山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2016年07月

立川駅で「ホリデー快速富士山2号」下車。今日も取りたてて行先を決めないままやって来た。この頃は、大人数でなければ気儘にふらふら歩いて、思い付いた処に適当に入ることにしている。偶々、「ずくなし」へ入る路地の前までやって来た時、前回来た時の居心地の良さを思い出し、また「ずくなし」に入ってみることにした(前回はこちら)。
良く見ると、入口が変わったようだ。確か前回は、暖簾が掛かった普通の引き戸だったが、今日はやけに低い引き戸になっていた。まるで茶室のにじり口。靴を脱いで上がるスタイルは、以前と同様。店内の照明がちょっと抑えめの感じがなかなか良い。これが居心地良さの要因の一つかも知れない。
先客は若いカップルひと組のみ。店主もやや手持ち無沙汰の様子。丁度良いタイミングで我々がやって来たようである。先客と同様、我々もカウンター席に陣取り、先ずは生ビール。
箸置きにエノコログサ(いわゆる、ネコジャラシ)が使われているのもここのスタイルならば、日本酒を頼むとフルートグラスに注がれるのもここのスタイル。肴には、ポテトサラダ(380円税別、以下同様)、地鶏のたたき(680円)、かつおの土佐造り(480円)、ほっけ開き(680円)、揚げ茄子(380円)を注文。ポテトサラダと揚げなすはどちらも美味いので、前回に引き続きの注文である。
ふと気が付いたが、カウンター席の壁に、見たことが無い紙幣が飾ってある。チェ・ゲバラの肖像があるのはキューバの紙幣だろう(ふと改めて、ゲバラの人となりを調べてみると、実はアルゼンチン人だった。いくら革命に功労があったとしても、他国民の肖像を通貨紙幣に使うのは、大らかと云うか凄いことだと思う)。他にも色々ある。店主に訊いてみると、家族で世界一周したとのことで、エピソードなど淡々と語ってくれた。以前、下北沢で店を開いていたというが、その後、世界一周旅行に旅立ち、帰って来てから立川のここに店を持ったようだ。
ここには10人ぐらいで座れる小上がりがある。コース料理もあるようなので、忘年会の候補のひとつとして考えておこう。

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御坂黒岳から、予定よりもかなり早めに下りられたので、乗れないと思っていた「ホリデー快速富士山2号」に間に合うことが出来た。下りの南尾根を末端までトレースしなかったことも寄与しているが、北尾根の登りが意外に順調だった。(少なくとも登りに使う分には)迷うところは無いので、御坂黒岳への登路として(篤志家向けではなく)利用価値は高いと思われる。
河口湖から新宿へ帰る場合、この16:00発の「ホリデー快速富士山2号」を逃すともう直通電車は無く、大月で(大抵の場合、高尾でも)乗り換えするしかない。乗り換えが面倒くさい場合には、もう一つの選択肢として、高速バスが浮かび上がってくる。そもそも運賃はバスの方が断然安い。ホリデー快速だと新宿まで2,460円だが、バスだったら1,750円である。土曜日の上り線だったら、渋滞に嵌ることも少ないだろう。
しかし我々の場合、山行参加者の最大公約数的には立川辺りが打ち上げ場所として最適なため、新宿へ帰る場合とはやや事情が異なる。高速バスを使って、立川の駅前に行こうとしたら、中央道日野BSで下車し、数分歩いて多摩モノレールの甲州街道駅で乗車、立川南か北駅に向かうと云うことになり、乗り換えの手間はそれなりにある。実際に「ホリデー快速富士山2号」を逃した時、どちらを選択するかは参加者の構成に依存すると思われる。
「ホリデー快速富士山2号」は、豊田車両センターに1編成だけ残っている旧あずさ色のJR189系車両が使用されている。昨今は定期利用されているのはこの「ホリデー快速富士山号」だけらしく、あとは臨時のかいじや臨時団体列車に使われることがあるくらいだ。我々としても、189系に乗るのはこの「ホリデー快速富士山号」だけである。
座席につき酒ボトルとカップを取り出しているうちに、富士山ビュー特急がホームに入って来た。JR371系、いわゆる「あさぎり」型車両をベースに、かの水戸岡鋭治のデザインで改造したシロモノ。この列車には、向かい合わせのテーブル席が付いた車両がある(指定席券が必要)。いつか乗って一杯やってみたい。ちなみにスイーツプラン(乗車券、指定席券込みで4,000円)なるものもあるようだが、右党ではないので特段、気を惹くことはない。
河口湖駅を定時に発車し、一路、大月へ。富士急線は結構、蛇行して走るので、富士山から遠ざかっているのにもかかわらず、左窓からも右窓からも良く見える。日本酒をなめながら、富士山を肴にするのはロングシートの電車では味わえない。今日もまた佳き山行だった。

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御坂黒岳を登る場合、一般的には御坂峠辺りを起点に、東西に縦走するのが普通だろうが、今回は北から南へ横断することを計画。やはり、トライするには日が長い季節がいいだろうと、梅雨の最中なれど7月のあたまに行ってみた(山行記録はこちら)。
御坂黒岳はどっしり大きな山なので、その北尾根は思った通りに「登り応え」があったが、南尾根も思った以上に「下り応え」があった。正直、雨の日じゃなくて幸いだった。南尾根の途中には、国土地理院の地形図にも記載されている烏帽子岩があり、さぞかし立派な岩で、その上に登ったら眺めが良かろうと勝手に想像していたが、実際には思ったほど巨大ではなく、しかも登る手懸りが無く、少々残念。
とりあえず烏帽子岩を確認したら、もう南尾根を下る意欲はやや薄れ、末端まで下ると時間もかかるため、ルート変更。途中からショートカットして、日帰り温泉の「天水」を目指して適当に下った。特に迷うことなく「天水」に到着すると、丁度、団体が大型バスで帰るところだった。何処かの日帰りバス旅行ツアーなのだろうか。
試しにググってみると、御坂黒岳や三ツ峠山などのバス登山ツアーで、「河口湖の温泉」に寄るツアーなどが見つかる。これには「天水」も該当しそうだ。良く見ると、様々なツアー会社が企画している多くの日帰り登山ツアーは、「下山後温泉入浴休憩付」というのが普通の様だ。山の帰りにひと風呂浴びるのは、いつのまにか世の中の常識になっていた。登山以外でも、例えば「ほったらかし温泉」を目玉にしたバス観光ツアーなども結構、見つかる。
これまでは「やしおの湯」以外で、ツアーバスを見掛けたことが殆ど無かったが、それは偶々運が良かっただけなのかも知れない。これからは事前に、様々なバスツアーの期日と被っていないことを確認してから、日帰り温泉を探す必要があるかと思うと、なんだか気が重い。
ともかく、今回も風呂場で鉢合わせにならず幸いだ。券売機に1,000円を入れて、券をフロントの女性係員に渡したら風呂場へ。ロッカーを使おうとすると、ロッカー代の100円は返って来ないと書いてある。しっかりしている。つまり、実質的に入浴料は1,100円ということだ。河口湖界隈の日帰り温泉としては特段、高い訳ではないが、時間差攻撃を受けて、なんだかちょっとやられた気分。
風呂場には誰もいなかった。貸切だと思えば、1,100円は安いかも知れないと思い直す。せっかくなので露天風呂にも入った。でも、いつものように、さっと入ったらさっと出る。
畳敷きの休憩室には、生ビールのポスターが貼ってあるが、注文する処が見当たらない。フロントに尋ねると、ロビーを隔てたところにある食事処で買うようになっていて、休憩室にも持ち込めるとのこと。生ビール中ジョッキとたこの唐揚げを注文。生ビール(中)650円はちょっと高いか。ビールが入ったジョッキを持って、フロントの目の前を通り過ぎて休憩室に向かうのは、なんとなく間抜けな感じがした。たこの唐揚げ(600円)は、厨房のおばちゃんが持って来てくれた。でも、ちょっと少なめかな。
ガラガラの休憩室でビールを呷り、まったり。河口湖の界隈はそれなりに人出があるだろうが、ここはちょっと別世界。山に近いせいだろうか。南尾根から下ってくる上で、「天水」は丁度良い場所にある。しかし今後、再び南尾根を下ることはあまり無さそうなので、「天水」に来る機会は少ないかも知れない。

