山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2018年09月

「エリソン・ダン・ジュール」のガーデン・カフェでいつになく優雅な時間を過ごした後は、そろそろひと風呂浴びる時間。今日は久しぶりにずいぶん汗をかかされた。タクシーで向かった先は、一昨年の冬にやって来て以来の「天空の湯」(そのときのレポはこちら)である。
もうかれこれ、両手に足りなくなるくらいここには来ているので、到着したら靴をロッカーに入れて、フロントで610円を払い、(係員に云われる前に)「荷物を預かって下さい」と云って、速やかに着替えのバックを取り出したあとのリュックサックを渡し、引き換え札を受け取り、2階へ上がるまでの一連の動作に、我ながら一切無駄が無い。
脱衣所も風呂場もそこそこ混んでいるが、順番待ちするほどではない。目当ての露天風呂も結構賑わっている。ここが初めてらしい中年の男性に「富士山は何処ですか?」と無邪気に訊かれるが、残念ながら見える方向には無いですよ、と答える。実際のところ、露天風呂がもっと南を向いていたとしても、ここからは富士山は見えないと思われる(とは答えなかった)。たとえ富士山が見えなくても、ここの露天風呂は甲府盆地を見下ろす感じが気持ち良い。それでもう十分である。
風呂から上がってさっぱりしたら、引き換え札を係員に渡してリュックサックを受け取り、いつものように「展望ラウンジ」に行って先ず券売機でビール券を購入、カウンター内の女性店員に券を渡したらリュックサックを目当てのテーブルにデポし、カウンターに戻れば生ビールを受け取り、テーブルに付くと同時に写真を撮ったらさっそくグビっとやる。ビールが入ったら、何もしたくなくなる。
三々五々、皆、風呂から上がってくるが、グッチー師匠だけはなかなか現れないので些か気を揉んだが、ビールをほぼ呑み終るころに漸く現れた。結局、1時間余りも風呂に入っていたことになる。カラスの行水的小生とは大違いである。

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山行の前日(6月29日)、突然、梅雨が明けた。まさか6月に明けるとは思わなかった。予め判っていたら、もっと高い山を計画したかも知れない。今回は「エリソン・ダン・ジュール」でガーデンカフェを楽しむのが目的。それ故、嵯峨塩館前から「エリソン・ダン・ジュール」まで、日川右岸尾根を横断しようという趣向。
幸い、雨は降りそうにない(雨だとガーデンカフェは閉店になってしまう)。最高点でも1,500mに満たないので暑くなりそうだ。熱中症にならないよう、ゆったり歩く。嵯峨塩館前BSから日川右岸尾根の上までは、ずうっと樹林帯の中、気持ちが良い登り。しかし尾根の上には林道が走っていて、日向はジリジリ暑い。境沢ノ頭も山頂は伐採されているので、逃げ場所なし、立ち止まらずにさっさと下る。深沢峠まで途中、やはり炎天下。直ぐに急斜面を登って尾根へ逃げ込む。宮宕山は木々に覆われていてほっとする。
宮宕山北西尾根(仮称)は思いの外ワイルドで、踏み跡もあるような、ないような。途中、深沢峠から通ずる林道に行く手を阻まれ、法面をずり落ちることを強いられる。云わば、ここが核心部。あとは急斜面を慎重に下れば「エリソン・ダン・ジュール」は近い。下りでも随分汗をかいた。憚りながら、宮宕山から下りたその足で、この店にやって来た客は我々以前にいただろうか。
山羊が4頭もいた。草刈が目的か、それとも山羊チーズか。先客はダイニングルームに一組だけ。我々はガーデンカフェを占領。ここは木々に囲まれていて、それほど暑くないので助かる。生ビール(ザ・プレミアム・モルツ、480円)で乾杯。アルコールを呑めないくまちゃん、のんちゃんはノンアルコールビール。つまみにはシェフの気まぐれプレート(大)3~4人分(2,500円)を注文。
ビールのあとはグラスワイン白(シャトー・ルミエール、シュール・リー、480円)をいただく。その後、なんとグッチー師匠自家製のワインも試飲させていただいた。優雅な時間。山から下りてきたことを忘れてしまう。木洩れ日に包まれたガーデンでのひと時を堪能したあとは、シェフに見送られながらタクシーに乗り込んだ。次回はちゃんとランチかディナーのコースを賞味してみたい。(山の記録はこちら)

