山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2014年08月

昭和ノスタルジー居酒屋訪問シリーズ第5回は、いよいよ「鍵屋」。もちろん、ここは「昭和」どころではなく、創業は酒問屋としてなんと安政年間、建物も大正時代のものというから只々、恐れ入るばかり。この店は、歴史そのものである。最寄駅は鶯谷だが、住所は根岸。言問通りから一本入った静かな小道に建つ、黒板塀に囲まれたしもた屋風の建物で、ぱっと見、居酒屋らしくは見えない。入口の引き戸は開いている。つまり、店の中にはエアコンがないようだ。今日は雨が降っていて未だ8月にしては涼しい陽気なので助かるが、熱帯夜だったら団扇などで凌ぐのはしんどそう。尤も昔は全てこうだったと思えば、これもこの店の歴史的価値の一部であって野暮なことを言ってはいけない。
L字形のカウンターはほぼ埋まっていたが、先発隊のアユラシのお蔭で、我々ミニ同窓会3人は美味い具合に小上がりに座れた。店内を見渡すと内装や調度品のどれもこれも長い年輪を感じさせ、これだけで酔いそうだが、先ずはビールで、お通しの大豆の煮豆をつつく。肴には「うなぎのくりから焼き」から頂く。ほっこり香ばしく且つとろけるほど柔らかい。他に鶏もつ鍋、たたみいわし、みそおでん、合鴨塩焼きなどを注文。素朴ながらひと手間かけた料理でどれも美味しく頂く。酒を頼むと、辛口か、甘口かと聞かれるので、甘口をお燗で、とお願いする。よく見るとここには、櫻正宗、菊正宗、大関が置いてあるようだった。すると、出てきた燗酒は櫻正宗なのだろう。差しつ差されつ、看板になるまでゆったりとした時間を過ごした。店員も接客が柔らかく、どの雨傘がどの客のものかを確認してくれるなど、行届いた気配りがあってとても居心地が良い。今度はまた、寒くなる頃にでも来てみたい。 

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「Ke Qoo」で白ワインに酔った後、隊長の希望により、そのままの勢いで直ぐ近くにある「HAL BAR」にも行ってみた。「Ke Qoo」とはガラッと違い、カジュアルな店。まさにイマドキのバルという感じか。かなり賑わっていたが運良く4人用のテーブル席が空いていた。客層は20~30代の女性が主体ってところで、おじさん、おばさんは見当たらない。おじさんが入るのはやや勇気がいる感じがないでもないが、こっちは程々酔っぱらっているのでへっちゃらである。
先ずは、また喉が渇いたので地ビール(名前は失念! 失礼!)から再スタート、その後、ガンマ オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン レセルバ2013(チリ)を飲む。つまみには、マリネやらイイダコのアヒージョやらを頼む。そう言えば、ガンマはマレーシアでもスーパーマーケット(庶民向けではない)の店頭に並んでいるのを良く見たが、なかなか手が出なかったのを覚えている。日本ではコスパ的に優れているチリワインであっても、マレーシアになると事情が変わってくる。
日本ならば酒屋の店頭で1,000円程度のものは、マレーシアでは凡そその3倍する。一方、基本的に物価は日本の3分の1程度なので、酒と酒以外とのギャップが甚だしく、マレーシアの物価に馴染んでしまうと、100リンギット(≒3,000円)以上するワインを買って家飲みするだけでも、かなり勇気が必要となる。それがレストランになるとさらに3倍になってしまう(これは日本でもマレーシアでもほぼ同じ)ので、料理がせいぜい20~30リンギットなのに、酒代が300リンギットという、非常にバランスを欠いたことになる。昨今、マレーシアに永住(又は長期滞在)するシルバー世代が増えているようだが、こと、酒だけに限って言えば、マレーシアは天国ではない。ガンマが1本10,000円したら、レストランでワインを飲むのは諦めるだろう。そういう意味では、このようなバルで良い気持ちになるまで飲んでも、ボトル1本2,500円で済むのはまこと、呑んべえにとって日本は良い国だ、ありがたい、ありがたい。

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店のFB: 串焼き&鉄板酒場halbar(ハルバル)

