山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2016年08月

月いち居酒屋ツアー。今回は鬼の霍乱か、那須高原で熱中症を患ったらしい蕎麦好きおやじさんは欠席。だからという訳ではないが、秋葉原駅にほど近い(住所は神田岩本町)バルに行くことにした。偶々だが店の前が道路工事中だったせいで、店が判り難い。そもそもこの道は、他に店も無く人通りが少ないところ。秋葉原駅から歩いてほんの数分だが、寂しいくらいひっそりしている。
店へ入ると、右側のカウンター席と左側のテーブル席がまっすぐ並んでいる。かなり客が入っていて、ほぼ満席状態。こんな静かな場所でも、ここだけは別天地。小生以外のメンバーは、いつものように既にいい調子。料理もいくつか並んでいて、小生のビール(ザ・プレミアム・モルツ、480円税別、以下同様)がやってくると同時に、ポルケッタ(980円)も到着。かなりのボリューム。4人ぐらいで丁度良いサイズ。
ここは、数多くの日本のワインを呑ませてくれる、ちょっと変わったバル。市価+999円で呑ませてくれるというのも良心的。ワインリストを見ると、塩山洋酒醸造や、ココファームのワイン、リュードヴァンのカベルネ・ソーヴィニヨンもあった。なかなかの品揃えと見た。
まず最初に頼んだワインは、塩山洋酒醸造のベリーアリカント2015(2,799円)。塩山駅を利用することは多いが、街にこんなワイナリーがあるとは知らなかったし、ベリーアリカントなどという品種も聞いたことが無かった。意外と云っては失礼かもしれないが、結構スパイシーで酸味もほどほど、呑みごたえがあるミディアムボディ。普段呑みに丁度良さそうだ。
ではつまみも追加しようということで、とろとろ牛スジ赤ワイン煮込み 八丁味噌仕立て(690円)、サバの燻煙焼き(590円)、霜降り和牛サーロインステーキ(1,280円)、炭焼きキャベツのアンチョビソース(490円)を注文。ここは炭火焼がウリの様である。
次は農民ロッソ2014(2889円)。ココファーム・ワイナリーのワインとして馴染みがある。ベリー系の香りがあるが、酸味と凝縮感も程よく、これも飽きのこないタイプ。
この店は、気軽に日本のワインを楽しむことができ、しかも料理の品揃えもバリエーション豊富。ちょっと隠れ家的要素もあって、馴染みの店にしたい魅力がある。

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大菩薩嶺からの帰り道。締めは、兄が友人と一杯やる際に時々通っていると云う、八王子駅南口にある蕎麦屋「まかど」に行ってみた。念のため電話を入れて、席を確保。八王子は、「ロマン地下」にある「「燻製バル68」」に行って以来(その時のレポはこちら)なので、いつのまにか半年ぶりである。駅南の子安町界隈は、八王子育ちの小生でも馴染みが薄い地区。行く度に新しい発見がある。
店は駅から7、8分ほどの処にあり、外観は古民家風に古木を再利用したような、落ち着いた佇まい。内装も同様で、酒と蕎麦をゆっくり味わえる雰囲気だ。我々は右手奥の大きなテーブルに着地。さて先ずは日本酒。「澤乃井」、「〆張鶴」、「八海山」、「浦霞」と有名どころに加えて、「相模灘」の純米吟醸もあった。ちょっと高めだが(980円)、それ、いってみよう、と注文し乾杯。いただいてみると、旨味があるが基本的にすっきりジューシー系。相模原市の津久井にある造り手(久保田酒造)。意外に身近な場所に美味い酒があった。
つまみには蕎麦屋としてはかなり豊富。豆腐の味噌漬け、冷やしトマト、揚げなす、鴨の薫製、もろきゅうを注文。それと稚鮎の天ぷらがあるというので、せいろとセットで注文。豆腐の味噌漬けは、クリームチーズの様な濃厚な味で、旨味の強い日本酒にもぴったりくる。意外に蕎麦屋のメニューで見掛けることは無い。冷やしトマトもありそうで無いことが多い。日本酒の口直しには丁度良いと思う。
八王子で蕎麦屋と云えば、座忘、車屋、いっこう、山泉と美味い店が多いが、ここ「まかど」の蕎麦もかなり美味い。調べてみると、ここは一茶庵系の店のようだ。酒のつまみが豊富で、蕎麦が美味いとなれば申し分ない。ついでに云えば、八王子の地酒も置いてくれると有難い。子供の頃、たしか4軒ほど造り酒屋があったと記憶しているが、いつのまにか次々廃業していて、今は八木町にある小澤酒造場のみ。銘柄は「桑の都」。是非、これを置いておいて下され。
そおいえば、白春酒造とか中島酒造、西岡酒造なんて昔あったなあ。うちの親父さんは、たしか西岡酒造の「社会冠」を呑んでた。たしか、西岡酒造と小澤酒造場は、道を隔てて向かい合っていた筈。どうしたんだろうと調べてみると、西岡酒造は福井市にある河村酒造と合併・移転して、西岡河村酒造となってしまったようだ。西岡酒造のもう一つのブランドだった「月丸」は、今も西岡河村酒造が造っているらしい。なんとまあ驚いた。