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甥が勤める会社が直ぐ傍なので、甥と神保町で呑むことにした。この頃、仕事の都合で都心へやってくる機会がすっかり減り、呑み会を口実にすることばかり。わざわざ小一時間かけてやってくるのではなく、会社の帰りに、神保町の裏路地にちょっと寄り道していく、なんて羨ましい限りである。
神保町と云えば、昔から「さかいや」や「ICI石井スポーツ」などの山用品店があるので、高校生の頃から知っていた街。尤も、その頃はまだ、都営新宿線が開業していなかったから、中央線のJR水道橋駅から通っていた。ちなみに、最初に買った(と云うか最初で最後の)キスリングは、「さかいや」オリジナルだった。はじめの頃、パッキングには苦労した。
呑み屋街にしても、以前、隊長の勤め先があった関係上、これまで何度も足を運んだことがあるし、この頃も「カギロイ」(但し、住所は神田小川町)や「酔の助」、「放心亭」、「ミロンガ・ヌオーバ」、「シュヴァルツヴァルト」などに入ったりしているので、結構、馴染み深い街である。しかし、ここ「こんごう庵」はいつも素通りばかりで、久しく入ったことが無かった。
19時過ぎ。覗いてみると、まだいくつかテーブル席が空いている状態。奥に座敷もあるようだ。4人掛けのテーブルに着く。生ビール(550円税別、以下同様)で喉を潤した後は日本酒。ここは越後の有名どころの酒がずらり。久保田萬寿(1,800円!)だってある。でもやっぱり、雪中梅(700円)にした。店員が「口開けですよ」と云いながら、桝に入ったグラスに注いでくれる。いつもながら、何杯でもイケる良い酒である。
つまみは、新潟おつまみ盛り合わせ(1,280円)、ジャンボ油揚げ(580円)、天然地魚盛り合わせ(1,680円)、漬物盛り合わせ(?失念?)を頼んだ。新潟おつまみ盛り合わせは、ひとりだったらこれで十分、と云うくらいのボリューム。ポテトサラダもついてくるが、殆どマヨネーズを使わない、ほっこりタイプで珍しい。天然地魚盛り合わせは、切り身が随分と大ぶりだ。他にも色々あって、もっと頼みたいところだが、腹はもうこれ以上いらない感じ。今度来るときには、違った料理を試してみたい。
そう云えば、ここは新潟の料理をウリにしている店なので、蕎麦もへぎそばである。・・・しまった、蕎麦屋に入ったのに蕎麦を喰うのを忘れた! また来る口実ができたから、いっか!

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金峰山登頂の〆は、やはり立川で途中下車。さて何処へ行ってみようかと、到着前にしばし検索。その結果、2年前にできたという「しみず酒美家」に行こうと電話をしたら、使われていないとのこと。へっ、もう潰れたってことか?はやっ。行けなくて惜しかったのか、幸いだったのか・・・。
もう立川に着いてしまったので、代わりを検索する時間もなく、とりあえず南口へ出る。行ったことが無い店を探しつつ、「くし秀」という鶏料理店の前に辿り着いた。結構、客が入っているようだが、試しに覗いてみると、15分ぐらい待って貰えれば入れますとのこと。微妙な時間なのでぐずぐずしていると、店の人が出て来て「片付けるだけなのでそんなに時間はかからない」と説得(?)され、結局待つことにした。
やがて通されたのは2階の座敷。思ったよりも広いし、個室もある。ここは1963年創業とのこと。居酒屋としては老舗。ということは、我々が高校に通っていた頃には既にあった訳だ。尤も、高校生の分際でこのような店に入る訳もないし、こんな場所を通ることすら無かったかも知れない。それに立川駅南口の再開発は街の姿を一変させてしまったので、かつての街のイメージと重なりあう処が全くない。この前を通ったことがあったとしても、とても同じ店には見えないだろうと思う。
メニューを見ると、ここの鶏肉は大山鶏(だいせんどり)だ。この頃、時々目にする。こんなページを見ても、どこに特徴があるのかはよく判らないが、飼育環境と飼料に拘りがあるのかも知れない。鶏肉の美味さの決め手が、歯応え+ジューシーさだとすれば、特に後者を追及しているということなのか。その分、価格は高めかも。それにしても、月間生産量53万羽って凄くないか?
ともかく、それを喰ってみよう。先ずはビール(スーパードライ中瓶580円/税別、以下同様)でスタート。その後は、ハイボール(450円)。料理は、黄身つくね(300円×3)、せせりネギ(280円×3)、ささみ柚子胡椒焼き(180円×3)、せんざん切(650円)、皮カラカラ・ハーフ(400円)、海鮮サラダ・ハーフ(500円)、しまらっきょう(600円)、もつ煮豆腐(450円)を注文。どれも鶏肉はたしかにジューシーのようだ。個人的には、せせりネギが美味かったと思う。
〆の会計は、酒類4,280円(1,427円/人)、料理(含、付出し)5,630円(1,877円/人)となった。少々お高くなったが、まずまず美味かったし、ボリュームも十分だったので、CPは悪くないと思う。また、違った料理を試してみたい。