武蔵五日市の「寿庵忠左衛門」を出た後、ホリデー快速あきがわ号で移動し、韓国出張帰りの隊長と立川駅で待ち合わせ、南口へ。隊長がワインをご所望だったので、かねてより情報を仕入れていたワインバー「Ke Qoo(ケークー)」に迷わず入ってみた。我々が最初の客だったようだ。一番奥のテーブルにつく。思ったよりもかなり落ち着いた、言わば大人の隠れ家的雰囲気。ゆっくりとワインを傾け、静かに語らうにはうってつけと言えよう。山登りスタイルではちょっと・・・、という感じがしないでもない。店の主は物腰が柔らかでとても好印象。立川でこういったホスピタリティが高い店にはいままで入ったことが無かったような気がする(っていうか、専らB級的居酒屋ばっかりなので・・・(^^ゞ)。
勿論、飲み物は、常に隊長が「キンキンに冷えたやつ」と強く要望する白ワインである(実はこのあと、もう一軒行って、だいぶきこしめしてしまったためか、銘柄も風味もすっかり失念してしまった! 写真も残っていない!)。料理は、真鯛のスモーク、(オーダーしたらラタトィユが無かったので、申し訳なさそうに主が勧めた)野菜のトマトソース煮込み、いぶりがっことマスカルポーネ。どれも白ワインに良く合う。特に、いぶりがっことマスカルポーネは斬新な一品。いぶりがっこがこんなにクリームチーズとマッチするとは、そしてこんなに白ワインに合うとは思っていなかった。
う~む、それにしてもこの店、また来たい。

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この店のFB: Ke Qoo

小坂志川中流部で沢歩き(山の記録はこちら)をして涼んだ後、久しぶりの「瀬音の湯」でさっぱりしてから武蔵五日市行のバスに乗ったが、まだ時間が早いことに気が付き、それではということで途中下車。立ち寄った店は「寿庵忠左衛門」という、檜原街道沿いの蕎麦屋。武蔵五日市から歩ける距離にあるものの、今まで常に素通りしていた店なので、このようなチャンスを生かさないとまた当分入ることが無いかも知れない、という思いがあった。とはいえ、ここで蕎麦まで喰ってしまうと立川で何も喰えず、ということを危惧したので、今日は涙を呑んで酒と軽い肴だけにした。時間が時間だけに、客は我々だけ。店員も手持無沙汰だった様子。それでも昼休みをとらずに営業しているのはまったく有難い限りである。
入ってみると、蕎麦屋というよりはちょっとした割烹の様な、シックで落ち着いた店構え。部屋の照明もかなり抑えめである。先ずはビール(エビス)を注文。一品料理は結構色々あって迷うが、湯葉刺し、茄子のみぞれあんかけ、白瓜の漬物を頂くことにした。白瓜は実に程良く漬かっていて美味い。茄子のみぞれあんかけもやさしい味。こりゃしょうがない、酒を頼むしかない。置いてある日本酒は、喜正のみ。野崎酒造はきっと泣いて喜んでいるはず。大吟醸、しろやま桜、純米、生酒、燗酒とある中から、生酒をもらう。程無く、お洒落なガラスの銚釐(ちろり)に入ってでてきた。ちびちびとやりながら、肴をつまむ。思いもかけず、まったりとしたひとときを過ごせた。何れにせよ、次回はなんとしても蕎麦を食べに来なくてはならない。