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久しぶりに大菩薩嶺に登ることになった。当初は沢歩きのつもりだったが人が集まらず、和尚が「沢じゃ無ければ参加したい」と言い出したので、ごくポピュラーな大菩薩嶺をチョイス。もう8月なので、このくらいの高さには登らないと暑くて我慢できない。
その後、さすが深田百名山にしたせいか、参加者が次第に増えて(兄も参加することになり)結局合計7名となった。我々の仲間でも大菩薩嶺の人気は高く、毎年のように通っているもののいるが、小生としては11年ぶり。その頃はまだ、介山荘は建て替え前の趣ある建物で、先代の小屋主も現役だった。
今回はごく一般的なルートを大菩薩峠経由で登り、下りは唐松尾根。これで上日川峠からバスに乗って帰れば、まったく普通のハイキングだったが、今回のもう一つの目的は「ペンションすずらん」に寄ることなので、ならば「山と高原地図」で破線となっている、中日川峠から下りる道を辿ってみようか、ということにした(山の記録はこちら)。
実際に行ってみると、果たして「すずらん」を指し示す道標はしっかりあったが、登山道そのものはすっかり廃道化していて、けもの道との違いが付かない状態。あとで「ペンションすずらん」の女将さんに聞いたところでは、この頃全然手入れはしてません、とのこと(ペンションすずらんのHPにある「周辺マップ」には「山と高原地図」と同様、赤い破線の記載あり)。昭文社としても、早いところ破線の表記はやめるべきと思われる。
我々はそれでも殆ど迷うことなく、「ペンションすずらん」の南にある橋の袂に下ることが出来た。これはまったくGPSのおかげである。
「ペンションすずらん」に到着。いつものように、ライダーたちが寛ぎ、虫取り網を持った子供達がうろうろしている。我々山やは、とにかく風呂だ。ここは温泉ではないが、安くて(500円)、開放的で、空いているのでお気に入り。カランからのお湯の出が悪かったがそれは御愛嬌。すっきりさっぱりしたら、レストランへ。まずはビールで乾杯。三々五々、風呂上がりの面々が集まる。ここは時折風が通っていくので、エアコンなんて必要ない。今日は珍しく、数人の先客が寛いでいた。女将さん曰く、今日は泊まりの客が多くて、準備に忙しいとのこと。
つまみはいつもの、しいたけバター焼き、やまうど、野菜と山菜の天ぷらの他、馬刺しも注文。そうなれば日本酒も必要ということで、珍しくビール以外にも手を出し、大人の夏休みを満喫した。

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買い物があったので、久しぶりに独りで銀座へ出た。ちょっと早過ぎて、店の開店時間はまだだったので、「サンマルクカフェ銀座マロニエ通店」で電子書籍を読みながら時間潰し。時間は9時半頃。こんな時間でもかなり混んでいる。友達と待ち合わせというよりも、本を読みながら、のんびり休日を過ごしているひとり客が多い。外国人も結構多いのは、やはりデパートやブランドショップの開店を待っている感じだ。
やがて買い物を済ませた後、ついでに「好日山荘」で登山用品を物色。あれこれ見たが、さほど物欲が湧いてこないので、手ぶらで店を出る。もう11時過ぎ。せっかくなので何処かでビールでも呑もうかと、少々考えあぐねた末、銀座1丁目の「マロニエゲート」内にある「クラフトビールタップ」に入ることにした。この姉妹店である、ヨドバシAKIBA内の店も先日訪問済み(そのときのレポはこちら)。
「マロニエゲート」は11階と12階がレストランフロアで、「クラフトビールタップ」は11階にある。5階から9階まで東急ハンズが入っているので、ついでにうろうろするが、やはり買いたいものは見つからない。どうもこの頃は、目的を持っていないと購買意欲が働かない。別に余計なものまで買う必要は無いが、目を惹くものが無いのも、馬齢を重ねたことに起因するかと思うとやや切ない。
ともあれ、「クラフトビールタップ」に入店。秋葉原の姉妹店は窓に面していない店だったが、ここはかなり外の眺めが良い。先客はひと組のみ。まだ時間が早いせいだろうが、帰る頃になっても客はせいぜい4組ほど。銀座では、クラフトビールの昼間呑みはそれほど好まれていない様子。というか、呑み助は銀座にはやってこない、ということか。これが上野のガード下や浅草だったらこうはいかない。もうこの時間だったら、賑やか過ぎて、気後れして入れない恐れだってある。銀座は狙い目なのか、それともこの店のネームバリューがいまひとつなのか、良く判らない。
さて、ビールは何にしようかと暫し思案。せっかくだから、樽生クラフトビールの、パイクIPA(1,050円/330ml税込、以下同様)にしてみた。このIPAは、香りも苦味も申し分ない。アメリカのクラフトビールだって、イケてると思う。料理はポロネーゼのシュペツレ(1,000円パン、サラダ、コーヒー付)にしてみた。いわゆるドイツ風パスタ。ビールによく合う。銀座で、気取らない店に入りたいときにはここはお奨め。ディナーにも興味はあるが、やはりこの店は、太陽の日差しが良く似合うような気がする。

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「落合簗」で十分満足したあとの帰り路。渋川から乗った18時19分発の普通電車は高崎止まり。湘南新宿ラインに乗る3人の方々と別れ、上野東京ラインに乗り換える。
高崎から大宮までは、普通電車で1時間20分ほどの旅。大宮には20時06分到着の予定。新幹線ならば19時26分着。流石に新幹線は速いが、酒とつまみさえあれば、普通列車でも問題ない。もし酒を切らしたならば、寝て行くしかない。高崎線の景色は、そもそも並んだ家々を眺めるだけなのでちっとも面白くないが、夜ともなれば時折、郊外駅周辺のネオンサインなどが目に入るので、多少はましである。
このE231系は、前後2車両ずつがセミクロスシート車両なので、我々も先頭から2両目に収まる。
今日、リュックサックの中に忍ばせて来た酒は、仙禽酒造(栃木県さくら市)の「かぶとむし」という、一風変わったネーミング。その名の通り、ボトルの表に貼られた透明ラベルには、半透明の七色のかぶとむしが描かれているし、裏ラベルには「あなたの少年時代は、いつでしたか。」と書かれている。つい、ん十年前に思いを馳せる。なかなか心憎い演出である。
口に含むと、酸味とジューシーさを感じるものの、意外に爽やかで余韻がすっきり。これで夏を感じてください、ということだろう。日本酒で、少年時代の夏休みを思い起こさせようと云うのは、考えてみるとすごいことだ。日本酒の可能性を見たような気がする。
この「かぶとむし」も、原料米は地元さくら市で収穫されたものを使っている。ワイナリーのやり方を手本にしたのか、この手の「ドメーヌ化」がこの頃の日本酒造りの流行りとなっているようだ。先日呑んだ「天明BangeYamada」もそうだった。中央線の初狩駅辺りでは、「笹一」の文字を染め抜いた旗が、田圃の畦道に立っているのを見た。今後も益々その傾向は強くなるような気がする。それで酒の旨みがどうなるか、などということはどうでもいいが、酒の品格と云うか、箔がつくような感じはある。

