではなく、夜勤明けの労働者でも一杯やれるように、と始めたせいらしい。川口辺りの、鋳物工場労働者に愛されてきたようだ。
店内は昭和レトロそのもの。店に入口は2つあるが、片方は出口専用。このようなしきたりは、一見客にはなかなか難しいところ。我々の後からやってきて、左隣に座った若者関西系カップルも、「そっちから入ってきちゃダメよ!」と熟年女性店員に叱られていた。既に我々の右隣に座っていたのは、常連熟年夫婦。いろいろとこの店のことを教えてくれる。
いつものように最初は生ビール(小450円)だったのだが、ふと壁の貼紙に目をやると、「まるますの約束、お酒は一人三杯まで、ジャン酎は一本まで」とある。「ジャン酎」って何だ?と思っていると、既に出来上がったチューハイがボトルに入っているものだと判る。所謂、缶チューハイのボトル版。ビールの次はこれにした。トッピングのモヒート(生ライム+ミント、100円)も貰う。これで気分はカリビアン。
隣の夫婦から、スッポン鍋(850円)とうな重を奨められる。うな重は2,500円と3,000円があるが、2,500円で十分とのこと。たしかに、かば焼を見る限り、たいした違いはない。スッポン鍋もうな重も、どっちも美味かった。ここは意外に高級食材を、安く提供する店でもあると知った。これから赤羽詣でが増えることは間違いない。

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今回も、僅かに溜まっていたマイルを吐き出して、ビジネスクラスへアップグレード。前回に引き続き夜行便に使ったのだが、限られたアップグレードのチャンスを昼行便に使うか、夜行便に使うべきかはちょっと悩みどころである。
ジャカルタ~羽田間の夜行便に使うメリットは断然、フルフラットシートで寝られること、である。エコノミークラスのシートとは、天国と地獄ぐらい違う。一方、食事のことを考えると、せっかくのビジネスクラスの有難さが無駄にしている感がある。所詮、朝食は朝食、エコノミーとの差は大したことはないし、朝なのでアルコールを呑むわけにもいかない。食事を取るか、睡眠を取るかという選択は結局、食欲と睡眠欲との戦いである。するとやはり、最も低レベルの欲求である、睡眠欲が勝つということになるのは自然のことなのかも知れない。
ビジネスクラスは、出発前の僅かな時間でも、飲み物のサービスがあるところが、ちょっとうれしい。小生は有難くスパークリングワインをいただく(ほんとは2杯ぐらい欲しかった)。その後順調に離陸し、ランプが消えれば直ちにシートを倒して就寝。
寝ることが先決なので、映画どころではないが、やっぱり朝4時頃に叩き起こされた後、まだ着陸まで2時間半以上あるので、何か映画を観ることにする。ぼーっとした頭では、読書よりも映画が優先される。どれでも良かったが、「アベンジャーズ・インフィニティーウォー」といういわゆるマーベル系を観る。アイアンマンやスパイダーマンをはじめとする「アベンジャーズ」のキャラクターだけでなく、ドクター・ストレンジや、ピーター・クイル率いる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のチームも出てきて、もうマーベル系キャラクターが全部出てきたてんこ盛り映画。が、ストーリーは至って単純。結局、地球のオールスターチームは、サノス一人にこてんぱんにやられたところで映画は終わり。基本的にSFは嫌いじゃないが、このような切った張ったのSFアクションものに、面白みを見出せなくなってきたようだ。