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くし秀のHP: こちら 

酉谷山の帰り、またしても日原でビールを呑み損ねた。バスが待ち遠しいし、もう他のことは何も考えられない、何も手につかない。東日原バス停には20人ぐらい集まってきた。その中には、酉谷山で出会った青年男子もいた。さすがに1本前のバスには乗れなかったようだ(しかし、我々がスルーした三ツドッケにはしっかり登って来たとのこと)。釣り客も3人いた。日原には釣り堀はないと思うので、渓流釣りなのだろう。かなりの釣果の様で、ニコニコ顔だ。
やがてやって来たバスに乗る。エアコンがガンガンに利いて気持ちが良い。汗は忽ち引いて、寒いくらいだが、どうせビールはまだ先なのでどうでもいい。
奥多摩駅に着いたらともかく風呂だ。全くのシーズンオフでもない限り(例えば、降雪直後)、いつも「もえぎの湯」は混んでいるイメージが強いので、敬遠して「玉翠荘」に入ることが多い。しかし今日のように、梅雨時ならば客も少ないだろうとの読みで、久しぶりに「もえぎの湯」へ行ってみた(前回はこちら)。
行ってみると、入口の辺りには学生風の大集団が屯している。どうやら、河原でのキャンプにやってきた若者集団が大挙して「もえぎの湯」に来たようだ。皆、風呂上がりの顔で、まだ上がって来ていない連中を待っている風情。寸でのところで風呂場で鉢合わせするところだった。なにしろカランが7個しかないので、彼らがいたら順番待ちは必至。危ない、危ない。ともかくも整理券無しで入れたのは良かった。
風呂場へ行くと、別の若者集団が露天風呂で気勢を上げていたようだが(女子露天風呂側からの情報)、洗い場も内風呂も空いていたし、露天風呂でのんびりしようなどと云う気持ちはさらさら無かったので、偶々とも云えるが事無きを得た。
2階の食事処で、ようやく生ビール(620円税込)を注文。ついでに豚とろ炭火焼(500円税込)も注文。時刻は午後5時半。三峰口を午前8時過ぎに出発し、こうしてここで、ビールにありつくまでの道程はほんと長かった。おかげで、この生ビールの美味さは格別。豚とろ炭火焼も、まずまず美味い。日が長い時に、少々チャレンジングな山行も、美味いビールを呑む観点から考えれば悪くない。来年は何処にするか。

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昔から、東京都最北の山、酉谷山に登ることを考えると、日帰りはかなりきつく、たいていは避難小屋か、三又でテント泊することが多かった(三又はテント泊するには絶好の場所だったが、今はどうなっているだろう)。東日本大震災の影響で、小川谷林道が燕岩付近で通行止めとなって早、5年。ここが通れないことで、酉谷山はまさしく「遥かなる山」となっている。
ところがこの頃、秩父側の大血川から登った記録が、時々ネットに登場するようになり、これならば我々でも日帰りが出来そうだ、機会あらばと狙っていた。そして今回、凡そ9年ぶりの酉谷山(前回の山行記録はこちら)に登ることが出来た(今回の記録はこちら)。それも秩父側から登頂し、日原へ下るということで、かなり充実した山行となった。
この大血川ルートは現在、昭文社刊「山と高原地図」にも破線で記載されているが、はっきり云って、もう少々グレードは高いように思われる。早々に、地図から破線を消した方が無難であろう。特に、下りで利用する場合はかなり手強そうである。
それにしても今回、酉谷山山頂からの眺めが良いことに驚いた。直近である9年前は、そもそもガスの中で眺望は得られなかったが、それ以前に登った時も、富士山が見えたような記憶が無い。立木がだいぶ疎らになっているような気がする。それに加え、笹藪がすっかり無くなってしまっていた。長沢背稜の尾根上から、酉谷山避難小屋が見えるようになっていたのがだいいち驚きだ。その避難小屋は9年前と変わらず、とてもきれいだった。
ところで、誰もいないと思っていた酉谷山山頂で、単独行の青年男子と出会った。訊けば、天祖山からここまで来たとのこと、しかも東日原を8時に出たと云うから、ここまで4時間強、驚きの健脚ぶりである。ここから先は我々と同じコースだが、この調子だと我々よりもう1本早いバスに乗ってしまいそうだ。
酉谷山から東日原まで、3時間半の行程は、只、ひたすら我慢の時間。横篶尾根を下る頃から、以前、ウトウノ頭から下りてきた際、バス停の手前になにやらラーメン屋のような店が出来ていてビールもあるようだし(その時の写真はこちら)、今日はその店でビールを呑むか、などと妄想に浸る。
ようやく東日原に到着、件の店の前に行くと、残念ながらと云うか、やっぱりと云うか、店は開いていなかった。例えばこの記事こんな記事によれば、 この店は「山根うどん」という名前らしい。今日はたいして良い天気ではないにせよ、こんな陽気の良い季節で、しかも土曜日だというのに休業日とは、随分と手強い。これでは、当てにならない店で有名になってしまわないか。その後、よく利用するタクシーの運転手に訊いたところによれば、開いている方が珍しいとのこと。今度、東日原へ下るときには、全く当てにせず、しかし恐る恐る覗いてみよう。

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また久しぶりに仕事帰りに声が掛かり、3人でちょっと寄っていくことにした。さて何処へ行こうか。うち一人が知っている店があると云うので、ついて行く。駅の北側、スークという名の雑居ビルの1階にある、「鳥光國」という店に入った。このビルに入ること自体、初めて。
店の内装も、メニューも、ついでに店員がもつ雰囲気も含め、正直云って海浜幕張周辺では良く見掛ける、典型的な焼き鳥屋。店としてはそれなりに努力はしているのだろうが、小生にはそれぞれの違いが良く判り難い。けっして不味い訳ではないけど、何度も来たくなる感じでも無い。そう感じるのは、何となく手作り感が薄い点か。
ともかくも、先ずはビール。エビスの生、琥珀というのがあったのでそれをいただく。一杯350mlくらいで、550円(税別)は少々お高いので、それ以降はサッポロ黒ラベルやハイボール、日本酒へ移行。都合、頼んだものは以下の通り:

お通し: 324円(税込、以下同様)×3
エビス琥珀(生): 594円×3
黒ラベル(生): 519円×6
玉乃光・純米吟醸・酒魂: 519円×8
角ハイボール: 382円×4
もも焼き: 162円×3
白レバー: 162円×3
冷やしねぎどり: 519円
そり: 216円×3
ふりそで: 216円×3
水茄子の刺身: 432円
月見つくね: 270円×3
村四郎のかまぼこ: 411円
おしんこ盛り合わせ: 627円