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神城から大糸線普通電車に乗ってトコトコ松本に移動、東口に出る。今日も朝から雨が普通に降っている。まったくもって、夏山らしい天気ではない。地球温暖化なのかエルニーニョなのか判らないが、この頃、ひと昔前とは明らかに気候が違ってきているように思う。それはさておき丁度昼時、リサーチャーなおちゃんが事前に調べてくれた店の中から、駅に近い「蔵のむこう」に入店。暖簾を潜ってみると、あら、以前にも来たことに気が付いた。店内は、目が慣れるまで暫く時間がかかる程の暗さ。蔵の中を演出しているものと見える。
先ずはエビス生ビールで、何度目かの乾杯をして喉を潤した後、馬刺し盛り合わせ、厚焼き卵、サーモン刺身、天麩羅(せいろ蕎麦とセットのみ)を注文。その後、野沢菜漬けやわさび菜醤油漬けも追加する。やっぱり本場の馬刺しはイケる。酒は先ず「笹の譽生酒」と「佐久の花 純米吟醸直汲み」から。後者の方がだいぶインパクトがある。この店は蕎麦居酒屋を謳っているとおり、日本酒は他にもいくつか揃っている。特に、にごり酒の種類が充実して、しかも何れもこの店が造り酒屋に頼んで商品化したものという。「マルト純米にごり 限定活性生酒」はそのひとつ。造り手は佐久・八千穂の黒澤酒造。甘味と酸味がやや強く感じられるものの(それ故、他の方々は少々敬遠気味)、小生にはまったく許容範囲で結構満足。むしろ、この店の酒への拘りが感じられる。ただ、蕎麦を酒の肴にし難いかも知れぬ。そうこうしているうちに、締めのせいろ蕎麦が降臨。つゆは塩辛さ控え目、麺は細打ち、喉越しがとても良い。単に酒の種類が多い蕎麦屋というだけではないものがある。
ひとこと、あえてこの店に申し上げたいのだが、夜のメニューは酒の肴が大変充実しているようだが、それにひきかえランチ時では数えるほど。我々のような旅人は夜に寄るのはなかなか機会が難しい。松本は立派な観光地なのだから、蕎麦を喰っただけで帰るような客ばかりではない筈。是非、昼呑み用の肴メニューも夜同様に充実させて欲しいものである。とはいえ、先ずは一度、なんとか夜に来てみるか・・・。

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雨の中、五竜岳登頂後、遠見尾根をずぶ濡れになってへろへろ下り(山の記録はこちら)、テレキャビン(片道950円+200円(荷物10kg以上))も使ってなんとか麓の「エスカルプラザ」まで下山。神城のペンション「ABBY ROAD」へは車で迎えに来てもらった。建物の外観はいかにも女性が喜びそうな洋館風。濡れ登山靴の処理やら、着替えやら、荷物の整理やら済ませ、ひと風呂浴びてさっぱりした後、談話スペースで酒を傾けつつ今回の山を回想(ペンション内に缶ビール自動販売機があったのだが、3本買ったところでなんと売り切れ。このペンションに酒飲みは、あまりやって来ないと見える)。
やがて夕食時間。我々8名以外に、二組の若いカップル(どちらも登山客ではない)が泊っていたのだが、共に夕食には現れず。うち、一組は何とカップヌードルで済ませたようだ。節約なのか、イマドキのスタイルなのか判らない。もう一組は外へ食事に行ったのか、持ち込んだ食べ物で済ませているのか定かではない。以前、夫婦で自宅にいて、夕食をスナック菓子で済ますという実例を聞いたことがあるので特段驚かないが、少なくとも、このような客ばかりではペンションとして旨味が無さそうだ。一方、若いカップルにとってはいっしょでいれば、別に缶ビールだの、ディナーだの、ペンションの外観・内装だのどうでも良いことかも知れぬ。ちなみに夕食を食べないと-3,200円(税別)である。
ともあれ、我々は当然、ワインと共にディナーを頂く。赤ワインはPascual Toso Cabernet Sauvignon 2010(アルゼンチン)、白ワインはPierre Laforest Mâcon Villages 2010(フランス)を注文。特に赤の方がコスパが良さそうだ。料理は、鮭と長芋のカナッペ風(小生は長芋とは相性が悪いのでパス)、和風オニオングラタンスープ、クロメバルのポワレ白ワイン風味、アビイロード風ローストビーフ、ビーンズサラダ、アイスクリームそしてコーヒーと、充分なボリューム。山から下りてきたばかりのせいか、もっとパンチが利いた味でも良いような気がしたが、それでも山旅の締めくくりには申し分ない。旅において食事も大事なファクターと感じるのは、どのくらいの歳になってからなのだろうか。