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スカルノ・ハッタ空港第3ターミナルに到着した後、第2ターミナルのANAカウンターへ行くと、思いの外、行列ができていた。よく見ると、カウンターに係員がいない。つまり皆、待っているだけ。まだ時間が早過ぎるということか、と思い小生もその列に加わると、程なく係員たちがぱらぱらとやってきた。これで直ちに受付が始まるかと思っていたら、どうも違う。
全員が揃ったところで、係員達の間で朝礼を始めた。我々の目の前で。最後に、全員で日本式挨拶のデモンストレーション。これはもしかしてパフォーマンスなのか。日本でこんな光景を見ることが無いのは、客の前に出て来るまでに終らせているせいだろう。おかげで珍しい光景を見せてもらった。これもインドネシアならではかも知れない。
受付が始まったら、後はスムーズにチェック・イン終了。専用ゲートから専用イミグレーションで出国完了、もうそこはプレミアム・ラウンジ。先ずは居場所を定め、荷物を置いたら、勝手知ったるビールサーバーがあるコーナーへ。またしてもそこには、ヒジャブを被った女性係員が笑顔で待っている。
とりあえず遠慮なく、生ビールを注文。つまみには、サラダのようなものと、鶏肉のつみれのようなシロモノを小皿にとって自分のシートへ。喉が渇いていたのか、あっという間に無くなってしまった。グラスもやや小さい感じ。このまままた女性係員のところへ行くと、もう呑んじゃったの?と白い目で見られそうなので、残りのつまみをゆっくり喰って、パソコンでメールやらのチェック。そして、徐にまたビールを貰いにいく。つまみの種類は限られているので、ビーフカレーのようなものを喰う。
そのせいかどうか判らないが、またビールが直ぐになくなる。久しぶりに存分に呑めるかと思っているせいか。さっきからさして経っていない。「居候、三杯目にはそっと出し」という川柳を思い出す。別に居候ではないけど。恐る恐る行ってみると、係員が男性に替わっていた。堂々と「ビールくれ」と注文した。

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漸く搭乗開始時間になったので、ラウンジを出て出発ロビーへ向かう。何故かラウンジから降りるエスカレータは、フロアのホール経由ではなく、ラウンジの中からでないと乗れないため、まさにラウンジ専用。しかもその入口には扉があり、普段は閉まっている。ラウンジの係員に出たいと云うと、恭しい素振りで扉を開け、「いってらっしゃいませ(Have a good flight!)」と告げるのだ。こういうところで差別意識を煽っているようで、小市民の小生には何となくあざとさを感じる。
既に搭乗は始まっているので、ゲートの前にはもう行列は無くなっている。機内に入ると、それでも搭乗者は半分程度。扉が閉まった時点でもせいぜい3分の2ぐらいだろうか。小生の隣も空席、今日はゆったりしている。
ここアフマド・ヤニ空港は、機体がタキシングを始めるともうそのまま離陸直前まで、ほぼ停止することがないので(それだけ空港が空いているということ)、とても効率的である。
スマランのアフマド・ヤニ空港から、ジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港まで所要時間は1時間5分。逆のジャカルタ発スマラン行となると1時間20分、15分の差がある。スマランは南緯7度ぐらい(ジャカルタは南緯約6度)、ほぼ赤道付近と云えども偏西風の影響があるのか。
首尾よく離陸して暫くすると(ほんの10分ぐらいだろうか)、ランプが消え、またいつものようにCA達がバタバタ動き始める。カートを押してきたかと思うと、殆どラグビーかアメリカンフットボールのパスの如く、ディナーボックスをてきぱき小気味良く手渡し。
今日はなんだろうと開けて、さっそくパンに齧り付くと、以前、同じGA243便に乗った際に喰ったことがある、「チョコやジャムのように甘くない、何だか良く判らないシロモノ」だった。結局、パンの中身には4種類だけなのか。もしそうならば、甘い中身に当たる確率は1/4ということだ。そう考えると、何となくちょっと落ち着いた。

