山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2015年11月

岩崎山(別名:日影雁ヶ腹摺山)に登り(山の記録はこちら)、天空の湯でさっぱりした後、今日は高尾で打ち上げしようと云うことになり、それならばと、ダメもとで「あさかわ」を覗いてみると、丁度、4人掛けのテーブルがひとつ空いていた。この頃、(呑み屋の場合に限っては)天使が微笑んでくれることが多いな、と自画自賛しつつ、途中下車せずに帰るつもりだった、のんちゃんも一緒に入店。
これで今回が2回目(前回はこちら)。まだ午後5時過ぎなのに、我々が入ったら一杯。大した盛況ぶり。これでまもなく廃業とは、全く勿体ない話だ。客のほぼ全てが、山から下りてきた方々のようである。もっとも、この高尾駅界隈の店は、どこも大抵、山帰りの客で潤っているはず。まさに高尾山、陣場山へのゲートウェイにある強みである。その利便性を更に広げるため、駅前の再開発と橋上駅化が行われる訳で、やむを得ない仕儀とは云え、それによって「あさかわ」と趣ある駅舎が無くなるのは、まことに残念である。
ここのポテトサラダ(400円、税別、以下同様)は既にチェック済みだが、つい頼んでしまう。やはり、味は奇を衒わない、安心できる美味さ。その他に、板わさ(450円)、いか一夜干し(550円)、さば味噌煮(450円)、はたはた生干し焼き(500円)、さば魚醤漬焼き(500円)を注文。前回喰った「ししっぽ」もそうだが、この店の海産物は能登のものらしい。
能登では魚醤のことを「いしり(又はいしる)」と云うそうで、調べてみると日本三大魚醤というものがあって(日本人はとかく三大○○○が好きだな)、残りの二つは秋田の「しょっつる」、香川の「いかなご醤油」だそうである。「しょっつる」は知っていたが、「いしり」と「いかなご醤油」は聞いたことが無かった。「いしり」の原料は、イカかイワシとのこと。イワシはそれこそ世界標準だろうが、イカとかハタハタとかイカナゴとかは、他に例は少ないだろう。意外にも、日本の魚醤文化は幅が広い。

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甲斐大和駅の南側の山域は、昭文社の「山と高原地図」でもこの頃、少しだけ登山道が載るようになってきたが、岩崎山(別名:日影雁ヶ腹摺山、標高1,155m)については道はおろか、山名すら記載が無い。でも昨今、「第4の雁ヶ腹摺山」として知る人ぞ知る山となっているようで、今回行ってみた(山行記録はこちら)。
基本的に「松浦本」のコースをなぞった形だが、歩く方向が頻繁に変化するため、意外にトレースするのが大変だ。この辺りの地形が妙に複雑なせいで、磁石+地形図かGPSを良く見ていないと、あらぬ方向へ引っ張り込まれそうになる。それに、登り始めも、最後の下り(松浦本よりも、やや北側に寄り過ぎたようだ)も、転げ落ちそうな斜面だった。
なんとか鶴瀬橋に降り立ち、タクシーを呼んだら(タクシー会社はこの橋の存在を知らず、呼ぶのに随分と手間取った)、さて風呂だ。ここから最寄りの温泉は田野にある「大和福祉センター」だが、まこと残念ながらビールを置いていない(その場合、ほぼ自動的に「砥草庵」に行くことになるので、それはそれで悪くは無い)。而して最善策はぶどうの丘温泉「天空の湯」ということになる。タクシーで10分程度。
1階には受付と土産物屋と軽食ラウンジ、2階に風呂がある。受付では、リュックサックを背負っている登山者に、荷物を預かると云うので(脱衣所が狭い為の配慮)、着替えのみを持って2階へ。ここの湯は、何と云ってもウリは露天風呂。眺望と開放感は「ほったらかしの湯」に優るとも劣らないと思う。つるつるすべすべの泉質もまた佳し。
さっぱりしたら、1階の軽食ラウンジに集合。テーブル席と座敷の座卓に分かれているが、圧倒的に座敷が人気。やはり皆さん、ゴロンと横になるのが好きと見える。もちろん、それも悪くは無いが、こっちはビールを呑むのが主目的なので、横になる訳にはいかない。眺望は、露天風呂に負けず劣らず良い。ここで甲府盆地を見下ろしながら呑むビールは格別、何度でも来たい。