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ペンションABBY ROADのHPはこちら 

週初めになると、何故か肉が喰いたくなるらしい会社の先輩(いったい、週末は野菜とかこんにゃくばっかり食べているのかね・・・)等と共に、八重洲の焼肉屋に行った後、まだ時間が早いので北千住で途中下車。東口のマクドナルドの脇を入った小道は、数多くの居酒屋が軒を連ねていて、さすが如何にも北千住らしい雰囲気を醸している。道々、暖簾の隙間から店の中を覗くが、時間が時間なのか、どこもほぼ満席。それではということで、初めて「虎や」に入ってみた。看板には、「大人の隠れ家」とある。
ガラス引き戸を開けると、右手にカウンター、左手に2人掛けのテーブルが3つほど。カウンターは一杯なのでテーブル席へ。レトロで、確かに隠れ家的要素がある雰囲気。なぎら健壱はこの店がお気に入りらしい。とりあえず飲み物はハイボールを注文。暑い夏はやっぱりこうなってしまう。同行者は芋焼酎ロック。我々以外、カウンターに座っている方々は明らかに常連客らしく、そのうちの女性一人が、店主になり代わって(まさか店員がカウンターで呑んでいる訳ないと思うけど・・・)我々に飲み物を運んできた。流石に腹一杯なので、ほとんど肴はいらないが、それでもあえて(ベンチマークテスト用)ポテトサラダと真サバのスモークを注文(もうひとつのベンチマーク用のハムカツもあったが、もうこれ以上は限界。次回期待)。料理も常連女性が持ってくる。ポテトサラダは正統派、普通に美味い。サバのスモークは自家製らしく、かなり強めに燻蒸されている。こりゃ日本酒にするしかない。店の雰囲気はかなり良いのだが、常連客と我々一見客との間に明らかな差があって、居心地が良くなるには、やっぱり顔を覚えられるくらい何度か通うしかないかも知れない。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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大菩薩の湯で汗を流した後、3人で立川で下車し、北口から約10分のところにある「菊松屋」に。実は事前に予約しておいた。今日は多少、気温が低いのでなんとか歩けるが、体温並みの気温だったら辿りつく自信が無い・・・。外観は板壁を使っていて昭和の雰囲気。暖簾を潜ると、Lの字形にカウンター席があるが、こちらにどうぞとさらに奥へ。照明をかなり抑えた部屋にテーブルが並んでいる。良く見ると、昔の小学校の机だ。記憶が曖昧だが、小学生になったばかりの頃は、スチールパイプを使っていない、このように全て木製の机と椅子だったような気がする・・・。思わず半世紀前にタイムスリップしてしまった。こんな机と椅子、何処から探してくるのだろうか。
ともあれ、席に着いたら先ずはビールだが(ここはキリン・ハートランドの生がある)、なおちゃんは最初っから「結人 純米吟醸無濾過」(前橋・柳澤酒造)。やるなー。生ビールの後は「ささ一 純米吟醸無濾過」(笹子・笹一酒造)を呑む。笹一は昔からキレがあって辛口のイメージが強いが、この純米吟醸無濾過はサラッとしているのに実に濃厚で芳醇。この頃の笹一は随分とイメージチェンジしたように感じた。こんど蔵元で直に確認しなくてはなるまい。肴には、さばの干物、焼き茄子、栃尾揚げ、馬刺、自家製燻製チーズ、アボカドとトマトのわさび和え、冷奴を注文。どれもこれも美味いので、ついつい酒が進み、しこたま飲んだ。駅からやや遠いのが玉にキズだが、今度「梅の湯」で汗を流すことがあれば、是非また来たい。立川には良い酒場がまだまだありそうだ。

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店のHP: 菊松屋 

会社の帰りにまた東京駅に繰り出し、八重洲にある「昌月苑」に、ほぼ1年ぶりの入店。なかなか美味いので、会社帰りにこの店以外の焼肉屋に行くことは無い。月曜日と火曜日は和牛カルビ、ハラミ、タン塩が半額(1人前1,300円→650円)になる。この界隈では最も安価な焼肉屋だろう。そのため、予約無しの入店はなかなか困難である。4人で入って先ず和牛カルビとハラミを5人前ずつ、タン塩を3人前を平らげた後(小生はもう限界)、仕上げにミノとホルモンを1人前ずつ、若手同行者はさらにライスまで注文。さすがに基礎代謝量の違いを感じる。飲み物はやはりビール、チューハイ、ハイボールなど、炭酸系が必要になる。1人前の量の定義は焼肉店によってまちまちだと思うが、この店はかなり多めで、肉も厚切りだと思う(って、基礎代謝量が低い我が身にとっては、ほぼどうでもいいことである)。また暫くしたらきっと、(小生以外の肉好きの)誰かが「昌月苑へ行こう!」と言い出すに違いない。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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20140811_182624和牛カルビ5人前

