山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2015年03月

「カフェ・モーツァルト・アトリエ」で暫しまったりしてから、仙台駅に戻った後、まだ新幹線の発車時刻までだいぶ時間があったので、駅構内をうろうろ。そして全く事前調査無しに、ここで時間を潰そうかと入ったのが「青葉亭」だった。仙台では数多ある牛タン屋のひとつなのだが、ありがちな学生食堂的牛タン屋、つまり内装は地味で、客も牛タン定食を喰ったらさっさと帰るような店とは一線を画した、ニューウェーブの牛タン店のようである。
今日の昼飯で、牛タンは止めにして蕎麦を喰ったばかりなのに、やっぱり牛タンも喰う気になった訳は・・・。第一、酒(^^ゞがあり、つまみ(アラカルト)がある。牛タンはちょっとだけ食べたいけど、ご飯なんかいらない、と云う人にも合うよう、単品で頼める。晩酌セットなんてものもあったが、こちらは午後4時半以降となる。でも、とにかく従来の牛タン屋のメニューと違うところがいい。
そのせいか、女性ひとり客もちらほら見掛け、皆さん、牛タンをばくばく喰いながらビールをぐびぐびやっている(たぶん、仕事中のOLではない。やはり、女ひとり旅?)。スタイリッシュな壁紙といい、真っ白なプレートといい、どこかで見たような雰囲気。そう、この手の内装は、東南アジアの都市、例えばクアラルンプールの繁華街で良く見たイメージである。日本が和風への拘りを捨てると、往きつくところはマレーシアと似たり寄ったりになるということか。店側としても、これはひとつの実験なのかも知れない。
もうビールではないので、「榮川(えいせん)立春朝搾り純米吟醸生原酒」を注文。福島の酒。ワイングラスで出てきた。この頃、この「立春朝搾り」に時々出会う。いつ頃から始めた行事なのだろうか。なかなか良い企画だと思う。日本酒版ボージョレーヌーボーという感じだが、はっきり云って本家の「ボージョレーヌーボー」は殆どフレッシュジュースの様なものなので、個人的にはこちらの方が美味いと思う。コクやキレ、余韻といったものは物足りないが、春を感じるには丁度良い爽やかさと清々しさである。
牛タンは、単品で注文。塩味と柚子胡椒味の2種類の牛タンを、3種類の薬味(わさび、海藻ソース、ブルーチーズソース)でいただく。こういう食べ方も、かなり女性を意識したスタイル。タンそのものも、柔らかくて食べ易い。他の牛タン屋はもちろん、もつ焼き屋とか焼肉屋で喰う牛タンともちょっと趣が違う。偶然だが、なかなか面白い店に入ることができた。これも旅の楽しみのひとつだろう。でもまあ、この店も親爺向きじゃないね。


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青葉亭のHP: こちら 

まだ、しつこく仙台ネタで御免蒙ります。<(_ _)>

仙台中心街からちょっと外れた広瀬川沿いにあるCafé。ここも蕎麦好きおやじさんに教えてもらった店(蕎麦屋と居酒屋以外に、こんな洒落たCaféをご存じとは、失礼ながら意外である。いったい、誰と来たのだろうか・・・)。となりには「珈琲まめ坊」なる店もあった。こちらも良さげである。
扉を開けると地下に向かって階段が付いている。下り切ってもう一つ扉を開けると、予想外に明るい店内。地下室ではない。この建物は、車道側から広瀬川に掛けての傾斜地に建っているようだ。大きな窓の外は緑に囲まれたテーブルが見える。雨模様なので窓の外へは出られないが、陽気が良ければ庭のテーブル席でうたた寝をしたり、ゆったり本でも読むには良さそうである。
先客数人は、東北大の学生か教員という感じ。それも基本的には女性がマジョリティ。少なくとも、呑んだくれ親爺が似合う店ではない。時間の流れがゆったりしている。なにかしら文学論でも思索するには良さそうである。こっちは生憎そのようなセンスは持ち合わせていないので、唯々、頭をからっぽにして外の緑や他の客を眺めたりするぐらいだ。どこを向いてもそれなりに絵になるので、暇を持て余したら(それに多少のデッサン力を持ちあわせていれば)、ここでスケッチでもしたら良いかも知れない。
カミさんは珈琲とケーキのセット、小生はと云えば、おっとここにはグラスワインがある。酒が入ったら最後(と云っても、さっきの蕎麦屋で既に入っているけど(^^ゞ)、思索もスケッチも怪しくなるが、瞑想に耽るぐらいはできそうだ。ならばと云うことで、白ワインを注文。皆が仕事に精を出している月曜日の昼下がりに頂くのは、少々禁断の味がプラスされて、ひと味違うのは間違いない。

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カフェ・モーツァルト・アトリエのHP: こちら
 

仙台で昼飯を喰うことにした。思い浮かぶのは蕎麦か牛タンだが、昨日はがっつり喰い過ぎたので、蕎麦にしてみた。仙台単身赴任暮らしが長かった、蕎麦好きおやじさん推奨の店。11時30分の開店に合わせて入店。ここは山形蕎麦の店。仙台は土地が肥えているせいか、蕎麦処ではないようだ。他に紹介してもらった店も皆、山形蕎麦だ。
階段を下りた地下階の店。内装は古民家風。今日は月曜日なので、出張者と思しきさらりーまん姿の客がちらほら見える。皆さん、カウンター席。当然、酒なんぞ呑んじゃいない。蕎麦を手繰ったらさっさと帰って行く。こちらはテーブル席に腰を落ち着け、さてとメニューを見る。やっぱり生ビールから行こうか。ここはプレミアムモルツだった。その後は、日本酒で山形の上喜元純米を「ひや」でいただく。肴は、いかげそ天と、にしん田舎煮にしてみた。後の選択は玉こんにゃくか天麩羅、漬物のみ。やや寂しいが致し方ない。締めはもちろん板そば。比較的細打ちだが、さすが山形らしくたいへん腰がある。而して、つるっとはいかない。
仙台に限らないことだが、昼間から夜まで通しで営業している蕎麦屋は意外と少ない。この店も土日祝日は通しだが、今日は平日、従って昼はランチメニューのみ。残念なことに、夜メニューとは異なり、一品料理はかなり限定的。蕎麦だけ喰えば満足する人には気が付かないかも知れないことだが、昼呑みするには蕎麦屋が一番手っ取り早いし、居心地が良い。そうなると酒には肴も必要、ということになる。仙台は観光地でもあるのだろうから、是非、呑んべえ観光客にも優しい蕎麦屋が増えていって欲しい。