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今回のインドネシア滞在は3週間と、かなり短かったので、もう荷物をまとめて移動か、と慌ただしさをやや感じる。前回は、空港までの移動途中に工事渋滞に捕まってかなり気を揉んだが、今回はとってもスムーズ。空港に着いてからも、チェックイン、手荷物検査とも、待ち時間無し。空港内で過ごす時間はたっぷり、有り余るほどある。
そうなればやはり、たとえビールが無くて甚だ不本意ながらも、悪魔に魂を売る覚悟でラウンジに入るしかない。1階は乗降客で喧噪だが、ラウンジは2階で静か。ラウンジの扉が開くと感じることがある。空港、特にラウンジは、国によってそれぞれ匂いが異なる、と思う。インドネシアのそれは何だろう。たぶん単一ではない。サンバルソースやレモングラスやココナッツが入り混じったような匂いだろうか。
少なくとも1っか月ぶりぐらいに日本に帰ってくると、感じるのはもう、明らかに醤油の香り。日本は醤油の国だった、と実感する。インドの空港に降り立つと、ガラムマサラの国だと判るのと同じ。普段、日本にいると感じないが、特に欧米から帰ってくると、猛烈に感じる日本の香りが醤油である。閑話休題。
今日は窓に面したソファー席を確保。手に入れたのは、ブラックティーとお茶うけ。これだけで、2時間粘れるか。お茶うけには、あられのようなものと、殻付きピーナッツ。あられは、意外にもちょっと甘い。かなり、残念。もうひとつ、見掛けは明らかにピーナッツ。開けてみると、日本のピーナッツとは違い、驚く無かれ、粒が3つも入っている。しかも、みっちりと隙間が無い。どの殻を開けても同じ。これでもピーナッツと呼べるのだろうかと訝しむが、味はどうやら茹でピーナッツ。何か不思議な体験。

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朝晩の通勤タクシーは、同乗者が時々入れ替わる。たとえ初めて話を交わした相手であっても、帰り道はほぼ必然的に夕食の話になる。何故ならば、たいていのレストラン(除、Pojok)はホテルへ帰る途中の手前にあるからだ。
今回も道々夕飯の話になった。日本人が入る店はだいたい決まってくるものなのだが、今回の同乗者は、ハル・ラーメン(Haru Ramen)に行ったことがないというので、それならばと、ひさしぶりに行ってみることにした。
今日もエアコンは入っているのかいないのか判らない程度だが、汗が出て来るほどではない。蚊も、思ったほど飛び交ってはいない。多少いても刺されることは比較的少ない。日本の蚊は、早いところ血を吸って卵を産もうと躍起になっている節があるが、インドネシアの蚊は、やっぱり気候のせいかインドネシア人と似たようなところがあって、あくせくしていない。おっとり構えているくらいだから、インドネシアの蚊は、日本生まれよりも長生きするのかも知れない。
客は、我々以外にローカルの夫婦一組だけ。これもだいたいいつも通り。女性店員が持ってきたメニューをパラパラ捲ってから、ラーメンにしようか、試しにカレーにしてみるかとあれこれ考えた挙句、結局丼ものにしようと、かきあげ丼(IDR32,000≒256円)を喰うことにした。
同乗者は塩ラーメンと餃子。ここのラーメンのスープは、日本のラーメンをイメージして喰うと驚くから気を付けた方が良いとアドバイス。それに意外にどんぶりが小さいよ、と付け加える。
やがてかき揚げ丼がやってきた。天つゆが入った小鉢と、何故か小皿が付いてきて、それにもかき揚げが乗っている。こんなに喰えるか、と一瞬たじろぐ。それはそれとしても、普通、日本でかき揚げ丼を頼むと、天つゆではなくて、タレを潜らせた、あるいはタレを掛けた、天丼と同じような状態で出てくる気がするが(それほど自信がある訳ではない)、ここはいわゆる天ぷら定食的などんぶりである。
つゆの味はまあまあ。かき揚げそのものの、油切りがいまいちな感じで脂っこい。それにしても量が多くて、食べ切るのはかなり堪えた。ここのラーメンが1人前だとしたら、このかき揚げ丼は優に2人前はある。2.5人前ぐらいあるかも知れない。この店の料理のサイズ感は一貫性が無く、ちょっと変である。