20140811_183033ハラミ5人前

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この頃のアユラシと行く番外編は、主に昭和ノスタルジックな居酒屋訪問シリーズと化しているが、今回(第4回目)は慶応三田キャンパスの直ぐ近くにあるこの店。田町駅からだと結構ある。ここも「根津の甚八」で出会った酒場通に教えてもらったところだ。吉田類の酒場放浪記にも登場している。酒屋が120年前からあった建物をリニューアルして、10数年前に居酒屋を開業したとのこと。となると昭和ノスタルジーどころではない。たしかに外観は、古い酒屋をそのまま残している実に良い面構えで、雰囲気だけで酔える。場所柄、客は慶応の教員や学生が多そうだ。中に入ると、7人掛けのカウンター以外はテーブル席。左手奥にもテーブル席がありそうだが見ていない。昔乍らの天井が高い店は開放感があっていい。先ず生ビールで喉の渇きを癒したあとは、石川の銘酒・菊姫 山廃純米無濾過原酒を注文。ところが、受けた筈の女将(?)はすっかり忘れてしまったようで(「すみませ~ん」と言っても、忙しそうに「お待ち下さ~い」と言われ、唯、暫し待つばかり・・・)、だいぶ暫くしてから他の女性店員に伝えることができ、何とか菊姫にありつくことができた。ふぅ。この頃頼むことが多い、腰の強い濃醇系だ。その後は原酒ではない菊姫 山廃純米にスイッチ、こちらの方がだいぶ呑み易い。ぐいぐいやる。料理は、純和風のものから、ポークリブ、いかわたとげそ入り特製みそのオーブン焼き、ガーリックトーストやオムソバ等、ちょっとハイカラなものまで幅広い。その中から、スズキ刺身、メンチカツ、舞茸天麩羅、冬瓜煮鶏そぼろあんかけ、茄子焼きを注文する。どれも結構なボリュームで出てくるので、二人だったらこれで十分、満腹になった。これでもうちょっとサービスが良くて、駅に近かったら言うことが無いのだが・・・。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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夏山合宿直前なのでガチ登りは無しにして、柳沢峠から丸川峠までのユルい峠巡りとなった(山の記録はこちら)。丸川峠からはもう大菩薩嶺には向かわず(丸川荘の主に「あれ、登らないの?」と言われました。まぁ、晴れていたら考えたかも(^^ゞ)、さっさと裂石まで下ってそのまま大菩薩の湯に入湯。今日は台風の影響が出始めていまいちの天気のせいか、客の出足が悪いような気がするが、利用する側としてはゆったりとしていてこの上ない。ここの湯は、「やまと天目山温泉」や「ぶどうの丘温泉天空の湯」と同様、かなりのアルカリ泉。施設自体は甲州市の持ち物だが、運営はJR甲斐大和駅から上日川峠まで定期バスを季節運行している、栄和交通が受託しているとのこと(リサーチャーなおちゃんからの情報。やまと天目山温泉も同じとのこと)。考えてみれば、甲州市は、旧塩山市、旧勝沼町、旧大和村がそれぞれ持っていた日帰り温泉をそのまま3つとも引き継いでいるので、役所が自ら運営するのは大変なのだろう(ちなみに北杜市には10ヶ所もあるらしい。閉鎖されないうちに入っておくか)。今回はその併設レストランのレポート。
自動販売機で食券を買って、カウンターで受け取るシステムは、大体どこでも同じ。受け取った飲み物や食べ物は、レストラン内のテーブルでなく、休憩室(大広間)へ持ち出すことも可。こういうときはやっぱり座敷が良い。網戸を通して吹き込む風が心地良い。普段は、湯上がりに生ビールと持ち込みの乾きものぐらいで済ますのだが、今日は甲州B級グルメ、鶏もつ煮(600円)を頼んでみた。ビールには、きゅうりの漬物(塩麹漬け?)が付いてくる。鶏もつ煮は甘辛で程良く煮込んであり、ビールにも良く合う。その後、Woodyさんもソーセージ盛り合わせと豚もつ煮込み(どちらもかなり美味い)を注文、なかなか豪勢になった。我々は通常、(立川界隈まで戻って居酒屋で打ち上げる故)このような日帰り温泉に長居することは無いので、併設レストランの良し悪しには殆ど無頓着なのだが、ここは結構、ポイント高いのではないだろうか。地元の人々(特にご老人)にとっては貴重な憩いの場であり交流の場なので、より重要な問題だろうし、車で来て、風呂のついでに夕食までとる観光客にとっても、美味い併設レストランには敏感かも知れない。今後、機会があればチェックしてみたい。

