山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2018年11月

シンガポールには何度も来たことがあるが、ベンクーレン辺りに泊ったこととなると、せいぜい「インターコンチネンタルホテル」ぐらいだろうか。一番多いのはたぶん、チャンギ空港内にある「クラウンプラザ」。シンガポールを経由地にしてクアラルンプールやジャカルタ、ジョグジャカルタなどに行くことが多かったせいだと思う。
我々が今回泊まる「イビス」はいちおう、3つ星ホテル。1泊朝食付きで180SGD(≒14,800円)ぐらいだろうか(会社が直接支払っているので、いくらなのか判らず)。設備はやや古く感じられるかも知れないが、この界隈では標準的なホテルだと思う。
フードコートでチキンライスを喰ったので、取り敢えず腹は満たされたが、気分は満たされず。漸く禁欲の国からパラダイスに遁れてきたのだ、このまま寝るのはちょっと惜しい。かと云って、独り何処かのバーに湿気込む気分にもならない。
そこで折衷案として酒を買いに行くことにした。ここはシンガポール、日本と同様、酒はコンビニでも売っている(ちょっと高いけど)。その当り前さに慣れてしまっているので、アルコールに対して厳格なインドネシアのプカロンガン市からやってくると、ほっとする。ありがたや、ありがたや。
街中にセブンイレブンは、犬も歩けば棒に当たる的にいっぱいある。"The Bencoolen"というショッピングモールの1階にあるセブンイレブンに入り、タイガービール・ロング缶(SGD5.9≒470円)、白ワインボトル(Charmer Sauvignyn Blanc(SGD27.4≒2,200円))、スナック(Lays Baked Tomato&Cheese(SGD2.3≒185円))を購入。店番のお母さんは、「ありがとうございました。またお待ちしております。」と真っ当な日本語で声をかけてくれた。

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今回は、シンガポール滞在が長かった同行者がいたので、きっと何処か気の利いた店に連れて行ってもらえるだろうと暢気に構えていたら、ホテルに着いた直後、今日は体調が悪いので一人で出掛けてくれと通告される。どうやら風邪を引いたとのこと。あれっ、そうきたか。こりゃまいった。
ならばと慌ててスマホでチェックを始めると、悪い時には悪い事が重なるもので、スマホが突然、再起動を繰り返すようになった。さらに慌てて、今度はタブレットでスマホの再起動事象について検索。メモリー不足が原因かも知れず、メモリーを開放しようにも再起動が終了したら間髪を入れずにまたシャットダウン、再起動が始まるので画面操作をする間がない。セーフモードで立ち上げようと試みても何故か上手くいかない。諦めて、タブレットで近所の飲食店を検索。
すると、同じブロックに"Food Repulic"という名のフードコートがあるようだ。さっそく出かけてみる。それほど大きなフードコートではないが、それなりに店はある。さて何を喰おうか。とりあえず思い付くのはチキンライス。やっぱりシンガポールへ来たからには、一度はチキンライスを喰わないといけないだろうと、その手の店を探す。
見つかったのは、"Sumber Ayam Halal Food Stall"という屋台。チキンライスセット(SGD8.8≒710円)を注文。スープと野菜(たぶん、カイラン)の炒め物とチキンライスがセット。シンガポールの相場観は判らないが、まあこんなものだろう。
味は、ちょっと塩加減が濃い感じもするが、結構イケてると思う。適当に入った割には良かったようだ。ビールも頼もうかと思ったが(ビールは別のStallで買う必要あり)、騒然としたフードコートで独りビールを呑むのは気が乗らず、やめにした。ところで、会社で支給されたスマホで写真を撮ったのだが、これでもスマホかと思うほど画質が悪い。ひと昔前のスマホってこんなにも画質が悪かったっけ?

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ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港第3ターミナルにある、「Djournal Coffee Bar」でビールを一杯やって、ちょっといい気持ちになったあと、ふらふらと出発ゲートまで移動。表示を見ると、まだ、小生が乗る13時45分発のGA834便の一つ前の便の搭乗準備中。ならばと、待合スペースのベンチに腰を落ち着けて、しばし読書に耽る。
やがて搭乗開始のアナウンスを受け、ドヤドヤとボーイング737-800に乗り込む。皆がシートについた段階で見渡してみれば、この便もほぼ満席。ガルーダ・インドネシア航空はずいぶん儲かっていそうだ。
かつて、「安全性に問題がある」と難癖をつけられて、EU域内やアメリカへの乗り入れを禁止されていたこともあったが、昨今、機材の更新などを進めた結果、今は航空会社格付で、最高評価を得られるまでになっており、変われば変わるものだと感心する。しかし個人的には、「スターアライアンス」でも「ワンワールド」でもなく、「スカイチーム」に加盟しているので、あまり使い勝手の良さは感じられず、ましてやガルーダ・インドネシア航空のマイルを貯める気にはならない。閑話休題。
シンガポールまで1時間50分のフライト。普通にメシが出る。ただ、正直云ってあまり食欲がわくようなシロモノではない。ちょっと突っついてみるが、見た目通りの味で、フォークが中々動かず。CAの飲みもののワゴンが来たとき、ビンタンビールの缶がちらりと見えた。インドネシアの航空会社といえども、禁欲の地を離れた国際便となればビールはある。やったー、とさっそく頼んでプシュッとやる。やっぱりビール。でもやっぱりビンタン。これでちょっとだけ旅行気分。
そろそろシンガポール。ふと窓の下を覗くと、我々の機影が見える。それが段々大きくなる。高度がちゃんと下がっているのが良く判る。16時35分にシンガポール・チャンギ空港第3ターミナルに到着。久しぶりだ。