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今回は泊まりも松島。ネットで適当に選んだのだが、偶々「かき小屋」のすぐ傍で、JR東北本線の松島駅からも、JR仙石線の松島海岸駅からも歩ける位置にある、ここ「小松館好風亭」にした。高台で松島湾が目の前、展望抜群の処に建っている宿だった。生憎の雨で見通しは良くないが、むしろそのおかげで風情ある景色を眺めることができた感じ。雨に煙る松島は悪くない。
この宿は、斜面に建っているせいでフロントは2階、風呂と食事処は1階、我々の部屋は3階となっていた。家族連れが多いような感じだが、なかには同窓会なのか、熟年男女20~30人の集団が泊まっていた。部屋の窓からは松並木越しに松島湾を見渡せる。
昼食であれほど牡蠣を喰ったのに、日が暮れてくると腹が減ってきた。不思議だ。午後6時になったので1階の食事処へ。夕食のメインは炭火焼プランとなっている。色々ある中から、ひとり4種類、ふたりで8種類の焼き物(一部、煮物や揚物あり)を注文できる仕組み。結局、いわい地鶏、荏胡麻豚、ほっき貝、松島穴子の天麩羅、銀だら煮付け、温野菜(バーニャカウダ)、蟹みそ甲羅焼き、海老鬼殻焼きをいただいた。メニューには牡蠣もあったが、云うまでもなく頼まなかった。
デザートとコーヒーは、わざわざ2階の喫茶コーナーへ移動する。日中見ると、ここからは素晴らしい松島湾の眺めなのだが、夕食時、外はまったく漆黒の闇なので、わざわざ足労をかける意味が無いような気がする。でもまあ歩くのが億劫ではないので移動するけど。
朝は別の大部屋で食事。結構、量があったがぺろりと食べられた。不思議と旅館の朝食はお代わりするほど食べられる。夕食も朝食もそれなりに豪華で美味かったが、きっと1年ぐらい経つと、何を食べたのか思い出せないだろう(写真が覚えていてくれるだけだ)。その意味で、かき小屋の焼き牡蠣喰い放題はきっと一生忘れないと思う。それはそれとしても、この宿はともかく立地は抜群である。いつか天気が良い時にまた来てみたい。

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宮城に来たもう一つの目的は、カミさんがJR仙石線の陸前小野駅に行きたかったと云うこと。全く知らなかったことだが、そこの応急仮設住宅の一角に、「おのくん」という名前の手造り人形による復興支援プロジェクトがあった。「おのくん」の里親を募る(「おのくん」を1体1,000円で買って貰う)ことがその狙い。通販だと半年待ちなどという状態らしいが、直接販売を優先しているとのことで、今回やってきた次第。「おのくん」は、靴下を活用した人形らしい。
仙石線は、松島海岸駅から先が被災していて、現状、陸前小野駅へ行くには代行バスかタクシーとなる。丁度、バスが出た後だったので、タクシーで移動。道中、運転手からは、津波がやってきたときにはこの辺りがどれほど悲惨な状況だったのか、生々しい解説があった。日頃の防災計画、対策がなっちゃなかった、と吐き捨てるように云う。でも今日見る穏やかな風景からは、なかなか結びつかない部分もある。松島の中心街あたりは、海側に多くの小島があったおかげで「奇跡的」に津波の被災を免れたとのことだが、実際の土産物屋の入口には、ここまで波が来た、と人の背丈ほどの位置に記しが付いていた。
陸前小野駅の西側に、10数棟の応急仮設住宅があり、その集会所的な建物が「おのくん」の工房兼販売所だった。中に入ると、4~5人ほどのおかあさん達が人形作りに精を出していた。首尾よく2体の「おのくん」の里親となった。建物の中には様々な写真が飾ってあるが、ちゃっかりしっかり安倍首相も「おのくん」と一緒に写真に収まっている。ボルシア・ドルトムントの香川の写真もある。
代行バスに乗って松島海岸駅まで戻る。途中、津波で壊滅した野蒜駅が、線路を敷き直し、山側に新たに出来上がっているのを眺める。高校時代、野蒜駅にほど近いユースホステルに泊まったことがあったが、そのユースホステルも震災で廃業したようだ。30数年前に見た景色も、4年前の景色も、現在の風景からは全く想像が付かない。
松島海岸駅に戻ったあと、どこか喫茶店でも入ろうとふらふら街中を歩いたが、どこもかしこも、牡蠣の香りをぷんぷんさせた食堂ばかりで、入る気が起きない。やがて、福浦島へ渡る橋の袂までやってきた。この橋を渡るには通行料として200円必要だが、袂にある施設で券を買うようになっている。その料金所兼軽食店が「カフェ・ベイランド」。ビールも置いてあるので(←ここ重要)入った。天気も良くないので福浦島へ渡るつもりはない。良く見たら、ここのメニューにも牡蠣の殻焼きがあった。この時期、松島で牡蠣から逃れるすべは無いようだ。
南側にあたる海側は全面ガラス窓で、松島湾が良く見える。店の造りは至ってシンプルだが、ウリはやっぱりこの景色。窓際のカウンター席に座って、何も考えず、島々が浮かぶ松島湾をぼーっと眺めるのは悪くない。凡そ4年前、ここに津波がやってきたなんてことは、この景色からは想像がつかない。