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行きつけではないが、偶には行ってみたくなるという店は、様々なところにあるが、家の近所にある「誠家」もそんな店のひとつである。ちょっとこの頃行っていないなと気が付き、調べればもう1年ぶり(前回はこちら)。こんな頻度では到底常連にはなれないだろうが、そもそもいろんな店に行ってみたいこともあり、常連になるとかえってしがらみができるで、他の店に行き辛くなるとも云える。なんとなく顔を覚えて貰っているぐらいで、丁度いいのかも知れない。
前回も海外出張の合間に慌しくやってきたのだが、今回もまたぞろ海外出張に行くことになりそうだったので、ならば今のうちに日本酒を呑んでおこう、というつもりでカミさんと行ってみた。この店は居酒屋なのだが、どちらかと云えば酒よりも料理にやや重心が偏った感じで、その料理も和風が主体だが、必ずしも和だけにこだわっている訳でもない、そんな居酒屋である。
暖簾を潜ると、先客は男独り客と、女子2人組のみ。我々の後から男2人組やってきた。だいたいいつもこんな感じ。ご主人と、カウンター内に女性店員2人。いつのまにか小上がりは、テーブル席となっていた。こっちの方がいいかも知れぬ。
いつものように、まずは生ビールで渇きを癒す。さて今日は何を喰おうかと、メニューを眺める。ここはその日のお勧めメニューがホワイトボードに書かれて示される。サラダは頼むとして、美味そうなアジの刺身、銀だら西京焼き、ごぼうから揚げを注文。
アジはとても油が乗っていて美味。銀だらも大ぶりでぷりぷりである。そうなるともう日本酒にするしかない。今日は何があるのか、ご店主に聞くとするか。

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誠家のHP: こちら

小太郎山の帰り道、今日は日曜日だけど、ちょっとだけ寄っていこうか、3人で立川駅下車。日曜日で入れる呑み屋は少ないが、あまりふらふら歩き回りたくないので、最も手近な「玉河」を覗いてみる。頼むから、空いていてくれっ!と祈って入ってみると、意外や意外、客は半分ぐらいしかいなかった。日曜日の夕方って、こんなもんだったっけ?
いつも一杯な小上がりだって空いていた。こんな機会はめったにないと思うので、上がってみたい気もしたが、上がると腰を落ち着けてしまう。ちょっとだけのつもりなので、心を鬼にして泣く泣く諦めた。ほぼ3年ぶりの入店(前回はこちら)。やっぱり前回も日曜日で、白駒池キャンプ場でテント泊した翌日だった。気が付かないうちに「玉河」は、中央線を使った遠征(?)の打ち上げに相応しい店として定着しつつあるようだ。
またまた喉が渇いたので、瓶ビール(560円税込、以下同様)で乾杯。その後は、デュワーズハイボール(390円)を呑む。どうしても暑くなると炭酸系になる。
料理は、もろキュー(400円)とキクラゲの卵炒め(490円)にした。特に、この店のキクラゲの卵炒めは美味いと思う。他にも色々試したい料理はあるが今日は残念ながらここまで。「玉河」はこの頃、だいたいいつもこんな感じ。
偶には予約して、小上がりで徹底的に飲んで喰って見たい気もする。予約しないとなると、ここは午前11時開店のはずだから、まともな山の帰りにはちと難しい。朝、登山口まで行ってみたが、突然の土砂降りでどうにもならず、敗退して立川に帰ってきたらまだ午前11時、という場合がもしあったならば、迷わず「玉河」を目指してみよう。

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甲府の「小作」で腹がパンパンになった後は、16時10分発の「特急かいじ118号」で帰る。実は今日は、豪華なグリーン車に乗車なのだ。偶々、グリーン利用券が4人分余っていたので皆さんに提供した次第。グリーン車はやけに短いなと思ったら、そもそも、「かいじ」にはグリーン席は1車両のほぼ半分だけしかないのだった。
グリーン車に乗り込んだのは、我々以外ひと組だけ。こんな空の空間を運んでいるだけでは全く勿体無い。その分がさらにグリーン席の価格に転嫁されるのも如何なものか。何故乗客は、JRの特急グリーン席に座りたいと思わないのか、それは素直に考えると金額に見合うホスピタリティが足りない、ということに尽きる。どうすれば客が満足するか、JRはもっと考えるべきではなかろうかと感じる。普通席との違いをもうちょっと明確にすべきだ(もちろん、普通席のグレードを下げるという意味では無い)。シートの座り心地が多少良いぐらいでは駄目だろうと思う。
実際、座り心地は多少ましかどうかという程度。誰もいない空間を利用していることに、些かリッチさを感じない訳でもないが、混んできたらその価値が失われるというのもおかしな話である。せめて、キャビンアテンダントでも、おしぼりを持って現れないかと思っていたが無理だった。
ともあれ、我々はカードのポイントでゲットしたグリーン席なので、あまりエラそうなことは云えない。誰もいない空間だけでもせいぜい楽しませていただこう。駅のキオスクで買った「笹一」のカップ酒「武田二十四将」をパッコーンと開け、中央線沿線の山々を眺めながら、ちびちび呑む。あー、ささやかな幸せ。