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ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港第3ターミナルには、11時05分のほぼ定刻通りの到着。1階の国内線到着ロビーから2階の国際線出発ロビーへ移動し、既にチェックインは済ませてあるのでそのまま出国ゲートへ。東西に長いターミナルビルを西へ移動し、ゲートを潜ったら今度は東へ。
なんだか随分歩かされる感じだが、もうちょっとショートカットできるルートもあるのかも知れない。途中、レストランやカフェが立ち並んでいるところがあり、スカルノ・ハッタ空港も随分変わったもんだ、と感じる。よく見ると、吉野家や丸亀製麺など、日本食レストランもある。
イミグレーションで出国手続きを済ませたら11時半過ぎ。次に乗り継ぐGA836便は13時15分搭乗開始なのでまだ1時間半以上ある。なので、ターミナル内をぶらぶら。と云っても唯、歩き回るのも芸がないので少々店を物色。
「ファミリーマート」に入ってみたものの、取り立てて珍しいものは見当たらない。日本のコンビニと、インドネシアの地元のコンビニとの、品揃えの違いは良く判らない。ということでそのままスルー。次に本屋があった。ふとインドネシア語の辞書でも買うか、と一瞬思ったが、Web上の辞書でもそれなりに事足りるので、やはり紙はやめておこうと思い止まる。
隣にカフェがあった。"Djournal Coffee Bar"という名の店。コーヒーでも飲むかとメニューを眺めると、おー、ビール(1パイント(≒500cc)、IDR75,000(≒600円))があるじゃないの。いいね、いいね。それならばコーヒーはやめだ。さっそくビールを注文。店内はそれなりに客が入っているが、ビールを呑んでいるのは欧米人ひとりだけ。銘柄はビンタンしか無いが、まあいいだろう。
渡されたレシートを見ると「Cash IDR 50,000、Cash IDR 20,000、Cash IDR5,000」と書いてある。つまり小生が渡した3枚の紙幣が、そのまま記録されているのだ。紙幣1枚1枚を管理しているレジは、初めて見た。たまげた。

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所用があって週末シンガポールへ行くことになった。というのは、インドネシアのビジネスビザを取得するため(入国の度にビザを取らなくて済むマルチビザ)。インドネシア国外に出て、在外インドネシア大使館へ申請する必要がある。もちろん、日本でもOKなのだが、往復に時間も金も掛かるので、最寄のシンガポールが都合が良いという訳。
申請の都合上、平日に丸1日の滞在が必要。従って2泊3日の旅で、今日は全くの移動日。スマランからジャカルタ経由でシンガポールへ移動するのだが(曜日によってはスマランから直行便もあるらしい)、飛行時間は合わせて3時間。しかし、乗換えや出国、入国の手続きを含めると、まったく一日仕事になる。
ホテルからセマランの空港まではタクシー移動。道路工事等で渋滞すると3時間以上かかるので、朝10時発のフライトだったらホテルを5時に出なくてはならない。しかし、結果的に渋滞はなく、2時間足らずでアフマド・ヤニ国際空港に到着。チェクインと手荷物検査を入れても、7時過ぎにはゲートに到着。
朝食を喰う時間はふんだんにあるが、僅かに一つだけあるフードコートはほぼ満席状態。どうせ機内でも何かしらの食いものが出るはずなので、食事もお茶も諦め、2時間半、ベンチに座って読書で過ごす。ふと気がつくと、周りにひと気がなくなっているので、フライトモニターを確認すると、ゲート番号が変わっていた。放送は無かったと思うが(聞き逃したかも知れないが)、こういうことはインドネシアでは日常茶飯事。いちいち目くじらを立ててはいけない。
やがて手続きが始まり、順調に搭乗。この便もほぼ満席である。家族連れが多い感じ。スマラン~ジャカルタ便は、ガルーダ・インドネシア航空以外に、ライオン・エア、バティック・エア、スリウィジャヤ航空、シティリンクと、4つのLCCがしのぎを削っている。LCCの価格は1/3ぐらい(だいたい往復6千円ぐらい)。ガルーダは大健闘しているように思う。
ベルト着用サインランプが消えたらCAがバタバタとカートを動かし始め、皆に朝食を配給。フライト時間が1時間しかないので大層慌しい。箱を開けてみると、パンと揚げ春巻風スナック。パンの中身は、チョコレート。揚げ春巻の中身は、鶏とたけのこのようだった。これはまずまず、美味かったが、チョコレートパンと揚げ春巻きの組み合わせは如何なものか。