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おのくんのHP: こちら 
おのくんのFB: こちら 

今回の宮城プチツアーのひとつの目的は、「かき小屋」、すなわち日本式オイスターバーで、松島の牡蠣を腹一杯喰らうこと。情報はカミさんが仕入れてきたのだが、小生も牡蠣好きに関しては人後に落ちないつもりなので、楽しみにしていた。今まで知らなかったが、松島界隈にはいくつかの「かき小屋」がある。今回はその中から、松島観光協会が運営する「かき小屋」を予約(ちなみに今年の営業は3月22日までで終了とのこと)。
事前予約の場合、50分で食べ放題3,000円(かきめし、かき汁付き)となり、予約なしで当日来た場合には、40分で食べ放題2,000円(かきめし、かき汁無し)となる。実際に行ってみると、予約なしの客(当日予約表に、自分の名前を順番に書き込むシステム)もかなり来ていて、入り切れずに1時間待ち(つまり次の回)という方々もいたようだ。それに結構、リピーターが来ているようである。我々と同じテーブルになった4人連れは、昨年も来たとのこと。この辺りではここが一番だ、とも云っていた。
ひとテーブルに6人ずつ着席すると、テーブルの鉄板(下から加熱)の上に、スコップで山盛りの殻付き生牡蠣をガラガラっと乗せ、蓋を閉めて蒸し焼きを始める。若干、まんなかがすり鉢状になった四角い鉄板。加熱するうちに出てくる水分が外に流れ出ないようになっているのだが、それでも次第に周りから噴き出してくる(いい香りがしてくる)ので、店のおかあさんがタオルを巻いて漏れ止め応急処置を行う。結構、冗談を飛ばす豪快なおかあさん達である。缶ビール(別料金)をちびちび飲んで暫し待つ。
引き続き、豪快おかあさんから食べ方のレクチャーを受ける。曰く、殻の開け方はこう、火傷しないよう軍手を使え、開けて生だったら鉄板に戻せ、かきめしは食べたくなったら申し出ろ、云々。ここでは生牡蠣は提供できないことになっている。頃合い良しとみた豪快おかあさんが、蓋を外した時点が食べ放題スタート。多くの牡蠣は、殻が半分空いた状態になるので、外し易い。たまに外れもあるが、だいたいどれも大ぶりで食べ応えがある。塩加減も丁度良い。レモン(別料金)を絞って食べる輩もいたが、特段、不要と思われる。カップ酒(別料金)も買って呑む。
時間が半分も経たないうちに、だいぶ腹に来る。かきめしが喰えなくなる恐れがあるので、ここで頼む。牡蠣の味と香りが染み込んだ御飯は美味い!食欲が(ちょっとだけ)蘇る。かき汁に、焼いた牡蠣を追加して喰うのもなかなかイケる。でも段々、箸が重くなってくる。酒なんか呑んでる場合ではない。これから先、終了時間までは、わんこそば地獄。漸くひとつを喰い終わったと思ったら、傍で待っている豪快おかあさんが、皿の上に牡蠣をどんと乗せる。
結果的にいったい何個喰ったのか判らないが、もし40個だったとすれば、松島の街では焼き牡蠣2個で500円などという看板も見掛けたので、十分、元はとれたようだ。さすがに、これだけ喰うと腹に堪える。今日の夕食のことは考えたくない。もう当分、牡蠣を見なくてもいい感じになった。でも、またいつか来ると思う。

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松島観光協会のHP: こちら

JR東日本のVIEWカードを利用していると、ポイントがいつのまにか貯まるものだが、皆はどのように活用しているのだろうか。小生はたいていの場合、グリーン車利用券に変えることにしている(もっと大物を狙いたくても、引き換え期限が来てしまうので無理)。個人的に、これがいちばんお得ではないかと思い込んでいる。つまり、普通車指定料金でグリーン車に乗れると云うシロモノである。
今回は、それで仙台まで行ってみた。この利用券では東北新幹線だったら新青森まで(北陸新幹線の場合は上越妙高まで)行くことができるので、仙台では少々勿体ない気がしないでもないが、実際、なかなかそうは使うことはないので、それはそれ(ちなみに、大宮~仙台間のグリーン料金は4,110円)。
はやぶさに乗るのはかなり久しぶりだし、E5系のグリーン車は初めてかも知れぬ。大宮~仙台間が僅か1時間8分とは、随分と速い感じがする。掛かる費用は別として、仙台の蕎麦屋よりも奥多摩の蕎麦屋へ食べに行く方が時間がかかるという訳だ。改めて感心してしまう。 
席に着いてまもなく、グリーン席専任のアテンダントがやってきて、おしぼりサービスとウェルカムドリンクサービス(アルコール類はないので、小生には不要だが(^^ゞ)をしてくれる。ちょっぴり良い気分。でもANAとかJALのキャビンアテンダント(CA)と較べると、やや笑顔が足りない(やや強張っている)感がある。尤も、ANAとかJAL、シンガポールエア等の愛想が良いCAは、世界標準からみれば稀だろうと思う。
往々にして欧米の航空会社のCAは愛想がないというか、態度が横柄(体格だって女子プロレスラーのよう)である。乗せてやっているのに何か文句あるの~? ぐだぐだ云うんだったら乗らなくてもいいのよ~ってな感じである。欧米人は、そんなところに価値を求めないらしい。CAの教育訓練費を航空運賃に上乗せする(=航空運賃が高くなる)くらいだったら、横柄なCAだって我慢するという訳だ。つい話が逸れた。
読書灯がヘッドレスト内側に埋め込まれていて、角度調節できるところがなかなか心憎い。しかし乗車時間が僅か1時間ほどなので、基本的にビールを呑んでいるか、外を眺めているうちに仙台に着いてしまう。従って、本など読んでいる暇はないので、今日は役に立たない。なんてったって列車旅(≠仕事の出張)の醍醐味は、(あくまでも個人的見解だが)車窓から眺める景色を肴に酒を飲むことなのだから。
呑んだビールは、大宮エキナカ「foods stage KITANO fore」で買った、ベルギー直送と書いてある「白濁」。香りは甘く酸味があるが、苦味とキレは殆ど無い。こんなのも偶にはいい。HPには、「より美味しく飲んでいただくために、缶のパッケージを上下逆さまにしました。下に沈殿しがちな美味しさの秘訣である白濁りを均一にして、飲んでいただくための工夫です。」なんて書いてある。電車で呑むビールも多様化している。
じっくりと車中呑みを楽しみたいところだったが、結局、缶ビール1本をちびちび呑んだだけで、日本酒カップ酒へ切り替える前に仙台に着いてしまった。このくつろぎのひと時を味わうには、如何にも「はやぶさ」は速すぎる。そう考えるとグリーン利用1時間は流石にちょっと勿体なかったか。

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「みうら湯」で温まったあと、この界隈が地元の、浜っ子Woodyさんが良く利用していたと云う、伊勢佐木長者町の「安福楼」という中華料理店に入店。いわゆる中華街とは離れているが、関内駅からも判り易い場所にある。直接やってきたこのちゃん、りんごちゃん、そしてWoodyさんの奥さんとも合流、総勢10人の大宴席となった。馴染みの店というだけあって、酒の持ち込みは勿論のこと、今回は鹿肉と猪肉(Woodyさんのご友人がハンターらしい)を持参し、調理してくれっという、とっても我儘な要望だって気安く聞いてくれる、太っ腹な店なのだった。
今回出てきた料理で、どのあたりが福建料理風だったのか、正直のところ良く判らなかった。個人的なイメージでは福建料理と云うと、マレーシアやシンガポールで喰った福建麺(ホッケンミー)を思い出す。色が濃厚で脂っこい割に、味付けは意外とさっぱりしている、焼きうどん的シロモノだ(と云っても店によって千差万別、明確な定義は無いに等しいと思う)。でもこれは考えてみれば、東南アジアに住む福建省出身者又はその子孫が、故郷を懐かしんで作っている料理なので、実際の福建省で作られている料理とは、かなり違うものになっていても可笑しくない。ここの店の主も、福建省出身者なのだろうか。
日本にいると基本的に、北京料理、広東料理、上海料理、四川料理、台湾料理(福建料理の一種という見方もあるらしい)ぐらいしかお目にかからないが、東南アジア、例えばバンコクやシンガポール、クアラルンプールに行ってみると、他にも福建料理、客家料理、潮州料理、東北料理などの看板も良く見掛ける。このことは、中国本土から如何に様々な人々が東南アジアに移り住んだかを表しているように思う。話が逸れた。
鹿肉は(猪肉も)、ここの料理人の手にかかると、驚くほど柔らかで、さらにオイスターソースやスターアニスで味付け・香り付けすれば、もう牛肉との区別もつかないくらいである。その他に、前菜の盛り合わせやエビのチリソース、豆苗の炒め物(豆苗だけのシンプルな炒め物だが、おっ、こりゃ美味い)、焼き餃子(かなり薄皮なので、自家製なのだろうか?)、ふかひれスープ、油淋鶏(あれ、これ食べ損なったかな)、猪肉とマコモダケの炒め物(マコモダケは今の時期、缶詰だろうか?でも美味かった)、揚げ春巻、酢豚、炒飯と、数えてみれば、喰いも喰ったり全11品の超豪華料理だった。Woodyさんにも、この店の主にも感謝、感謝。Woodyさん、また来年も楽しみにしていいですか?