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「喜久乃湯」でさっぱしした後、とぼとぼと甲府駅方面に向かう。今日はじりじり暑い。また汗が出てきそうだ。早いところ、何処かに入らなくてはならない。候補はいくつかあったが、最寄で久しく来ていなかった「小作」に入ることにした。ここは、中休みが無いところが気に入っている。
老舗ほうとう店として有名な「小作」の、甲府駅北口にある店舗。調べてみると2005年9月以来、なんともう13年ぶりだ。まったく月日が経つのは早い。この時は偶々、我々の山の会第100回記念山行で北沢峠にテント泊し、甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳に登った帰りだった(その記録はこちら)。
靴を脱いで上がる仕組み。店内は半分程度の客の入り。雰囲気は、以前来た時とちっとも変わっていない。我々は大きな囲炉裏テーブルに通される。先ずは、湯上り生ビール(600円税込、以下同様)で乾杯。この店は、メインのほうとう以外にも、様々な一品料理があるのでうれしい。
おや、かえる唐揚げ(530円)なんてある。前には無かった。別に女子連が嫌な顔をしないので頼んでみるか。とりもつ(550円)も、13年前は未だ甲府名物になっていなかったので無かったはず。これもいってみよう。他に、シーザーサラダ(600円)、冷奴(320円)、下足唐揚げ(420円)、揚げナス(400円)、焼き豚皿(530円)、パリパリチーズ揚げ(420円)もいってみた。
かえるはマレーシアでも何回か喰っているが、その時と同様にさっぱりした味。まさに鳥のささ身だ。ビールのあとは日本酒。やはり地酒にしようと、先ず七賢天鵞絨の味(620円)を味わう。その後は、酒の勢いが出たので、七賢生酒(800円)、谷桜生酒(800円)もじゃんじゃん注文。
締めはやっぱり、ほうとう。5人いるのだから2つ頼もうと、豚肉ほうとう(1,400円)と鴨肉ほうとう(1,600円)にした。味はまったく文句無いのだが、ボリュームが凄すぎて喰い切れず。次回も5人だったら、頼むのは1つにするしかなさそうだ。

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ビールですっかりいい気持ちになった後、広河原山荘からふらふらとバス停へ向かうと、「野呂川広河原インフォメーションセンター」(こんな立派な建物、前回に来たときは無かった)の前で数人のおじさん集団に出くわす。明らかに登山者ではなく、何れも乗り合いタクシーの運転手のようである。
バスはさっき出たばっかり、次は2時間後だよと云われるので、うぇ、じゃあタクシーしかないじゃん、と呟き、甲府までいくら?と問えば、間髪を入れず「ひとり2,800円」との答えが返ってくる。バスでも2,050円かかるから、2時間弱待つくらいだったらまあよかろうと即断即決、契約成立。但し、甲府駅でなく何処か銭湯まで連れて行ってもらうこととした。
そのタクシー運転手がお勧めだったのが「喜久乃湯」だった。銭湯だが、お湯は温泉である。甲府には何故か、温泉銭湯が4軒もある。太宰治が近所に住んでいたことがあり(といっても、甲府で大人しくしていたのは数ヶ月だったようだ)、ここの銭湯に通っていたそうな。太宰は、我々の行く先々で待ち構えるように足跡を残している。
外観は鉄筋コンクリート造り風のやや味気ない姿。創業は昭和元年(1926年)とのことなので、建て替えているようだ。中へ入れば、いつもの銭湯らしい昭和レトロな雰囲気。番台で400円を支払って(石鹸も買って)、脱衣所へ。先客はいかにも常連さんが数人。
ここの湯船は銭湯らしからぬ形。風呂場のど真ん中にひょうたん型に切ってある。数人入っても全然問題ない大きさである。こちらはちょうどいい湯加減。奥にあった湯船は源泉のまま、27℃とのこと。ちょっとだけ浸かってすぐ出た。

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白根御池山荘に泊まった翌朝は、4時過ぎに出発して稜線までは上がったものの、体調が優れない者がいたので小太郎山はさっさと諦め、下山に掛かる。ちょびっとだけ稜線の風を感じ、ガス渦巻く中に地蔵ヶ岳のオベリスクと、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳もちらりと見え、多くの高山植物にも会えたのでまあ良し。
3,000mの稜線に上がるのに、1泊2日の弾丸ツアーは少々きつかったのかも知れない。鳳凰三山を眺めつつ、野鳥の囀りに耳を澄ませながら草すべりを下れば、いつのまにか再び白根御池山荘。もちろんビールが気になるところだが、ここで呑んでしまうとまた、もう1泊しなくてはならず(それも魅力的だけど)、ぐっと我慢して、デポした荷物を回収し、広河原を目指してさらに下る。
いくら標高が高いとはいえ、下るに従い段々暑くなる。暑くなるともうビール以外のことが考えられない。もどかしい時間が続く。やがて植生も変わればいつしか広河原の森の中。目の前に広河原山荘が現れた。その脇には自動販売機。ジュースだけでなく、ビールも並んでいる。ありがたや、ありがたや。さっそく頂こう。グビっと呷ればもう山登りは打ち留め。エゾハルゼミの大合唱が我々の無事帰還を祝福してくれる。
この小屋は昔からいつも登山道から横目に眺めるだけだった。この小屋が新築になった頃にも、只通り過ぎたことがあった。もう30年ぐらい前の話か。いつの間にかその小屋もだいぶ貫禄が付いてきた。声をかけたことは無いけれど、昔から顔だけは知っていたご近所さんみたいなものか。今回、漸く挨拶を交わすことができた。
調べてみると、近々、広河原山荘は野呂川の左岸へ移転し建て替えるらしい。3階建てにして風呂も作り、登山客だけでなく一般の観光客も泊まれる施設にするそうな。もう山小屋じゃあ無くなるわけだ。完成は2021年とのこと。山小屋の広河原山荘があるうちに、小太郎山をリベンジできるか。