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今日の晩御飯は、3回目のポジョッで。今日も先客はローカル数名程度だが、我々日本人の仲間もローカルに溶け込んで食事中だった。作業着を着ていなければ、うっかり見過ごしそうだった。また女将の前に行っておかずを選ぶ。試しに牛肉料理も入れてみた。
しかし食べてみると、案の定と云うか、なかなかしぶとい肉で、スプーンで切れるはずもなく、齧り付いても呑み込まれるのを頑強に抵抗する。いくら噛んでも状態が変化しないので、適当なところで諦めて呑み込む。
会計をするとIDR25,000(≒200円)。今日はスープも付けなかったのに前回、前々回のIDR20,000よりも高い。やはり相対的に牛肉が高いということが良く判った。つまり、牛肉ひと切れだけで少なくともIDR10,000はするということだ。イスラムの国では、肉はチキンに専念した方が良いように思われる。
立ち上がって店を出ようとすると、目の前に立っていたオヤジ(ほぼ、おじいちゃん)がやおら高らかにホイッスルを吹き出した。まだ、渡りたいという意思表示をした訳でもないのに、向かいのホテルに帰る客だろうと判断したようだ。
このホイッスルオヤジは、我々が食べている最中から虎視眈々と狙っていたに相違ない。どのタイミングでホイッスルを鳴らし始めたらいいかまで計っていたのだろう。横断歩道があるところまで移動しようかという気持ちも少々あったが、こうなると断りようも無い(ここで断ったら、どういうことになるのだろう?)。ほぼ必然的に、大型トラックがびゅんびゅん走る中を、オヤジの後をついて横断する羽目になった。
首尾よく渡り終わった後は、偶々ポケットに入っていたIDR2,000札を渡す。おかげで渡り方を見習ったので、ちょっとだけコツが判ったような気がしたけど、ホイッスルオヤジに頼らず渡るほどの度胸はない。この店に来るときは、やはりポケットにIDR2,000札を忍ばせておくことは必要だ。

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今のところ、ビールは店で呑むしかない。バタンに小売している店(いわゆるヤミ店)があるらしいが、少なくともGoogle Mapなどには現れない。知っている人に口コミで聞くしかなく、まだその機会がない。
ということで、ビールを呑みたくなったらビールを出すレストランかカフェに行くことになる。そういう店は、どうやら判った範囲ではホテル・ホリゾン以外に3軒だけ。そして今宵は、そのうちの一つ、バンブー(BAMBOO)に行くことにした。ここにはビールが複数種類置いてあるので、ビール好きには申し分ない。4、5人で来るのであれば、3.1リットルサイズのサーバーごと注文するのがお徳。実際、近くのテーブルではジャワ系の若者4人組が、テーブルの上にデーンとサーバーを置いて景気良くやっていた。我々は、いつもの二人組。いつかサーバーから注いだビールを呑む日が来るかな。
とりあえずバリハイの大瓶(Balihai Bottle、IDR50,000≒400円)を注文。日本の大瓶が633ccに対して、こちらでは微妙に小さくて600ccの大きさ。それでもひとりで呑むぶんには、なかなか無くならない。同僚はビンタンビールのピルスナー小瓶(Pilsner Bottle、IDR52,000≒420円)を注文。
料理は、チキン(Chicken Malaka、IDR30,000≒240円)、ビーフ(Beef Steak、IDR35,000≒280円)、パスタ(Aglio Olio Tuna、IDR28,000≒220円)を注文。マラッカ風チキンとは意味不明だったが、なんのことは無い、チキン入りナシ・ゴレンにちょっとソース(これがマラッカ風なのか?)が掛かったもの。まあまあ。パスタは、激辛。久々、しびれた。インドネシア人はこれを、涼しい顔をして喰うのだろうか。クールダウンするために、ビンタン・ラドラー(IDR30,000≒240円)を注文したら、レモンが入ったビールだった。超、苦い。普通のビールの方がずっと美味い。失敗だった。

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4回目の「ハルラーメン」入店。今日も先客は、ローカルの4人連れ家族がひと組のみ。もちろんこの店にはちゃんとハラルマークがあるので、バリバリのイスラム教徒であっても、安心して日本料理もどきを喰うことができる。
もうこの店は、定点観測点になりつつある。ということで今日は気分を変えて、ねぎ塩ラーメンセットにチャレンジ。
同僚は、「今日はゴーヤチャンプルーはあるかな」と相変わらずしつこい。ところがメニューを見てから店員を呼ぶと、何もオーダーしないうちに女性店員は「ゴーヤチャンプルー、ノー」と云った。しつこい人間なので、さすがに覚えられたようだ。
ねぎ塩ラーメンセットは、ねぎ塩ラーメン(IDR25,000≒200円)に、餃子と飲み物のセット(IDR18,000≒144円)が付いたもの。餃子とビールのセットだったらよかったが、残念ながらここにはない。つい1ヶ月前までは「アイスティーで餃子なんか喰えるか」と思っていたが、慣れとは恐ろしいもので、餃子とビールの黄金の組み合わせを忘れつつある。
この店の餃子は初体験。味はまあまあだが、しょうがの利きがかなり強く、あまり日本風を感じない。やはりインドネシア風焼き餃子ってところか。
次にねぎ塩ラーメン。鶏肉チャーシューとゆで玉子のトッピングはいいとして、トマトのスライスは何となく笑える。次にスープ。鶏がらを使っているのかもしれないが、やっぱり、これもレモングラスを感じる、どうみてもインドネシア・ラーメンである。でも美味い。日本のインドネシア料理店でも、これがインドネシア・ラーメンです、とメニューに加えたらウケると思うが如何だろうか。