ということで、酒類10,776円(3,592円/人)、つまみ(含、お通し)6,039円(2,013円)となった。それなりに喰ったけれど、それ以上に良く呑んだ。冷やしねぎどりが印象的だった。全体としてまずまず、美味かったのは美味かったのだが、こんなものだろうなという、想定の範囲内かな。でも、誘われたらまた来ると思う。

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日曜日の昼下がりに立川到着。明日は仕事なので軽く打ち上げのつもりで、何の気無しに南口へ。日曜のこの時間でやっている店は限られている。ぶらぶらと西へ向かううちに思い付き、久しぶりに「横田酒場」に入ることにした。そう云えば、そろそろ競馬の最終レースの時間だ。
ここはJRAウィンズ立川、いわゆる場外馬券売り場が目の前のせいもあって、ギャンブラー御用達の店になっている。つまり、ここで一杯やりながら競馬中継を見ることが出来るし、出走直前になってから馬券を買いに行けるという、地の利がある訳だ。小生は馬券を買ったことが無いので、その面白さはいまいち判らないが、仲間と酒を呑みながらレースを観戦するのは、気分が盛り上がりそうな感じはする。
このような店が我々にもありがたいのは、明るいうちから開いているということ。ここは午前11時から開いているし、しかも年中無休なのである。それに、多くの場合、レースが終わって引き上げるギャンブラー達と、入れ替わりに我々が入店することのなるので、共存できる。
凡そ2年ぶり(前回のレポはこちら)の「横田酒場」入店。それは確か、御前山で雪にまみれて下りて来た時だった。御前山で、あれほどの雪を踏むことは空前絶後だとは思うが、妙に懐かしい。今日はそれ程暑い日ではないが、この頃の季節でそんなことを思い出すと、あの雪が恋しい。
前回はカウンター席だったが、今日はテーブル席へ通される。思った以上に空いていた。席に落ち着いたら、メニューを拝見。前回はこの店の名物、串揚げを喰ったので、今日は別のものにしてみようと、ポテトサラダ、アジフライ、梅水晶、たぬき豆腐を注文。
ポテトサラダは、フレンチドレッシングが掛かっている(コショウもたっぷり掛かっている)。確かにサラダなので、ドレッシングが掛かっていて当然なのだが、これは意外に新鮮。たしかにマヨネーズでなくてはならない理由は無い。たぬき豆腐も、ちょっと珍しい。いわゆる揚げ玉が入っているだけなのだが、なかなか有りそうでない。ただし、味は想像通り。
やはりこの店は、串揚げがメインのようなのだが、他の料理もそれなりに充実しているし、ちょっとだけひと手間掛かっているところが好印象。次回はまた、串揚げを楽しんでみたい。

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蕎麦屋「きり」で存分に呑んで喰ったら、さてそろそろ帰るか、と甲府駅14時25分始発の特急「かいじ114号」の自由席車両に乗る。少々早めにホームで待ってみたが、乗車率は半分程度だった。
考えてみると、「あずさ」と違い、「かいじ」に乗る機会は、意外に少ない。そもそも日帰りの場合は、こんな早い時間に帰ること自体無いし、もしそんな楽チン登山になったとしても、土曜日だったらやはり普通電車利用になるだろう。夕刻ならば、たいてい「ホリデー快速ビューやまなし」に合わせて時間調整する(≒何処かで一杯やる)ことになるし、たとえ乗り遅れても大月から東であれば結局、普通列車利用ということになるだろう。
従って、土曜日だったら「ホリデー快速ビューやまなし」よりも遅い時間帯か、日曜日の今回の様な時間帯に、乗る場合の何れかに限定されている訳だ。前者の場合は、日帰りでなんとか行ける山、ということになるので、がっつり登るケースが増えれば、日帰りで「かいじ」に乗ることにもなりそうだ。
ところで、甲府~新宿間は、いわゆるB特急券区間だ。甲府から立川までだと、営業キロで96.6km。B特急券の自由席では、100kmまで930円なので、少々お得感がある。
ちなみに小田急線で新宿~箱根湯本までは88.6km、特急料金(指定席)は890円なので、自由席、指定席の違いはあるものの、甲府~立川間と料金的に大した違いは無い。従って、「かいじ」の自由席に簡単に乗れるのであれば(長時間並ぶ必要があれば別だが)、割とお気楽に使える感じはする。
そんなことはともかく、座席を確保したら向かい合わせにし、残りの酒とつまみを取り出す。今回持参した日本酒は「豊賀(とよか)」。醸造元は小布施にある高沢酒造。先日、小布施を観光したが(松葉屋桝一市村で利き酒)、ここはちょっと離れているし、直販もしていないとのことだったので寄らなかった。この「豊賀」はかなりフルーティーで、柑橘系の香り。桝一市村の骨っぽい「スクウェア・ワン」や、松葉屋の濃醇な「本吉乃川しぼりたて生酒」とは、だいぶ趣が異なる日本酒だ。まったく昨今の日本酒は多様だ。
こうやって、見慣れたとは云え甲府盆地を取り巻く山の景色を眺めつつ、美味い日本酒をちびちびやるのは、山の帰りの楽しみであるのは間違いない。今回の様に、のんびり1泊してゆったり登るのも良いが、日帰りでがっつり登り、帰りは「かいじ」でちょっぴり優雅に過ごすのも悪くなさそうだ。 

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「増富の湯」からバスに乗り、JR韮崎駅に着く頃、丁度昼どき。普通ならばここで何処かに入ろうか、ということになるのだが、生憎、韮崎駅前には気が利いた店が無い。間もなく上り電車も来ることだし、とりあえず甲府に行けば何とでもなると、11時53分発の高尾行普通電車に乗り込む。
甲府駅北口はいつのまにか随分と変わった。再開発で洒落た建物が立ち並ぶようになり、飲食店もだいぶ増えた。今回寄ってみた「きり」も、おそらくは再開発に伴ってリニューアルされたものと思われる。店に入ると、右手がカウンター席でその更に奥が厨房、正面がテーブル席、左側が小上がりという配置。我々は小上がりに通される。
ふとカウンター席の上を見ると、そば等のメニューが書かれた木札と、その下に一品料理の短冊が並んでいる。その数ざっと40。蕎麦屋にしては異例の数。でも、それは夜のメニューなのでは、と勘繰りたくなるが、恐る恐る訊けばこの店はランチでも、夜と同様のメニュー。酒も、かなり豊富。うれしくて涙が出そうである。まるで、我々のためにあるような店。蕎麦屋というよりは、居酒屋が蕎麦も打つ、という感じだ。
もうビールは止めにして、とりあえず日本酒をいただくことに。短冊を見て、気になったのが「木火土金水」という銘柄。店員に訊くと「もっかどこんすい」と読むらしい。興味が湧いたのでそれを注文。瓶を見せてもらうと、おや、醸造元は笹一酒造だ。口に含んでみると、吟醸香はそれほどではないが、酸味と旨みがバランス良い。この頃の笹一は、色々やりよる。その後、「谷桜」もいただく。これも個人的にはお気に入りの銘柄。
料理は、まず鳥もつ煮。甲府に来たらこれを喰わねば。見掛けは味が濃そうだが、それ程ではない。これはやっぱり日本酒に合う。他に天ぷら盛り合わせ、桜エビのかき揚げ、こはだ酢〆、板わさ、かにみそ豆腐、真たこ刺し、鴨葱焼きをいただく。蕎麦屋で、こはだに出会えるとは思わなかった。どれも美味いので、ついつい酒がすすんでしまう。そして、締めは忘れずにせいろをいただく。
ついここは居酒屋と思ってしまうが、普通の蕎麦屋と同様、ランチ時は蕎麦を手繰るだけで直ぐ出て行く客が殆ど。客は入れ替わり立ち替わりで回転が良いが、我々だけ2時間近く居座った。大変満足、またやってくる機会を作りたい。