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随分以前から、小太郎山が気になっていた。個人的には、その隣にある北岳にはもう食指は動かないが、小太郎山だったら行ってみたい。しかし、なかなか機会が無くずるずると時が経ってしまった。漸くやってきたチャンスだが、今回のプランは1泊2日の弾丸山行。果たして首尾良くいくか。
広河原から白根御池小屋までは、ずいぶん久しぶりだが土地勘はある。急勾配ながら2時間だけ我慢すればあとは楽チン。登り始めから久しぶりの雨に降られたが、順調に白根御池小屋に到着。なかなか綺麗でいい小屋だ。
今回、元々はテント泊のつもりだったが、雨じゃ気分も萎えるだろうと、小屋泊まりに切り替えていた。でも、どこかの高校山岳部の大パーティーは雨をものともせず、既にテントを張って食事の準備中だった。馬齢を重ねるとどうも億劫になっていかんな、と吾が身を振り返る。
我々は8人部屋を5人で独占。この時期ならではの優雅さと云えよう。受付の際、引換券を渡された。タダでジュースかビールと交換できるという、素晴らしいサービス。ジュースと交換するなんて、有り得ない。荷物を置いたらさっそく食堂へまっしぐら。ほんとにビールをくれた。有難く、グビっとやる。皆が持ち寄ったつまみもなかなか豪華。他の連中も次第に集まり、食堂は賑やかになった。
でも暫くしたら、準備があるので出て下さいとの告知があり、退散。我々も食事の支度にしよう。炊事場のひとつは高校生に占領されているので、もうひとつのトイレ脇へ食材を持って移動。我々には主婦が4人もいるので、小生は手出し出来ず、辺りをぶらぶら。食堂を覗いてみると演奏リハーサル中。そう、今夜は偶々山崎泰之氏の横笛コンサートがあるそうだ。料理が出来上がったので部屋に戻ってディナー。コンビーフハッシュを使ったパスタはまずまずだった。
ディナーのあとは、皆さん食堂へ集合し音楽鑑賞。雨が上がったようなので、小生はひとりぶらぶら、ひっそり静かな御池の周りを、夕暮れの散歩と洒落込んだ。(山の記録はこちら)

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今回の自称「暴飲暴食の会」は、やっぱり何かと土地勘があって居心地が良い新橋にした。つい先日、会のメンバー5人のうちひとりが、「料理がバケツに入って出てくる店がある」という話を披露したら、それならば「暴飲暴食の会」のコンセプトに合っているからそこにしよう、という話にすぐなった。
場所は、新橋駅日比谷口を出たら1分ぐらい。今日は本降りの雨で、なんとか傘を差さずに行こうとしたが、さすがに濡れた。着いてみると、雑居ビルの2階にその店はあった。階段を上がるとそこは、何となく湘南あたりの海の家を彷彿させる内装。メニューを見る前から、新橋らしからぬ店と感じる。
小生にとって最も新橋らしいと感じる店は、今は無き「均一軒」(たしか4年ぐらい前に閉店した)。名前だけ聞くと中華料理屋を連想する者もいるだろうが、れっきとした居酒屋である。L字カウンター席に10人も座れば一杯になってしまう、小さな店だった。酒は剣菱が基本。行く度に、絶品の鯵のたたき(いわゆる、なめろう)を頼んだ。職人気質だが腰の低い2代目店主は、小生よりもひと回りぐらい年が上だったと思うので、身体を壊したのか、或いはもう立ち仕事が出来なくなってしまったのかも知れない。3代目は継がないようだ。ずいぶん話が逸れた。
別に新橋には新橋らしい店じゃないと興ざめ、というつもりはないが、オヤジ連れでは何となく入りにくい雰囲気である。ともあれ、生ビール(サントリーモルツ500ml、680円税込、以下同様)でスタート。その後は白ワインにしようと、ラ・ナトゥーラ・インツォリア(3,500円)という、シチリアワインを注文。フレッシュな香りと味。呑口が良いのであっという間に無くなる。その後は専らホッピーにした。
料理は、生ハムといちじく(500円)、お刺身大漁バケツ盛り(1,500円)、鶏から揚げ(800円)、ムール貝とあさりの白ワイン蒸し(1,200円)、牛すじ煮込み(890円)、いかのアヒージョ(800円)、生牡蠣(1個400円)、カツレツ(1,200円)、シンプルサラダのバケツ盛り(890円)、鉄板ホルモン焼き(1,100円)、シャルキュトリー(1,300円)、本日のきまぐれピザ(1,300円)と怒涛の注文。バケツがドカドカとやってきた。値段は新橋的には高めだが、なかなか凝っていて美味い。やはり、いまどきの新橋の居酒屋はちょっと違う。