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今宵のディナーは、同行者一人と一緒に、バンブー(BAMBOO)にしてみた。正直云って、ここの料理は見かけも味も、インドネシア風では無く、なんちゃってウェスタン風で、リピーターになるには甚だ不本意ではあるのだが、なにせ数少ない「ビールを呑める店」なので、背に腹は代えられず。
今日は、(当然、インドネシアの)若者の音楽ライブをやっていた。何を歌っているかさっぱり判らなかったが、リズムやメロディが小生には日本のニューミュージックのように聞こえたが、同行者は韓流じゃないかといっていた。どっちも正しいのかも知れない。
この辺りの伝統音楽と云うのが、どんなものなのか全く知らないが、若者達が好む音楽は何となくわかる。朝晩のタクシーでも、運転手が自分の好みの曲を掛けている場合がある。いつものドライバーの好みは、そこはかとなくインド音楽を思わせる曲調。もちろん彼はインド人ではなく、たぶんジャワ人。インドとインドネシアは、こんなところで共通点があるのか、と気が付いた自分に少々感心。
ホテル・ホリゾンのロビーでも時々、若者達のライブをやっていることがある。ごく偶に、ファンと思しき連中がやってきて、ここは何処かのライブハウスか、と思うような騒ぎを聞くことがある。3階の小生の部屋まで音が伝わってくることがあった。
バンブーで聞いたバンドには、客はパラパラいたがほとんど無関心。彼らに追っかけはいないのか。一曲が終わっても、誰も拍手をしない。こちらではそういう文化なのかと思い、こちらも拍手をしようとした手が止まってしまった。

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プカロンガン市内でも、ビールを出す店があるとの情報を得たので、さっそく3人で連れ立って行ってみた。「ジェイド」(JADE)という名前の店。外観は、ちょっと小洒落たカフェかなと思わせる雰囲気を漂わせているが,中に入ると完璧に中華料理屋。奥は何だか騒々しい、どうもカラオケの最中だ。
カラオケから離れたテーブルに着き、やってきた若い女性店員に「ビール、ある?」と訊くと、「ありますよ」との返事。お~、よかったと3人で待っていると、また同じ女の子がやってきて「やっぱりビールは出せません」と云う。途端、ガッカリ。
何故、前言を翻したのか、詳しい説明は求めなかったが、この店を教えてくれた方曰く、「警察や軍関係者が客として来ている場合には、ビールは呑めない」とのことだった。つまり今回もそうゆうことだろう。カラオケをやっている奴等がそうかも知れない。
ぬか喜びで終わったが、また次回に期待しよう。ともあれ、何か喰おうとメニューを拝見。やっぱり中華だ。料理の種類は一見豊富。鶏と魚(グラメという淡水魚)とイカと野菜のページがある。3人で1種類ずつ、魚と鶏とイカを頼んだのだが、出てきた皿を見て、皆、油で揚げて甘酸っぱいソースが掛かっている。何故か調理方法が全て同じだったので、思わず3人で苦笑。
さすがにこれじゃ飽きるので、口直しに野菜としてカイランを注文。これは、いわゆるオイスターソースだったのでひと安心。あと、ホットの中国茶(IDR10,000≒80円)を注文。これは、飲みきれないほど出てきた。
料理は、グラメだけIDR130,000(≒1,040円)と破格だが、それ以外はIDR30,000~50,000(≒240円~400円)ぐらいでリーズナブルだった。今度は席に着く前に、ビールが呑めるか訊くとするか。

