山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2016年08月

黒川鶏冠山は、もう久しく登っていなかった。いつ以来か思い出せないが多分、30年は経っているはず。以前のアプローチは、きっと柳沢峠から往復しただけなので(って云うか、世の中の常識的にはそうなので)、今回は少々捻って三条新橋から登ることにしてみた(山のレポートはこちら)。狙いは、黒川金山跡を覗いてみることである。遺構そのものが残っていなくても、「黒川千軒」と謳われた場所の雰囲気だけでも感じられたら、というプラン。その後は柳沢峠へ抜けたら、路線バスを待つ間、茶屋でビールを呑もうという魂胆だ。
今日は朝から雨。三条新橋は、高校1年生の冬に、大菩薩嶺北尾根を登った際に渡った筈なのだが、昔のままなのか、それとも様変わりしたのか、全く思い出せない。金が無い高校生だから、バスの終点の丹波からここまで歩いたのは間違いないが、その情景もすっかり忘れている。
金山跡は、三条新橋から時間にして2時間弱、標高差にして500mほど登ったところにあった。何処が採掘跡なのかははっきり判らなかったが、沢の両側に所々テラスの様な、平坦で苔生した土地が点在していて、そこにはかつて建物が建っていたことを彷彿させてくれる。
「黒川千軒」に思いをはせ、そのついでに黒川鶏冠山に登った後は、しとしと雨の中、柳沢峠を目指して歩くだけ。途中、じっとしていると結構冷えるので、殆ど休まずに柳沢峠に到着。雨は皮肉にも、柳沢峠に着いた途端、止んだ。まだバス発車時刻まで1時間以上あるのでのんびりできるな、と思って茶屋を見ると、見事にシャッターが閉まっていた。雨だったので、嫌な予感はしていたが、本当に閉まっているとやはりショック。
とてもバスの時間まで待てないのでタクシーを呼ぶことにした。塩山タクシーは迎車代を取らないので良心的。心が打ちひしがれている時なので、涙が出そうである。
たしかに、柳沢峠茶屋のホームページには「定休日火曜日、その他不定休の場合あり」と書いてあるので、文句は云えない。でも「不定休」というのは、余りにも曖昧な表現であり、不親切である。できたら、「雨が降ったら休み」とか「気温が〇〇℃以下の場合は休み」とか、不定休になる具体的事例をいくつか列挙してくれると、利用者側として当てにしていいかどうかの判断材料になるので有り難い。ともかく次回は、もうちょっと天気が良さそうな時(ツーリング客がやって来そうな時)を見計らってリベンジするとしよう。

DSC_1362

DSC_1360

DSC_1361
 

昨年に引き続き、中軽井沢のハルニレテラスにやってきた。今日は、ここにある「川上庵」で昼食を喰おうと云う算段である。1泊で軽井沢にやって来る場合、昼食2回、夕食1回、朝食1回、都合4食のうち、1食ぐらいは和食にしてみたくなるもの。今回は、2日目の昼食を和食にしてみた次第。
「川上庵」は、旧軽井沢のロータリーにある店に何度か入ったことがあるが(最近のレポはこちら)、ここはその姉妹店。旧軽井沢店は街中にあるので、辺りの景色は取り立てて云うほどのことは無いが、ハルニレテラスの「せきれい橋 川上庵」は、自然に溶け込んだ感じがあって好ましい。特に、入口の反対側には森が広がり、その中を小川が流れているので、自然との一体感がある。こんな店に入ると、「やるなー、川上庵」と思うと同時に、「やるなー、星野リゾート」と感じる。この店には、屋外にウッドデッキのテラス席もあり、そちらでは川のせせらぎの音を聴きながら蕎麦を手繰ることが出来る。でも今日は、やや気温が高いのでクーラーが利いた店内の席へ。
先ずは、(カミさんに遠慮がちに)キリン・ハートランドビール(670円税別、以下同様)をいただく。この苦みが心地良い。これを呑むと、やっぱりビールは苦くなくてはいかん、との思いが新たになる。料理は、そば屋の鴨チャーシュー(840円)、鰊と茄子の煮付け(690円)、自家製ぬか漬けの盛り合わせ(700円)をいただくことにした。
鴨肉を叉焼にするとはなかなか斬新。鶏肉よりも脂がのっているので、より相応しいかも知れない。齧ってみると、期待通りにジューシーだ。鰊と茄子の煮付けは定番料理。こりゃ日本酒が必要だ、と言い訳を呟きながら、図に乗って「佐久の花・純米吟醸」もいただく。微発泡系で爽やか。如何にも夏向きの酒である。
そして締めはやはりせいろ(880円)。それほどの腰の強さは無いが、蕎麦の香りを感じる。これを喰うと、料理も酒も其々美味いが、この店はやはり蕎麦屋なのだ、と思い出させる。旧軽井沢店との違いは判らない。やはり軽井沢に来て蕎麦を手繰るならば、先ず「川上庵」を思い浮かべるのが素直な気持ちである。