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田浦梅林での梅見&野点(と云っても勿論茶ではない)のあと、京急田浦駅から弘明寺駅へ電車移動、商店街と住宅街を抜けて10分ほどの「みうら湯弘明寺店」に入湯した。こちらも、ジモピーWoodyさんのお奨め。ここは天然温泉であり、「みうら湯」のHPによればナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉とのこと(泉温の記述はない)。ちなみに看板にも小さく「弘明寺店」と書いてあるが、ここの他に本店や支店がある訳ではないらしく(我らの「日本支部」のようなものかな(^^ゞ)、今後、店舗を増やしていきたいと云う願望の表れのようでもある。
入口を入ると先ず登山靴を靴箱(100円、利用後返却される)に預けるが、鍵そのものはフロントに預ける必要がない。券売機で利用券(非会員750円)を買ってフロントへ渡す仕組み。脱衣所のロッカー(100円、利用後返却される)も、勝手に好きな場所を選ぶことができる。こういったシステムは、施設毎で微妙に違うもの。フロントの人から脱衣所のロッカーの鍵を渡される(つまりロッカーを指定される)ような場合、我々の様にリュックサックを背負って入る者にとって、相応しくないロッカーの種類(大きさ)とか位置をあてがわれることがあり、利便性に欠けることがある。だが、ここ「みうら湯」はその点、自由度が高くてありがたい。
ここには「さっぱりの湯」と「しっとりの湯」があり、週替わりで男女が入れ替わるようだ。今日の男湯は「さっぱりの湯」。無色透明の湯は弱アルカリ性でやわらかい。黒湯もあったらしいが入らなかった。女性陣の話では、「しっとりの湯」は全て黒湯だったとのこと。
黒湯について調べてみるとこんな記事があった。つまり、この色は植物由来の「フミン酸」だと。この「フミン酸」は非火山性地下水には多かれ少なかれ含まれているもので、要は、黒く見えるほど多く含まれているということになる。これら「フミン酸」や「フルボ酸」の地下水内での挙動は、放射性廃棄物の地層処分評価上、関心事の一つである、っとちょっと昔を思い出した。閑話休題。
風呂でさっぱりしたら、(皆が出てくるまで少々時間がありそうなので)やっぱりビールを呑みに食事処へ。この日帰り温泉は京急の橋桁の下にあるせいで、うなぎの寝床の如く、入口からずいぶん奥行きがある。一番奥にある食事処には「みうら亭」という名前がついていた。食券を買って、カウンターで生ビール(520円)を受け取る方式。残念ながら、焼き餃子はメニューに見あたらず。ふと見ると、三崎港が近いせいか、まぐろの竜田揚げ(390円←やや記憶曖昧)なんてものがあったので、それを追加注文。揚がるまで暫し待つ。アツアツを食べてみると、表面がしっとり系。この頃の竜田揚げは、しっとりが主流なのだろうか。でも悪くない。
聞くところによれば、近々京急の橋桁耐震補強工事が行われるため、そのとばっちりで、この4月初めから当分休業するとのこと。ともかく今回、入ることが出来て良かった。

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みうら湯のHP: こちら

梅林を目指しての山登りは、昨年の湯河原/幕山以来。田浦梅林は名前は聞いたことはあったが訪問は初めてである。森戸川を遡り、中尾根経由で乳頭山を登った後、横浜横須賀道路を渡ると田浦梅林は目の前。今日は生憎の空模様で、時々小雨がぱらつくが、風がさほどでもないので凍える程ではない(でも隊長の指先は、と見ると、いつものように白蝋化している)。三浦半島を歩くのは初めてだったが、ここには奥多摩でも、丹沢でもない独特の植生と、複雑な地形があることが判って興味深かった。鹿や猪が棲んでいないせいもあって、草の類は丹沢や奥多摩よりも多様かつワイルドであるように感じた(山の記録はこちら)。
京浜急行が作成したハイキングマップ(今回のプロデューサーWoodyさんが、ビニルポケット入りで全員に配布!)によれば、まだいくつかのコースが選択できそうなので、今後が楽しみである。でもまあ、夏は想像するだけで熱中症になりそうなので、この時期ぐらいしか来そうにないけどね。
梅林に着いてはみたものの、雨が落ちているので、屋根が欲しい。田浦梅林の隣りにある横須賀市の「青少年自然の家」に寄ってみる。大集団のハイキングパーティが休憩中であったが、やがて去って行った。それではと、屋根付き炊事場を占拠し、ピクニックシートを敷いて宴会開始。
横須賀市のHPによれば、この施設の利用は、 「児童、生徒、青少年、青少年指導者、親子及びこれらの人を含むグループ」となっていて、どう解釈しても我々は該当しないようであるが、他に誰もおらず、ある意味緊急避難的であると勝手に判断して居座らせてもらった。
梅そのものは丁度見頃だったが、残念ながら、梅林は北斜面しかなく、この炊事場からは南側の斜面しか見えないため、梅見抜きの宴会となった。ともあれ花より団子である。日本酒は3種類、つまみもへしこやサラミ、ホタルイカ沖漬など様々が並んで豪華な宴。酒はやっぱり「ひや」ではなく、燗の方が今日の天気には相応しい。ひとしきり呑んで喰ったあと、寒さに耐えきれなくなった隊長の号令一喝で宴会は終了、撤収。今が盛りと咲き誇る梅林の間をそぞろ歩いて京急田浦へ向かった。 