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かねてより、山から下りたら簗に寄ってみたい、と思っていた。簗と云えば、もちろん鮎。鮎と云えば、シーズンは6月から9月。簗場の場合は釣りシーズンとはちょっとずれて、だいたい6月半ば以降オープンという処が多い。つまり、基本的に暑い頃となる。その頃の日帰りの山選びとなると、いつも云うけどこれがなかなか難儀だ。
もうひとつ、場所の問題がある。関東で、簗場はだいたい群馬県の利根川水系、栃木県の鬼怒川水系、茨城県の那珂川界隈と決まっている。那珂川は山と結び付けるのは少々難しいのでとりあえず除外すれば、残りは利根川か鬼怒川界隈。どの山と組み合わせるか、あれこれ考えた結果、山は十二ヶ岳&小野子山、簗は渋川にある「落合簗」にしてみた。どちらも標高がいまいちだが、やむを得ずそこは犠牲にした。
根古屋乃湯でさっぱりした後、タクシーでそのまま「落合簗」に向かう。所々街中で祭りの準備作業を見掛ける。タクシーの運転手曰く、お盆の頃に山車を引く祭りがあるらしい。普段はひっそりとした渋川だが、この時だけは盛り上がるようだ。
細い路地のどん詰まりに「落合簗」があった。渋川の市街地から見れば、利根川を挟んだ向かい側。「落合簗」から見ると、目の前を流れる利根川の先に聳える榛名山が望めると云う、絶好のシチュエーションにある。時折、鉄橋を渡る上越線の電車も見える。建物は簗らしく、板張りに茣蓙を敷いただけ、屋根もトタン板を被せ、その下の葦簀が剥き出しとなったままの安普請だが、それがいかにも簗場の雰囲気。屋根には水を流して、暑さを和らげる工夫もされている。
今日は膝のリハビリ中のくまちゃんが、わざわざ簗だけを目指してやってきた。既に先着していて、手際よく塩焼きは注文済みとのこと。流石である。まず揃ったところで、生ビール乾杯。料理はとにかく鮎尽し。付き出しの酢のものと、いきなりメインの塩焼きから始まり、生き造り、うるか、フライ、一夜干し、鮎の土佐煮、鮎飯をいただき、ちからいっぱい、鮎を堪能する。
ビールの後は日本酒。落合簗のラベルが貼られた冷酒は、高崎市倉渕(榛名山の西麓)にある牧野酒造の「大盃」という銘柄。創業は元禄三年、現在の蔵元は十七代目だそうである。口に含むと、すっきり辛口。鮎料理を喰うには、このような淡麗系の方が相応しいと思う。生酒をちびちびやりながら、鮎を齧っていると、「快速SLみなかみ号」が、汽笛と共に利根川鉄橋を渡っていった。

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梅雨明けしたのにも拘らず、たかだか標高が1,200m程度で、暑い思いをするのが判っていた十二ヶ岳と小野子山を、あえて登りに行ったのには訳があった。それはひと先ず後回しにするとして、とにかく今日は覚悟の上とは云え、予想通りに暑かった。時折吹き抜ける風が無ければ、予定通り歩き通せたかどうか判らない(山の記録はこちら)。
ともかく、一刻も早く下界に下りたら、一刻も早く日帰り温泉へ直行だ。今回の山で最も近いのが「根古屋乃湯」という日帰り温泉。外観も内装も、かなり素朴な感じで、手作り感にあふれている。入浴料は400円なので、銭湯よりも安いということになる。貴重品ロッカーは、500円のデポジットを払って鍵を借りる仕組み。
脱衣所には「お風呂上がりにゴックン!おいしい生ビールあります」の貼紙があって、そそられる。風呂場には先客がおひとりだけ。その方も直ぐに出て行ってしまった。内湯も露天風呂もかなり広いが、ひとりで完全貸切状態。
内湯は湯船が2つ、露天風呂は3つに仕切られていて、湯温が異なる。源泉は34℃というから、冷たい感じ。次が39℃くらい(個人的な感触)でぬるめ。一番暑い湯船でも41℃程度(個人的な感触)なので、こちらに入る。湯船から、さっき下りて来た十二ヶ岳と小野子山や、子持山、赤城山を眺めることが出来る。これほどの眺望がある日帰り温泉も珍しいと思う。この温泉は吾妻川畔に建っているが、河岸段丘の上なので見晴らしが良いのだろう。
さっぱりしたところで、さてお待ちかねのビールだ。食事処には、「支那そば」と大きな文字が書かれた暖簾。客は誰もいない。エアコンは無く扇風機が回っているだけだが、窓は開け放たれていて風が入ってくるので、暑くは無い。
ビールのあてには枝豆。なまずの天ぷら(1,000円)が気になったが、この後が控えているので自重。しかし、枝豆だけにするつもりが、奥から女将さんが「田舎だからこんなのしかないの」と云いながら漬物やら、ミニトマトやらのサービスがあって大満足。「玄関にきゅうりが置いてあるから持って行って」と云われ、(小生以外は)有り難くいただいた。ここには、普通の日帰り温泉には無い、家族経営ならではの温かみがあって、和める。次に来た時は、食事処でもうちょっとゆっくりしてみたい。

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黒金山と乾徳山から下りてきた帰り路、立川駅の西寄りにある地下道の、南側出口脇に雑居ビルがあり、その1階にある「しばさか」という居酒屋に入ってみた。
ここはかつて「神代」と云う名前の居酒屋で、 立川で山の集まりがあったとき、何回か入ったことがあった。その後、いつのまにか「神代」は無くなり、しばらくこのビルに立ち寄ることも無かった。
今回、暫くぶりで寄ってみる気になったのは、ネットで偶々「しばさか」という名の居酒屋を見付け(さらに、ネットによると「しばさか」の前は「柴崎の酒場通り」と云う名の店だったようだ)、その場所が「神代」と同じで、しかも内装写真が「神代」とよく似ていると思ったからだ。なんだか30年ぶりの記憶が突然蘇った思い。
店の前に立つと、やはり以前と同じ雰囲気で、ちょっぴりじーんとくる。扉の上を見ると、うっすら「神代」という文字を削ぎ落とした跡まで残っている。中に入るとややイメージは異なっているものの、厨房の位置、壁の色やテーブルの配置などはそのままのようだ。店は変わっても、居抜きで30年以上前の面影がこれほど残っているとは感慨無量。立川駅南口は何もかも変ってしまったが、この店だけは高校時代と繋がったままだった。 
メニューをみると一見、なんでもござれの典型的大手チェーン店系大衆居酒屋のようであるが、出て来るのはもうちょっと手作り感があって、より庶民的な料理で親しみが湧く。乾杯生ビールの後に頼んだものは、大根と炙りベーコンのもりもりサラダ(580円税込、以下同様)、ベーコン・鶏・牛ホルモン・砂肝のアヒージョ(870円)、トロトロ炙りチャーシュー(580円)、シーフードピッツァ(500円)、角煮のマヨコーンピッツァ(500円)、魚介のクリームピッツァ(500円)と概ね西洋風だが、飲み物は「いっちょらい」等の日本酒をいただいた。こんな組み合わせが出来るのも、大衆居酒屋の利点。個人的には、これからちょくちょく来てみたい店である。