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今宵は「チン・ロン」で2人ディナー。ここへ来たからには、先ずビンタンビールを頼む。我々の注文を、一瞬たりとも聞き逃さないつもりの20代と思しき女性店員に、「ワン、ビンタン・ビア!」とちゃんと指を1本立ててオーダー。ところが、なぜか大瓶2本(60,000×2=IDR120,000≒960円)が出てくる。2人だから2本だと早合点したのだろうか。ま、どうせ呑んじゃうので2本でもいいけど。
その女性店員は、我々にメニューを渡した瞬間から、結局、注文を全て聞き終わるまで立ったままじっと待ち続けた。仕事熱心なのは大変結構だが、残念ながら英語が殆ど通じないので(なにせ「ワン」も通じたか怪しいので)、待たなくいい、考えさせてくれ、と云っても(当然だけど)ちっとも判ってくれない。「いいのよ」って感じで、ニコニコ顔で待ち続ける。無言のプレッシャーが掛かり続けるので、ろくに吟味もせず適当にオーダー。ビールを呑ませてくれる数少ない貴重な店なので、勿論、こんなことで見限ることは出来ない。
頼んだのは、"UDAN GORENG TEPUNG"(海老の唐揚げ、IDR81,000≒650円)、"IKAN DORI"(魚の蒸し物、IDR120,000≒960円)、"SAPI CAH SAYUR ASIN"(牛肉の炒め物、IDR83,500≒670円)、"KAILAN SAUS TIRAM"(カイランのオイスター炒め、IDR59,000≒470円)の4品。
海老はしっかり揚げてあるので、尻尾もパリバリイケる。ナニ海老だか判らないが、芝えびぐらいの大きさはある。だから、IDR81,000(≒650円)はまあそんなもの。魚の蒸し物は、"DORI"と云う名の白身魚。身は油がのっていて美味いのは美味いが、大きさからしてIDR120,000(≒960円)はちと高い感じか。牛肉とカイランは、コスパはまあまあ。
しめて、IDR463,500(≒3,700円)。値段的にはまあまあだが、ちょっと喰い過ぎた。やっぱり、ひとり当たり二皿勘定は量が多過ぎる。一般的に人数分プラス一皿と云われているが、それは二人の場合にも当てはまるようだ。
今日は広島原爆の日。遠くプカロンガンから鎮魂の黙祷を奉げた。

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2回目の「COFFEE AND BEYOND」。前回はエアコンが利いた店内のテーブルに着いたが、今日は屋根はあるが外とつながったスペースのテーブルにしてみた。特段、暑くはない。同僚はスモーカーなので、ここだったら吸えるという訳。奥のテーブルには、若者たちが楽しげに語らい中。
前回来て、メニューを見たときには、ここはウェスタンスタイルの店だからローカルの料理がないなと思っていたが、今日はそれらしき料理が二つあった。メニューにあったのは、"Tuna Lombok Idjo Pasta"が値段はIDR35,000(≒280円)。もうひとつが"Arsik Dori Tapanuli"でこれもIDR35,000。この店は、だいたいがIDR45,000(≒360円)前後するので、この二つは安め。ローカル料理なので、価格を安くしているのではないかと推測する。ちなみに、ここのメニューの価格表示は、千単位で省略。IDR35,000だったら、単に"35"と書かれているだけである(たいていの店はそんな感じ)。
気になったのは前者の料理。英語の説明書きには、"Pasta with tuna chunk, cooked in our signature fragment lombok idjo paste"とある。なんだか判ったような判らないような説明だが、地元風のパスタのようだから、とりあえず頼んでみた。飲みものはアイスコーヒー(IDR21,000≒170円)。
"lombok"はロンボク島のことだろうが、"idjo"が良く判らない。"Lombok Idjo"でググってみると、このジャワ島にあるレストランチェーンの名前しか出てこない。とにかくこの店自家製の"lombok idjo paste"で和えたツナのパスタが出てくる、としか判らない。
はたして出てきたのは、ツナにジェノベーゼソースを使ったパスタのように見える。喰ってみると、少なくともバジリコではない。なにかハーブのペーストのようだが、一緒に入っているレモングラスの香りが強いので良く判らない。トウガラシの辛味は無い。"Lombok Idjo Paste"、結構イケる。何処かでこのペースト、売っていないかな。