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都合良く、瑞牆山荘9時3分発のバスに乗ったのは良かったが、「増富の湯」到着時刻が9時25分に対して、営業開始時間は10時。次のバスがやって来るのは10時37分。さらにその後は11時47分。10時に開いて風呂に入って、10時37分のバスに乗ること自体はそう難しくは無いが、できれば食事処でちょっとノンビリしてみたい。しかしながら、食事処の営業時間は11時からとなっているので(終了は15時。みじか!)、その場合は自ずから11時47分のバスまで滞在を余儀なくされる。これではせっかく9時3分のバスに乗ったメリットが無くなる。仕方が無い、食事処は諦め、10時37分のバスに乗るとしよう。
それにしても、10時まで30分以上、ぼーっと待つのはなんだか馬鹿馬鹿しい。何とかならないか。そこで渉外係のこのちゃんが「増富の湯」へ電話をかけ、もうちょっと早く開けられないかと直談判に及ぶ。すると、営業開始はきっかり10時です、なんともなりません、と丁重に断られる。流石は公営温泉、時間に厳格である。
オープンを待っているのは我々だけではない。10時直前には、もう10数人が集まってきた。しかし、バスでやってきたのは我々以外にひとりの男性登山者のみ。他の方々は、単に風呂が目当ての様である。我々の周囲を、巣立ったばかりのツバメが飛び交っている。
ようやく10時。ほぼ同時に玄関の扉が開く。さっそく820円(北杜市民は510円)を支払って中へ。風呂場はかなり広いが、源泉を引いている湯船は限定されていて、そこに10名余りが集まるので丁度満員状態。皆さん、良く知っていらっしゃる。源泉は赤茶色なのが特徴。湯温は何故か37℃しかなく、ぬる好きの小生にとっても少々ぬる過ぎる(源泉は32℃らしい。なんでこんな微妙な加温なのか)。貼り紙には、30分浸かりなさい、的なことが書かれているが、たとえバスの時間を気にしなくても、そんなに長湯はできない。結局いつも通りにさっと入ってさっと出る。
とりあえずさっぱりした後、念のため食事処や休憩処もチェックしてから、自動販売機で缶ビールを購入。そのまま建物を出て、バス停前の荷物置き場でグビッとやる。
それにしても、バスの到着時刻に合わせて、「増富の湯」も9時25分に営業開始してもらえないだろうか。1番バスが運休する冬季は10時で構わないので。登山者のことを考えるならば、なんとか善処して欲しい。北杜市議会議員さんにお願いした方がいいかな?

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金峰山小屋の朝食は朝粥だった。酒を呑んだあとの胃袋には、大変うれしい。小生は毎朝、粥でもいいくらいである。さらさらとして粘り気が無いので、炊き粥(いわゆる生米から炊いたもの)だろうか。それとも昨日の残り飯を上手に炊いたのだろうか。漬物や佃煮が数種類並んでいてどれも粥にぴったり。何杯でもおかわりが出来そうである。小屋の食事は、少人数で給仕するのは大変だが、これならば手間も最小限。なかなか考えたスタイルだと感じ入った。何処の小屋でも、朝は粥にしたら如何だろうか。
朝食後、さっさと出発。今日は結構、風が強いようだ。でも、バス停までは危ないところは無いので楽チン下山。途中、富士見平小屋はかなりの賑わい。今日はそこそこ天気は良いが、まだ梅雨の真っ只中。雨覚悟でこんなに人がやってくるとは思えない。数日前の天気予報を見て急きょやってきたのだろうか。(常にプランが立て込んでいる)我々にはできない芸当である。
増富側の登山口である瑞牆山荘には、思ったより早く着いた。バス停には若者数人が待っていた。10時15分のバスに乗る予定なので、約1時間半、たっぷり時間がある。ここは学生時代、クラスの仲間を連れて泊まりにやってきたことがある。ここから金峰山と瑞牆山を往復した。その頃は部屋にテレビもない素朴な山荘だったが、現在は思いの外、重厚な雰囲気になっている。
ビールが呑みたいなと中へ入ると、山荘に併設されたカフェ&レストラン・モンターニュ(Montagne)は営業していない様子。それでも女子連が自称「おばさんパワー」を発揮してくれて、山荘の女将(?)さんに直談判、外のテラス席だったらビールが呑めるとの回答を得た。
さっそくテーブルを陣取り、生ビールを受け取る。まだ午前9時だが、ひと仕事終えたのでへっちゃらである。周囲を白樺の林に囲まれているので、かなり牧歌的雰囲気に包まれた山荘。山から下りてビールを呑むには最高のシチュエーションである。
10時15のバスの前に、9時3分発のバスがあるのだが、季節運行で今は運休のはずだと、のんびり構えていたら、9時にバスがやってきた。早速、渉外担当(このちゃん)がバス運転手に確認。すると、増富鉱泉と瑞牆山荘の間が冬季運休で、通常は瑞牆山荘まで運行するとのこと。なんだか紛らわしい表記だったが、運行するならば乗るしかない。ビールを持ったまま、慌ててバスに飛び乗る。優雅な時間が突然打ち切りになってやや残念だった。