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機山ワイナリーにフラれたので、傷心癒えぬまま塩山駅へタクシー移動。乾徳山山頂付近の岩場でやや渋滞に嵌ったものの、結果的には全体として行程が順調だったので、今日も首尾よく「ホリデー快速ビューやまなし号」に間に合うことが出来た。
山の上はそれなりに涼しくって良かったが、やはり街中は気温が高く、湿気もある。駅に上がると、浴衣を纏った女の子達が切符を買っていた。何処かで祭りでもあるのだろうか(あとで調べてみると、隣りの山梨市の笛吹川畔で花火大会があったようだ)。
そう云えば、いつのまにか夏祭りのシーズン。この頃になると、日本国中を巡って、祭りを見に行く人がいるが、半分羨ましく、半分呆れて見ている。個人的には、京都の「祇園祭・山鉾巡行」や五所川原の「立佞武多祭」、越中八尾の「おわら風の盆」は、其々いっぺん見てみたいと思うが、基本的に暑いのも人ごみも苦手なので、祭りにどっぷり嵌るのは、やや腰が引ける。できれば、メインストリートに面した小粋な料理屋の2階で、団扇が要らないくらい風の通り道になっているような屋根付き桟敷から、冷たいビールを呑みつつ、祭りの列を眺めるぐらいがちょうど良い。一方で、寒いのは問題ないので、そのうち「秩父夜祭」でも、遠目から眺めに行きたいと思っている。
やってきた「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗り込むと、つい2週間前の前回とはうって変わって、1階席も2階席でもボックス丸々空いているところが無い。やはり陽気が良いとこういうことだ。仕方なく、お一人だけ座っていたボックス席にお邪魔し、少々遠慮がちに酒ボトルとコップを取り出す。
本日の日本酒は「天明BangeYamada・純米吟醸無濾過生原酒」。ボトルには、銘柄が筆記体のアルファベットで書かれた、ちょっと珍しいラベル。この頃、水だけでなく酒米も地元産を使った日本酒が増えているが、これもそのひとつ。口に含んでみると、酸味と旨味が程良いバランス。肩を張らずに呑める酒である。さて、立川に着いたら何処へ行こうか。

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せっかく「はやぶさ温泉」に来たので、近くにある恵林寺の境内をぶらぶら寄り道。この寺の山号は乾徳山。そう、まさしくついさっき登って来た山である。戦国末期、織田勢の焼き打ちにあった時、住職だった快川和尚が発したとされる「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」でつとに有名である。境内には、精進料理を出す「一休庵」という茶屋があるので、いつか寄ってみたいと思っている。
歴史の香りに一寸だけ触れた後、ついでにその直ぐ南側にある「機山ワイナリー」(正しくは機山洋酒工業)に寄ってみることにした。ここは何年か前から個人的に気になっていたワイナリー。以前、「キザンファミリーリザーブ」という赤ワインを呑んだことがあり、その複雑な香りと味の深みに驚いたことがある。店頭価格が2,000円以下でも、このような日本のワインがあったのかと、少々感動した。
行ってみると、門構えは大地主の旧家然としていて、ワインというよりも日本酒でも醸していそうな佇まい。勝手に門を入ると右手に「機山ワイン館」と書かれた煉瓦造りの建物があるが、良く見ると「CLOSED」の表札。是非手に入れてみたかった「キザンスパークリング・トラディショナルブリュット」が、現在店頭販売のみとのことだったので楽しみにしていたが、誠に残念。
「CLOSED」の文字だけでは納得しない女子連は、ずんずん奥へ進み、母屋で直談判してくれたようだが、訊けば店主が外出する用事があり、今日は16時で営業終了とのことだった。次回は、山は適当に切り上げて(もしくは登ったふりだけで)、真っ直ぐここへ直行してみるか。