DSC02493

DSC02494

DSC02495

DSC02505

DSC02496

DSC02497

DSC02498

DSC02499

DSC02500

DSC02501

DSC02502

DSC02503

DSC02504

DSC02506

DSC02507

DSC02508
 

泊まりは飽きもせず、万平ホテル。基本的にクラシックホテル好きなので、例えば三笠ホテルでも復活しない限り、軽井沢では他に代替は見つからない。今回泊まった部屋は偶然、昨年と同じ128号室。部屋へ案内してくれるベルマンはたいてい、ここはジョン・レノンのお気に入りの部屋でした、と教えてくれる。ホテルのHPによれば、1976年から1979までの4シーズン、ここに泊まったらしい。小生はその頃、少々の受験勉強と、気儘な大学生活に埋没していた。大学生の頃は、軽井沢に近寄ることもしなかった。
この頃すっかり、万平ホテルは片泊まりの宿となってしまった。もちろん、メインダイニングで食べるディナーも悪かろう筈もないし、別館にある「たん熊北店」の和食だって申し分ないけど、軽井沢には色々と気になるレストランがあるので、しばらくは止むを得ないところ。
一方、朝食は、やはりここのメインダイニングで食べるのが常態化している。「熊魚菴」の和食(特に朝粥)も捨て難いが、メインダイニングから見る中庭は、朝の風景としてとても気持ちが良い。本来のメインダイニングルームはもうひとつある窓の更に内側の部屋であり、毎度、我々が朝食をとるスペースは、庭に向かって張り出した、かつてのサンルームだったところだ。事実、屋根の一部は天窓になっている。そう云えば以前、フレンチディナーの場合には、ここのスペースは使われず、中華料理を食するためのスペースになっていたような気がするが、記憶違いだろうか。
朝食は7時からなのだが、それより早めに行ってもたいてい開いているし、何組かのせっかちな宿泊客は既に食事中だ。いつものように、信濃毎日新聞の朝刊を持って席へ。社会面には昨日(7月3日)、2年ぶりに雨飾山の小谷口の山開きが行われたとの記事。昨年が通行止めだったとは知らなかった。もう雨飾山には20年以上登っていない。1泊では難しい山だが、そろそろまた登ってみるか。今日の朝食は、オムレツとソーセージの組み合わせにした。トマトケチャップをたっぷりかけていただく。コーヒーは久しぶりにおかわり。こんなにもゆったりとした朝食は、ここ以外では難しい。従ってこれからも、ディナーはホテルの外だとしても、やっぱり朝食はここになるはずだ。

DSC02486

DSC02462

DSC02463

DSC02464

DSC02477

DSC02478

DSC02479

DSC02480

DSC02481

DSC02482

DSC02483

DSC02484

DSC02485

DSC02487

DSC02488

今回の軽井沢での夕食は、中軽井沢の、目立たない一軒家風のレストラン「無限」。外観から見て、レストランとして誂えた建物では無さそうだ。元は誰かの別荘か。玄関から中へ入ると、かつて応接間だったようなメインダイニングに、テーブルが5つとカウンター席があり、我々がテーブルに着くと丁度満席の状態。しかし、他にも部屋があるようだ。半分くらい、厨房の中を覗ける。料理を作っているのはシェフひとり。ウェイトレスは3人。うちひとりは奥方かも知れない。
ここは箸で食べるフレンチということで、カジュアルな店。黒板に書かれたメニューを眺め、アラカルトで頼むことにした。どうせコースを頼むと、後で腹がパンパンになって後悔するに決まっている。
前菜の盛り合わせ(値段失念。1,500円くらい)や、あじのカリカリ焼きと玉葱のロースト(1,300円)、海老の春巻(650円)、鶏のロースト(???円)、牛フィレと大根のステーキ(1,940円)、バジリコとトマトソースパスタ(値段失念。1,200円くらいか)を注文。フレンチとは云いながら、和洋中、イタリアンの要素も取り混ぜた、無国籍(多国籍?)風な感じもする。鶏のローストに振りかかっていたのは、どうみてもガラムマサラのようであり、タンドリーチキンを思い起こさせる。これも「カジュアルさ」のうちかも知れない。どれもこれも、味付けは申し分ない。
ワインリストはとてもぶ厚い。一応、ひと通り眺めた後、選んだのはイスラエル産のヤルデン(YARDEN)メルロー。ちょっと気張って注文したが、文句ない美味さ。余韻の長さも申し分ない。コスパは非常に高いと思う。日常的に呑むにはちょっと値が張るが、ちょっと気取って呑むには相応しいワインと云える。今度、シャルドネも試してみたい気になった。
造り手は、ゴラン高原にあるワイナリー、その名もゴラン・ハイツ・ワイナリーだそうだ。つまり1967年に起こった第3次中東戦争でイスラエルがシリアから分捕った土地。「YARDEN」とは、ヘブライ語でヨルダンのことらしい。ワイナリーが旧シリア領にあって、ワインのブランド名がヨルダンとは・・・、我々極東の人間には良く判らぬ。
それにしてもこの店は、ワインの在庫が素晴らしいが、値段もかなりリーズナブルなものから、ひーっと云いそうになるくらい高価なものまで、守備範囲が広い(下は3,000円台から上はン万円まで)。一般的に、このようなレストランであれば、小売価格の3倍ぐらい取るのが普通だが、ここはせいぜい2倍程度でとても良心的である。
飲み物を別にすれば、料理はひとり3,000円程度。こういう店が近くに欲しい。 家から自転車で行ける位の距離にあったら、毎月でも通いたい。ここは冬になるとジビエ料理を出すらしい。それも魅力的だ。偶には、冬の軽井沢も良いかも知れない。