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折角のシルバーウィークは、とことん風邪をひいてしまい、長い間計画を温めていた霞沢岳も、待ちに待った「京亭」の鮎も、棒に振った。最終日になってようやく熱が下がったので、腹癒せに「越谷レイクタウン」に行って、しばしウィンドーショッピング(少々買い物も)、そのうちに腹が空いてきたので、レストラン街へ。
行ってみると、まだどの店も開いていない(早くても午前11時が開店)のにもかかわらず、すでに多くの店で行列が出来ている。こりゃ凄い。みんな、連休の最終日は外食の気分なのか。こちとらOLじゃないから、皆が並んでいると、自分も並んで見ようかなどという気は全く起きないので、比較的すいている(それでも4人並んでいた)、ベトナム料理にしてみた。
この店は以前、目に止まったことがなおので、この頃、新規開店したと思われる。有楽町は高速高架下のGINZA5にあって人気店という、「カンのベトナムキッチン銀座999」の姉妹店"Chiem"、だそうである。
メニューを見ると、フォーやビーフン(ベトナムではブン)、チャーハン、カレーなどがあるが、どれも千円以上、最低でも1,280円となっている。いくらなんでもフォーで1,280円は高すぎじゃないか、と思って良く見ると、ランチセットの料金だった。曰く、「本日のおかずからお好みのおかずを3種と、メニューの中からメインの料理を選んでください」とのことである。
なるほど、それならばまあ普通かな・・・。味はまずまずだし。この頃のベトナムの物価相場は知らないが、ひと昔前はケタが違う印象。かつてベトナムへ旅行したときは、ローカルの店に行けば(観光客相手の店だと倍半分以上違うが)、フォーは一杯数10円台、それも前半で食べられたと思う。今はどうか。2~3倍くらいになっているのかも知れない。それでもせいぜい一杯百数10円というところだろうか。
この店の場合、セット料金の半分がメイン料理とすれば、700円台。フォーが700円すると思うとやっぱり高い。この頃、ベトナム料理店には余り行っていなかったが、ベトナム料理の相場はそんなに上昇しているのだろうか。今度、以前入ったことがある池袋辺りの店を久しぶりに調査してみる必要がありそうだ。

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熊野古道をちょっぴり体感したあと、土産物を物色にまた「とれとれ市場」に。魚の干物など、仕入れた海産物は、クール宅急便で送ることにする。18時30分発羽田行の最終便までだいぶあるが、もう他に見たいところも買いたいものもないので、南紀白浜空港に戻る。夕食は、空港のレストランでとることにした。
まだ4時前。羽田行の第2便が飛び立って、もう3時間以上経っている。チェックインカウンターも、出発ロビーもまだ閉まったまま。係員の姿も気配も無い。まだ出勤していないのかも知れないし、休憩室で安眠中なのかも知れない。土産物屋もなく、あるのは唯一、「レストラン・スカイアドベンチャー」のみ。何れにしても、ひと気が無いのは殺風景だ。1日3往復しかないのだから仕方が無いか。
酒田の庄内空港に行ったこともあった。羽田線のANAが4往復だけだが、機材はA320なので乗客は約2倍。もうちょっと活気があった。食事処も2軒あった。一番寂しかった利尻空港は、1日2往復(うち、1往復は冬季は運休)で、空港内には喫茶兼軽食レストランがあっただけ。でもまわりは花畑で、利尻富士がどーんとあって、飽きない感じだった。南紀白浜空港は、離島並みといえるかも知れない。
ともあれ、唯一の「レストラン・スカイアドベンチャー」に入る。店の一角は土産物売り場になっていて、パンダのぬいぐるみなどが並んでいる。良く見れば、「アドベンチャーワールド」で売っていたものと同じだ。つまりここは、「アドベンチャーワールド」の直営店なのであった。空港を利用する客の何割が「アドベンチャーワールド」に行くのか判らないが、少なくとも南紀白浜に「アドベンチャーワールド」が無ければ、この空港の存在はかなり厳しいものになりそうな感じがする。在原業平の「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という歌を思い出す。
店に入ったら先ず生ビールを注文。カミさんもようやく呑める。ビールのつまみに良さそうな、ソーセージ盛り合わせを頼む。まあ、競争原理が働かない店はこんな感じだろう。窓の外を見れば、滑走路も向こう側に、「アドベンチャーワールド」と白亜のリゾートホテル「エクシブ白浜」が見えている。
ビールとソーセージだけではちょっと物足りないのでラーメンを頼んだ。一応、和歌山ラーメンらしいが、何処が和歌山ラーメンの特徴なのか判らない。かまぼこ? 良く見ると、パンダが描かれている。海苔には、ホッキョクギマらしい。やはりここは「アドベンチャーワールド」とは切っても切り離せないようである。