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今朝は、新逗子駅から三浦アルプスを歩いて田浦梅林に行くため、珍しく品川駅で乗り換え。だいぶ早く着いてしまったため、何処かでコーヒーでも飲んで時間を潰そうと、JR駅構内をうろうろ探索。人の流れを見ていると、この時間は新幹線乗り場に向かう旅行客が多いように見える。
品川駅は、大宮駅と並んでエキナカの先駆者とも云え、店舗数はかなり充実しているはずだが、土曜日の午前7時過ぎで空いている店となると、意外に殆ど見あたらない。数少ない店のひとつがここ「TAMEALS」だった。平日のもっと遅い時間であれば、さぞや混んでいることだろう。ちなみにこのネーミングは英語辞書を引いても出てこない。ということは誰かの名前なのかな、とネットでググってみると、Terminal + And + MEALをもじった造語であることが判った。まさにエキナカに相応しいネーミングだった。
店に入ってコーヒーを注文し、席に落ち着く。ちょっびりデカダンス感が漂う内装と調度品。モチーフは19世紀末のヨーロッパ、ウィーンあたりをイメージしているような気もする。改めてメニューを眺めてみると、結構、アルコール類が色々置いてある。特段、時間が書いてないと云うことは、そのつもりさえあれば、この時間からも呑めるということか。なるほど、なおちゃんの池袋駅構内での往きつけは、この手の店なのだろう。これから山を登る身でなければ、ちょっと喉を潤してみたい気もあるがここは我慢、我慢。
これまでプラットホームの数が多い割に(東海道本線用に8本も線路がある)、臨時列車や団体列車の発着ぐらいしか使い道がなかった品川駅だが、上野東京ライン開通により常磐線特急の発着駅にもなったようだし、ますます駅構内での人の往来が増えることだろう。そうなると当然、ここTAMEALSで一杯やる輩も増えそうだから、益々繁盛、結構なことだが、とは云え次回、ビールを飲みに来た時には、さっと入れる程度の混み具合を期待したい。

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「太平山酒蔵」を出た後のこと。2軒目に行こう!と云うことで、蕎麦好きおやじさんに連れられて「誠や9号店」という変わった名前の蕎麦屋(9号店と云っても、1から8号店までがある訳ではないらしい)に行ってみた。ところが、生憎、今日は貸し切りで入店ならず!ならばと云うことで入ったのがこの「魚串さくらさく」だ。
調べてみると、東京を中心に15店舗を展開している、魚の串焼き(又は揚げ)をウリにするという、ありそうでないコンセプトの店。スペインバルのピンチョスの向こうを張った和風バル、ということかも知れない。それが証拠に、この店の1階は立ち呑みである。
入ってみると、なんと満員。店員に「3人なんだけど・・・」と告げると、2階へどうぞと云われる。上がってみるとそこは4人掛けテーブル席が6つほどで、先客は1組のみ。1階は満員だが2階はスカスカ。何故、皆さん、立席の方を好むのか。単にトレンドなのか、連れの女性がそう云ったからなのか、足腰の鍛錬のつもりなのか、階段を上がるのが面倒なのか、チョイ呑みで直ぐ帰るからか、はたまた皆ひとり呑みで、他の人と話がしたかったせいなのか。鍛錬と面倒くささ以外はどれもアリそうだが・・・。
さて飲み物は、と辺りを見回すと、「ハイボールで運だめし」の張り紙。もう日本酒と云う感じでもないので、ならばチャレンジしてみるか。サイコロ2個を振って、ぞろ目が出るとタダ、偶数だと半額になるが、奇数が出ると、メガジョッキで倍額のハイボールを呑まなくてはならないというルール。もちろん、どうせ最初から2杯以上飲むつもりの輩には、罰ゲーム的要素はないので、チャレンジする価値は十分ある。結果は、メガハイボール。あまり残念な気持ちにならないところがいい。あてには「まぐろスモーク」を注文。これもありそうでないシロモノ。なかなかいける。
そのあと、「サメ軟骨の梅和え」なるものも頼んでみる。コリコリしていて珍味。こりゃ日本酒に合いそうだ。試しにネットでググってみると、気仙沼産で「梅水晶」なる商品名で通信販売されているらしい。取り寄せてみたい気もあったが、最小単位が700gでは、量が多すぎて夢で魘されそうだ。となると、食べたいときにはこの店に来るしかない。姉妹店は立川にもあるらしいので、今度はそちらにも行ってみよう。

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魚串のHP: こちら 

久しぶりに蕎麦好きおやじさん主催の格安居酒屋訪問シリーズ。そして久しぶりの人形町。ここ人形町は、活気や派手さはないが、小粋な店が多いイメージがある(今回はそうでもないけど)。本社が日本橋にあった頃は、通り道だったので時々人形町に途中下車することがあった。
目当ての店は、地下鉄の駅から小舟町方面へ向かって歩くと、右手に見えてくる。渋い店構えである。店名は「太平山」の直営店そのもののようだが、資本関係は無いらしい。入って右側がテーブル席が4つ、左側が厨房&カウンター席、奥が小上がりとなっている。19時近い入店だったが、客の入りはいま一つのようである。
その理由を考えてみると、近所の親爺が入り浸るような感じでもなく、近頃のトレンドとなっているらしい、店と客との距離が近い老舗大衆居酒屋とも、少々違う雰囲気か。従って店内には、近所の旦那衆も、情報に敏感な若い女性やそれに追従する男子の姿もなく、ちらほら居る客の全ては普通の親爺さらりーまんである。でもそのせいか、結構、我々には居心地は良い。
小生だけが遅れてやってきたため、蕎麦好きおやじさん他は、先行していてもう太平山の升酒をぐびぐびやって良い調子になっている。さしあたり生ビールで追撃開始。その後、升酒に移行する。小生が頼んだ肴は、肉野菜炒め(460円)、そしてベンチマークのポテトサラダ(450円)とハムカツ(???円)。ポテトサラダは手作り感があって何故か懐かしい。ハムカツはぺらぺらでやや残念な感じ。メニューを良く見ると、生ガキ1個400円という料理が最低価格で、だいたい450~460円が主体。蕎麦好きおやじさんプロデュースにしては、価格設定がやや高めな印象である。結果は、しめてひとり3,000円弱と、世間的には普通だろう。
ちなみに、太平山を一合升で頼むと320円だが、徳利だと800円する。当然、徳利が二合では間尺に合わないので、三合くらいの大きさなのだろうか、そんな大きい徳利はあまり見たこと無いけど。店員に訊きそびれた。次回はそれを口実に来てみるか。

