山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2014年07月

「志婦や」を出た後、まだ時間が早いので(というよりもやや喰い足りない気分だったので)、ホッピー通りに繰り出してみたが、どの店も半オープンな店構えで、茹だるような今日の陽気ではあまり快適そうではない。そこで、つくばエクスプレス駅寄りの水口食堂に行ってみた。ここで「水口食堂」と書いたが、正確には「食事処 酒肴 浅草 水口」である。土日は朝9:00からやっているらしい(ということは、朝9:00から飲めるという意味でもある)。1950年創業。メニューは何と100種類以上あるらしい。しかも、丼物やパスタを除けば、全ての料理は単品か定食(ご飯と味噌汁付)のどちらも選択できるという、右党でも左党でも、いっしょにどうぞというシステム。お酒が飲める大衆食堂というのは時々あるが、定食メニューのおかずが全て酒の肴になってしまうところはなかなか無く、実にすばらしい。
扉を開けると1階はほぼ満席。ではこちらにどうぞと、女性店員に連れられて2階へ上がると、我々以外に一組だけ。でも次第に客が増え、いつのまにかテーブル席はいっぱいになってしまった。ビールと共に注文したのは、定食屋らしく、「自家製ポテトサラダ(380円)」、「メンチカツ(630円)」、そしてこの店の名物「いり豚水口オリジナル(580円)」。「自家製」というのと「水口オリジナル」という、ネーミングの使い分けが少々気になる。「ポテトサラダ」は舌触りが実になめらかで味もマイルド。マヨネーズは自家製なのかも知れないが、料理そのものは「自家製」というよりも「オリジナル」って感じで、独特の美味さがある。次に「メンチカツ」。結構なジューシーさで、ビールに良く合う。忽ち平らげる。
店が混んできたせいか、その次の「いり豚」がなかなか出てこないな、と思った矢先、若い女性店員(って死語かな。今時はホールスタッフか)が、わざわざ「すみませんが、もう少々お待ち下さい」と言いに来た。なにも言ってないのに・・・。程無くしてちゃんと「いり豚」がやってきた。デミグラスソース的な味がするので、ビーフストロガノフのポーク版という感じだが、酒の肴としても結構イケる。豚肉を使ったところは確かに「オリジナル」かも知れぬ。さて、食べるものを食べたしそろそろ帰ろうかなと思いつつ見回すと、件の店員と一瞬眼が合ったと思ったら、すぐさま伝票を持ってきて「会計は1階でお願いします」と言う。なにも言ってないのに・・・。まるでテレパシーを感じたかの如くの応接にいたく感心した(本当にテレパスかも知れないが)。テレパスでなかったら、是非うちの会社で働いてもらいたい。

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店のHP: 水口食堂 

昨今「日本百・・・」の類を耳にすることがある。もちろん、我々にとっては深田久弥の「日本百名山」が馴染み深いが、飲み助にとっては太田和彦(下戸のヒトは名前も知らないだろうが)の「日本百名居酒屋」は有名らしい。
小生は、そもそもそのTV番組を見たことが無い。で、調べてみると、取り上げられた100店舗のうち、5軒しか入店していないことが判った。言わば、左党としては未だ駆け出しというところである。日曜日、浅草でかみさんと待ち合わせて入った店は、この「日本百名居酒屋」の第30回放送で採り上げられた「志婦や(しぶや)」という、魚介系つまみが美味いと評判の下町酒場。幾度となく漫ろ歩いている浅草観音通りに面しているが、この通りでは専ら「東南屋(たつみや)」ばかりで、これまでついぞ立ち寄ったことが無かった。
まだ17時、暖簾を潜ってみると、カウンターも小上がりにも空席があり、カウンター席に座る。既に、呂律が怪しい方もいる。先ずはグラス生ビール(530円×2杯)、その後、奈良の酒「睡龍 純米」(740円/グラス)を初めていただく。旨味がしっかり感じられるがそれでいて淡麗という感じ。なかなか美味い。つまみには、刺し身盛り合わせ(1,650円)と穴子白焼き(価格不明)を注文。刺し身はどれも新鮮さは感じられるものの、量的には物足りない。飲み助にはこれで十分なのかもしれぬが・・・。これで締めて4,800円余。雰囲気に酔う程ではないので、少々高い感じは否めないが、もう一度確認は必要であろう。