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「ホリデー快速ビューやまなし号」を立川18時25分着で途中下車。それまでの間、何処の店で打ち上げしようかあれこれ考えた挙句、久しぶりに和食ではなくスペイン料理、ホセの店「テンプラニージョ」に行こうか、ということになった。かれこれもう、三年半ぶりの入店になる(前回はこちら)。
以前は、「梅の湯」へ曲がる角にあったが、今は同じ立川駅北口でもまったく別の場所に移っており、そこへ行くのは今回が初めてだ。以前の店はアポなしでもまったく問題なく入れたが、果たして今度の店はどうか。
Google Mapを見ながら行ってみるが、それらしき店が見当たらない。Google Mapがここだと示す場所は、赤レンガ造りの古城のような外観をしたカプセルホテル(ファーストイン立川)だった。以前はラブホテルだったはず。その前を行きつ戻りつしているうちに、店の看板を発見。まさかカプセルホテルの地下階にあるとは思わなかった。同じ建物には他に、ラーメン屋、タイ料理店、インド料理店、キャバクラが入っている。なにやらカオス的カプセルホテルである。
階段を下りると、店の前に喫煙所があり、何人か屯しているなかにホセを見つけた。入れますかと訊けば、どうぞどうぞとの二つ返事。ちょっと見ない間に、髭もたくわえて腰周りにも随分と貫禄がついた。店の中は、いわゆるバル風。以前のいかにもレストラン然とした雰囲気とはだいぶ違う。共同経営者の日本人女性も、なんだか別人のようで、活き活きしている。店内は7割方埋まっている状況。スペイン系(?)らしい客もいる。
始めから赤ワインでいこうと、テレサ・テンプラニーリョ・ガルナッチャをボトルでもらう。料理は、サラダ、スペインオムレツ、イベリコ豚の鉄板焼き、野菜の鉄板焼きを注文。あの美味かったポテトサラダがメニューに見当たらず、女性経営者に申し出るとそれなりのものが出てきた。でもちょっと記憶と違う感じ。そして締めくくりはやっぱりパエジャ。シーフードパエジャにしてみる。もちろん、期待通りの濃厚な味と香り、大満足。やはりたまにはここへ来なくちゃ、と思いを新たにした。

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TEMPRANILLO TAPAS&WINESのHP: こちら

塩山駅で「四季島」に遭遇するという僥倖に恵まれた後、いつもの「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車。「ホリデー快速ビューやまなし号」に使われている215系は、中央線各駅停車の211系車両に較べればそれなりにハイグレードなのだが、ついさっき「四季島」の10両編成で定員34名という超ハイソ列車を見てしまうと、どうにもチープ感は否めない。云わばファーストクラスの席を見た後に、LCCの格安座席に座る以上のギャップは感じてしまうので、「ホリデー快速ビューやまなし号」を待つウキウキ感は少々萎んでしまう。
夢うつつからなんとか魔法が解けたところで、現実世界の「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車。ボックス席を通路の両サイドで確保したいがために、今日も平屋階の席を確保できた。ささやかな幸せ。「四季島」に触発されて、せめて780円を支払ってグリーン車でも奮発しようか、とならなかったところが、我ながらエラい。
呑みかけの日本酒ボトルを取り出し、乾き物も出して、ちびちびやる。「四季島」はそろそろディナーの時間だろうか・・・。今日は、雨が降らなかっただけでも儲けものだったはずだが、もうそんなことはすっかり忘れ、勝沼ぶどう郷駅からの眺めで、白根三山が見えないのは残念だと感じてしまう。
甲斐大和駅でまたしばらく停車。ホームには誰もいなかった。さて、立川に着いたら何処へいくか、そろそろ考えるとするか。

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「大菩薩の湯」内の「大菩薩亭」でまったりしたあと、帰りは「ホリデー快速ビューやまなし」に乗るつもりで、それに丁度具合が良い16時6分発の塩山駅行山梨交通バスに乗る。バスは駅に向かってぐんぐん下る。塩山駅に到着すると、目の前に何やら高級そうなバスが停車している。
降りてみると、バスの乗降口に何人もの係員が取り巻いている。どうやら、これは「四季島」のツアーバスのようだ。ってことは、「四季島」が塩山駅に停まっている!? 階段を急ぎ足で上り、跨線橋の上から見下ろすと、果たしてシャンパンゴールドの車体。うーん、塩山駅には似合わない感じ。それにしても奇遇だ。
ホームに下りてみると、キャビンアテンダントの女性と、真っ白なスーツの駅長(?)と、桃の着ぐるみがお出迎え。これは、JRの山梨キャンペーンキャラクター「モモずきん」ちゃん、だそうだ。
乗車口にはシェフもお出迎え。やっぱり「四季島」は、ホスピタリティが違うようである。調べた範囲では、この1泊ツアーは最低クラスでも30万円するそうである。それでも忽ち予約はいっぱいになってしまうようで、今から申し込めるのは来年の予約。みんな、そんなに列車好きなのか。まあ小生はそんなラグジュアリーな列車じゃなくてもいいけど。
しかし、目にするのは別。新幹線の「ドクターイエロー」に出会うと幸せになれると云うけれど、少なくても「四季島」に出会っても幸せな気分になれるようだ。気さくな車掌さんから栞をもらった。こんな紙っぺらだって、「SHIKI-SHIMA」と書いてあると魔力が生じる。
やがて「四季島」はすべるように出て行った。何となくその余韻に浸ったまま、ホームでちょいと一杯。普段呑んでいる日本酒がひと味違う気がした。