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暑くなると、どうしても高い山に登りたくなる。しかし、日帰りの場合、登れる範囲は限られる。同じ山(例えば大菩薩嶺)ばかり登るのは憚られるし、山行計画を立てる身には悩ましい季節だ。そこで、今回はとっておきのプランとして、およそ30年ぶりに黒金山を登ることにした。タクシーを駆使すれば、一気に標高1,550mまで上がることが出来る。今日は総勢5人でタクシー1台なので、料金メーターは怖くない(山の記録はこちら)。
青笹から黒金山に通じる登山道は昔からあったが、現在はそのほぼ中間点を林道が横切っていて、そこが今回のスタート点。30年前にはこんな登山口は無く、日帰りで登ること自体、想像もしなかった。その時は、乾徳山中腹にある高原ヒュッテ(現在は無人避難小屋だが、当時は素泊まりのみの有料小屋だった。暖房が無く、晩秋の夜は随分と冷えた記憶がある。)に泊まり、翌日は乾徳山、黒金山を越えて、西沢渓谷へ下った。
黒金山は、中央線沿線の山と云うよりは、ほぼ奥秩父の領域。事実、シラビソやコメツガが主体の森で、苔生した深山のひんやりした雰囲気に包まれている。黒金山山頂は、残念ながらガスに包まれていて眺望は得られなかったが、涼しさを求めて黒金山に登ったので、目的は十分達成した。
乾徳山を経由し、大平牧場の上にある登山口まで下れば、またタクシーを呼び、さて風呂だ。近くに「笛吹の湯」があるが、知りえた情報の範囲では、食事処もビールの自動販売機も無いようなので、当然スルー。その下流には「一の橋館」という温泉旅館があるが、タクシー運転手に訊いても立ち寄り湯をやっているか不明だったので、塩山に近い「はやぶさ温泉」に行くことにした。ここは、たいていのタクシー運転手に訊いてもイチオシである。
「はやぶさ温泉」とは随分カッコいい名前を付けたものだと思っていたが、ここの地名が「山梨市牧丘町隼」であることに初めて気が付いた。漢字ではなく、ひらがなにしたのが良かったようだ。
ここは普通の日帰り温泉とは違い、家族経営のような、手作り感がある施設である。たいして広くないフロントには、桃や野菜などが段ボール箱に並べられていている。桃ひとつ100円は安いと思うが、持ち帰ると思うとなかなか手が出ない。入浴料600円を支払い、貴重品をフロント脇のボックスに預けたら風呂場へ。源泉かけ流しで、カランの湯も源泉100%。湯温も程良い。しかも高アルカリ性(Ph10)なので、つるつるすべすべの湯である。
さっぱりしたら大広間へ。南側が開け放たれていて、手入れが行き届いた庭を眺めることが出来、ちょっと気の利いた旅館にいる気分になれる。まずは生ビール。今日もビールが美味い。さて、つまみ。ここは、下手な居酒屋顔負けにつまみの種類が豊富。表面がパリッとした餃子は勿論美味いし、モツ煮込み、牛すじ煮込み、ごぼう唐揚げ、砂肝塩焼きと、どれも日帰り温泉の食事処の水準ではない。腹が減っていれば麺類や丼物、握り寿司、うな重まであるので問題ない。つい、長居をしてみたくなってしまいそう。お湯佳し、食事処佳しであれば、地元のタクシー運転手が勧めるのは当然である。

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はやぶさ温泉のHP: こちら 

また7ヶ月ぶりに久呂無木訪問(前回はこちら)。
今回は、両神山の帰りなので、日曜日の訪問となった。両神山から下りて来た4人のうち、ひろちゃんは用事のため泣く泣く帰宅、その代わりに膝のリハビリ中のくまちゃんが、久呂無木に直接やってきたので、都合4人での入店。そのため、久しぶりに奥の座敷ではなく、小上がりに腰を落ち着けた。勿論、我々は予約済みなのだが、後から後から予約していない客がやって来て、丁重にお断り。相変わらずの人気ぶりである。
早速、久呂無木のご主人のお勧め日本酒をいただく。先ずトップバッターは「花陽浴」。最早、埼玉を代表する日本酒だと思う。この赤ラベルの山田錦(純米吟醸山田錦直汲み)は初めてだ。口に含むと、「花陽浴」ならではのジューシーさと、仄かなパイナップル系の香りが広がるが、程良く旨味も酸味も併せ持っているので、バランスの良さも感じる。流石だ。
つまみはいつもの豚炙り焼き、出汁巻き玉子、さしみゆば、鴨ロース、野菜天ぷら、板わさ、牛しぐれ煮、オニオンスライスをいただく。どれもこれも変わらぬ美味さ。
続いて登場した日本酒は「雁木 純米吟醸無濾過生原酒ノ弐」。旨味があって芳醇なのにさらっと上品。これはすいすいいってしまいそうだ。危険な酒。
次は「智則 純米吟醸 佐香錦 直汲み中取り 無濾過生原酒」。ご主人曰く、「智則」とは杜氏の名前だそうだ。自分の名前を酒の名前にするとは、かなりの自信作ということか。実際、口に含んでみると、これもまた旨味ががつんと来る、骨太な日本酒。まいった。
最後の日本酒は、「まんさくの花 純米吟醸 美郷」という、ちょっと風変わりなラベルの日本酒。裏ラベルには「・・・一際目を引くデザインボトルを作りました。上から順に「日の出」「まんさくの花」「水」をアイコニックに表現したものです。」とある。ご主人の解説によると、酒造(日の丸醸造)の若旦那が、どこぞのデザイナーに、ん百万円で頼んだら、大旦那に「金を使うなら酒造りに金を使え!」と怒られたそうな。小生も大旦那の意見に賛成。呑んでみると、酸味も旨味も程々で、とにかくフレッシュ爽やか。
締めはやっぱりもりそばがいいが、今日はおろしそばもいっしょに頼んでみた。大根おろしの辛みと蕎麦のシコシコ感が良く合う。もりばかりではなく、偶には色々なそばを食べてみるのも良いようだ。毎度様々な日本酒が楽しめるし、蕎麦もいつも通り美味い。何回お邪魔しても楽しめる店である。
 
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中双里BSから西武秩父駅行バスに乗り、大滝温泉まで移動。途中、川又BSに寄るが、地図を見る限り、随分と寄り道をすることになる。元々2つのバス路線が有ったのを、強引に1つにまとめたような運行パターンの様にも感じる。わざわざ寄るのだから、川又にはさぞや何か飲食店か酒屋でもありそうだが(勝手な妄想)、案の定というか、残念ながら何も無い。
ここは、かつて武州から甲州、信州方面へ通じる秩父往還(中山道と甲州街道の間道でもある)の拠点であり、近くに栃本宿と栃本関所があった。十文字峠越えや雁坂峠越えの起点として、登山者にはそれなりに価値はあるのだから、「山の駅」でもあったら最高だと思う。
川又BSに停車すると、荒川源流の沢でも登って来たのだろうか、70Lサイズの特大リュックサックにシュリンゲやらヘルメットやらをぶら下げて、若者集団がドヤドヤと乗り込んできて、車内はほぼ埋まった。
我々は大滝温泉遊湯館前BSで途中下車。11年ぶりの大滝温泉(隊長、グッチー師匠と入った前回はこちら)。ここは、お食事処や特産品販売センター、歴史民俗資料館からなる道の駅に、併設された形となっている。お食事処や特産品販売センターには観光客が集まっているようだが、遊湯館は意外に空いている。入浴料は700円だが、ロッカー代は別途100円かかる。
脱衣所から風呂場に向かうと、内湯と露天岩風呂がある。露天岩風呂と云っても、一方向だけが屋外に面しているだけなので、それほど開放感はない。内湯と露天岩風呂とは、ガラス窓があるかどうかだけの違いだ。どちらからも荒川の流れが目の前に見える。内湯だって十分、眺めが良い。湯は、弱アルカリ性(Ph8.4)なので、ぬるぬる感は殆ど無いが、柔らかな感触。
風呂上がりは、遊湯館内の食事処へ。ビールと共に、枝豆、タコ唐揚げ、ポテトフライを注文。ここは、つまみの数は少なめだ。別棟に「郷路館」という食事処があるので、致し方無いのかも知れない。それでも、空いていてのんびり寛げるので、何ら文句は無い。次のバスがやってくるまで暫し、まったりした。