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今日の夕食はまた、「ポジョッ」(Pojok)にした。なんだか判らない野菜の煮物と、鶏肉が混ざった煮物、それに煮玉子をトッピングした経済飯に、豆腐入り野菜スープとアイスティー付きでIDR20,000(≒160円)。日本でこのような食べ方がない理由は良く判らないが、ひと皿で合理的だと思う。日本では味が混ざるのを嫌ってしまうのかも知れない。こちらでは、煮物の汁はご飯に掛けるものだ、という思想が感じられる。たしかに、それだけでご飯が喰える感じだ。
スープはさっぱり系だが、鶏がらではない。魚かも知れないが、臭みは全く無いので自信はない。もしかすると野菜がダシかも知れない。結構美味いけど、コショウがきつ過ぎる感じ。
食べ終わった後は前回のように、目の前の通りを強行横断せず(その顛末はこちらをご覧あれ)、プカロンガン駅に寄ってみることにした。駅は思ったよりもきれいだ。列車の発着がない時間帯だったせいか、駅構内はほとんど人がない。しかし、改札脇にはガードマンのような厳しい顔をした男が椅子に座っていて、周りに目を光らせている。切符も無く改札口を通ろうとする不届きな輩は何が何でも許さない、という気迫満々である。写真を撮っただけでも文句を云われそうな雰囲気だったが、黙っていてくれた。
日本の駅の時刻表は、たいてい発車時刻しか書いていないが、ここには発車時刻表と共に、出発時刻表もある。まるで空港のようだ。それだけ、発車時刻と出発時刻に差があるということか。
発車時刻を眺めていると、昼間でもだいたい30分おきには列車がある。ここは、ジャカルタからスラバヤに到る云わばジャワ島の大動脈、日本だったら東海道本線のような路線なので、そのくらいは当然かも知れない。
駅構内見学の後は、ちょっと離れたところにある信号まで移動し、めでたく横断歩道で通りの反対側へまで渡ることができた。

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またまた、今宵も同僚のご要望に従い「ハルラーメン」訪問。同僚は毎度、メニューに載っているゴーヤチャンプルー(IDR???)を頼むのだがその度に、切らしていて無い、と女の子店員に云われている。今日も、「ゴーヤチャンプルー」と声に出した瞬間、「ない」とぴしゃり女性店員が回答。どうしてもゴーヤチャンプルーを食べたいのではなく、女性店員との会話を楽しんでいるだけのように見える。だいいち、インドネシアの田舎町くんだりまで来て、わざわざゴーヤチャンプルーを食べたがるのは、如何なものか。
小生は、必ずしもローカル食に拘るのではなく、「日本に無い食べ物」を喰うことに開眼したので、なんちゃって日本料理屋に入っても、もはやモチベーションが下がることはない。日本に無いメニューであれば勿論、メニューは同じだが日本とは違う味であっても、どんとこい。
ということで、改めてメニューを拝見。今日もやっぱりどんぶりものを攻めてみるか。ざっと眺めると、当然かも知れないが、ほぼチキン。これをどうするかだけの問題だが、意外にバリエーションが豊富。前回食べたのは、チキンカツ丼(メニューでは、”CHICKEN KATSU TAMAGO”)。
それと似たようなモノで、"KARAAGE TAMAGO"というどんぶりがある。味が想像できる感じだが、ものは試し、頼んでみた(IDR38,000≒304円)。出て来たモノは、確かに「唐揚げ&玉子」。「鶏唐揚げの玉子とじ」ではなく、「鶏唐揚げのスクランブルエッグ添え」という方がより正確である。別々に作って、ご飯の上に一緒に乗せました、という感じ。
スクランブルエッグにもしっかり塩味が利いている。鶏唐揚げは、ベーキングパウダーかなにか使っている感じで、ふわっとしている。どちらも味はまずまず美味いが、やはり日本には有りそうで無い喰い物である。しかし、日本に無い理由は何だろうか。あっても不思議は無さそうだが。

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今宵はオヤジ3人で夕食。行った店は、通勤途中のバタン郡にある「ホテル・スンダン・サリ」(Hotel Sendang Sari)内のインドネシアスタイルの中華レストラン。バタンにある店なので、ここにもビールがある。明るいときには普通のホテルに見えるが、夜は煌びやかな電飾が超派手で、如何にもインドネシア風。日本だったら、絶対、シティホテルには見えない。逆に客足が遠退きそうである。
なりが大きいホテルだが、中に客は見当たらず、文字通り閑散としている。フロントに従業員が2人いたが、ずいぶん暇そうである。でも、ハーイって感じで明るく挨拶してくる。レストランはフロントに向かって左手、入口を入ると、エアコンが効いたエリアと、奥のプールサイドエリア(屋根が付いているので一応屋内)を含めると、随分広いレストランである。
先客は一組だけ、奥にウェイター1人、ウェイトレス2人がいる。そのウェイターの方がメニューを携えてやってくるが、他のウェイトレス2人は椅子に座ってぐーたらしたまま。日本国内の店だったら、少なくとも客が見えるところでは寛いだ格好をしないだろうが、こちらはへっちゃらである。日本人は神経質過ぎるのか、と我が身を顧みる機会にはなる。
先ずはビールをいただく。出て来たのはビンタンビールの大瓶。お疲れさん、と乾杯したら、次に料理メニューを眺める。どれも中国料理らしいのは判るが、メニューに漢字の記載は無くインドネシア語オンリー、写真がないと料理をイメージしにくい。それでも適当に頼んでみたのは、ビーフンのシーフード炒め、牛肉の炒めもの、魚の素揚げ甘酢あんかけ、空芯菜と鶏肉炒め。頼んでから出てくるまでが時間がかかるが、何故か一辺に出てくる。どれも福建料理系だろうが、福建料理にしては塩分は抑え目で、上品な味付けである。この店もご多聞に洩れず、料理メニューは極めて豊富なので、これから当分通えそうである。