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今日の山行(含、打ち上げ)は8人の大所帯。元々、上野原駅から飯尾行バスに乗り、大茅尾根を辿って大沢山を目指す筈が、早朝、豊田駅での人身事故発生で急遽、計画変更を余儀無くされた。高尾駅プラットホームでの検討&協議の結果、手頃な場所にある倉岳山を、多少なりとも涼しそうな沢沿いの一般道から登ったのだが、暑くて死にそうだった。安易が過ぎるとろくなことにならない。ヨタヨタとなんとか立川駅に戻り、高砂湯でさっぱり汗を流した後、まだ16時20分だったので「かぶら屋」を覗いてみたのだが、やっぱり既に満席。それでは、と並びの「馬力」に入ってみると、奥の涼しそうなテーブルは(花火見物終了後に入店するという客により)既に予約とのことで、扉の目の前の(暑そうな)テーブルしか空いておらず、左様ならばさようなら。花火祭りと競馬開催日が重なり、意外に人の出足が早く、且つ店側も少々強気の対応。まだ17時前なので主だった店も開いておらず、ならば困った時の「だるま」に入店。丁度ウマイ具合に8人分の席が確保できた。いざという時にほんと頼りになる店である。
いつものようにシロとテッポウを注文し、ビールとチュウハイで乾杯。肉豆腐、メンチカツ、なす味噌炒め等も注文。その後はこの店ならではの時間がゆるく流れる。今日はのんちゃんの長女(さいちゃん)とその彼氏がゲスト参加してくれ、だいぶ酒の肴になってくれたおかげで、みんなたっぷり飲んで満腹になった。 