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「九頭竜蕎麦」を出たあと、せっかく神楽坂に来たので、ちょいとだけ他の店も覗いておこうと、早稲田通りに面していて、門構えの小奇麗さに釣られて入ったのがここ「ろばたの炉」。暖簾に丸に重ね三階菱の家紋がついているが、三菱岩崎家と関係でも・・・? 中に入ると右側にろばたがあり、カウンターテーブルとの仕切に氷の板が立っている~!と思ったが、どうやらガラスかプラスティック板のようだった(だってちっとも融けない)。左側がテーブル席、で、左側に座る。酒はハイボールを注文。ここはいわゆる炉端焼きの店なのだが、メニューを見ると刺身がいろいろある一方(どれも1,000円~)、コロッケやメンチカツがあったりと、バリエーションが豊富である。結局、肴として注文したのは穴子白焼きと海葡萄のみ(蕎麦を喰った後だし、曲げわっぱに入った付き出しも結構立派なので)。穴子は焼き立てでほっこり香ばしい。見回すとカウンターに2組、テーブルにも我々を含め3組のみで、やや閑散としている状態だが、土曜日の夕暮れ時としてはこんなものかも知れない。そのうち、欧米系4人組が隣のテーブルにやって来て、店員が渡したおしぼりで顔を拭いてから(ま、外はまだ暑いので)、要領良くいろいろ注文していた。メニューは英語版もあるようだ。ここは意外と外国人にも知られている店なのかも知れない。

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暑いさなか、およそ2か月ぶりに神楽坂に行ってみた。ねらいは、福井県人には直ちにそれと判るネーミングの蕎麦屋。もちろん、名前だけでなく、一品料理も酒も福井産という、福井テンコ盛りの店である。神楽坂を登りきったところを右に入ったところ。エントランスや店の外装は、こんな無駄を省けばもっと人が入れるのに・・・、と思わせるほど凝った造りになっている。17時に入ったのだが、既に良い調子で盛り上がっている年金生活者の集まりや、妙齢(?)の婦人が一人でビールを傾けたりしている。我々のすぐ後から着物姿で何処かの女将連寄合のようなグループもやってきて、なかなかの賑わいである。予約しておいて正解。総じて我々は客層の平均年齢というところか。
席に着いて先ず生ビールをひとくち飲んだら、酒の肴には、竹田の揚げ焼き、小鯛の笹漬、へしこ、野菜天麩羅、鶏わさを注文。竹田の揚げ焼きは、栃尾の油揚げの上を行くボリュームで食べ応えあり。さて日本酒はというと、福井は勝山、一本義久保本店の「伝心[稲]」という純米酒を先ずいただく。やさしい飲み応え。へしこを口に入れながら、すかすかいってしまう。次に頼んだのが「一本義 純米酒」。こちらは辛口すっきり系。店員は、この造り酒屋の商品ラインナップ、コンセプト等を熱く語ってくれた。そして〆の蕎麦は、福井だったら通常、おろしそばなのかもしれないが、一応、頑なにざるそばを注文。つけ汁はやや甘め。麺はちょっと太めだが、つるんといける。だた一つ、正直言って、生わさびを自分ですり下ろして楽しいと思える年ではなくなったので(単に面倒で疲れるだけなので)、できれば是非、今後は予めすっておいてほしい、と言ったら我儘か。