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仕事帰りに、今日の夕食は久しぶりに「ポジョッ」(Pojok)にしてみようと、途中でタクシーを降ろして貰い、独りで店に入る。涼しいとは云わないが、ちっとも暑くない。これで蚊がいなければ申し分ないが、さすがにそうはいかない。
もう店の人にも、顔を覚えてもらっているかも知れない。今日も、客はそこそこ入っている。いつものように、注文は身振り手振りだけ。野菜の煮物と、鶏の煮物を頼んだ(つもり)。野菜は、たぶん空芯菜。鶏肉は、足の踝からちょっと上の部分のような骨付き肉が出てきた。ちょっとリアルな形状。日本では、このような部位を余り見ない気がする。でも味はしっかり染みていて美味い。
スープはいらない、と云ったつもりだったが、上手く伝わらず出てきた。出てきた以上、断るのもし難いのでそのままいただく。たぶん、せいぜい50円ぐらいのはずなので、別に腹も立たない。今日も、胡椒がたっぷり利いたスープで、いつもの様にニンジンとキャベツとトマトがザク切りで入っている。
ここはホテルに近いせいもあって、時々同僚達と顔を合わせることがある。今夜は他に3人やってきた。我々日本人以外にも、仕事帰りと思しきローカルの人たちも代わる代わるやってくる。大体バイクに乗ってくるが、もちろん車もいる。ふと道路に目をやると、今まさに車に乗った客が、「横断お助け人」の手を借りて道路に出ようとしていた。
ゆっくり食べても、せいぜい10分ぐらいでディナーは終わり。さて、離れたところの横断歩道までいくか(横断歩道が絶対安全とは限らない)、目の前の「横断お助けおじさん」に頼もうかとちょっと思案し、おじさんに頼むことにした。もう勝手は判っているので、おじさんにぴったりついてそろそろと渡る。首尾よく渡り切ったところで、IDR2,000(≒16円)を渡す。するとすかさずおじさんは、また道路の反対側に向かって渡っていく。まだ、同僚たちが飯を食っているのをちゃんと判っているはずだ。

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スマランから移動し、スーツケースはタクシーで預かって貰ったまま、暫し仕事に没頭。夕刻、そのタクシーで「ホテル・ホリゾン」へ向かいチェックイン。たかだか2回目とは云え、やっぱり慣れたホテルだと何となくほっとする。ヒトは慣れない環境では無意識のうちに緊張しているらしい。
今回は3階の部屋。眺めは悪いが、窓枠はちゃんと嵌っているので、隙間から蚊が侵入していることはなさそう。せっかく電子蚊取りの詰め替え用まで用意してきたのだが、活躍する機会は無いかも知れない。前回はツインの部屋だったが今回はセミダブル。相変わらず、衣装箪笥が見当たらない。皆さん、どうしているのだろうか。まさか箪笥を持ち込んでいるのかしらん。
今回やって来るに当たって知ったことだが、テレビのローカルのチャンネルながら、日本を紹介する"WAKU WAKU JAPAN"という名のチャンネルがあり、このホテルでも見られる。日本を紹介する番組だけでなく、民放のバラエティやドラマを、インドネシア語字幕で放送している。
NHKワールドプレミアムはもちろんNHKの番組(たぶんEテレ)だけだが、これはこれで見る機会はある。土曜日や日曜日の日中は、何故か子供番組ばかりなので、その間は"WAKU WAKU JAPAN"を見ることになるだろうが、朝や夜は、ニュースを見る機会が多い。別にインドネシアで日本のニュースを見たからと云って、何か役立つことがある訳でもないが、何となく見てしまう。
生活パターンが単調なので、朝ドラや大河ドラマは、ほぼ必然的に毎回見る。インドネシアでも、日本とリアルタイムで放送している。朝ドラなんて見続けるのは、何十年ぶりかも知れない。土曜の朝は、朝ドラの流れで「チコちゃんに叱られる」を見てしまうが、仕事に出かける時間が6時30分なので(日本時間で8時30分)なので、いつも話の途中で部屋を出ざるを得ないのがやや残念である。