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仕事帰りに、神保町の「酔の助(よのすけ)」に行ってみた。靖国通りから1本北側の小道に面していて、我々にはICI石井スポーツ登山本店の裏辺りといった方が判り易い。ここは東銀座の「秩父錦」と同様、先日「根津の甚八」で出会った方に教えてもらった店。そんなに古いわけではないようだが(昭和54年創業)、妙に落ち着くセピア色的大衆居酒屋である。年中無休で、16時からやっているという。いつものように18時30分過ぎに店に到着し早速入ってみると、テーブル10卓がズラリと並んでいて、既にどこも席が埋まっている。奥には広い座敷があって、更に多くのテーブル(16卓)があるようだが、同様に埋まっているらしく、次から次にやってくる客を断っている。大変な賑わいである。狭い間口に比しては意外なほど中は広い(長い)。我々はアユラシのおかげで入口直ぐ右手のテーブルを確保できた。
さて、もう梅雨が明けてしまったことだし、とにかく生ビールを飲まないことには始まらない。暑いのは大の苦手だが、ビールが一層美味い季節になったことだけは確かだ。つまみは何にしようか・・・。お品書きを見ると、料理メニューがきわめて豊富で目移りする。その中から、ポテトサラダ、ベトナム風チキンサラダ、ししゃも、イワシ刺し、アスパラもみじ焼き、ベーコン厚切りステーキ、和風ガーリックポテト、ガンダーラ古代岩塩のピザ、ホルモンスタミナ炒め、なすの一本漬け、等々を注文。間もなく料理が次々と出てくる。ここは、風変わりな和洋折衷や洋物系が結構多いのも特徴と言えば特徴。特に、ガンダーラ古代岩塩のピザはチーズと岩塩(?)だけのシンプルで、生地がパリパリのピザだが、妙に酒の肴に合う。もうひとつ、これもチーズ系だが、アスパラもみじ焼きも(アスパラがやけに貧弱にもかかわらず)イケる。酒は山形・酒田の「麓井 純米吟醸」を注文。これも初めて飲む酒。いわゆる淡麗でも辛口でもなく、かと言ってべたべたした感じも無く、すっきり旨味が生きている。淡白な白身魚の刺し身などでは負けてしまう力強さを持っている。吟醸香はそれほど感じられず、全体的なバランスとしてなかなか好みに合う味で、スカスカ飲めてしまう。
アユラシと飲み始め、そのうちあひるちゃん、このちゃんも合流し、いつのまにか3時間以上飲み続けて(話し続けて)いるのに気が付いた。これもこの店の居心地の良さによるものかも知れない。きっとまた来ることになるだろう。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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海の日を含めた3連休、予定していた剣岳登山は天候不順のため涙を呑んで断念し、代わりに中央線沿線のお手軽日帰り登山をチョイス。雨の中、サクラ沢峠からセーメーバンに登り、大垈山を経て金山鉱泉に降りたのがまだ12時半だった(山行記録はこちら)。お風呂は未だ沸いておらず、幸か不幸かそれまで1時間かかるとのことで、ビールだけでなく持ち込み日本酒も飲み出す。日本酒は、アユラシが剣岳登山のためにと仕入れていた、「君の井 山廃仕込 越後の蔵秘伝  純米吟醸」と豪勢だ(先日、越後湯沢・ぽんしゅ館の利き酒コーナーで小生が最も気に入った酒を、地元出身のアユラシがわざわざ蔵元に直接出向き、調達してきてくれた)。もちろん、風呂上がりでももう一度ビールを呷ってから、立川に繰り出した。
まだ16時40分、今日は競馬の開催日、悲喜交々のギャンブル人生模様が織りなす立川駅南口、ちょうど我々が駅から町に出ると、JRAウィンズ(場外馬券発売場)から駅に向かうギャンブラーたちの群れと行き交う(駅に真っ直ぐ向かうのは、たぶんスッた方々で、そうでない方々は今頃何処かの店で楽しくやっている筈)。さて今日こそ「かぶら屋」に入ってみようかと覗いてみたが、7人分は残念ながら叶わず。それでは、ということで「ひだりうま・でん助」に入ってみると、まるで予約してあったかの如く、大きなテーブル(8人掛け)が一つ空いていた。この店は年中無休で、土日祝日は午後2時開店という。
この店は、ぱっと見イマドキの立川らしい居酒屋の風情、様々な一品料理に加え、おでんと馬肉料理が特徴。おでんは、しっかりと味が染み込んでいて見掛けもかなり黒っぽい。馬肉ユッケは新鮮で肉も柔らかく、タレと上手く絡んでいて美味い。そのほか、串揚げや厚揚げ、エビマヨなど、どれも合格点以上。飲み物は、チューハイやホッピーなど焼酎系が主体で、他にハイボールやワイン等。日本酒は松竹梅・豪快のみ、日本酒好きにはやや物足りない。まあ今日は既に美味い酒を金山鉱泉で飲んできたので、ビールの後はホッピーで。かなり食べて飲んで、ついでに明後日の計画まで決めて、気が付いたら20時を過ぎていた。今日は、歩いていた時間よりも飲んでいた時間の方が長かったようだ。

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会社の元同僚たちと久しぶりの飲み会があり、どうせ飲むならば、とわざわざ東京・丸の内に繰り出した。入った店は、三菱ビルのB1FにあるCOOPERSというブリティッシュスタイルパブ、調べると銀座ライオンの系列らしい。客の大部分は若手ビジネスマンという感じで、外国人も結構普通にいる。
飲み放題で予約していて(ぐるなびクーポン利用で4,900円/人・2時間)、ほぼスタート時間なのにまだ全員揃っていなかったのだが、店員に、きっちり時間厳守でお願いします、と席に座るなり釘を刺される。たとえスタート時間に間に合わなかったとしても、終了時間は変えられないという頑ななルール。どれだけ人気店なのよ。千葉くんだりからやってきた我々には、さすが生き馬の目を抜く(←死語)東京は違う、と感じ入ってしまう。
飲み物は基本、ビールかスパークリングワインがピッチャーで出てくる。もちろん、ウィスキーなどのハードリカー系、カクテル系もある。料理は、ブリティッシュスタイルらしい、フィッシュ&チップスやローストビーフなど以外にも、前菜盛り合わせ(前菜の一つ、スモークチキンレバーはかなり美味かった)、イイダコのトマト煮込み、ペンネアラビアータなどもある。他の料理メニューを見ると、この店は必ずしもイギリスに拘ってなくて、スペイン、イタリアも含めた多国籍風である。コース料理のボリュームは健啖家にはやや物足りないかも知れないが、飲み放題コースの場合は喰い気よりも飲み気、みんなで仕事の憂さを晴らすべくワイワイやるにはこういう店が相応しい。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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利尻島から新千歳に戻り、羽田便への乗り継ぎ待ちに1時間ほどあるため、再び3Fのフードコートへ。昨年と同様、帰路は蕎麦屋に入ることにして、エスカレータで上がった目の前にある「一灯庵」に入店。蕎麦を注文する前に先ず生ビールを呷る。当然、サッポロビール。北海道の海の幸もこれで喰い収めなので、その後、徐にホタテ刺し、イカそうめんを注文。ビールの後は、男山の冷酒を飲むことにして、併せてアスパラ焼きと珍味盛り合わせも注文。しゃきしゃきアスパラにはバターが載っていて美味、これも北海道の味。変わっているのが珍味盛り合わせにあった、男爵イモのイカ塩辛掛け。意外な(そして見掛けはあまり美味そうではない)組み合わせだが、男爵のホクホク感と塩辛の塩味が相まって、なかなかイケる。空港内にあるだけに、この蕎麦屋は北海道色満点である。そして最後はもりそば。やや太めで、ツルツル、シコシコ感はなかなか。手打ちではなさそうだが、蕎麦粉もおそらくは北海道産なのだろう。北海道に別れを告げるには申し分ない料理だった。