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この店のHP: 九頭竜蕎麦 

会社帰りに行く店は、同伴者の好みによりたいていワイン系、焼酎系および日本酒系の3つに分かれるが、今日はワイン好き主導のメンバーである。この頃、東京駅界隈は地上も地下も随分とレストランが増えた。単に東京出張者の列車時間調整用のちょい飲み(今時はサク飲みと言うらしい)的かどうかに偏らず、かなり本格的なものが多くなってきているような感じがする。そのなかで、八重洲グランルーフの一角にできた「ACORN」に入ってみた。シーフードがメインのイタリアンバール的店らしいが、肉系の料理もそれなりにありそうだ。老若男女を問わず入れる店という感じかもしれない。今日の酒は白ワインと白のスパークリングワインにしてみた。ドリンクリストを見ると、ワイン以外に数多くのビールやハードリカー系、カクテルなど、かなりバリエーションが豊富である。当然かも知れないが(残念ながら)日本酒は置いてない。料理は、チーズ盛り合わせ、帆立と夏野菜のアヒージョ、フレンチフライの温泉卵添え、アーリオ・オーリオのスパゲッティ、鶏手羽先のスパイシー揚げ、シャルキュトリ(豚肉から作られるハムやサラミなどの加工食品を総称するフランス語、らしい)3種盛り合わせ、焼きバーニャカウダ、シーフードフラタン等々を注文。豪勢でそれなりに美味いのだが、この頃和食系の傾向が増えている(≒基礎代謝量が減少した)我が身には、これら欧米系はややヘビーな感じである。とは言え、もつ焼きやハムカツ、ポテトサラダも喰っているじゃないか、と言われると言葉に詰まる。しかもそれらが、無形文化遺産「和食」に含まれるのかさえも微妙だ。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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日川沿いの「ペンションすずらん」で軽く喉を潤したあと、いつものように立川へ(山の記録はこちら)。何度かフラれている「かぶら屋」も、今日は3人と小パーティなので晴れて初入店。入ってみれば意外に小さい店なので、7、8人の団体ではそもそも無理があるようだ。若い店員がきびきびと動き回っている。テーブル席に着いたならば先ず生ビール、その後はひたすらハイボールにしてみた。飲み物メニューは基本的に焼酎系で、日本酒には拘りが無さそう。肴は焼きトンとおでんがウリとのこと。この手の店は最近、立川に多い(立川に限らないかも知れない)。黒はんぺん(100円/本)とポテトサラダ(280円。ごくスタンダードだが、美味い。レシピを訊きたい)、パリパリキャベツ(200円)、テッポウ(80円/本)、シロ(80円/本)、モツ煮(280円)、冷しトマト(250円)、メンチカツ(??)、お新香(280円)を注文。どの料理もかなり安いが、かなり美味い。これも人気の理由だろう。注文して程無く料理が次々出てくる。このスピーディさもこの店のウリなのかも知れない。何れにしても、今後は催行人数が4名以下の場合にまた覗いてみたい。

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先週は倉岳山の暑さに懲り懲りだったので、今週は大峠までタクシーを奮発し、黒岳に登って牛奥ノ雁ヶ腹摺山からペンションすずらんに下りた(山の記録はこちら)。名前は聞いたことがあったが、実際に訪れたのは初めて。建物のまわりを大きな虫捕り網を持った人たちがうろうろしている。ここは知る人ぞ知る、昆虫好きの宿だった。立ち寄り湯(500円)があるところが山屋には嬉しい。標高約1,370mにあるので、エアコンなしでも暑くない。風呂から上がったら真っ直ぐレストランへ。ログハウス調の内装で、なかなか洒落ている。早速ビールを注文、きゃらぶきや、さんしょの佃煮がサービスで出てくる。メニューを見ると、ライダー定食(山のきのこのバターライス)、虫屋さん定食(ベーコンピラフ)、釣り屋さん定食(ビーフカレー)、山屋さん定食(しいたけご飯)などがあって面白い(何故、山屋がしいたけご飯なのかは聞き忘れた)。その後、おつまみとして「しいたけのバター焼き」を注文してみた。かなり美味い。レストランにいると、次から次と子供連れがやってくる。併設の昆虫館(入館料300円)にはなんと20万匹の昆虫標本が展示されているとのこと。今度は泊まりで来て、じっくりと見学してみたい。

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ペンションすずらんのHPはこちら 

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