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やっぱり日本風な食事が恋しい同僚は、今日の夕食も「ハルラーメン」に行きたいとのたまうので、(渋々)同行。この店は、暖簾を潜っただけのほぼ外のテーブル(ここは喫煙もOK)と、引き戸を開けて入った先のテーブル席、一番奥に小上がり席とがある。
しかし、店内はエアコンを掛けていないので、外(喫煙席)と気温は同じ。引き戸を閉める必要も無いのでほぼ半開状態、而して店内は蚊が自由気ままに飛び交っている。まとわりついて鬱陶しいものの、実際に刺されることは意外に少ない。従って、気にさえしなければ実害は無いように思われる。とは云え、やっぱり気になる。
女子高校生のような店員がやってきてメニューを置いていく。彼女に、無料WI-FIのパスワードを教えてもらう。何度か訊いたが、インドネシア語の数字(0:コソン、1:サトゥ、等々)にまだ疎いので、直接キーを叩いてもらうことにする。スマホを両手で持つと、両方の親指でちゃちゃっと入力する。小生には、出来そうで出来ない芸当。親指の細さがものをいう感じか。
メニューをしばし睨み、日本のカレーは特にいらない、日本のうどんも特にいらない、寿司も特にいらない、と消去法で探すと、残りはどんぶりもの。どんぶりだって特にいらないが、日本に無いどんぶりにしてみようと思い立ち、チキンカツ丼(IDR35,000≒280円)を注文する。飲みものはやっぱりアイスティー(IDR10,000≒80円)。
程なく現れたチキンカツ丼は、パッと見はほぼカツ丼。たまねぎ以外ににんじんが入っていて、意外に日本には無いスタイル。味もチキンであることを除けばカツ丼的でそこそこ美味い。惜しむらくは、ご飯が日本のものとは大きく違う。米の種類だけでなく、炊き方にも問題があるのかも知れないが、とにかくご飯は立っていない。ちょっと残念。

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基本的に食事は、何が苦手ということは特にないので、ローカルフードだってウェルカムである。なんちゃって日本料理店や、萎びたフレンチフライを出す店に行くくらいならば、何ら味覚的に問題無ければ(勿論、あえて不味い料理は喰いたくない)、安価なローカルフード店に行きたいところ(でも同僚達はそうではないらしい)。
ホテルの目の前に「ポジョッ(Pojok)」という名のローカルフード店があることは聞いていたが、なかなか同僚は行ってもいいとは云い出さず、今回漸く入ることになった。曰く、せいぜい週1回ぐらいにして欲しいそうである。この手の店は、器をどうやって洗っているのか、とか、食材をどう調理しているのか、などを気にし出すとなかなか食欲が沸かないのは確かだ。人間、余計な考えはしない方がいい。
プカロンガン駅のすぐ脇なので、日本的に云えば駅前食堂というところだろうか。この手の店は、マレーシアでもさんざ入ったことがある。いわゆる経済飯スタイル。皿の真ん中にご飯を盛り、その後は自分か、店の人に云って、好みのおかずを乗せていく。料理の種類によって若干値段が違うようだが、だいたい3種類ぐらいのおかずを乗せると、IDR15,000~25,000(≒120~200円)ぐらいになる。牛肉料理をチョイスすると高いようである。
この店は、おかずも店の人が乗せるやり方。30代ぐらいの店の女性(この店の女将か?)は、殆ど英語は通じないが、「ビーフ」か「チキン」か「エッグ」ぐらいは判ってくれる。もっともこっちも「ビーフ」が「サピ」で、「チキン」が「アヤム」ぐらいは判るので、女将(?)の英語力で助かったのは「エッグ」だけである。「ヴェジタブル」と云っても怪訝な顔をされたが、見た目で野菜料理か否かは判別できるので、こちらとしては指を指せばこと足りる。選り好みさえしなければ何ら、不都合は生じない。
支払いは、食後。インドネシア語で金額を云っても我々には通じないだろうと判っていてくれて、紙に数字を書いて教えてくれる。おかず単位での価格は不明なので、明朗会計ではない(インドネシア語を解してからでないと、訊き出すのは無理と思う)。でも、おかず3品で、スープとティーが付いてIDR20,000(≒160円)なのだから、全く文句は無い。味付けはあっさりしていて、日本のインドネシア料理店のイメージとはだいぶ違う。