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157 瑞牆山荘のテラスで。

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表参道と金峰山小屋の組み合わせという、我ながら良いプランを思い付いたのは、昨今、栄和交通の乗合タクシーの定期便が大弛峠まで通うようになり、しかもアコウ平で途中下車して表参道を登ったと云う、ネット記事を見た時のこと。それまで、何かと評判が良い金峰山小屋に、一度泊まってみたいと暫く前から思っていたので、これは丁度良いと密かに考え、実行に移すタイミングを見計らっていたという訳。健脚だったら、表参道を登って、そのまま大弛峠へ下り乗合タクシーでその日のうちに帰ることはできるだろうが、我々はその晩はのんびり小屋で過ごし、翌日は下るだけと云う、2日間合わせても6時間余しか歩かない超贅沢プラン。たまにはこんな登り方も良い(山の記録はこちら)。
結果として、表参道は金峰山の登路としては、白眉だと感じた。特に、鶏冠岩から見上げる五丈岩は、否が応にも登高意欲をかき立てる。荒川の渡渉から、標高差800mの直線的なルートは登り応えも十分だ。これほど気持ちが良いルートが何故、これまで埋もれていたのだろうか、と訝しく思ってしまう。
尤も、我々が辿った表参道は、全体のほんの一部分に過ぎない。昇仙峡のすぐ北側にある金櫻神社から本宮である金峰山山頂までが本来の表参道だ。この金櫻神社の由緒は、日本武尊が社殿の造営を命じたというから、相当古い。蔵王権現信仰の対象となってからも、既に千三百年が経過している。
機会があれば(それにアドレナリン分泌が豊富であれば)、昔の修験道よろしく、金櫻神社から金峰山を目指して歩いてみたい。たぶん、途中で泊まる必要があるだろうけど、それはやっぱり御室小屋あたりか。現在、表参道は途中、林道開発等で往年のルートが寸断されているとの由。そこでこの際、甲府市に申し上げたいのだが、市として、このいにしえの表参道を完全復活させ、もちろん御室小屋も復活させ(この頃、旧御室小屋をあえて解体したのは、そのつもりと解釈していいかな)、少々ハイグレードな遍路として、国内外にアピールしたら如何だろうか。上手くすれば海外でも噂になり、熊野古道と並び称されるようになり、ゆくゆくは世界遺産になるかも知れない。
金峰山小屋まで下ったら、外のベンチでビールを呑みながら暫しまったり。この小屋は定員60名。訊けば、今宵は満員だそうである。今日は偶々良い天気だが、本来は梅雨の真っ只中、こんな季節でも満員とは恐れ入る。日が陰ったら小屋の中に入り、食堂兼談話室で呑みの続き。
真っ黒い塊が床に置いてあると思ったら、この小屋の番犬(ラブラドールレトリバー、「ゆずひこ」という名前らしい)だった。まったく気配を消している。そのうち団体が到着し、みなさん、犬とは気が付かずに靴が当たったり、ストックでうっかり小突いても、ピクリともしないで寝ている。堂々たるものだ。
そのうち夕食。名物(?)のワイン付きチキンソテーをいただく。表面はパリッとしていて、味もしっかり浸みこんだモモ肉は結構ジューシー。噂だけのことはある。ワインがついているだけでも、優雅な気分。これで1泊2食付き8,500円は、とてもお得だ。食後、また外へ出て、夕暮れを眺めながらのちびちびやる酒もまた格別。消灯時間(20時30分)にはだいぶ早いが、暗くなったら寝床へ入り、忽ち爆睡した。 

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029 気分は最高潮。

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なんとか最終日に「カラヴァッジョ展」を見ることができた。実は前の週の月曜日にも、わざわざ会社をサボって半休にして上野まで行ったのだが、迂闊にも閉館日であることを失念していた。もうこの日曜日を措いて他に無い、と思い、やってきた。念のため、約1時間前の8時20分に着いたのだが、門の前には数えれば10人の列。かなり拍子抜け。
先月の「若冲展」では、この10倍はいただろう。カラヴァッジョの人気度ってそんなものなんだ、とびっくりする。ゴッホやルノアール等の印象派だったら、もうちょっと違うのだろうが、日本ではカラヴァッジョの知名度はそれ以下のようである。ちなみに、カラヴァッジョ大好きな方のブログ(こちら)によれば、一日当たり平均入場者数は4,280人だっととのこと。一方、先日の若冲展では平均約14,300人。
開館時間までタブレットで電子書籍を読みながら待つ。今日は朝から日差しが強く暑いせいか、突然、タブレットのバックライトが温度上昇によりoffとなってしまい、大変見難い状況となった。スマホで続きを読む。ふと、前売り券を買っていなかったことに気が付き、ネットで購入。こういう時に、改めてスマホは便利と感じる。
どんなに暑くても、時間に正確な国立西洋美術館の職員は、きっちり9時30分に開門。ここで初めて列は、前売り券を持っている人とそうでない人とに分かれる。既に持っている人は約半分で、余裕の入館。展示室に入ってもガラガラ。特に世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」の前は誰もいない。真正面から見上げると、とてもインパクトがあり、心ゆくまで堪能できた。
今回の展覧会でやってきたカラバッジョの作品は11点。カラバッジョは意外に寡作で、世界に60数点しかないそうなので、今回はとても大規模、もちろん日本では過去最多だそうである。今回は、フィレンツェのウフィツィ美術館とピッティ美術館、ローマのボルゲーゼ美術館、バチカン美術館で見たことがある作品も来ていたので、懐かしい思いもあった。
さてひと通り見終わったところで、喉が渇いたので何処かに入りたい。ここ、西洋美術館には「Caféすいれん」という店があるのだが、行ってみたかった店を思い出したので、上野の山を下り、御徒町駅前へ向かう。その名は「吉池食堂」。かつて建て替え前の吉池デパートの最上階にあった時に入って以来である。その時は、デパートの大食堂でありながら、一品料理(≒酒の肴)が豊富なせいか、近所の旦那衆やひと仕事終わった肉体労働者達が、酒を呑んで管を巻いていた。その隣ではお子様ランチを喰っているファミリーがいたりして、何でも有りの、カオス的光景だった。
そんなレトロ感満載の食堂が、ビルのリニューアルと共に生まれ変わったと聞いたので行ってみた。開店は午前11時。ほぼ丁度に着いたのだが、入口には大勢の客が入店を待っていた。まさに老若男女、客層は以前とそう変わらない感じ(作業服のままのおっちゃん達はいなかった)。まったく小奇麗になってしまったので、雰囲気は全く変わってしまった。個人的には以前の方が味があって良かったのでちょっぴり残念。
しかし、メニューは、昔通りに和洋中なんでもござれ、実にバリエーションが豊富である。アルコール類も様々あるが、やはりここは生ビール。そして料理はミックスフライ定食にした。これもデパートの大食堂の定番。大満足のランチだった。ここには数えきれないほどのメニューがある。次回が楽しみである。