DSC02465

DSC02466

DSC02467

DSC02468

DSC02469

DSC02470

DSC02471

DSC02472

DSC02473

DSC02474

DSC02475

DSC02476
 

万平ホテルのチェックイン(午後3時)まで時間があるので、ちょっと旧軽井沢までぶらぶら。途中にある軽井沢会テニスコートを覗きこむと、何組かがプレー中だったが、割とカラフルないでたち。ここはウィンブルドンの如く、白を基調としたウェアが決まりごとかと思っていたら、この頃はそうではないようだ。
テニスコート通りはいつもと変わらぬ雰囲気。しかし、気が付かないうちに店は少しずつ変わっていっているようである。「わかどり」と云う鶏料理店は、いつかは入ってみようと思うだけで、未だ一度も入っていない。この時間は中休みの様子。
銀座通りへ出たら右へ。今日は日曜日なのでかなりの人出。いつもセイ・ハシモトの絵が飾られているアルテギャラリー。立ち止まると絵を買ってみたくなりそうなので、そのままスルーして更に北へ。軽井沢写真館には客が集まっている。古い写真が飾られていて、単にそれを眺めるだけの冷やかしの客が多いが、なかには明治・大正ロマンのアンティークドレスを身に纏い、記念写真をとってもらう客もいる(撮影料として4,000~5,000円かかるようである)。更には、そのいでたちのままオープンカーに乗って、旧軽井沢内で野外撮影するツアー(?)まであって、若者には受けているようだ。たしかに、オジサン、オバサンではあまりサマにならないと思う。
南に下がって土産物店を物色。小生はプライベートな旅行で職場に土産物(菓子類)を買っていく習慣は無いが(出張だったらしぶしぶ買うが)、カミさんはせっせと日頃付き合う人達(含、仕事仲間)への土産物を買い集める。女は大変である。旧軽のロータリーにはこの頃、酢重正之商店や酢重レストラン、酢重ギャラリーなどが出来ている。いつのまにか随分手広くやっているようだが、売っているものもなかなか品が良い。今度、このレストランにも覗いてみるか。
そう云えばちょっと喉が渇いたし、小腹も空いたので、その並びにある「腸詰屋」に入ってみる。以前は、軽井沢会テニスコートの傍にもあったが、いつのまにか別の店になっていた。調べてみると腸詰屋の本社は、意外にも群馬県太田市にあった。軽井沢に直営店は3店舗あるが、ここ「腸詰屋軽井沢メッセ店」 はその一つである。
店内に入ると、テーブル席に着いている客は、ちょっと休憩中の、何処かのツアーを率いて来た、女性添乗員姿がひとりだけ。遅い昼食と云うことだろうか。さすがにビールは呑んでいない。一方我々は、当然、ビール(680円税込、以下同様)は頼むとして、ソーセージだけの注文が出来ないとのことなので、フランクフルトソーセージのサンドウィッチ(380円)でパンズ抜きで注文。ソーセージはいわゆるヴァイスヴルスト。久しぶりに喰ったがなかなか美味い。もうちょっと喰いたいところだが、夕食に差支えるので我慢した。