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今日はスマラン泊まり。朝、東京を出ても、その日のうちには目的地に着かない。どんだけ遠いの?って感じだが、インドネシアはそれなりに広いということ。まるで最果ての地に住む日本人を千原セイジが訪ねる、某バラエティ番組的である。
ホテルが手配するタクシーで、"Hotel @HOM Semarang"には午後10時頃に到着。見かけは、まあまあのホテル。チェックインしたら8階へ。眺めもまあまあ。もう、外に出かけようなんて気は起こらない。でものどが渇いたので、ルームサービスでビールを頼もうとしたら、素気無く「ノー、ビール、サー」ときた(インドネシア人は、「ビア」とは発音しない。オランダ語の影響だろう)。
人口130万ぐらいある大都市スマランでも、ビールを置いていないホテルがあるとは驚いた。部屋も寝るだけならば仕方が無いか、という程度。テレビ放送も、ローカルかヨーロッパサッカーのチャンネルぐらい。まあ1泊IDR400,000(≒3,200円)じゃあ、文句は云えないか。
これならば、あとは本でも読んでさっさと寝るだけだ。次回は、自腹を切ってIDR1,000,000(≒8,000円)の高級ホテルGUMAYA HOTELにでも泊るか、という気になるかも知れない。GUMAYAならば、レストランでもルームサービスでも、ビールやワインを注文できる。
翌朝は、6時から朝食があるというので行ってみる。もちろんビュッフェ形式だが、料理の品数はナシ・ゴレン、ミー・ゴレンを含め6品程度。他にパンや粥がある。こちらのパンは、見かけは日本のサンドウィッチ用のパンと同じだが、何故だか香りが違う。パン酵母の種類が違うのだろうか。
総じて朝食の味は、プカロンガンのホテル・ホリゾンと同程度で、まあまあというところ。実は、Hotel @HOMグループは、ホテル・ホリゾンと同じ経営者らしい。なので味も近いのかも知れない。もうすっかり、またインドネシアに戻ってきた気分である。

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スマラン行の便は、だいたいターミナル3の一番端っこであることが多い。なので、手荷物検査場を出た後、たっぷり10分ぐらいはかかる。今回も26番ゲート。まだ時間は十分あるので、気長に行こう。
てくてく移動中に、"OPPO F9"というスマホの広告が目に入る。至る所にこのポスターが貼られているので、調べてみたら「チェルシー・イスラン」というインドネシアの人気女優で23歳。生まれはアメリカで、カトリックの洗礼を受けているとのこと。母がアメリカ人、父がインドネシア人という、いわゆるハーフ。
父親はイスラム教徒かどうか判らないが、イスラム教徒の子供はイスラム教徒になるしかないようなことを聞いたことがある。インドネシアでカトリックはたった3%、プロテスタントを含めてもせいぜい10%だから、彼女は典型的なインドネシア人とはややかけ離れていると思われるが(パッと見も全然違うが)、かなりの人気ぶりのようである。やはり何処の国でもハーフはもてるらしい。
ところで、そもそも"OPPO"なんてスマホは、日本ではほとんど知る機会も無いが(シムフリー・スマホとして販売はしているらしい)、インドネシア国内では韓国サムソンに次いで第2位のシェアを持つ人気ブランド。プカロンガンの街中では、中国ブランドのOPPOとVIVO(インドネシアで第4位)の広告ばかり目立つ。インドネシアでは、車は日本車が席捲しているが、ことスマホについては中国ブランドの独断場といってもいい。
突然、搭乗が始まり、ゲートへ向かう。今日の搭乗率は70%ぐらいだろうか、小生の隣は空席。定刻19時35分発の通りにドアが閉まり、タキシングが始まる。なぜか、周りには日本語が飛び交っている。スマランで何かあるのだろうか。
ベルト着用サインが消えると、またCAが慌ただしく働き出す。今日のディナーボックスの中身は、また得体の知れないジャムが入ったパンだった。ちょっと齧っただけでやめた(写真撮り忘れました)。