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漸く、「ビア・カフェ・バテレ」に行くチャンスがやってきた。何度も云うが、どうもこの頃、奥多摩から足が遠のく傾向になっている。その理由は、個人的に、もう未踏や登りたいルートが少なくなってきており、つまり、残りがもうかなり奥地にしか無く、特に日が短い秋口から冬にかけては、日帰りでは時間的にきついことがひとつ。春から初夏にかけてとなると、この頃、目移りする山域が他にもいろいろあって、奥多摩には食指が動きにくくなってきていることも理由。そうなると、相応しい季節は夏しか無くなるが、夏はやはりもっと高い山か、沢の水に浸かって涼んでいたい、ということになり、その結果、奥多摩には足が向かなくなる、という次第。あとはせいぜい、雪が降った後は(雪が積もればまた別の世界となるので)、近場の山に登ることが関の山なので、そのタイミングだ。
今回、そのような障害があるのにもかかわらず、このようなタイミングで奥多摩行を計画したのは、一にも二にも「ビア・カフェ・バテレ」に入ってみたいがため。開店して1年近く経つと云うのに、未だ入っていないのはもう我慢ならない、のである。というわけで、これまでの中長期山行計画を大幅に見直して無理矢理決定。
結果的に、千本ツツジから鷹ノ巣山を経由し、立ち寄り湯がある丹下堂でさっぱりしたあと、鹿肉鉄板焼きまで食べ終わったのがまだ午後4時。バスで移動し、首尾よく 「ビア・カフェ・バテレ」に入ったのは午後5時前だった。全く目論見通りとなった。
「ビア・カフェ・バテレ」となっている処は、かつて何だった(普通の民家?)のかは定かではないが、奥多摩駅前にしてはかなり広い敷地である。築70年という、古民家を改造した店内(30席)でも呑めるが、晴れていれば外のウッドデッキに設えたテーブル席で呑むのがベストではなかろうか。すぐ裏がバスの停留所と云うのもそれほど気にはならない。庭の西側の、こんもりした林の先は、すぐ日原川の筈だが、見えないし流れの音も聞こえない。
ウッドデッキのテーブルを確保したら、先ずビールとつまみを注文。この店は、キャッシュオンデリバリだった。注文と同時に金を払うスタイル。そうなると大人数でやってきた場合には、各人の支払いは後でまとめてとなるので、合計の支払金額を記録しておくことが肝要。スマホのメモアプリが欠かせない(小生の場合はGoogle Keepを愛用しているが、計算機能までは無い)。8人分の注文取りから、レジでのオーダーと支払、あとでの精算となると、なかなか会計係はやることがある。次回は誰か立候補してみて欲しい。この店のクラフトビールと料理は大変満足できるものだったが、この次は会計係ではなく、心ゆくまで味わいに徹したい。

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この頃、奥多摩から足が遠のきがち。そこで、メインコースながら余り歩く人が少ない、千本ツツジを目指すことにした。もちろん時間が許せば、いまだに鷹ノ巣山に登ったことが無い方もいるので、そちらにも寄るつもり。とにかく、全てを前倒しでトレースすれば、明るいうちに下山できるはず、と踏んでいた(山の記録はこちら)。
峰谷のさらに奥にある「峰」集落は、「奥」集落と並んで標高は海抜900mを越えていて、まさに東京のチベットと呼ぶに相応しい(この辺りの集落は、普通名詞が固有名詞になっているのでややこしい)。今回は、峰集落の一番上(標高970m付近)まで、タクシーで上がってしまったので、千本ツツジまでは700m強、2時間少々の登りだけで済んだ。金さえ掛ければ、標高およそ1700mの石尾根稜線に上がるには、このコースが一番効率的のようである。
赤指尾根を登るのは個人的に初めて。自然林と植林が混在しているが、なかなか趣きがあっていい感じの尾根だ。この次は、末端から赤指山に登るのも良さそうだ。植林は見事に手入れが為されていて、見ていて気持ちが良い。
千本ツツジから巳ノ戸の大クビレまでは、やや盛りは過ぎたものの、ヤマツツジの花も見ることが出来たし、タイム的に順調に登れたので(というよりも、思った以上にタクシーで高度を稼げたせいで)、鷹ノ巣山にも寄ることが出来た。山頂は相変わらずの賑わいぶりで、証拠写真を撮ったらとっとと下山。
榧ノ木尾根は全体的に緩やかな道なので、下るにはもってこいだ。約2時間半で、熱海集落の丹下堂に到着。昨年の秋以来(レポートはこちら)。今日は珍しく、先客が温泉に浸かっていた。皆はさっさと風呂場へ行ってしまったが、個人的に、汗が引かないうちにビールをいただく。今日は湿度が高かったせいか、持参したPETボトル4本分の水とスポーツドリンクは粗方呑み干したが、それでもビール大瓶がすっと胃の中に消えた。
風呂場でさっぱりしたら、再び食堂に戻る。路線バスの発車時刻までまだ30分余りあるので、またビールと、定番の鹿肉鉄板焼きを注文。やはりここに来たならば、鹿肉を喰わない訳にはいかない。8人で2皿では、堪能するところまでいかないが、それなりに味わうことはできる。しかし、返ってこのくらいだと、また次回が待ち遠しくなってしまう。次に「丹下堂」へ来るため、倉戸山の桜を狙いとするか。

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また「たぬきや」に行きたくなる季節が巡ってきた。ほぼ1年ぶりの「たぬきや」。冬は冬で良いらしいが、とりあえず小生は、暑かった日の夕方に、対岸の明かりがぽつぽつ瞬き始める頃、風に吹かれながら呑むビールが好きである。
今日は我々、箱根・明神ヶ岳からの下山組5名以外に、「たぬきや」直行組もいて、総勢10名(あとでゲストもやってきたので11名。内訳は男子4名、女子7名)という、大所帯になった。テーブルの確保は、先発の女子直行組にお願いした。
下山組が到着すると、店は相変わらずの賑わい。比較的、子連れのママ友連中が多い感じで、全体としてやはり女性の割合が多いようである。ボーダーコリーを連れた常連さん(男性)も、1年前にお会いしたようにいらっしゃる。
直行組は、一番奥の小上がりを確保して呉れていた。店内とはいえ、二方向のガラス戸も開けられていて、外と大差は無い。直行組には、ずいぶん顔を見ていなかった菊丸や、膝の療養中のくまちゃんもいて、だいぶ盛り上がっている様子。
この店はキャッシュオンデリバリ。さしあたり、ビールなどを注文をするため厨房(レジカウンター)へ行くと、注文待ちの長い行列が出来ていて、店の女将さんはてんてこ舞い。焼きそばや焼き鳥ができたよ!と呼んでも、誰も取りに来ない!!!とかなりイラついているご様子である(店内は結構賑やかなので、注意深く聞いていないと、聞き逃す恐れ大なのだ)。
いくらキャッシュオンデリバリの店でも、女将さん一人で何十人も相手をするのは大変なことである。しかし、バイトを雇う気はないようである。見るに見かねて、お手伝いをする常連さんもいらっしゃる。それでも客は次々に注文を出す。女将さんのイラつく気持ちも判るので、こちらは丁重に注文し、辛抱強くビールやつまみ(焼き鳥など)が出て来るのを待つのみ。
とりあえずビールが揃ったところで乾杯。その後も、なかなか喰い物にありつけない状態だが、直行組のおこぼれを頂戴するので気にならない(そのせいで、呼ばれても気が付かず、また女将さんがイラつく)。今日は空は曇っていて、夕焼けは見られそうにないが、それも大した問題ではない。車窓から灯りが零れる電車が、鉄橋を渡るのを、ビールを呑みながら見上げるのもなかなか乙だ。ここにいると、あらゆることが大した問題と感じなくなる恐れがある。注意しよう。