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紀伊田辺で昼食を取った後、まだ復路フライトの出発時刻までだいぶがあったので、噂に聞いた世界遺産・熊野古道を覗きに行くことにした。紀伊田辺駅前にある、観光案内所で情報を仕入れる。熊野古道は、紀伊路、小辺路(こへち)、中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)、伊勢路と5本あるようだが、田辺にはこのうち3本が交わっている。このなかから、熊野本宮大社へと向かう、中辺路をチョイス。これだけで、全長105kmあるそうである。
いきなり田辺駅前から歩きだすことも可能のようだが、街中だけで終わっては面白くないので、ちょっと山中に分け入ってみようと車で、目印となる「熊野古道館」を目指す。しばらく富田川に沿って遡ると、次第に山が迫って来る。途中、「大塔」という地名(村?)があるが、後醍醐天皇の皇子、護良親王は、またの名を大塔宮と云ったはずだが、それと関係があるのだろうか。
大塔宮を巡る物語は、様々な場所に伝説として残っている。大塔宮の愛妾だった雛鶴姫が、大塔宮の子を産んだあと亡くなったのが、(JR上野原駅からバスに乗って終点にある)無生野のすぐ先にある、現在の雛鶴神社と聞いたことがある。実際、雛鶴峠へ登る途中で、雛鶴姫の像が建っているのを見たこともある。鎌倉から無生野まで逃げて来た、ということだろう。
富田川に石船(いしぶり)川が合流する地点に、「熊野古道館」と「滝尻王子」がある。住所は中辺路町。川の音が響く。「熊野古道館」は立派な観光案内所だが客はほぼゼロ。案内係の女性が、可哀想なほど暇そうだった。「滝尻王子」とは神社だが、この熊野古道には「**王子」という名前の神社が、道祖神の如く点々とある。「滝尻王子」から先は完全な山道。足拵えはまったく普通の靴(カミさんはサンダル)だが、せっかくなので熊野古道をちょびっとだけ歩いてみた。
いきなりの急登。後から単独行の外国人がやってきて、あっという間に抜かれた。その後、復路でも外国人夫婦と行違う。さすがここは世界遺産だ。ひと汗かいて辿り着いたところに「胎内くぐり」、その直ぐ先に「不寝王子」があり、ここで引き返すことにした。川の音は遠ざかり、深山の雰囲気。まだ、この先も登りのようである。
「滝尻王子」まで戻ると、直ぐ傍に「みずもと商店」という店があり、看板に「地ビールと鮎あります」とある。こりゃ、魅力的だ。中に入ると、この近所に民家なんか無さそうだが、数人の子供たちが屯している。なんとなく居場所が無いのでビールだけを購入し出ようとすると、女将さんが「まだ香りが足りないですが」と云いつつ、松茸はいかがですか、と。1パック3本1,000円はお値打ちかなと思い、お土産としてそれも頂くことに。
缶ビールを携えて、滝尻王子の入口にある無料休憩所でひと心地ついた。いつかそのうち、この中辺路を踏破してみたい気がしてきた。

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南紀白浜2日目。一応、観光地に行ってみようと、海岸線に沿ってぐるりと巡る。先ずは「三段壁」。高さ数10メートルの断崖が連なっていて、荒々しい景観。東尋坊に似た感じ。その通り、ここも自殺の名所であるらしい。熊野水軍の秘密基地があったと云う、洞窟までエレベータ(1,300円もする)で行ってみると、確かに天然の船隠し場だ。エレベータが無い時代、どうやってここまで上り下り出来たのだろうか。
次は「千畳敷」。これは何処にでもありそうな風景。たしか三浦半島にもあったような・・・。次は「南方熊楠記念館」に行って見る。南紀白浜まで来たからには、ここに寄らない手は無い。途中、円月島という、まんなかにぽっかり穴が空いた島が見える。白浜のシンボル的存在らしい。「南方熊楠記念館」は、照葉樹が生い茂る岬の上に建っていた。南方熊楠の遺稿や遺品が所狭しと収められていて、天才の足跡が良く判る。こういう人間のことを、博学と云うのだろう。
その後、せっかくなので、紀伊田辺まで行ってみた。本当は「南方熊楠顕彰館」に行ってみたかったのだが、残念ながら休館日(月曜日)だった。ほぼ昼食時。では、田辺で美味いという店に行ってみようかと、「銀ちろ本店」に行ったら閉まっていた。外観はやけに立派で、料理屋というよりは料亭の様だ。車を止めていた有料駐車場の管理人に訊くと、駅前店だったらやっている筈、と教えてもらえた。
その店へ行く途中に感じたことだが、JRの紀伊田辺駅前辺りは、それほど大きくない街(田辺市の人口は約8万人)にしては、意外に多くの呑み屋、スナックが軒を連ねている。この界隈の人たちは酒好きなのか、それともこの港にやって来る漁師たちを相手にしているのだろうか。
はたして、駅前店はやっていた。店の名前は「銀ちろ」と云う。うつぼ料理が有名らしいが、ちょっと勇気が出なかったので、普通のにぎり寿司(900円)を喰うことにした。カミさんはさざなみ弁当。かま揚げしらすがご飯の上にたっぷり乗っていて、なかなか美味そうだ。ここはサバの棒寿司も名物らしい。今度来たら、田辺に泊まって、「銀ちろ」本店に入ってみたい。 

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