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仕事帰りに、バタン郡にある「BAMBOO」という名前の店で夕食をとることにした。ここはレストランではなくカフェ。それもウェスタンスタイルなので、この界隈でビールが呑める数少ない店の一つとなっている。
1階がスマホ・ショップ。2階が「BAMBOO」となっていて外階段を上がる。外観はまだしも、店に入るとここはかつて倉庫だったことが明らか。倉庫を改造してカフェにするというのは、欧米や日本でも時々見かけるスタイルだが、イスラムの国にもそのトレンドが定着しているとは思わなかった。
かなり広い倉庫だったようなので、テーブルと椅子はずいぶん疎らに置かれている感じ、隣のテーブルと非常に離れている。何はともあれ、ビールをいただこう。何も銘柄を云わずに「ビール」といえば「ビンタン」、しかも大瓶になるらしい。この頃ビールを呑む頻度が減ってきたせいか、レギュラーサイズの缶ビールぐらいが丁度いい感じ。大瓶だとやや呑み応えを感じる。
料理は、フィッシュアンドチップス、マッシュルームのから揚げ、ミックスピザを2人でシェア。フィッシュアンドチップスは、フライドポテトが随分、貧相である。やはり常夏の国では、ジャガイモは高価なのだろうか。それとも、マクドナルドとかのフライドポテトを見たことがないのだろうか。
マッシュルームのから揚げは、椎茸のから揚げだった。日本では、椎茸の天ぷらはあるが、から揚げは有りそうで無い。思った以上にイケる。何故、日本では見掛けないのだろう。ピザはまあ普通。しめてIDR209,000。これでひとりあたま約1,000円なのだから、安いといえば安い。日本人にとっては、ちょっとビールが呑みたくなったらやって来たくなる、沙漠のオアシス的店かも知れない。

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「ホテル ホリゾン」で喰う、最初で独りだけの夕食。ダイニングルームにはいつも見かける、お腹が出た欧米系中高年が独りだけ。従業員の方がずっと多い。寂しいけれども、おかげで静かで良い。ローカルの家族とかが来ると、たったひと家族でも随分と賑やかになるのだ(子供は走り回るし)。いっそプールサイドの席にでも座ろうかと思ったけれど、やっぱりちょっと暑いし、それに蚊の攻撃も少々気になる。
蚊は室内でも時々攻撃を受ける。マラリヤなどの感染が気になるけれど、正直のところ蚊に刺されたらマラリヤになるとしたら、もうとっくになっているぐらい、蚊には刺されまくっている。しかし、日本でヒトスジシマカなどに刺された場合のようにあまり腫れることがないし、而してあまり痒くならない感じなので、それほどの脅威でもない。でもやっぱり鬱陶しいので、やっぱり室内がいい。
ウェイトレスを呼んだら、まずビールを注文。といっても選択の余地はなく、ビンタン・ビールのレギュラーサイズ缶(IDR70,000≒560円税別、サービス料別、以下同様)しか置いていない(しつこく訊いた訳ではないので、本当かどうかは不明)。料理はたいていIDR40,000~60,000(≒320円~480円)ぐらいなので、マレーシアと同様、アルコールはずいぶん高い。考えると馬鹿馬鹿しいのでいっそのこと、プカロンガン滞在中は禁酒でもするか、という気持ちにもちょびっとだけ傾く。
ビールには、豆のつまみが付いてくる。でんろく豆風だが、こちらの方は甘くないので、ビールに合う。なかなか美味い。料理は、NASI GORENG BUNTUT(IDR70,000≒560円)を注文してみた。これは、いわゆる焼飯にえびせんとサテー(インドネシア風焼鳥)が付いてくるセット料理。サテーのピーナッツソースはやっぱりちょっと甘いが、マレーシアのサテー程ではない気がする。少なくともビールのアテにはなる。ビールを頼むときには、この料理はなかなか良い。

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プカロンガン滞在4日目の夕食。先達者からの情報を元に、今夜はウェスタンスタイルの店に入ってみることになった。建物の壁に「COFFEE AND BEYOND」と描かれている。かなりしゃれた建物なので、リゾート地か何処かにありそうな感じ、ちょっとプカロンガンの街中には相応しくいない(失礼!)。
扉を開ければ、天井がずいぶん高い。外観そのままの高さ。倉庫のような造り。店内はほぼ、地元の若者が客だ。しかも、女性が多い。ジャワ人の年齢が良く判らないけれど、恐らくは皆、ティーンエイジャーのようである。女子高生や女子大生が学校の帰りにちょっと寄る、そんな店に日本人のオヤジ2名で入ってみた。
この店も、ウェスタンスタイルながらビールは置いていない。やはりプカロンガンはイスラムに厳格な街のようである。その代わりにということも無いが、この店はプカロンガンで、ちゃんとしたバリスタがいる唯一の店、らしい。
メニューを見ると、やはりインドネシア料理は殆ど見当たらない。あるのはナシゴレンのようなもの(ピラフのつもりかも知れない)ぐらいか。パスタやグラタンなどがある。もう時間もだいぶ遅いので(8時半過ぎ)、炭水化物はいらない感じ。どれにしようかとちょっと考え、チキンソテー(IDR45,000(≒360円)だったような・・・)にしてみた。飲みものは、コーヒーではなくアイスティー(IDR20,000≒160円)にした。この店は、ちゃんとガムシロップは別に付いてくる。それだけでも、インドネシアらしくないと感じてしまう。
アイスティーは程なく出てきたが、料理はなかなか出てこない。アイスティーが半分以上無くなった頃、漸く登場。ブラウンソースとホワイトソースを使い、まるでスイーツのようにデコレーションしてある。店もおしゃれだが、料理もおしゃれ。味はほぼ見た目通りに美味い。プカロンガンにいることを、一瞬だけ忘れさせてしまう一品だった。