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定刻の15時55分より多少早く、スカルノ・ハッタ空港到着。入国カウンターもかなりスムーズな印象。昔は1時間以上もかかったこともあると記憶しているが、昨今インドネシアのイミグレーションもだいぶサービスが向上したように感じる。
ついこの頃までは、誰しも到着ヴィザ(VISA on Arrival)が必要で、毎回35ドル(もっと昔は25ドル。でも米ドルに限るなんて、あからさまな外貨獲得策だ)が必要だったが、それも観光目的の場合には不要となった。小生は今回マルチヴィザを持っているので(先日、シンガポールで取得したので)、そのまま入国カウンターに向かう。
そういえば、以前はこの35ドルを払うカウンターすらも猛烈に並んだのだが、それもだいぶ解消されたように見える(このカウンターには、昔、袖の下を要求する怪しからん入国管理官がいた。そのため、その頃はいつもポケットに、10ドル札を余分に入れていた)。バッゲージを受け取り、スカイトレインに乗ってターミナル3へ移動。
出発ロビーに着いたら、すでにチェックインは済んでいるので、バッゲージのドロップインだけ。手荷物検査場もさして混雑はしていないので、17時にはもう出発エリア。乗り継ぎのGA246便は19時35分発なので、時間はたっぷりある。とりあえず、一つ下のフロアに下りる。
時間はあるし、それなりに腹も空いているので、何処かに入ろうかと店を物色するが、がっつり喰う店というのは意外に少なくて、ほぼみんな、軽食の店か、カフェ。それじゃあ仕方がない、麺にしようかと目についた紅糖(Hong Tang)という店にした。客はちらほら。店員に、鶏そばと飲み物のセット(たしかIDR100,000ぐらい)を注文。出てきた鶏そばは、スープが白濁している。鶏ガラで白濁することはないだろうし、まさか豚骨が入っていることもないだろうから、これはもしかしてココナッツミルクかも知れんと呑んでみる。結構美味いが、ココナッツミルクかどうかはよく判らない。もしかして、牛乳か豆乳だったのかも知れない。

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2週間の一時帰国が終了し、再びインドネシアへ旅立つ。羽田10時15分発のNH855便に搭乗。搭乗率は50%ぐらいだろうか。乗っているのはほぼ日本人ばかりで、窓際席、通路側席以外の中間席はほぼ空いている状態。
仕事をする気は全く起こらないので、本(電子書籍)でも読もうかとも思ったが、この頃映画はご無沙汰なので、どんなもんかちょっと観てみる。途中、飲物サービス(プレミアム・モルツを注文)とランチタイム(白ワインを注文)を挟むが、中断せずに観つづける。
最初に見たのは「ハンソロ・スターウォーズストーリー」。いわゆる「スターウォーズ」のスピンオフ。余り評判はよろしくない作品のようだが、まあまあ楽しめた。興行的にいまいちだったのは、おなじスピンオフの「ローグ・ワン」に較べると、話の展開やアクションが地味目でスケールが小さく感じるせいか。それとも「スターウォーズ」全体の叙事詩から離れて、「ハンソロ」個人の物語に偏り過ぎたせいかも知れない。若き日の「ランド・カルリシアン」が、チャラ過ぎて観るに耐えない。
次に観たのは「トゥームレイダー・ファーストミッション」。いわゆる「アンジェリーナ・ジョリー」主演作のリブート版。「アンジェリーナ・ジョリー」版とストーリーもだいぶ違うので(卑弥呼の墓を探すという設定が、なんだか苦笑を禁じえない)、別の「トゥームレイダー」映画と云って良いだろう。アクションはこれまでと同じ路線という感じ。でも年のせいか、この手のアクション映画はもう詰まらない。
3本目は「ザ・シーガル」。チェーホフの戯曲「かもめ」の映画版とのことだが、原作を読んだことが無ければ舞台を観たことも無いので(そもそも、チェーホフの作品は一切読んだことがない、と気付いた)、比較のしようもない。可もなく不可もない印象。しかし、これがチェーホフ原作であると知ったことと、帝政ロシア時代の香りがプンプンするという点では、興味深く観た。ニーナ役のシアーシャ・ローナンは、以前の何れかの映画で観たことがあったと思ったが、思い出せない。今度、チェーホフの戯曲でも読んでみるか。