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めでたく柳沢峠の茶屋でビールを飲むことができた後は、再びタクシーを2台呼んで「大菩薩の湯」へ向かう。ここに立ち寄るのは、いつの間にか約4年ぶりだ(前回はこちら)。甲州市には公共の温泉施設が4つあるが、ここはその一つ。
他の「天空の湯」、「やまと天目山温泉」、「田野の湯」も、我々にとっては馴染みの湯。甲州市には随分お世話になっている(と云うか、売り上げに貢献している)。かつては大菩薩方面から下山して風呂に入るのは、「裂石温泉雲峰荘」だったが、この頃は平日しか入れないし、しかも13時まで。甚だ入り難い立ち寄り湯となってしまった。
券売機に610円(市内在住者は300円と、銭湯よりも安い)を入れ入浴券を買ったら風呂場へ。ここも他の甲州市内の日帰り温泉と同様、つるすべの湯。今日は殆ど汗をかいていない感じだが、それでもさっぱり気持ちが良くなったところで、さて湯上りビール。
以前は、人がごろごろ寝ていた休憩所でビールを呑んでいたが、今日は食事処へ入ってみた(休憩所でも注文が出来るので、実態に違いは無さそうだ)。食事処「大菩薩亭」は、受け付けカウンターの後ろにあるので、ちょっと判り難いし、入り辛い。そのせいか、先客は誰もおらず、我々の貸切状態。ここも注文は券売機で券を買ってから。
ビールと共に各自、いろいろつまみを注文したので盛り沢山。生ビールだけでは止められなくなり、日本酒・冷酒も注文、笹一だった。ここの女性店員はとても気配りが利く人で、これならばやっぱり休憩所でセルフサービスではなく、またこの食事処に寄ろうかという気にもなる。日帰り温泉と云えども、やはりサービスは大事だ。

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今回は倉掛山から柳沢峠まで巡る計画だったが、天気予報がギリギリまで雨模様と告げていた。雨の中を張り切って歩くのは気が進まない。倉掛山はまたの機会として、柳沢峠を起点にして三窪高原を彷徨くだけの計画に変更した。今回の個人的な目当ての一つは山もさることながら、山から下りて柳沢峠茶屋でビールを呑むことだった。しかしこの店、天気が悪いと店は開かない。実はまだ入ったことが無いので、今日はどうなることかと少々気を揉んだ。
ところが当日、8時10分高尾発の下り電車で笹子トンネルを抜けると、思いの外良い天気。いつも思うことだが、郡内と国中では天気が違うことが間々ある。当てが外れたが、たまには高原をぶらぶらするのも乙かも知れないと思い直す。塩山駅から柳沢峠まではタクシー。ここまで上がるとすっかりガスの中だが、果たして柳沢峠茶屋は営業中だった。
一転、うきうき気分で三窪高原へ。ゆるゆると登り、ハンゼノ頭までは1時間足らず。ヤマツツジはちらほら。山頂はおばさん達の馬鹿笑いに包まれていた。ここで引き返すだけでは流石に勿体無いので、藤谷ノ頭まで行ってから鈴庫山へ周ってみる。時々、ガスの隙間から下界が望めるようになってきた。
鈴庫山に着くと、思った以上に眺めが良い。しかも馬鹿笑いは聞こえて来ないので、居心地も良い。聞こえるのはエゾハルゼミの鳴き声だけ。暫し、まったり。
ハンゼノ頭まで戻ればあとは下るだけ。1時間ほどで柳沢峠に戻った(山の記録はこちら)。待望の柳沢茶屋入店。さっそくビール(缶ビールのみ)を購入。メニューを見ると炭水化物系ばかりで、ビールのつまみになりそうなものが無い。少々がっかりしていると、有難いことに女子連のリュックの中から乾き物が出てきた。店内の持ち込みは基本的にご法度だが、メニューにつまみが無いのでこっそり食べるにはよかろう。