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利尻山に登るには、基本的に前日から利尻島に泊り、山から下りた当日もその足では羽田までは戻れないので、自ずからもう一泊することになる。今回は、二泊とも北国グランドホテルに滞在。見た限りでは、利尻島で最大級のホテルのようだ。最果ての地にあるホテルらしく、部屋にはエアコンが無いが、今日の気温では全く問題ない。一日目の夕食は、さすが北海道、と思わせる海の幸尽し。普通は、こんなにあるともう、ご飯までは辿りつけないのだが、そのご飯がウニ飯とあっては手付かずという訳にはいかない。明らかに食べ過ぎだ。午後9時就寝。
翌朝、午前5時に送迎バス(他に同乗者3名)でホテルを出発し、ほんの5分ほどで登山口の北麓野営場(標高210m)に到着、直ちに登山開始。登り口に靴の裏側を洗う施設がある。外来植物種の持ち込み防止を狙ったもののようだ。我々以外にも十数名の登山者が支度中。台風の影響か、やや湿度が高い感じもするが、時折吹く風は最果ての地らしく冷たい。東京では予想最高気温34℃とか言っているようだが、こちら(稚内の予想気温)は17℃。遠路遥々来た甲斐があったというもの。しばし、針葉樹林に包まれた緩やかな登りを黙々と辿る。直ぐに甘露泉水(日本名水百選)、その先がポン山(標高444m)との分岐。利尻島の地図を見ると、ここに限らず、ポン山がいっぱいある。「ポン」とはアイヌ語で「小さい」という意味とのこと。3日目の観光ツアーの女性ガイドによれば、ポン山は利尻山の寄生火山だったらしい。
6時28分、5合目到着。あたりは背が低いダケカンバの森。標識を見ると、標高610mと書いてある。一方、山頂は1,721mだ。合目のつけ方が良く分からない・・・。5合目だったら、山頂の標高の半分じゃないの? あとで調べてみると、

・3合目甘露泉 270m
・4合目野鳥の森 410m (+140m)
・5合目雷鳥の道標 610m (+200m)
・6合目第1見晴台 760m (+150m)
・7合目胸突き八丁 895m (+135m)
・8合目長官山 1,218m (+323m)
・9合目ここからが正念場 1,400m (+182m)
・山頂(南峰) 1,721m (+321m) 