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「弥次喜多の湯」で少々寛いだら、さてそろそろメインイベントのために、稲田堤へ移動しなくてはならない。まず町田駅までロマンスカーに乗り、その後、登戸で乗り換えだ。「弥次喜多の湯」から駅までほんの5分ほど。ひと頃、大涌谷の噴煙のせいで、客足は落ちたらしいが、もうすっかり元に戻ったような気がする。外国人観光客もかなり来ているようだ。
とはいえ、まだ一応、噴火警戒レベル1の状態で、大涌谷の散策は不可だし、神山にも登れない。当然、黒玉子屋もいまだ営業休止中。早雲山から大涌谷までのロープウェイも運休中。神山は眺望ゼロながら、個人的には雰囲気が気に入っている。いつ頃、登れるようになるのだろうか。
ちなみに箱根湯本へ来たらこれまで、駅からほんの5分ぐらいにある、「ユトリロ」と云う名の、ちょっと馴染みの喫茶店(ビールだってあるし、店内の雰囲気が良い)で時間調整する場合が多かったが、今日は素通り。メインイベントはこれからなので、致し方ない。話が逸れた。
箱根湯本駅に着いたら、湯本15:49発の特急「はこね32号」の座席を確保。どうせ「たぬきや」にはそれ程気が利いた喰い物は無いので(失礼!)、多少は腹に入れておこうと、小鯵の押し寿司(1,050円)をゲット。云わずと知れた小田原・東華軒の名物駅弁。明治36年から売っていると云うことだから、もう軽く100年は経っている、超ロングセラーだ。
個人的に、駅弁は押し寿司が好きである。奈良の柿の葉寿司も良いし、富山のます寿司、岡山のままかり寿司も好きだ。正直云って、幕の内弁当にはちっとも魅力は感じない。寿司の駅弁以外では、横浜のしゅうまい弁当か、東京の深川めしが気に入っている。何れも、酒やビールとの相性がよろしいところがGood。また話が逸れた。
ホームへ向かうと、入線していたのはレトロな7000形だった。乗るのは随分、久しぶりの様な気がする。この7000形は1980年デビューとのこと、最も多く乗ったことがある車両のはずだが、いつ以来かは全く思い出せない。
発車3分前になって漸く乗車。座席を確認したら、席を回して向かい合わせにして、大型テーブルをセット。ロマンスカーで、壁側に大型テーブルがついているのはこの7000形だけ。テーブルに、小鯵の押し寿司と、Woodyさんが買った燻製玉子が並んだ。燻製玉子は、実に良い色つや。殻を外すと、白身もほんのり色付いていて、薫製の香りが残っていてなかなか美味い。湯本駅の売店には、色々置いてあるのが楽しい。箱根は日帰りでも泊まりでも、山でも観光でも楽しめる便利なところである。

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折角いい季節になってきたのに、稲田堤の「たぬきや」へ行く機会がないな、と思い出したことから、このプランの企画が始まった。「たぬきや」へ行くとなると、やはり「小田急線で帰る山」ということになる。東丹沢はもうヒルの季節でぞっとしないし、西丹沢はどうしても帰りが遅くなりがち。そうなると次の狙いは箱根だ。
箱根は、個人的にトレースしていないところは、もう残り少ない。どうしても、となると、明神ヶ岳と矢倉沢峠の間だったらいいか、ということで今回のプランを捻り出すことができた。結果的に、予想外に天気も良く、花も結構咲いていて、ついでに大涌谷の噴煙の状況も確認出来て、それなりに充実していた。特に、矢倉沢峠付近のハコネザサは、遠目に見ると緑の絨毯の如く美しく、予想外の収穫だった。尤も、実際にそこを通るとなると、全く視界は遮られるし、万一降雪直後に通るとなると、登山道を覆い被さってしまい大変難儀するので、あくまでも高みの見物に限るのだ(山の記録はこちら)。
矢倉沢峠から下りたら、仙石原はすぐ目の前。ここには温泉宿がいっぱいあるが、立ち寄り湯となると意外に少ない。昨年、金時山から下りたときは、少々離れたところにある「マウントビュー箱根」に寄ったのだが、他は宿泊客優先のところか、あっても少々離れた処ばかり。そのため、今回はどうしようと思っていたところ、丁度、小田原行きのバスが間もなく来るとのことなので、とりあえず箱根湯本まで移動することにした。
湯本にも、立ち寄り湯を受け入れている旅館はあるが、やっぱりどこもお高い。そこで、日帰り温泉で最寄りの「弥次喜多の湯」へ行ってみることにした。ここも1,200円とちょっぴり高めだが、箱根的にはまあ平均。ちなみに「弥坂湯」という超レトロな共同浴場(650円。たぶん、ビールの自動販売機は無い)があるのだが、少々離れているのでまた別の機会に行ってみたい。
行ってみると、かつては1泊2食付きで泊まれたのだろうか、普通に国際観光旅館の面構え。入ると、やはり客室はあって、泊まれるようだが、食事処は無し。つまり、素泊まりも出来る日帰り温泉という、珍しいスタイルだった。係の女性に1,200円渡す前に「ビールありますか?」と訊けば、「自動販売機がございます」との回答を得た。安心して風呂場へ。さすがに大旅館だったせいか、洗い場も広い。湯船は内湯が1つ、露天風呂が3つ。とりあえず内湯とジャグジー露天風呂にちょっとだけ浸かったら上がる。
湯上りはロビーにある休憩スペースへ。自動販売機でビールを調達。他にもフライドポテトやたこやきが出て来る自動販売機があって、なんとなく無人のパーキングエリアを彷彿させる。ま、それでも暫しまったりできる。ロマンスカーの発車時刻ぎりぎりまで居られる立地条件が、ここのウリだと思う。

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