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プカロンガン外食2軒目は、「ハル・ラーメン」という店。名前は「ラーメン」でも、いちおう日本料理店である。オーナーの奥さんが日本人らしい。実はこの店、仕出弁当もやっていて、昼食は職場でその弁当を喰っている。従って、今日は昼と夜、この店にお世話になることになる。
店はちょっと和の雰囲気を出すために、店内に日本の扇や歌舞伎の隈取りなどが飾られている。それと同じく、壁にどらえもんも描かれていて、我々日本人にはかなりインドネシア的ステレオタイプを感じる。日本料理店なのに、ビールは置いていない。残念。
そもそも、プカロンガンの市長はイスラムの教えに厳格な方らしく、酒の販売はきわめて限定的なのだそうだ。もちろん、小売店やスーパー、コンビニ等の店頭での販売はできず、飲食店でも基本的に置いていない。あるのは、せいぜいホテルのレストランぐらいとのこと。昨日入った「チン・ロン」は街外れだから、特別にお目溢しされているのかも知れない。ホテルにしろ「チン・ロン」にしろ、メニューにビールの記載はない。
ということで「ハル・ラーメン」は、よゐこはごはんを食べたらさっさと帰って寝ませう的なところである。メニューをざっと眺めた限り、ラーメン類、丼もの、寿司類、うどん、カレー等、それなりに日本食らしきものが並んでいる。ちょっとだけ悩んで、塩チャーシュー(IDR25,000≒200円)を注文、飲みものはアイスティー(IDR10,000≒80円)。
出てきたどんぶりはパッと見はそれらしいが、喰ってみると日本の塩ラーメンとは似ても似つかぬもの。麺はまあまあだが、スープがぜんぜん違う。コショウが利いているのはいいとして、なにやらハーブがたっぷり。聞いたことのないインドネシアのハーブも入っているかも知れないが、一番利いているはたぶんレモングラス。その時点で日本のラーメンではない。チャーシューは当然だが豚ではなく、鶏。
なんちゃって日本料理店ではありがちだが、これは日本のラーメンとしてではなく、プカロンガン風ラーメンとして堂々と売ればいいと思う。決して不味いわけではない。むしろ美味いので、日本でも珍しがられるかも知れぬ。
何れにせよ、少なくともインドネシア人の客相手に、これがジャパニーズラーメンだと云う(騙す)のはやめた方がよろしい。ちなみに同行者が注文したビーフカレーに野菜をトッピングしたもの(IDR30,000)は、普通にスパイシーなインド風カレーだった。鶏シューマイ(IDR???)は一度は食べる価値がある、かも知れない。

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プカロンガンは中部ジャワ州にあり、人口は約29万人(Wikipediaによる)と、意外に大きな都市である。人口密度を調べてみると、東京で云えば町田市と日野市の間ぐらい。周りは水田が広がっているので、都市部はかなり家が密集している印象である。
そんな街のほぼ中心、プカロンガン駅前にあるホテル ホリゾン(Hotel Horizon)が我々の滞在拠点。いちおう、4つ星ホテルらしいがちょっと盛り過ぎな感じ。1泊朝食付きで、洗濯代(5着まで)も含め日本円で4,000円くらい。客室はツインルームなのでまずまずの広さがあるが、衣装箪笥とかクロゼットは無く(ハンガーが4つあるだけ)、長期宿泊には不向きなつくりと感じる。
それに、金庫も無い。そもそもホテルに長期宿泊した経験が無いので、ちょっと調子が狂う。金めのものは基本、持ち歩くにしろ、スーツケースを開けっ放しにしておくのは気持ちが悪いので、毎朝スーツケースの鍵を掛けて出かけるのが少々煩わしい。小生の部屋は6階。辺りにこのくらいの高さのビルは少ないので眺めは良いはずだが、目の前にも丁度同じ高さのホテルがあり、視界は遮られている。
1階のダイニングルームの奥の庭には小さなプールがある。今のところ、誰か泳いでいる人を見たことが無い。たぶん、日本人もインドネシア人も使うことは無いと思うので、欧米人が泊まったときに可能性があるかも知れない。
毎朝、そんなプールを眺めながら朝飯を喰う。ビュッフェ形式で、パンやサラダなど欧米風の料理も若干あるが、基本はインドネシア料理。皿の真ん中にご飯(Nasi)を盛り、その周りにおかずを載せていくスタイルは、マレーシアと同じ。マレーシアではこれを中国語で「経済飯」と呼んでいたが、こちらではどう云うのか判らない。
味付けはどれも悪くない。辛い料理もあるが、全てではない。飲み物も、シュガー抜きと云えば、ちゃんと甘くない紅茶が出てくる。ビールも置いてある(ちゃんと云わないと、室温のビールが出てくる)。料理は比較的、野菜が多いイメージ。これから暫くは、運動はせず、喰って寝て、エアコンがガンガン効いた部屋で仕事をするだけの毎日なので、炭水化物控えめ、野菜は多目を心掛けたい。

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