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以前から気になっていた新橋の居酒屋「美味ぇ津”」。とても人気の店なので予約せずに入ることは無理。しかも、その予約もなかなか大変。午後6時頃に電話を入れると、今は店の仕事が忙しく手が離せない、申し訳ないが午後10時頃に再度電話して貰えないかと、丁重に断られる。云われたとおりに10時に電話を入れ、なんとか翌週の予約を入れることが出来た。そこでも店主に注意事項を云われる。曰く、18時開店時間より30分以上遅れたら予約は自動的にキャンセルになります、と。少々ビビリながら、かつての職場の上司と二人で行ってみることにした。
場所は環二通り、通称「マッカーサー通り」に面している雑居ビルの1階。18時一寸過ぎに入ったが、14席しかないコの字カウンターはもうほぼ埋まっている。我々は左手の一番奥。かなり狭いので、一度入るとなかなか出難い感じ。カウンター内も店主ご夫婦と女性店員の3人で、かなり狭そうである。
入店順に注文を受け付けている。我々は最後から2番目の組。漸く順番が回ってきて、とりあえずビール(420円税込、以下同様)を注文。突き出しがすごい。鯖みそ煮と厚焼き玉子、鶏と里芋の煮物が出てくる。これだけでもう十分というヒトもいるだろう。
もちろん、我々はそれだけでは満足しない。ここの名物の芝浦牛煮込み(シロ、スジ、ハチノス、ホホ肉のセット、980円)を注文しない訳にはいかない。さらにポテトサラダ(420円)、さくらユッケ(580円)、牛ハラミのあぶり(1,080円)、牛タンのあぶり(1,180円)も注文した。ビールのあとは、赤ワインにしようと、シエン・イ・セロ・カベルネ・ソーヴィニヨン2017(2,500円)を頼む。何故かキンキンに冷えて出てきたが、店内は熱気でムンムンなので丁度いいかも知れぬ。
「究極の煮込み」というふれこみに誤りはなかったと思う。この煮込みの味は、森下の「山利喜」を髣髴させる。もちろん、ウリはモツ煮だけではない、牛ハラミのあぶりも、牛タンのあぶりも、実に美味かった。ポテトサラダもなかなかお目に掛かれない美味さ、ベーコンの香りが良い。開店と同時に満席になってしまう(というか、予約だけで満席になってしまう)だけのことはある。ちょっと呑み過ぎ、喰い過ぎ、ひとり5千円を越えてしまったが、ちっとも高いとは感じなかった。大満足である。

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船場亭を出たのがやや早かったせいか、タクシーで下今市駅に着いても、まだ帰りの列車までだいぶ間がある。ホームでぼーっとするのも気が利かない。天気が天気なので、あまりうろうろする気にもならないが、駅前をざっと見渡した限りでは、「驛のまえ」という名の居酒屋しか見当たらず。しかも居酒屋だけあって、この時間は閉まっている。ちょっと西へ戻ると、「カフェる・ぶらん」なる喫茶店があり、そこはやっているようだ。
他に店は見当たらない。残念ながら、駅前には喫茶店以外の店が開いていない。ネットで調べた範囲では、ちょっと離れた大谷川沿いに「モスバーガー」と「ガスト」があるらしい。「モスバーガー」はアルコールは置いていないだろうが、さすがに「ガスト」にはあるだろう。しかし、日光にやってきて「ガスト」もないなと思い、やめた。
結局、またまた喫茶店に入ることになった。外観もさることながら、入ってみるとすこぶる立派な店である。喫茶店というよりもケーキ屋かも知れぬ。レジで注文するスタイル。到底、ビールなど置いていない雰囲気だったので、訊くのもやめた。レジの前で我々を出迎えたのは、品の良さそうなおばあちゃん。訊きもしないのに、留守番を頼まれたとのことで、「ちゃんとやらないと息子に叱られる」と呟きながら、一生懸命レジをたたいていた。
小生は珈琲はもういい感じだったので、せめて炭酸系にしようと、梅ソーダ(520円)を注文。これが意外に美味い。梅の香りエッセンスだけかと思ったら、ちゃんと梅そのものだ。カミさんは、「船場亭」でもう食べられないと云っていたのに、嬉々として、なんちゃらタルトを食っていた。

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東照宮を出た後、そろそろ昼飯の時間。今日の昼食は、予てより狙いをつけていた「船場亭」で鮎を喰おうというもの。場所は下今市駅からちょっと鬼怒川温泉方面に行ったところ(というか、鬼怒川のすぐ脇)、路線バスは無いのでタクシーを乗る必要がある。
ところが東武日光駅に行ってみると、この時間、発車するのは「特急けごん」か「AIZUマウントエクスプレス」ばかりで、各駅停車は1時間以上も先。困ったので仕方なく東武日光駅前からタクシーを奮発する(約20分、約5,000円)。でも後から考えれば、「AIZUマウントエクスプレス」はエクスプレスとは名ばかりで特急券は不要、乗車券だけでOK。下今市駅だけでなく大桑駅だって停まるのだった。
タクシー運転手も行ったことがなかったようだが、小生がGoogle Mapでナビして首尾よく到着。ここは簗とはいいながら、四季を通じて営業している有り難い店。もちろん、この季節は鮎が主役である。店はかなり大きく、いっぺんに100名ぐらい入っても全然問題ない。今日は月曜日でしかも雨、先客は3組だけ。我々の後からもそのくらい入っただけなので、全部合わせても窓際の隅っこだけに固まっている感じだ。
窓の外に川面が見える。今日は鬼怒川の水量が多いようだ。簗が何処にあるのかよく判らない。席に着いたら、生ビール(650円)。つまみには先ず日光らしくゆば刺(850円)とあゆ刺(1,000円)をいただく。あゆ刺は生きがいいので暫く口パクが続く。
あゆ飯を喰いたかったが、残念ながらここは3人前からの注文とのこと、ガックリorz。気を取り直して、あゆ塩焼き(2尾800円)とフライ(2尾900円)、それにまいたけ天ぷら(800円)を注文する。ここは塩焼きとフライが安価である。もちろん味は申し分なし。塩焼きとフライは、頭もしっぽも残さずいただく。ついでにうるか(500円)も注文するが、随分たっぷり出てくる。うるか好きには堪らない。それならばと日本酒(生酒900円)を注文。出てきたのは清開だった。