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インドネシアへの出発の朝、三郷中央駅5時15分発の通勤快速で北千住駅に出て、5時45分発の羽田空港行きのバスに乗車。乗車率は10%程度。片道1,030円で所要時間は50分。電車とモノレールを利用した方が多少早いのかも知れないが、大きなスーツケースを転がして山手線に乗ったり降りたりするのは気合いが必要。
それにしても、出国手続きを終了しても、まだ7時。フライトは9時45分搭乗開始なので、ひと寝入りできるぐらいの時間はある。何故そんなに早く?と問われれば、やはり混んでいる電車に乗りたくないのが大きい。
つくばエクスプレスは開業当時こそ、こんなに空いていていいの?と思うほどガラガラで快適だったが、2017年には首都圏混雑率ランキングで混雑率165%、堂々の24位にランキングされるまでになった。そんな時間帯に、でかいスーツケースを持って乗り込んだら(そもそも乗り込めるかどうかも怪しい)、白い目で見られるというか、怒りの眼差しを向けられるのは間違いない。
これが成田空港だったら、武蔵野線~成田スカイアクセス線はそれほど酷くはないので、ピーク時さえちょっと外せば全く問題ない。しかし残念ながら成田発のジャカルタ便は、夕刻に出て真夜中に到着するような、ちょっと使いにくい時間帯しかない。
国際線ターミナルのANAラウンジは、かなり広くかつ2面が窓なので明るい。さすがに7時だと空いているが、時間と共に混み出し、9時頃になるとかなりいっぱいになる。食事や飲物もそれなりに充実している。少なくとも、エコノミー席の食事よりはずっとまとも。今日は完全移動日なので、仕事は無し、朝から呑んでも問題なし。有難く、生ビールをいただくが、他にもワイン(赤、白、スパークリング)、スコッチ、日本酒が数種類、焼酎も数種類あるので、2時間ぐらいあっと云う間、呑みすぎてうっかり寝込んでしまい、フライトを乗り損なわないよう、気をつければいいだけである。

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今回、一時帰国するに当たってどうしても寄ってみたいところのひとつが、多摩川の河川敷にある「たぬきや」だった。

なにが良いか、って?

写真を見れば、言葉は不要。きっと判っていただけると思う。

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「たぬきや」行きを計画した際、それに見合った山選びと共に重要なのは、汗を流すところ。つまりプランニングに当たっては、
  「たぬきや」>「山」>「汗を流すところ」>「山から下りて喉を潤すところ」
のような順番で検討し、汗を流すところが見当たらなければ、山を見直す、というようなことになる。どうしてもしっくりした「山」が見つからなければ、「たぬきや」そのものを見直す事態に至るが、おかげでそのようなことにはならなかった。
最寄の「汗を流すところ」は「高尾山温泉」になるが、ふりだしに戻ってしまうし、かつ「たぬきや」から遠ざかることになるので具合が悪い。同じ理由で「さがみ湖温泉」も却下。より近いところとなると相模原の「下九沢温泉 湯楽の里」か、町田の「ロテン・ガーデン」。どちらも橋本駅から15分程度の距離。
利用料金は、前者が920円で後者が890円と、ほとんど同じ。決め手は、前者が飯能の「宮沢湖温泉喜楽里」と同じ系列の施設であることと、後者には送迎バスがあることだった。でも結局、タイミングの問題で送迎バスは利用せず(笑)、タクシーで乗り付けた。
「ロテン・ガーデン」は、見掛けは何処かの観光ホテルのようであり、中も日帰り温泉にしてはやけに広々としている(実際、廃業したホテルを居抜きで日帰り温泉にしたわけではなさそう)。ロビーから風呂場までもゆったり。風呂場に入ってみると、いくつあるのか数えなかったが、様々な露天風呂がある。でも夫々はそれほど大きくないので、結局入ったのは内湯だけ。ちょっと色が黒っぽい湯である。
食事処は、別館の3階と4階に一店舗ずつある。ちょっとメニューを一瞥し、つまみが充実していそうな3階の「竹」にしてみた。先客はほとんど居らず、店員が手持ち無沙汰だった様子。さっそく湯上りセット(生ビール+つまみ、800円税込、以下同様)を注文。皆が揃ったところで、冷やしトマト(450円)、ポテトのチーズ焼き(520円)、金目鯛の開き(980円)、ハムカツ(???円)を注文。珍しくいっぱい頼んだのは、次の「たぬきや」が、喰い物はショボいからである。

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ロテン・ガーデンのHP: こちら

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