本仁田山を登り、「もえぎの湯」で汗を流した後、待ちに待った「天益」へやってきた。目当ては鹿肉竜田揚げ(700円)を賞味してみること。鹿肉とはもちろん、地元奥多摩産のジビエである。昨今のニホンジカによる食害はまこと惨憺たる状況であるが、この頃、奥多摩にも鹿肉処理場が出来たおかげで、僅かながら流通するようになった。奥多摩ではここ「天益」と、「丹下堂」で提供されている。これで、食害が減ると云う訳ではないが、小生も、ささやかながら奥多摩の環境保全と鹿肉産業(?)の発展に寄与したい(というのは表向きで、実態は単に鹿肉喰って酒を呑みたい)ので、機会があれば寄ってみたいと思っていた次第。
調べてみると、「とうきょう特産食材使用店」という都の登録制度があり、この店も東京産の鹿肉などで登録されている(「丹下堂」でも鹿肉が登録済み)。これに登録されると、東京都のHP等で、その店名を公表する仕組み。ただ、それだけではちょっと有難味というか、インパクトが薄いよね。地産地消をもっと大々的にアピールするためのひとひねりが欲しいね。
前回、昨年10月(レポはこちら)に来た際は、運悪く、鹿肉が品切れていたので、今回は予め、なおちゃんに鹿肉の在庫確保と、店の座敷の予約をお願いし、準備万端整えての入店となった。この店の女将さんは、いつも登山客を相手にしているせいか、顔を合わせて開口一番、今日は何処の山に登ったのか、雪の状態はどうだったか、まで訊いて、ちゃんと情報収集に余念がない。この店が、山やの情報交換の場になっている所以である。
いつもカウンター席なので、奥の座敷は初めて。10人は余裕で座れる大きさ。「もえぎの湯」に浸かったメンバーが三々五々集まり、ビールでスタート。さっそく目当ての鹿肉竜田揚げをいただく。初めて食べたが、「揚げ」というよりは、「ソテー」に近い感じ。でも下味がしっかり付いて、かつ肉も柔らかくジューシー。いけるね~。我々はつい鹿肉のことに話が偏りがちだが、実はこの店の看板料理は、昔から餃子である。ここの餃子は薄皮で美味い。ビールがすすむ。
ビールの後は、澤乃井純米吟醸生原酒立春朝絞り。これは、日本名門酒会に参加する全国の蔵元が、立春の日に合わせて上槽し壜詰するというもの(詳しくはこちら)。いわゆる日本酒版ボジョレーヌーボーのようなものか。これを目当てにする人も居そうだが、こちらは勉強不足で知らなかった。呑んでみた印象は、まことに爽やかで春を感じさせる。
美味い酒を呑んで美味い鹿肉と餃子を喰って1時間強、これで一人約2,000円だった。これは病みつきになりそうだ。そうなると、奥多摩に来たらなるべく簡単な山に登って早いところ「天益」に入ろうなどと、邪まなことを考えてしまいそう。今後の山行プラン立案に、少なからぬ影響が出そうな予感がする。
調べてみると、「とうきょう特産食材使用店」という都の登録制度があり、この店も東京産の鹿肉などで登録されている(「丹下堂」でも鹿肉が登録済み)。これに登録されると、東京都のHP等で、その店名を公表する仕組み。ただ、それだけではちょっと有難味というか、インパクトが薄いよね。地産地消をもっと大々的にアピールするためのひとひねりが欲しいね。
前回、昨年10月(レポはこちら)に来た際は、運悪く、鹿肉が品切れていたので、今回は予め、なおちゃんに鹿肉の在庫確保と、店の座敷の予約をお願いし、準備万端整えての入店となった。この店の女将さんは、いつも登山客を相手にしているせいか、顔を合わせて開口一番、今日は何処の山に登ったのか、雪の状態はどうだったか、まで訊いて、ちゃんと情報収集に余念がない。この店が、山やの情報交換の場になっている所以である。
いつもカウンター席なので、奥の座敷は初めて。10人は余裕で座れる大きさ。「もえぎの湯」に浸かったメンバーが三々五々集まり、ビールでスタート。さっそく目当ての鹿肉竜田揚げをいただく。初めて食べたが、「揚げ」というよりは、「ソテー」に近い感じ。でも下味がしっかり付いて、かつ肉も柔らかくジューシー。いけるね~。我々はつい鹿肉のことに話が偏りがちだが、実はこの店の看板料理は、昔から餃子である。ここの餃子は薄皮で美味い。ビールがすすむ。
ビールの後は、澤乃井純米吟醸生原酒立春朝絞り。これは、日本名門酒会に参加する全国の蔵元が、立春の日に合わせて上槽し壜詰するというもの(詳しくはこちら)。いわゆる日本酒版ボジョレーヌーボーのようなものか。これを目当てにする人も居そうだが、こちらは勉強不足で知らなかった。呑んでみた印象は、まことに爽やかで春を感じさせる。
美味い酒を呑んで美味い鹿肉と餃子を喰って1時間強、これで一人約2,000円だった。これは病みつきになりそうだ。そうなると、奥多摩に来たらなるべく簡単な山に登って早いところ「天益」に入ろうなどと、邪まなことを考えてしまいそう。今後の山行プラン立案に、少なからぬ影響が出そうな予感がする。