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雨上がりの2日目は、梅雨の合間にしては予想以上の好天気に恵まれ、両神山の剣ヶ峰からは、奥秩父の端(雲取山)から端(金峰山)まで望むことが出来、間から富士山も顔を覗かせていた。
景色を堪能したあとが今回のメインディッシュ、梵天尾根となる。ネット記録を色々とチェックした限り、ミヨシ岩さえ越えれば大したことは無さそうだと思っていたが、その後も結構、ズッキンバッコンの登り降りの繰り返しが続く(大小合わせて12個のピーク有り)ので楽ではない。さらに、白井差峠に着いたからと云って安心はできない。何故ならば、まだ高度差約800mの下りが待っているのだ。
それでも足を動かし続ける限り、その長丁場も次第に残り少なくなるから不思議だ。中双里には酒屋が無いことは判っていたので、ビールは大滝温泉まで我慢しなくてはならないと覚悟済。余り早くバス停に下っても、暑い処でぼーっと待っているのも辛い。時間調整しながら、ゆっくりと中双里の登山口に降り立った。
偶々傍には、地元のお年寄りの方(後に横山さんと判る)が家の外に出ていて、両神山から下りて来たことや、途中、子熊を見掛けたことなどを話すと、かたやその横山さんが昔、沢から両神山を登ったことなど、暫し世間話をした。小生の場合は、そのくらいでほぼ会話は終了するのだが、げに恐ろしきは、このちゃんのずうずうしさ交渉力。
なんだかんだ話しているうちに(ここから先は、このちゃんだけの独断場、他の者は聞いているだけ)、ビールの話に移り、山から下りて呑むビールは最高だけど、中双里には飲食店がない、自動販売機もない、呑みたいけど残念等々話になる。それを聞いているうちに気の毒に思ったのか、心の優しいその横山さんが「家に缶ビールが有るけど自分は飲まないので持っていくか」と云い出した。どっ、ひゃー。
流石にタダで恵んでもらう訳にもいかないので、幾ばかりかの金と交換と云うことで決着。その後、缶ジュースまでいただくことになった。ビールは(誠に残念だが)冷蔵庫には入っていなかった様子。それはともかく、完全に諦めていたビールが手に入ったことと、そこまで話を持っていった、このちゃんの交渉力に唯々びっくり。もちろん、ありがたく呑ませていただいたのは、云うまでもない(横山さんは空き缶まで引き取ってくれた、誠に感謝感謝)。

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両神山は、公共交通機関の便から考えると、1泊しないと登るのが少々難しい山なので、これまで2回しか登ったことが無い。今回は、未だトレースしたことが無い、梵天尾根に行ってみようという企画。登りに梵天尾根を使うとなると、清滝小屋までが長いので、2日目の下りに使うことにした。1日目の日向大谷から清滝小屋までが少々楽ちんだが、そんな登り方も偶には良かろうと判断。
結果的に、1日目は予想外にシトシト雨だったので、丁度良いアプローチとなった(山の記録はこちら)。スタート点の日向大谷には、民宿「両神山荘」が昔と変わらぬ佇まい。宿の貼紙には、缶ビールレギュラー缶が400円と書いてあって、朝から目の毒。しかし良く見ると、ビールロング缶も、発泡酒も同じ値段の400円。なんと大雑把な価格設定なのだろうか。これであえて、発泡酒を求める客がいるのだろうか、気になる。さらに、注意書きには「何が有りましても責任は負いかねますのでご了承ください」とあって、突っ込みどころ満載。今度、機会をつくって泊ってみたい。話が逸れた。
清滝小屋は11年ぶり(前回はこちら)の訪問。11年前は両神村(現在は小鹿野町と合併)が運営する有人の小屋だったが、経費節減のためか、それとも宿泊客が少なくなったのか、現在は無人の避難小屋となっている。ログハウス造の母屋は1階のみ開放されていて、2階は利用できない。
屋根続きの別棟(管理棟)にも鍵が掛かっている状態。ちょっと離れた旧館は、以前、食堂(前回、停まったときには、うどん粉がたっぷり入ったカレーライスを喰った覚えあり)として使われていた筈だが、やはり閉鎖されている。利用できるのが母屋の1階だけとは云え、スペース的に避難小屋としては無類の大きさ。1階に入ると、先客はゼロ。意外と云えば意外だが、今日の天候からすれば止むを得ないところだ。ちょっと離れたところに、水場(炊事場)と水洗式トイレもある。テントサイトは旧館の裏。行ってみると、2張あった。
そうこうしているうちに、単独行氏が到着。訊けばここは4回目とのこと。寝具は持参しておらず、手慣れた様子で棚に積まれた毛布などを敷いている(我々は寝袋持参なので使用せず)。
濡れた衣類を干したら、ちょっと酒とつまみでまったり(なんとこのちゃんはビールロング缶2本を背負って来ていた)。その後、パスタ主体の夕食。ここは水が比較的豊富なので、パスタの茹で汁に支障はない。たらふく食って、ワインを呑んだら忽ち眠くなって、随分早いが就寝。夜になる少々冷えて来るものの、シュラフカバーを持って来なかったこのちゃんは、シュラフカバー2重だけでぐっすりできたようだ。
翌日はすっかり雨も上がり、陽が差している。朝食は、メンマとチャーシューと卵がのったマルタイラーメン。単独行氏はピストンのようで、荷物を置いたまま早々に出発。さてこちらも、張り切って両神山を登ろう。