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高尾山に行った帰り、途中の府中でちょっと寄り道。大国魂神社の傍にある蕎麦屋「ほてい家」に入ってみた。遠くから見ると周りの民家に溶け込んでいる様で、ちょっと判り難い。ここは初めての入店。昭和2年創業と云うことだが、外観は白塗壁と黒板塀のコントラストが粋な、今ふう和モダンの雰囲気、大人の隠れ家的である。入ってみると、正面は開放的な大窓の脇にテラス風のテーブル席があり、なかなか居心地が良さそう。もう午後2時なので、先客は一組二人連れのみ。我々は右手奥の壁側の席に着いた。
さて、ちょっと歩いて喉も乾いたので、やっぱり先ずビールから。カミさんはキリンブラウマイスターを注文。小生はメニューにあった「府中バカのまくわ瓜(ヴァイツェンタイプ発泡酒)」なるシロモノを注文。良く云えば、ヒューガルデンの白ビールのようにフルーティな香りがするが、キレがちょっと足りない(と云うか無い)ので、人によって意見が分かれそうな感じ。ちなみに小生は、やはりキリンブラウマイスターの方が口に合うので、カミさんと交換してもらった。
ビールの後の日本酒は、壺中春(こちゅうしゅん)をひやで注文(一昔前までは、「ひや」と云えば常温のことだったが、それがなかなか通じない世の中になっている)。会津若松の末廣酒造が醸す酒。旨みは感じるが、くせがなく円やかな印象。すっと喉に落ちる。
肴は、おつまみ3品盛り合わせと、鴨の陶板焼き、それにかき揚げを注文。もちろん、締めはせいろ。鴨はとてもジューシー、酒の肴としてはかなり良い。かき揚げは中までカリカリ状態で、齧るとボロボロ砕け散るのが残念。やや揚げ過ぎの感じだが、思いの外、具だくさんで、天つゆと合わせればまあ問題なし。せいろは結構な細打ちで、歯応えはあるがつるつるしている。こちらはまず申し分ない。
入ってみて判ったことだが、「食べログ」の紹介記事には、営業時間は午前11時から午後9時までと書いてあって、おっ、いいじゃん!と思っていたが、実際には午後3時から5時までは中休み。ちょっと残念。あともうひとつ残念なことだが、17時以降はいろいろと肴があるようだが、15時までは、今回食べた料理以外、あとは冷奴と板わさ、天麩羅盛り合わせしかない。
それなりに事情はあると思うが(以前も別の投稿で書いたように)、土日ぐらいは昼間から通しでやってくれるか、中休みがあったとしても昼時にも夜と同じ料理を出して呉れると、我々のように、夜に来ることがほぼ無い者にとってはとても有難い。それはともかく、差し当たりこの店には夜、来ることにするか。

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生憎の雨模様のなか、遅ればせながら今年の初詣に高尾山へ行った。護摩法要でお札を貰うのが目的、眺めが望めないので山頂にも行かず。でも折角なので、久しぶりに大本坊で精進料理を喰うことにした。勿論、そのついでに般若湯を一杯やるつもり。
ケーブルカーで高尾山駅に降りると、駅前は何故か長蛇の列。主に中高年の皆さんが雨の中、辛抱強く並んでいる。下りのケーブルカーを待っているにしては、ここだけ異様に人が多い。なにかイベントでもあったのだろうか。カミさんが、並んでいる人に話を聞いたところによると、今日3月1日は、高尾山トクトクブック(京王帝都電鉄発行)の12スタンプ賞(金バッジ)がもらえる日なのだそうだ。つまりこれは、毎月1年間、高尾山に通った人たちの群れである。そんなに価値があるバッジなのかどうかは良く判らないが、随分と皆さん熱心だし、なんだか嬉しそうである。京王としても、それだけ電車に乗ってもらった訳で、タダで金メッキバッジを差し上げても十分ペイするということなのだろう。
でも人が多かったのはここだけ。参道は寂しいほどである。こんなにスカスカの高尾山薬王院も珍しい。新緑も花も紅葉も無いが、雨の高尾山も悪くない。護摩のために本堂にやってきた人は我々を含めても十人余りだった。ということは、祈祷する坊さん達とほぼ同数。これだと御利益も普段以上にあるかも知れぬ。護摩が終われば大本坊へ移動。こちらの建物は、本堂以上に大きい。作務衣姿の男衆がお出迎え。食事の準備が整うまで控室で待たされる。先客は、我々以外に一組二人連れのみ。ストーブがガンガン焚かれているが、部屋がやけに広いので寒い。
やがて食事処へ通される。各々引き戸があって個室のようであるが、中に入ると天井が隣りと繋がっていて、ヒソヒソ話でなければ、隣りの会話が聞こえてくる。予め予約してあった天狗膳(2,800円)をいただく。熱燗は「高尾山」という日本酒。昔風の喉越しとキレ。生産量が少ないのか、ここ高尾山薬王院でしかお目にかかったことがない。
料理は、甘味も含め小鉢や赤い漆椀に八品。基本的に見た通りの野菜が主体だが、なかには肉もどきのものがある。大豆ハムカツと、つくねもどき(こちらもたぶん、大豆ベース)がそれ。大豆で作ったと云うハムカツもどきは、なかなか良く出来ていて美味い。全体としての印象としては、炭水化物類が豊富で、(とろろ芋以外)全部食べると結構、腹にたまる感じ。精進料理らしく塩気も脂っ気も少ないので、酒の肴としての物足りなさは若干あるが、たまにはこのような食べ物で身体を清める(?)のも良いかも知れない。

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大洞岩から大同山南尾根を経て百蔵山に登り、湯立人鉱泉で汗を流した後は、高尾へ移動して「たまの里」に初入店。ここは小生の兄貴が推奨する店である。高尾駅南口の目の前にあるドトールコーヒーには土曜日の朝、時々お邪魔することがあるが、その隣にこんな蕎麦屋があるとは気が付かなかった。概して高尾山には蕎麦屋が多いが、その多くは高尾山口駅から先の参道にある。その辺りの蕎麦屋は殆ど入ったことはあるが、ここ高尾駅は全くノーマークだった。
入ってみると、外観同様、小奇麗で明るい。高尾山から下りてきたであろう中高年ハイカー達で、思いの外、繁盛している。みなさん良くご存じのようだ。山登りを口実に使い、かつ蕎麦を隠れ蓑にして、単に酒を呑みたい輩(はて、何処かで聞いたような聞かないような)にはうってつけの店と見た。
ともあれ席を確保したら、早速メニューを拝見。日本酒も肴も実に豊富である。嬉しい。もうこうなると、蕎麦屋が酒と肴を出すと云うよりも、居酒屋が蕎麦も出すと云った方が相応しいが、いちおう看板は蕎麦屋だ。左党も右党も両方面倒見ようと云う魂胆のようだ。
やっぱり、先ずは生ビールから。その後、船中八策純米超辛口、真澄純米吟醸、王禄純米無濾過生酒、浦霞純米吟醸、ささ一純米吟醸無濾過などへ移行。どれも各々特徴があって美味い。この店はどちらかと云うと芳香&辛口系の品揃えという気がする。女性店員は注文の度、一升瓶を持参し、酒をグラスとその下の升まで、零れんばかりに絶妙に注いでくれる。肴は、にしんの甘煮、〆サバの炙り焼き、揚げ出し豆腐、天麩羅盛り合わせ、ポテトサラダ、ヤリイカの酢味噌和え、穴子天麩羅のあんかけ(だったかな?)などを注文。
にしんの甘煮は、いわゆるにしんそばのトッピングという感じだが、もちろん酒の肴にももってこいである。ポテトサラダは、ごくスタンダードなタイプでボリュームも十分。塩とスパイスは酒の肴的にやや濃いめになっていて、山から下りてきた者たちに優しい味だ。最後の締めの蕎麦も申し分ない。まだまだ他にも試していない日本酒や料理があるので、当分楽しめそうである。