DSC02489

DSC02456

DSC02458

DSC02457

DSC02459

DSC02461
 

昼食後、カミさんが仕入れて来た情報をもとに、「天空カフェ・アウラ」に行ってみた。旧軽井沢の中心から、車で10分程度。旧三笠ホテルの先、白糸の滝へ抜ける手前を左に入り、少々道なりに進むと、上に変わった建物が見えて来る。
かなりの斜面に建つその店は、「天空」というだけあって、眺めは抜群に良い。今日は特に空気が澄んでいる訳でもないが、妙義山や西上州の、特徴ある山々はもちろん、両神山、その奥の奥秩父連峰まで見える。空が広いので、夜の星空も期待できそうだ。
本来、軽井沢は森に囲まれているので、眺めが良い店と云うのは基本的に有り得ない。ここよりも眺めの良さはだいぶ落ちるが、せいぜい旧碓氷峠にある、力餅を売っている茶屋ぐらいだろうか。このような背景が、この店の「逆転の発想」かも知れない。
建物の斬新さにも目を奪われる。Webを調べてみると、とある建築事務所のHPがあり、この建物を紹介していた。どうやら別荘兼店舗ということだろうか。それなりに客は入っているものの、とても建設資金を借り入れて、儲けで返済できるような店には見えない。
店はキャッシュオンデリバリのスタイル(考えてみればこの頃、そんな店ばかりだ)。レジで飲み物を受け取り、気に入ったテーブルを探す。ちなみにここは、ドリンク全て800円と大雑把。コーヒーとビール(ここも軽井沢ビール!)がどちらも800円だったら、運転手でない限り、ビールを選ぶのは必然。コーヒーが800円とは破格に高いが、この景色を眺めるための入場料と思えばさほど気にならないはず。
建物から張り出したテラス席が面白そうだったが、満席だったので、屋外の一番高いところにある(←小生の性(さが)のようなもの)テーブルにつく。真下には、軽井沢を覆う森。建物が見えるところは、旧軽井沢の街と、軽井沢駅前辺りの商店街、そしてプリンスのアウトレットモールのようである。
時折涼しい風が吹き抜け、気持ちが良い。いつまでも眺めていたい雰囲気がある。軽井沢の店らしくない景色だが、ここが軽井沢の有名店になるのは間違いないだろう。

DSC02440

DSC02441

DSC02442

DSC02443

DSC02444

DSC02445

DSC02447

20160703_133824

20160703_133855

20160703_133957

DSC02448

DSC02449

DSC02453

カフェ・アウラのHP: こちら 

今年の夏も、飽きもせず軽井沢に1泊で出掛けることにした。例年はたいてい7月半ば過ぎだが、今年は仕事の都合で月初めにやってきた。もちろん、まだ梅雨の最中なのだが、今日は偶々良い天気。標高1,000m近い軽井沢にしても結構、蒸し暑い。プリンス・アウトレットショッピングプラザの、広いエリア内を歩いていても、出来る限り日影を辿りたい感じである。一方、東京ではかなりの猛暑だったようで、軽井沢ならではの避暑になったようである。
ここのアウトレットは、なんだかんだほぼ毎年のようにやってきているが、思い返してみると、昔に比べて随分エリアが拡大した。今では、端から端まで歩くのは一苦労である。暑い日はやや躊躇する。そんな時は、時間も節約になるため、カミさんとは適宜、別行動をとることになる。
さて、昼どき。今回は手近なところで済まそうと、アウトレット内の店に入ることにした(昨年のランチはこちら)。これまでも何回かはアウトレット内の店で食べたことがあるが、何時の間にか別の店に変わっていたりして、入れ替わりが結構ある。今日のプリンス・アウトレットは相当な賑わいだが、早めの時間であればレストランもそれなりに空いている。
「カフェ・コムサ」は東京周辺でも時々見掛ける店。勿論、これまで何処にも入ったことは無い。このアウトレットに出来たのは比較的新しいと思う。ここに入ろうと決めたのは、入口のメニュー表示にビールを見付けたから(だけど330mlで980円(税込、以下同様)とは、いくらクラフトビールにしても高過ぎないか)で、基本的にスイーツの店に入ることはほぼ有り得ないが、ビールが置いてあるのならばとりあえず許せる。
モノトーンの店内へ入ると、やっぱり女性多し。ひとり客も目立つ。ランチは3種類で、何れもパスタランチ。小えびとそら豆のトマトソースパスタ(サラダ、ドリンク付き1,400円)を注文。ビール(軽井沢ビール)はキンキンに冷えているのがありがたい。グビッとひと息で無くなってしまいそうな量だが、大切にちびちび呑む。我々の後から次々に客がやって来て忽ち満席状態となった。
ほどなくパスタ登場。にんにくの香りは無く、トマトソースも甘みが強めで、如何にも女性向けの趣き。小生には可もなく不可もない感じ。
外に出れば、アウトレットの入口に向かって、車の渋滞が延々と続いている。今日も大繁盛の様相である。

20160703_115605

20160703_112006

20160703_111836

20160703_111937

20160703_112228

20160703_112253

20160703_113547





 

↑このページのトップヘ