山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2014年10月

三か月に一回の定期検査の午後、根岸の「笹乃雪」に行ってみた。最寄駅は鶯谷なのだが、今回は浅草から都バスに乗って行ってみる。電車移動だと点と線の1次元にすぎないが、バスだと街並みが2次元的に見えてくる。直ぐ外の歩道橋から見ると、やや古びているものの鉄筋コンクリート4階建ての立派な料亭に見える。玄関を潜ると、下足番が現れる。こんな店は随分と久しぶり。予め料理のコースを予約していると個室に通されるとのことだが、我々は大部屋のテーブル席へ。他の客は二組だけだったが、どちらも中国系外国人。ロンリープラネットにも載っているのだろうか。仲居のおばちゃんが、素朴なジャパニーズイングリッシュで一生懸命説明している。でも豆腐はトーフ、湯葉はユバ。マレーシアに居たとき、たしか英語ではBean Curdとか云っていたが、トーフもユバも国際語になっているのかも知れない。
この豆腐料理店の創業は元禄四年、実に320年以上も昔からやっている老舗中の老舗である。大石内蔵助等が討ち入り後、預けられていた細川家屋敷に、この店の豆腐が届けられ食したという、歴史秘話があるのには恐れ入った。今が旬の柳原白蓮の色紙もさり気なく飾ってある。
生ビールを呷ったあとは、「綾」を頼んでみる。昨今、「屋守」で有名な(元々は「金婚」が主要銘柄の)、東村山にある豊島屋酒造の微発泡酒。仲居さんから、吹き出るから慎重に、と言われて慎重に開けたがやっぱり吹き出た。そのあとは金婚生貯蔵酒。料理は全部で10品あるものの、量は少なめで次から次へと出てくるので、あっというまに食べ終わってしまう。このうち、最初に出てきた白酢和えは、大きな器に素材が綺麗に並んでおり、これを自ら混ぜるようになっているところがちょっと面白い。それにしても、デザートに至るまでとことん豆腐尽しなので、余程の豆腐好きでないと少々飽きる。カミさんは途中で肉が食いたくなったそうである。

_DSC4409

_DSC4410

_DSC4411

_DSC4412

_DSC4423

_DSC4413

_DSC4414

_DSC4415

_DSC4416

_DSC4417

_DSC4418

_DSC4419

_DSC4421

_DSC4422

_DSC4424

_DSC4426
 

蕎麦好きおやじさん等との定例飲み会。場所は、秋葉原。一軒目の「ちょっぷく」は待ち合わせだけで出て、二軒目が、だいぶ草臥れた雑居ビルの地下にある(新橋駅前ビルの地下階を彷彿させる)「町役場」、午前11時開店という昼呑みOKの店である。この店の手前に「村役場」という居酒屋があり、きっと何らかの関係がありそうだ。入ってみると、4人掛け、6人掛けのテーブルがいくつか並んでいて結構広いが、先客は3、4組程度。この時間で、これだけ空いていていいのかと思ってしまう。「村役場」の方が、混んでいる感じ。
ともあれ、席に着いたら、今日はとことんホッピー黒で。サンマが旬でお薦めのようなのだが、我々の注文はそれとはまったく関係なく、マグロブツ、揚げ餃子、冷奴、トンカツ、河童巻きなどを注文(残念ながらポテサラ、ハムカツは置いていない)。味的にもCP的にも、どれもこれも可もなく不可もなく、といったところ。昼飲みOK以外、特段の特徴がないところが、昭和の時代から続くこの店の特徴と言っていいだろう。しかし、おやじ世代にはそれが良いのである。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

