山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2017年03月

シダンゴ山と蝋梅園を巡り、寄に戻ってビールで喉を潤した後、さて次は新松田駅前まで戻り、汗を流しに「松田健康福祉センター」までテクテク行くことになるのだが、バス停は観梅客で長い行列。しかもバスは小さいので、一回で乗り切れるかどうかもあやしい。ならばビールが入って気が大きくなったところで、タクシーを呼び、松田健康福祉センターへ直行することにした。
昨年の4月に、思わぬ男風呂の故障でひと風呂浴びれなかった、松田健康福祉センターにある「健楽の湯」(その時のレポはこちら)。今回、漸く入ることが出来た。建物は公共施設らしく味もそっけもない。山北駅前にある山北町健康福祉センター「さくらの湯」と似たり寄ったり。
風呂場も3階にある。受付時間は16時までとのことで、これは結構、山帰りにはキツいが、役場の運営じゃ仕様がないか。2時間までだったら400円、3時間までとなると500円とのこと。もう、1時間すら無理な時間なので、当然400円を券売機へ投入し、入浴券を係員へ手渡す。券を渡してしまうと、帰る時に果たしてその客が2時間を超えているのかどうか、判らなくなってしまいそうだが、その辺は自己申告という、大人の扱いのようだ。つい、みみっちいことを考えてしまう。
浴場はカランが6つだけで、少々こじんまりとしている。団体がやってくると洗い場で渋滞が発生しそうだが、今日は程々の入りというところ。我々も含め、客の半分以上は、山帰りの格好である。湯は温泉ではないようだが、塩素臭は無い。浴室の窓は開放感たっぷり。ちょうど西に面していて、目の前は酒匂川、その先には箱根の山と富士山が望める、なかなか良い眺め。これだけは明らかに「さくらの湯」より上だ。
風呂上がりは休憩室。しかし、残念ながらソフトドリンクの自動販売機しかない。此の辺も「さくらの湯」とそっくりだが、「さくらの湯」には目の前に「ポッポ駅前屋」がある。ここは周りに何も無い。休憩室にいて、他の皆が出て来るのが待ち遠しい。そこは重大な欠点。せめて冷蔵庫でもあれば・・・。

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今回は、田代向BSを起点に高松山からシダンゴ山までぐるっとひと巡りし、下りたところの寄(やどろき)では丁度、蝋梅祭り開催中なので、寄り道してみようという魂胆。天気も良く、概ね目論見通りにトレース出来たが(山の記録はこちら)、高松山とシダンゴ山の間は、地図上でイメージする以上にアップダウンが激しく、結構扱かれる。特に、ダルマ沢ノ頭の前後は、丹沢名物の木段があり膝に堪える。辿り着いたシダンゴ山は、多くのハイカーで賑わっていた。
シダンゴを漢字で書くと「震丹郷」とのこと。山頂にある看板には、『シダンゴ山は古来震旦郷と書く。震旦とは中国の旧異称である。一説に欽明天皇の代仏教を寄の地に伝える仙人があり大寺の地、この山上に居住し仏教を宣場したという。当時箱根明神ヶ岳や丹沢の尊仏山(塔ヶ岳)にも同様の仙人がおり盛んに往来した形跡があったという。この仙人をシダゴンと呼んだことから地名が起こったといわれ、シダゴンとは梵言で羅漢(仏教の修行を積みさとりに達した人)を意味し、ジダゴン転じてジダンゴウ(震旦郷)というようになった・・・』とあるが、本来、山名は麓で暮らす民が、生活に密着した呼び方を付けるのが自然(例えば、日向山とか、駒ケ岳とか)。梵語の呼称や、震旦など、ごく一部の専門家が知っている用語などを、おらが山の名前に付けるだろうか。
寄BSまで下りたら、もう対岸の高台にある蝋梅園へ登り返すのが鬱陶しいので、無料シャトルバスに乗せて貰う。「これは8人乗りなんだよね」と運転手が云っているのにも拘らず、聞こえないふりして9人乗り込む。ずうずうしさは年の劫と、ほぼ比例関係にある。
蝋梅園は、入場に300円払う必要があるが、上手い具合にほぼ見頃で満足、辺りは甘酸っぱい香りに包まれていた。蝋梅を堪能した後は、歩いて寄BSまで戻る。バス停傍の酒屋は期待していた通りに開いていて、目出度く缶ビールをゲット。寄自然休養村管理センター前のベンチでグビッと一杯やった。今日もビールが美味い。