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「湯立人(ゆたんど)鉱泉」は、このブログには初登場だが、このところ結構、頻繁に来ていて、2年余りの間に今日で5回目(以前の山の記録はこちら⇒第288回第292回第300回第333回)の入湯。今回は、百蔵山から直接下りて来た(山の記録はこちら)。大洞岩の山頂をはじめ、一日中富士山が見えた、富士見日和だった。
ここはかつて旅館だったそうだが、現在は日帰り温泉(1,000円、時間無制限?)になっていて、近所のおばあちゃん達の社交の場に、我々の様な山帰りの無頼漢が時々闖入する構図になっている。
大広間(休憩室)に荷物を置いたら早速、風呂へ。湯が少々温かったので、勝手に蛇口を開いてじゃんじゃんお湯を足すと良い具合になった。地元のおばあちゃん達(2~3人?)は、我々が来る前から隣りの女風呂に入っていて(仕切りが低いし、地声がでかいので、他愛もない四方山話が普通に聞こえてくる)、我々が帰る時も未だ、出てこなかった。恐るべき長風呂である。我々が入った後、青年男子の単独行と、男子二人連れがやってきて、我々よりも早く帰って行った。長居の程度は、年齢に比例するようだ。
風呂から上がったらビール(大瓶650円)を頂く。つまみ(お茶受け)はいつもの小梅の梅干し。もう少し経つと、玄関の近くにある竹やぶで採れた筍の煮物を、サービスで頂くことができる。崖の様な急斜面に筍が生えるので、採るのが大変なの、と女将さんが云っていた。この鉱泉の庭には季節の花が咲き、庭の奥の桂川を隔てた猿橋城山あたりが借景になっていて、眺めているだけでとてものんびりできるが、この日はまだ梅がようやく綻んできた程度だった。
首に鈴を付けた、ここの飼い猫がやってきてちょこんと座り、お女将さんに向かってにゃーにゃー云う。きっと腹が空いたのに違いない。でも女将さんはどこ吹く風で(時々「う~る~さ~い~」と呟きながら)、我々がビールを呑んでいる大広間で淡々と花を生けていた。決められた夕食の時間はまだ先なのだろう。ここはやけに時間の流れが緩やかだ。
ところで、バス通りからの入口にある、何度も見ている看板には「酒のこころ いちふる 湯立人鉱泉」とあるが、「いちふる」とはいったい何なのか気になった。今度、女将さんに訊いてみよう。
予定の電車まで時間があったので、久々、日本三奇橋のひとつ、猿橋を観光。でもこの三奇橋、諸説あるようで、ここ猿橋と岩国の錦帯橋まではほぼ確実なのだが、三つ目は、木曽の桟(かけはし)(現存せず)、日光の神橋、祖谷のかずら橋、宇奈月の愛本刎橋(現存せず)など色々あるようだ。
猿橋のすぐ東側に古びたコンクリート橋が見えるが、調べてみると「八ツ沢発電所施設 第一号水路橋」というシロモノだった。国指定重要文化財で1912年(明治45年)竣工。でも全くの現役で、確かに水がどうどうと流れている音が聞こえてくる。気になったので、更にこの水路について調べてみると、こんなHPがあった(勝手にリンクしました。どの分野でも奇特な方がいらっしゃるものです)。つまり、大月と猿橋で取水したあと、途中、大野貯水池を経由して延々と上野原にある発電所まで14kmを導水する、東京電力の施設。日本最大規模の重要文化財でもあるそうだ。

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「玉川屋酒店」で角打ちを堪能した後、アユラシが行きたかったという「秋田屋」に入ってみた。都営地下鉄大門駅の直ぐ傍にある。この店の開店時間は15時30分で、閉店は21時という、健全(?)な店。黄昏時には、数多くの立ち飲み客が店の外に群がっていることで有名なもつ焼き屋である。小生もその光景を何度か目にしたことがあるが、これまで、その中に割って入る勇気が無かった。創業は昭和4年とのこと。
もう20時を回っていたせいか、外で立ち飲みしている客はいないので、この店らしさ感はいまひとつ。もっともこの寒空で外飲みは少々厳しいだろう。中のカウンター席とテーブル席がある店内スペースは、なんと扉が無く、ビニールシートの仕切りが垂れ下がっているだけで、ほぼオープン状態。覗いてみると、椅子に座っている客は皆、コートを着たまま呑んでいる。
我々二人は上手い具合にテーブル席を確保できた。と云っても、社員食堂の様な長テーブルを、他の人とシェアするかたち。狭い店内にギシギシ座る感じで、寒さ対策には丁度良さそうだ。外から風が入ってくるとは云え、外で立ちんぼとは大違いである。後からやってきた客は、店員の指図で階段を上がって行った。2階もあるらしい。やっぱり熱燗を貰おう。酒は高清水のみ。
メニューを見ると、もつ焼き以外にも、いろいろ焼きものがあるが、ここはやっぱりもつでいこう。ところが時間が時間なので、もつ焼きはもう、レバーとテッポウしかなかった。 何れも2本で320円だが、相当ボリュームがあるのでこれで十分。てっぽうは下処理は少ないのか、思いの外、歯応えがある。こんなてっぽうは初めて食べる気がする。
滞在時間は1時間足らずだったが、いつのまにか誰もいなくなり、店から叩き出されるまで呑んでいた。この店で立ち呑みをしたくなければ、もつ焼きの種類は制限されるかもしれないが、我々のように20時過ぎに来て、さっと呑んで喰って、さっと帰る(あるいは追い出されるまで粘る)のが狙い目のようである。