20140930_181559

20140930_181706

20140930_181955

20140930_182801

20140930_183259

20140930_191132

20140930_194251
 

焼岳登頂を果たし大パノラマを堪能したら、少々名残惜しいが上高地を目指して下山開始。先ずは焼岳小屋へ。多少ザレたところもあるが、概ね歩き易い道。まだ、笠ヶ岳や穂高、霞沢岳等が視界に入ったままの下山なので、自ずと歩みは遅れがちになる。U字渓谷を蛇行して梓川が流れているのが見下ろせる。その周囲に上高地帝国ホテルの赤い屋根を始め、いくつかのリゾート施設が点在しているのも視認できる。スイスアルプスもかくや、という眺め。見上げると霞沢岳の上には、刷毛で掃いたような上層雲がやってきたが、それも上高地に下りる頃にはいつのまにか見えなくなった。
焼岳小屋は、針葉樹林帯の中、まったく眺めがない狭隘な地形に建っている。建物自体は小じんまりしているが、辺りにはかなり多くの登山客、それも若者達が屯している。丁度昼時だからだろうか。なかには、小屋の目の前の岩でボルダリングに興じている者もいる。冷たいジュースでも売っていれば(勿論、まだ先があるのでビールではない)飲みたいところだったが、腰を降ろす場所もないので素通りする。
再び樹林帯から出てガレ場の急降下となる。やがて峠沢に沿って下るようになり、見上げれば荒々しい焼岳のドームが覆い被さってくるようだ。この峠沢はかつて溶岩流か火砕流が流れ落ちたのか、カール状に深く抉れている。中の湯側とは全く違った焼岳の容貌を見せている。急な岩壁に掛けられた長い長いアルミ梯子で数人が渋滞中。見ればストックが邪魔している様子。鎖場、梯子場でのストックは百害あって一利なし、さっさと仕舞うべし。この先は、延々樹林帯の中、眺めが無ければ黙々と足早に下るだけ。
次第に傾斜が緩くなり、樹相も変わり、上高地の一角に入ってきたのを感じる。やがて車道(治山運搬路)と合流。さらに先へ進むと田代橋への分岐。とたんに観光客がぞろぞろと現れる。上高地温泉ホテルまで来るともはや観光客だらけ、登山姿は殆どいない。やや場違いな雰囲気すら感じる。空が広くなり、眺望も得られ、迫力ある前穂高・明神岳山群が眩しい。その先、五千尺ロッジや西糸屋が並んでおり、折角なのでビールでも飲もうかと寄ってみるが、気が利いたテーブルが見当たらない。結局、今日の宿、白樺荘まで来て、売店の前のテーブル席を確保。日当たりが良く、風が全く吹かないのでかなり暑い。河童橋の奥に六百山の異形が間近に聳えているのを眺めつつ、ビールでひとり乾杯。目の前を観光客やら登山客らが引きも切らない。さすが、上高地の中心地である。そのうち、明神池の嘉門次小屋で、蕎麦と岩魚塩焼きを喰って来たというカミさんと合流し、その後も青空天井の下で、行きかう人々の表情を眺めつつ暫しビール。
やがて陽が山並みに隠れ、涼しくなってきたので白樺荘にチェックイン。通された部屋は、見事に遮るものが無い穂高連峰が窓の真ん前。これだけでこの宿の価値があるというもの。その引き換えと言っては何だが、この宿の大きさにしては大浴場は(湯船も洗い場も)だいぶ小さい感じ。特別景勝地にあるので廃水処理には何かと制約があるだろうが・・・。ま、それでも山帰りの身としては汗を流せるだけで満足できる。
夕食はメインダイニング。窓の外には日没後でも相変わらずぼんやり穂高連峰が見えている。料理は欧風懐石とのことだったが、いきなりオードブルが二皿、味はともかく量が半端ない。これだけで腹七分目ぐらいいってしまった感じ。このあと、スープ、サラダ、リゾット、魚料理、肉料理、デザートと続くのだが、とっても全部は食べきれそうにない。スープとリゾットは省いてもらった。今日は結局、ほぼ一日中ピーカン快晴だった。それにこれほど長い時間、穂高を眺められたことも記憶にない。たまにはこんな日も与えてやろうという、山の神の思し召しだったのかも知れない。

コースタイム:
1日目: JR松本駅12:44発⇒新島々駅13:14着/13:30発⇒中の湯BS 14:22着⇒(送迎車)⇒中の湯温泉旅館
2日目: 中の湯7:25発→P1 8:10着/8:15発→P2 9:03着/9:08発→P3 9:55着/9:58発→焼岳北峰10:43着/10:52発→焼岳小屋11:46着→P4 12:19着/12:24発→ホテル白樺荘13:44着
3日目: 白樺荘7:30発→上高地バスターミナル7:40着/8:00発⇒新島々駅9:05着/9:19発⇒JR松本駅9:48着

_DSC4203

_DSC4216

_DSC4223

_DSC4225

_DSC4226

_DSC4235

_DSC4240

_DSC4249

_DSC4258

_DSC4261

_DSC4265

_DSC4273

_DSC4290

_DSC4291

_DSC4297

_DSC4298

_DSC4299

_DSC4301

_DSC4302

_DSC4303

_DSC4309

_DSC4324

_DSC4326

_DSC4332
 

立川に戻ってきて、さて何処に行こうか思案し、以前、入ったことがある北口の「磯坊主」に入ってみた。「弁慶」の先、中華料理屋の角を左に曲がって直ぐの店。まだ5時前だが結構入っていて、しかも山帰り姿が目立つ。テーブルや椅子、店の内装は、魚河岸の廃材らしきものを使っていて、魚河岸臨場感を醸している。この店はその名の通り、魚介類の肴がメイン。あまり日本酒にはこだわりがなさそうなので、生ビールの後は、今日はホッピー一本やりでいく。つまみはポテトサラダ、まぐろぶつ、秋刀魚刺身、しらす刺身、まぐろ串焼き、もりもり(塩コンブ)キャベツ、アンチョビポテト、漬物、イカのワタ入り包み焼き、カワハギ唐揚げなどを注文。
先ずベンチマークのポテトサラダをチェック。見た目も味もさっぱりしていて、悪く言えば付け合わせ程度の存在感だが、よく言えば他の料理の口直しに丁度良いと言えるだろう。アンチョビポテトも見た目もネーミングそのままだが、意外に美味い。秋刀魚の刺身も、生しらすの刺身も鮮度を感じられ、旬を味わうことができた。特に、生しらすを出す店は珍しいと思う。まぐろの串焼きも結構イケる。立川で魚が食いたくなって、尚且つチューハイ系を飲みたい場合には、この店がお勧めである。

_DSC4393

_DSC4394

_DSC4395

_DSC4396

_DSC4397

_DSC4398

_DSC4399

_DSC4400

_DSC4401

_DSC4402

_DSC4403

_DSC4404
 

↑このページのトップヘ