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(山の記録はこちら

湯島から銀座へ移動し、ぶらぶら。結果的にウィンドーショッピングになった(カミさんはなにやら買っていた)。6丁目の好日山荘にも寄ってみたが、物欲を刺激するモノは見当たらない。いつも新機能のウェアには関心がいくものの、結局、これまでの素材との違いにはやや懐疑的になる。
例えば、買う前に無料でモニターをさせてくれることって、できないものか。1回だけ、実際に山行で試着することができて、気に入らなかったらそのまま返品できる(洗濯代も返送料も店持ち)なんてシステムは如何だろう。それだったら、多少の不安が残ったままでも、納得して買うことが出来そう。でも、洗濯代も返送料も店がOKと云ったとしても、1回使用した古着を安値で(アウトレットか何処かで)売りさばくのは、なかなか難しいかな。
ウィンドーショッピングの後、少々喉が渇いたので久しぶりに「ライオン」を覗いてみた。偶々、1階のビヤホールはリフレッシュ工事中だった(2017年2月末まで)。ここで呑めないのはかなり残念だが、店の案内係が2階のレストランへどうぞ、と云うのでそのまま階段を上がることにした。
一番道路側の席(と云っても窓がある訳ではない)へ案内される。ビールは、エビスのハーフ&ハーフにしよう。つまみはにしんの酢漬けにしてみた。なかなか脂が乗っているにしん、美味い。
周りには中国系の客がかなりいる。何かと姦しい。どうして大声でしか話せないのだろう。レジも中国系で大渋滞。中国語を解せないレジ係では、こういう店では務まらない時代なのだ。最早、「ライオン」は我々にとって、憩いの場所ではなくなってしまったような気がした。

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実は、「鳥つね」に入る前、気になる店が、通りを挟んだ向かいにあった。看板には「がまぐちや」と書いてあるが、小間物屋ではなく、なんと喫茶店のようだ。かなり古びた店構えで、果たしてやっているのかどうかと訝しく思うが、豈図らんや、ちゃんと「営業中」の札がかかっている。2階の窓の両脇には、レリーフ(鏝絵か?)まである。
なにゆえ、喫茶店にこんな古風なネーミングをしたのか判らないが、何となく屋号のような気もしてくる。(後でググってみると、やはりかつては和風小物の製造・販売をしていた店だったらしい。湯島界隈がかつて花街として栄えていた頃には、芸者達が客だったのかも知れない。)
「鳥つね」を出た後、カミさんが入ってみようというので「がまぐちや」に入ることにした。残念ながらビールは置いて無さそうだが、偶にはそれもいいだろう。下町歩きの途中でひと休みするには、もってこいの雰囲気がする。
扉を開けると、右手にカウンター席、左手がテーブル席。典型的な喫茶店の雰囲気。ドトールやスタバばかり入っていると、そもそも喫茶店ってこうだったんだ、と眼が覚める思いがする。静かな時間が流れている。カウンターの中には女性マスター(女将と云っても良いかも知れない)。
テーブル席に座り、何を注文しようかとメニューを眺めると、今日の日替わりストレートコーヒーはコロンビア、とある。それにしよう。ストレートコーヒーを飲むこと自体、随分と久しぶりだ。ビールが無いので、なかなか足が向かないかもしれないが、そのうち山ではなく、下町歩きに精を出すようになったら、また寄ることになりそうな気がする。それまで、このまま変わらずにいてくれることを祈りたい。

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毎度お馴染、3ヶ月毎の定期検診のため、年休を取って病院へ。午前中に診察が終わり薬を入手した後は、カミさんと共に湯島に出かけた。前日は休肝日にして、朝は食事も抜いて臨んだ検診のあと、直ちに呑み喰いに走るのは、ちょっとした楽しみである。
季節柄、本当は「梅園」で鴨鍋を喰おうかと考えていたのだが、何故かやっていない様子。少々当てが外れたが、気を取り直してすぐ隣りの「鳥つね」に入ることにした。手前にテーブル席、奥に座敷。2階もある様子。かなり客が入っているが、奥の座敷が空いていた。
ここは、夜は鳥尽しのコース料理が喰えるのだろうが、ランチ時は親子丼だけ。しかも上親子丼(1,500円)と、それにサラダ、揚げものが付いたセット(2,600円)のみ。一種類しかないのに「上」もないだろう、と突っ込んでみたくなる。ともあれ、上親子丼の単品を喰うことにした。他の客も、大半は単品の注文のようなので、客の回転は速い。どんどんやってきて、どんどん帰って行く。
注文して、間もなく丼が出てきた。注文を受けてから作り出したにしては早すぎる。恐らくは、見込みで作っているのだろう。客の回転も速い筈だ。早速、いただく。味は始め濃いめかと思ったら、そうでも無かった。まあ丁度良い。玉子のふわふわ感は、例えば「玉ひで」と較べると、やや少ない感じがする。一方、鶏肉はかなり柔らかい。まるでささ身のようだ。人によって、好みが分かれるところかも知れないが、小生はもうちょっと歯応えが合った方が好きかも知れない。しかしそれも、大した問題ではない。あっという間にペロリと平らげた。