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月いち居酒屋ツアー、今回は中華料理の店にしてみた。勿論、ひとくちに中華料理と云っても様々あるが、その中から「客家料理」の店をチョイス。ご存じのように、客家は土地の名前ではなく、民族の名前なので、様々な地域に分散してその土地の料理とも融合しているので、客家料理も実に様々。今回の店「新竹」は、台湾客家料理とのことである。
しばらくクアラルンプール近郊に住んでいたので馴染みがあるが、マレーシアにも客家料理が普及している。むしろ、福建料理なども含め最早、マレーシア料理の一部になっている。日本では聞き慣れないが、きっとマレーシアにも客家人が移住して、独自の進化を遂げたものと思われる。
「新竹」の所在は御徒町(住所は台東区台東)だが、ガード下界隈の賑やかな場所からは少々離れていて、むしろ寂しい雰囲気の路地裏にひっそりとある。店に入ると、いくつかある円形テーブルはほぼ埋まった状態で、繁盛している様子だ。いつものように、小生以外はとっくにビールから紹興酒に切り替わって、もう良い調子になっている。
今回頼んだ料理は、「客家飯」、「豚レバーの冷製」、「新筍蒸し物」、「牛筋肉の煮込み」、「客家豆腐」、「空芯菜のにんにく炒め」、「トマトと玉子炒め」、「台湾高菜と豚バラ醤油煮」を注文。豚レバーは柔らかく、しっかりと味が染み込んでいる。新筍は、穂先でもないのに柔らかで、トウモロコシのような甘みがある。思わず美味い!と云いそうになる。これは珍味と云っても良さそうだ。他の料理も、しっかり味が付いているのが特徴か。
これらのなかで「客家飯」と「台湾高菜と豚バラ醤油煮」は、かなりマレーシアの客家料理に近いものだった。そう云えば、クアラルンプールの中心街にあった客家レストランは、この豚バラ醤油煮を饅頭の生地に挟んで喰うのだが、これが絶品。あ~、無性にマレーシアの経済飯(例えばこんなシロモノ)が喰いたくなった。

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塩山からの帰りはやっぱり立川で途中下車。今日は肉好き生臭和尚がいるので、ここが宜しかろうと事前に予約を入れた店があった。店の名前は「諸国のみくい My TaBReW(マイテーブル、と読むらしい)」と、だいぶ変わっている。変わってるのは名前だけでなく、建物の外観もかなりユニーク。
実はこの建物、以前、このちゃん、菊丸、タマちゃんと入ったことがあった店(その頃の名前は失念!)が、そのままの外観で、しかし中はだいぶ様変わりした状態で、全く別の店になっていたという訳。店に入ると、左手もテーブル席は20人ほど、何処かの会社の呑み会らしく、ビンゴゲームなどやっていてだいぶ盛り上がっている。今どき、そんなことをやる会社もあるんだ、と少々新鮮。
我々は、もう少々密やかに、山の反省会というか打ち上げ。そう云えば、今回の山で反省すべき点はさしてないが、強いて挙げるとしたら、柳沢峠茶屋の「不定休」に対する想定だろうか。もしも今日の状況が「不定休」に該当すると想定出来ていれば、柳沢峠には向かわずに、途中の横手山峠から落合に下る選択肢もあった。そうすれば、落合BSの目の前にある「田辺屋商店」で、またビールを呑むこともでき(前回の訪問はこちら)、15時30分発のバスにも乗れた。惜しいことをした。
さて、個人的反省はともかく、「諸国のみくい My TaBReW」。ここのウリは、クラフトビール。この頃、クラフトビールは、単なる流行りではなくすっかり日本に根付いたような気がする。我々日本人にとってビールとは主にラガービールのことだが、世の中にはエール系のビールが山ほどあり、それを知らしめたのがクラフトビールだと思う。
様々な種類が並んだメニューを睨み、皆、思い思いのビールを注文。小生はこの頃、IPA(インディア・ペール・エール)に嵌っているので、国産クラフトビールの中からファーイーストブリューイングの東京IPA(750円/350ml税込以下同様)にしてみた。これは瓶入りではなく樽生。度数は7.5%と少々高め。ホップがガツンと利いているが、香りもなかなかで美味い。ラガーに負けない喉越しで満足度は高い。
料理は、トムヤム水餃子(760円)、ジャーマンポテト(680円)、牛ほほ肉赤ワイン煮込(950円)、黒毛和牛肩ロースステーキ(1,800円)、自家製タンドリーチキン(690円)とがっつり系を注文。他にもエスニック系の料理も豊富。ビールの種類も含め、まだまだ暫く通っても楽しめそうである。

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今回も、上手いタイミングで「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車となった。ほぼ3ヶ月ぶりである(前回はこちら)。前回は石和温泉からの乗車でも、結構混んでいて、2階席には座れないほどだったが、今回は塩山から乗っても、2階席はガラガラ。梅雨時の山は、こういった面でのメリットもある。
この「ホリデー快速ビューやまなし号」は、「塩山」を出ると停車駅は「勝沼ぶどう郷」、「大月」、「相模湖」、「高尾」の順。「やまなし号」と標榜するからには、山梨県から帰る行楽客の利便性を、それなりに勘案しないとよろしくないが、どうも登山帰りの客は軽視されている節がある。「勝沼ぶどう郷」駅以東では、「大月」だけ?と云いたい(ついでに云うと、「相模湖」駅は「山梨」ではないので、やや筋違いである)。
大月駅から東は、高尾駅行きや東京行きの快速電車がそれなりに走っているので、さらに「ホリデー快速」が停まってもたいした効果は無いだろうが、問題は「甲斐大和」、「笹子」、「初狩」の扱いである。
我々も、この3駅は良く使わせてもらう。小金沢連嶺や郡内・国中を隔てる山々から下りると、「甲斐大和」か「笹子」になるパターンが多いし、「初狩」は高川山に近い。特に「甲斐大和」は栄和交通大菩薩線の発着点でもあるので、登山者の利用は多い。この3駅はもちろん、特急が停まることは無いので、停車本数が少なく、待ち時間が長くなりがちである。従って、「ホリデー快速」こそ、この3駅に停車させるべき、と思う訳である。
しかし、JRにも事情はあるだろう。「笹子」も「初狩」も、島式ホーム1面2線タイプなので、特急の通過待ちは出来ない。この2つの駅に「ホリデー快速」を停めると、列車ダイヤに支障が出るのかも知れない。百歩譲って、「笹子」と「初狩」は諦めるとしよう(ほんとに諦めていいのか?)。しかし、「甲斐大和」はやや事情が違う。
「甲斐大和」は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の、計2面3線を有する駅なので、特急列車の通過待ちが可能である。ダイヤに影響することは無い。しかも、現に「ホリデー快速」は毎度停車して、特急の通過待ちをしている。停車しているが、ドアを開けないのである。乗車している者は、ホームで途方に暮れている登山客(我々も何度かそうした立場にあった)を、憐れみながら窓から眺めることになる。
もちろん、ドアの開閉には安全確認も必要。現在「甲斐大和」は無人化されていて、窓口業務だけ委託している状態なので、直ぐには改善できないのかも知れないが(普通電車のドア開閉ができて、ホリデー快速では難しい理由がいまいち判らないけど)、「成らぬは人の為さぬなりけり」なので是非、登山帰りの客のCSにも目を向けて善処してもらいたい。