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日光2日目はもう、適当に観光して昼飯を喰って帰るだけ。でもせっかくなので、東照宮を参拝することにする。ここも、何度やってきたか覚えていないが、毎度来る度にその荘厳さ華麗さには目を見張るばかりだ。その前に、輪王寺に行ってカミさんが御朱印をもらう。輪王寺の本堂は改修中。記帳してもらうまで時間が掛かるので、その間を利用して東照宮参拝。
今日も朝から本降りの雨だが、参拝客は引きも切らない。やはり団体客が多いようである。神厩舎の前には、三猿を見ようとする傘の群れが邪魔で、ご神馬(白馬)が今日もちゃんと出勤しているのか見損なった。陽明門は平成の大修理が終わったばかりとのことで、こんな天気にも拘らず、輝いている。
廻廊の内側で、ふと奉納された酒樽を見ると、福島・会津の「末廣」、栃木・小山の「鳳凰美田」、山形・酒田の「初孫」、宮城の「一ノ蔵」、灘の「澤の鶴」などが並んでいて、さすが全国区の東照宮である。良く見なかったが、さすがに長州や肥前、土佐の日本酒とか、薩摩の焼酎はないでしょうなあ。
「眠り猫」を見た後は、こんな雨なので拝殿も奥宮も行くのはやめにして、輪王寺に向かって下る。途中、現代的で真新しい日光東照宮新宝物館があり、その1階に上島珈琲店の看板が見えた。超モダンな宝物殿といい、そのなかにコーヒー店を入れるとは、随分、東照宮も今風になったものだと感心。雨が激しくなってきたこともあり、ちょっとお茶することにした。
さすがに珈琲専門店なのでビールは無い。アイスコーヒー(440円)にする。ツアー団体客はこんな店にはやって来ないとみえて、店内はスカスカ。店員のほうが多いくらい。BGMはモダンジャズ。ここが東照宮の境内であることを忘れてしまう。

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今回、日光へやってくるに当たって、泊まってみたい宿があった。それは中禅寺にある「湖上苑」という名のホテル。1泊2食付、「益子焼で生ビール」プランでひとり13,400円(入湯税込、消費税別)。日光は、小学生の修学旅行を皮切りに何度もやってきて、様々な宿に泊まっているが、たいてい湯元に泊まることになるので、中禅寺界隈に泊まったことは無かった。
ここ「湖上苑」はホテルといっても、ペンションよりやや大きめ、プチホテルのような規模である。かつてはここにも某大使館の別荘があったらしい(当時の建物をそのまま使っているか否かは定かではない)。
中禅寺湖の直ぐ脇、中禅寺湖遊覧船発着所のすぐ隣。生憎の天気なので視界は100~200mぐらいだが、我々の部屋の窓の下には、本降りの雨の中、根気よく魚の当たりを待っている釣人が見えている。
白壁に木の柱や梁が剥き出しとなっている外観は、ヨーロッパアルプス的と云えなくもない。内装もどこか山荘風である。ここの風呂はもちろん、日光湯元から引いた温泉。源泉から10km以上も引いているせいか、湯はやわらかい感じで丁度いい具合。硫化水素臭も殆ど感じられない。
そろそろ夕食に時間になったので1階のダイニングルームへ。テーブルはほぼ埋まった感じ。外国人らしきカップルが一組だけいた。このホテルは家族経営のようである。受付に居たのはたぶん、大女将。食事中には、何人も女性が給仕に現れたが、男性は皆無。厨房で料理番なのか。とにかく皆さん、とても物腰が柔らかい。
ここの夕食は、虹鱒のから揚げ・オレンジソース掛けが有名。でもそれだけではなく、前菜の5種盛り(ゆば煮物、ゆば刺身、豚の鶏レバーのパテ、クリームチーズのたまり漬、サラダ)から始まり、きのこの豆乳グラタンまで平らげないと虹鱒は現れず、そのあともご飯とデザートは別にしても、ビーフステーキを喰わねば終わらない。それぞれ美味かったが、もちろん喰っているだけという訳にはいかないので、プランに入っていた益子焼ビアマグでビールを呑み干した後、日本酒も赤ワインもいただいた。腹は必然的にぱんぱんになった。
肝心の虹鱒は、確かにオレンジソースが際立っているものの、甘さは仄かに感じる程度、むしろオレンジの香りが虹鱒と良く合っている様に感じた。虹鱒は頭からしっぽ(尾鰭)まできれいに食べられる。なかなかの一品である。

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