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「藤野やまなみ温泉」には送迎バスもあるのだが、今回は些かタイミングが悪いので、またまた藤野タクシーのお世話になって、藤野駅前まで移動。運転手はまた別の人だった。もしかすると今日は、これで全運転手と会ったことになるのかな。これで我々も、すっかり藤野タクシー通だ。
藤野駅前では、ほぼ2年ぶりに「風里」に寄ってみることにした(前回はこちら)。念のため、予約の電話を入れておいたが、カウンター席に常連さんが何人か居ただけで、座敷も奥のテーブル席も誰もいなかった。我々の後も、ひと組がやってきただけ。今はまだ、山もゴルフもシーズンオフのせいかも知れない。
座敷に並んだ座卓の一つを陣取り、最初から日本酒(笹一)で乾杯。ここの座敷は落ち着ける。「風里」は、食事も呑みも、どちらでもOKな便利な店。メニューをざっと眺めてみると、ポムポムズ(300円税込、以下同様)なる一品が気になり注文(注文を取りに来たのは、高校生ぐらいのあんちゃんとねえちゃん。この店の跡取りと娘だろうか)。出て来たものを見ると、何やら松かさのような形をしている。こんな実がなる樹木もありそうな感じ。フライドポテトの変形版か。
齧ってみると柔らかいので、きっとマッシュポテトだろう。こんな商品があるなんて聞いたことが無い。メニューに(何の解説も無く)そのまま加える程、ポピュラーなのだろうか。括弧して、フライドマッシュポテト、と書く位した方が親切なんじゃないの?なんて、余計なことを考えてしまう。
この店の名物は、ビッグハンバーグ(1,000円)。デミグラスソースがタップリの煮込み風で、文句なく美味い。他には、手造りコロッケ(400円)、手造り餃子(380円、あれっ、さっきも喰ったような・・・)、じゃこ天(420円)、サバ塩焼き(520円)、厚焼き卵(???円)を注文。どれも安心できる味で、つい日本酒もすすむ。今日も佳き山行だった。

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「道志宿」でひと息ついた後は、朝と同様、また藤野タクシーのお世話になる。朝とは別の運転手だった。本日の立ち寄り湯は、女子連が入ったことが無い(含、入ったことを忘れた)という、「やまなみ温泉」に行ってみる。
ここはほぼ3年ぶり。入口を入ると右手が受付で、正面には土産物や野菜が並んだスペース。この売り場を中心にして、男女の風呂場や、休憩室へダイレクトにアクセスできる配置。シンプルで判り易い。コンクリートの打ちっ放しで安価に作っている感じはあるが、明かり採り窓が多く、明るくて開放的なので冷たい感じはしない。
さっそく700円を支払って入浴券を買うが、ここは帰る時に受付カウンターへ入浴券を渡すシステム。こういうのって、日帰り温泉毎にシステムが違うので毎度戸惑う。出来たら厚生労働省に統一規格を作って欲しいところだ。
脱衣所のロッカーは、何処を使ってもいい方式。どの日帰り温泉もこうすればいいのに。そこそこ客はいるが、混んではいない。ここは柔らかい印象の湯。天然かけ流しらしいが、源泉温度が38℃とやや低いので加熱している。ゆっくり浸かってしっかり温まっても、結局30分足らずで上がり、休憩室スペースへ。
テーブル席もあるが、やっぱり大広間でどっかり腰を落とす。食券を買って、生ビールと枝豆をゲット。大広間に置かれたテレビでは大相撲をやっている。時間が早いので、まだ幕内ではない。こういうところで枝豆を齧りながら、のんびり大相撲を観戦するなんて、悪くない。

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