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塩山温泉の井筒屋旅館で待望の風呂上がりビールを呑んだ後のこと。このまま暫く、井筒屋のロビーでまったりするのも一興かも知れない(和尚は妙に気に入った様子で、なかなか腰を上げようとしない)が、ホリデー快速ビューやまなし号の発車時刻までまだ小1時間ある。塩山温泉から駅までゆっくりあるいて15分ほど、せっかくなので、それまでの間でどこかもう一杯やれる店が見つかるだろうと、和尚を急かせて宿を出ることにした。
塩山駅周辺にもポツリポツリ、それなりに店はあるのだが、17時前なので開いている店は限られているはず。仲町通りを南へ進むと、赤い看板が目立つ「日乃出食堂」が見えてきた。暖簾が出ている。暖簾は意外に新しいが、看板は煤けていて味が出ている。典型的な庶民向け中華料理店の風情。事前のリサーチによれば、昼から通して営業しているということだったので、情報通り。やっぱりこういう店は、昼食でも夕食でも無い時間に店で一杯やりたい我々には有り難い。早速入ることにしよう。どんな餃子が出て来るか楽しみである。
店に入ると客はゼロ、店主がひとり、手持無沙汰に新聞を読んでいる。この街には、我々の様に、明るいうちから呑んだ呉れているような不届き者(?)はいないようである。奥さんと思しき女性も出て来た。店は夫婦でやっているらしい。外に出前用のバイクもあったが、奥さんが出前をするのだろうか。
テーブル席に着いたら、壁に貼られたメニューの短冊を眺める。やっぱりここは餃子(350円×2人前)と肉野菜炒め(750円)でいこう。もちろん、その前にビール(大瓶650円)。突き出し(と云うよりはサービス)には、カブ(?)の甘酢漬けとワカメの佃煮。程なく出て来た餃子は、ニラがたっぷり入っていて美味い。この頃、このような餃子はあまり見掛けない。そして、やっぱり餃子にはビールだ。
次に肉野菜炒めもやってくる。これもビールによく合う。若干塩気が多い感じがしないでもないが、それなりに汗をかいた我々には丁度良い塩加減である。ここは一見、中華料理屋のようであるが、かつ丼やオムライスもメニューにあるので、やはり大衆食堂と云っていいだろう。
こういう、いつでも開いていて(←最重要)、便利な場所にあって(←次に重要)、しかもそこそこ安くてそこそこ美味しい店が、下山口に最寄りの駅に有るか無いかは、重要なポイント。見付けることが出来れば安心できる。少なくとも塩山駅とは、これからも長い付き合いが出来そうである。

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柳沢峠で塩山タクシーに乗ったら、運転手には行先は塩山温泉の廣友館と告げる。ビールにありつくまでじっと我慢の時間。運転手が云うには、今日は下界では全然雨が降らなかったそうだ。この時期、雲が掛かった山にだけ雨が降るということが間々あるが、今日はそういう日だったようだ。
廣友館に到着。タクシーの運転手が親切にも、風呂が沸いているかどうか心配で訊きに行ってくれた。すると、使える風呂が一つしかなく、男女入れ替わりで入ってもらうしかないとのこと。今日は男2人、女2人なので、ちょっと困る・・・。ならば宏池荘へ行こうか、というと運転手が「ここもやっているよ」と、向かい側の井筒屋旅館を指差し、再び、沸いているかどうかを確認しに行ってくれた(ビールを飲めるかも訊いてね~、と追加依頼)。随分フットワークが軽い運転手(小生よりだいぶ年上)である。
結果、風呂もビールもOKとのこと。ひょんなことから井筒屋旅館の風呂に入ることになった。ここの風呂に入るのは、かれこれ9年ぶりである(そのときの記録はこちら)。そもそも井筒屋が日帰り入浴をやっているとは知らなかったので、まさかまた、ここにやってくるとは思わなかった。老夫婦がお出迎え。入浴料は500円。
宿の主が、風呂場への道順を教えてくれるが、なかなか複雑。でも、実際に行ってみると、9年前の記憶がよみがえり、そういえばこんな場所だった、と懐かしく思える。女風呂の手前には卓球室があり、卓球台もそのまま残っている。妙に懐かしい。
風呂場は、お世辞にもメンテナンスや掃除が行き届いているとは言い難いが(9年前はこんなんじゃ無かった筈だ)、すっかり貸切状態だし、お湯はぬるぬるで好い加減である。カランからのお湯の出が悪いので、湯船の湯を盛大に使って汗を流す。
さっぱりしたら、薄暗いロビーへ戻り、奥に向かって「ビールを下さい」と叫ぶと再び宿の主が現れ、ビールを出して呉れる。古びたソファーに座り、ビールを呑んでいると、塩胡瓜をサービスしてくれた。この感じが、通常の日帰り温泉には無い心遣いで嬉しい。この旅館は後継ぎがいないのかも知れないが、もうちょっと手入れをしたら、渋さがウリの宿として、客が集まるのではないかと思う。このまま朽ちていくのは、如何にも勿体ない。

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