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アユラシが浜松町をご所望だったので、予め調査しておいた「玉川屋酒店」で待ち合わせ。ここはいわゆる角打ちである。勿論、小生にとっても初入店。表側は素通しのアルミサッシュ扉なので、外から中の様子が良く見える。入って正面が、丸テーブル3つの立ち飲みスペースで、奥がレジ。左手に冷蔵庫とおつまみが並んでいる。まだアユラシは来て無かったのでひとりで入店、とうとう角打ちのひとり呑みに手を出した格好。
立ち飲みだけの店かと思っていたら、冷蔵庫とつまみ置き場の裏側に、簡易テーブル席(テーブルはビールケースの上に板が載っているシロモノ)と椅子が14~16人分くらいあった。つまり、立ち飲みは苦手、と云う人もここはオッケーである。
18時半入店ではまだ早かったのか、立ち飲みは2人連れが2グループと、簡易テーブル席に4人連れ1グループのみ。20時頃にはほぼ満杯になった。結局、ひとり呑みがいたのかどうか判らなかった。而して、ほぼ100%さらりーまん男子。地元の親爺ばかりの店とは違って多少入り易い雰囲気と云える。でもOL女子が一人で呑んでいたらやっぱり目立つことだろう。誰か是非チャレンジしてみて欲しい。
ビールやハイボールは、レジで注文&支払いするが、他の瓶入り飲み物やつまみ類は、勝手に冷蔵庫から出すとかして、レジで支払いをするしくみ。全てキャッシュ・オン・デリバリ。店側は、若夫婦と姑(たぶん)が対応してくれる。接客は、こういう店にしては極めて丁寧、判らないことは優しく教えてくれるので安心。
アユラシがやってきたところで、テーブル席の一番奥(道路側)に座った。石油ストーブは点いていたが、鉄製シャッターの直ぐ脇は、隙間風が入り込むため、コートを脱ぐ訳にはいかない。でも存外、居心地が良い。
つまみはポテトサラダ(160円)、松前漬のような数の子の煮物(?)、やきそば(280円)、牡蠣の燻製(袋入り乾きもの、値段???)、韓国のり(袋入り、値段???)、でんろく豆(袋入り、値段???)をゲット。なかでもポテトサラダとやきそばはバツグンに美味かった。飲み物は、生ビール(280円)、ハートランドビール(360円)、カップ酒(澤乃井、300円)だった。角打ちでハートランドに巡り会えるとは思わなかった。
生ビールの紙コップは、お代わりや瓶ビールを呑む場合には、使い回しをするのがこの店のルール。片づけも基本的にセルフ。かなりぜいたくに呑んで喰ったが、たぶん、ひとり1,300円ぐらいだろうか。この店が、会社の直ぐ傍にあったら頻繁に通ってしまいそうだ。あぶない、あぶない。 

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カミさんが成田山に用事があると云うので、ついていくことにした。ねらいは昼飯時に門前町でうなぎを喰うこと。かねてより、老舗うなぎ屋が軒を連ねている話を聞いていて、気になっていた。前回のうなぎからまだ1ヶ月くらいしか経っていないが、このチャンスを逃すと、成田山でうなぎを喰うのが、だいぶ先になりそうだったので決断した次第。
実は、成田山新勝寺も含め(成田空港は除き)、成田は初めての訪問である。ちなみに川崎大師だって行ったことはないが、こちらは門前町の名物が「くずもち」と云うことなので、少なくとも積極的に参詣することは未来永劫ない(「くずもち」に恨みがある訳ではない)。
スカイアクセス線ができたおかげで、成田は意外に近い。でも「アクセス特急」の運行本数が少ないので(できれば「スカイライナー」も東松戸駅に止めてくだされ~)、時間を見計らう必要がある。10時半過ぎに成田駅に着くように行ってみる。さすが、参道は趣がある。葛飾柴又だって悪くは無いが、こちら成田山の方が時代を感じるし、スケールも大きい。途中にあった「米屋」でカミさんがひと口羊羹をゲット。店内は大型バスでやってきたツアー客で大層賑わっている。
参道を更に進めば、目当てだった、有名なうなぎ処の「川豊」とか「駿河屋」は凄まじい人だかり。「川豊」の店先では、整理券がどうのこうのなんて云っている。マジですか。基本的に待ってまで喰いたいとは思わない質なので、押しあい圧し合いの仲間になりたくない。大した違いはなかろうと、すぐ近くにある、創業300年余という「近江屋」が、女将さんが呼び込みをやっているくらい空いていたので、こちらに入ってみた。この建物もだいぶ古そうだが、いつ頃のものかは訊きそびれた。
うな重と、日本酒(冷酒)と鯉のあらいを頼んでみた。残念ながら、ここには白焼きはなかった。酒は成田の地酒、「長命泉」である。昔ながらのすっきり辛口タイプ。酒をひとくちふたくち呑むうちに、鯉のあらいよりも早く、うな重が出てきた。ということは、受注生産ではなく見込み生産方式ということなのだろう。とにかく、酒はさておいて、うな重にとりかかる。タレは辛からず甘からずといったところ、つまり江戸前よりもやや甘めか。べたべたせず、さらりとしていて比較的薄味である。うなぎそのものはふっくらいい加減に焼かれているが、少々さっぱり感が残る。ということは、脂のノリがもうひとつと云うことかも知れぬ。でもうなぎはうなぎ、有難くゆっくり頬張る。
やがて鯉のあらいが出てきたので、うな重は一旦休憩し、酢味噌に付けて喰う。臭みは全くなく、小骨もないのでとても食べ易い。これを肴にちびちび呑む。その後、徐にうな重を平らげた。
至福の時を過ごして近江屋を出た後、これまた直ぐ傍の「川村佐平治商店」で筍の「鉄砲漬け」を購入。筍の漬物は珍しい(柔らかくて美味かった)。その後、造り酒屋「鍋屋源五右衛門」で不動・山廃純米(720ml)を購入。カミさんと別れた後、境内をぷらぷら。毎年初詣に300万人以上がやってくるという新勝寺の境内はさすがに広い。成田山新勝寺は真言宗智山派の大本山とのこと。調べてみると、総本山は京都東山の智積院だが、大本山は新勝寺の他に川崎大師平間寺と高尾山薬王院有喜寺だという。なんだ、みんな同じ仲間でした(ちなみに別格本山というのに、高幡不動金剛寺も入っていた)。真言宗智山派は関東で商売上手繁栄しているなー。
これも初めて知ったことだが、成田山公園にいると、成田空港の方角から飛行機のエンジン音が結構良く聞こえてくる。滑走路を走り始める時の、エンジン音の高まりまで判別できるほどで、思った以上に煩い。参道を戻って、蔵元直売店「長命泉」で長命泉・備前雄町(720ml)を購入。だいぶリュックサックが重くなってきた。途中、良さげな蕎麦屋があったのだが、さすがにまだ喰えそうにない。今後の課題としよう。

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近江屋のHP: こちら 

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