となっていて、単に標高差ではない。所要時間も加味されているのだろうか。実際、歩いてみた結果、5合目から6合目まで所要時間は26分、6合目から7合目までは21分、7合目から8合目は53分、8合目から9合目は40分だった。9合目から山頂(1,719mの北峰までしか行けない)が、最も大変な感じはするが52分だった。すると時間だけでもなさそうだ・・・。是非、この標識を建てた人に根拠をお尋ねしたい。
6時54分、6合目第1見晴台に到着。残念ながら殆ど眺望は利かないが、沓形港辺りの海だけが見下ろせる。
8時8分、長官山到着。このあたりはすっかりハイマツに覆われている。山頂に立派な石碑が立っているが、ときの北海道庁長官が登頂した記念に建てたらしい。登頂しただけで石碑とは・・・。佐上信一という人はよほどエラかったのだろう。
8時20分、避難小屋到着。ここには十数人が屯している。ここから空身で登ろうとしている人がいる。へばっている人もいるようだ。
小屋を過ぎると、ハイマツの背丈が低くなり、見通しが利くようになる。山頂は見えないが、時折、海岸線が見えて気宇壮大だ。そういえば湯河原の幕山からも海岸線が見えたが(山の記録はこちら)、やはりこちらは格が違う。香港のSharp Peak(Nam She Tsim)を思い出す(山の記録はこちら)。
8時48分、9合目到着。看板に「ここからが正念場」と書いてある。実際、火山弾(丸い小石)が堆積したような場所は、ザラザラでずり落ち易く、非常に歩き難い。
9時40分、山頂到着。休憩時間を入れて4時間35分、まずまずのペース。やはり前後ホテル泊は、リュックサックが軽くて良い。まったくガスの中、ロウソク岩すらも見えないが、気分は悪くない。山頂直下の断崖には様々な高山植物が咲き乱れている。岩にへばり付いて咲いているエゾツツジは、これもツツジなのかと思うほど小さく可憐である。ゆっくり時間を取って、ホテルの弁当(巨大おにぎり2個)をパクつく。
10時5分、下山開始。続々と登ってくる登山客と行き違う。殆どが熟女軍団だが、ある男性登山者が、「リシリヒナゲシ、見ましたよー!」 とホントうれしそうで、興奮気味に(かつ、あれ、何処かでお会いしましたっけ?と思わせるほど親しげに)仰る。この利尻山の固有種らしい。(予習不足で)見たことも聞いたことも無かったので、どれがリシリヒナゲシか判らない。山から下りて、ホテルの売店で花図鑑を見て初めて知った(その後、利尻空港の花壇に植えてあるのに気が付いた)。
9合目を過ぎるとガスが切れ、海岸までの裾野が見渡せるようになる。汽笛が聞こえる、港に入るフェリーだろうか。振り返ると、山頂のガスももう暫くすればとれそうだ。
13時30分、北麓野営場に帰還。下りは膝を痛めないようゆっくり歩いたせいか、結構長く感じた。早速ホテルに迎えを呼ぶ。ホテルに着いたら先ず缶ビールで祝杯。温泉大浴場(「日本最北端の温泉」が謳い文句)で汗を流し、鴛泊集落に唯一あるコンビニ(セイコマート)でつまみと酒を仕入れ、部屋で飲み始める。ふと窓の外を見ると、利尻山が全貌を現していた。惚れ惚れするほど凛々しい姿だ。
18時になったらまた7Fのスカイラウンジで夕食。まさか1日目と同じメニューとは思わなかったが、ガラッと異なる料理だったので安心。2日目はカニ飯が中心だった(恨み節が聞こえてきそうなので、もう多くを語るのはやめておく)。この2日間の摂取カロリーは、利尻山登山での消費カロリーを大幅に上回ったものと思われた。

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DSC_0285 01登山口の野営場

DSC_0294 02海が見える

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DSC_0313 04避難小屋が見えてきた

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DSC_0325 07下界が見えてきた

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DSC_0342 10北峰到着

DSC_0347 11山頂のエゾツツジ

DSC_0358 12雪渓が見える

DSC_0360 13海が青い

DSC_0368 14右が長官山

DSC_0379 15見えそうで見えない山頂

DSC_0398 16ホテルの窓から

 DSC_0402 99釜の中はカニ飯

DSC_0445空港の花壇にあったリシリヒナゲシ

DSC_0458飛行機から利尻山を見下ろす

会社帰りに、久しぶりに西船橋で途中下車し一杯やることにした。西船橋駅は、総武線各駅停車、メトロ東西線、東葉高速線、武蔵野線、京葉線(支線)が交わる交通の要衝。あまり広くない駅構内は常に乗降客で溢れていて、乗換もさることながら、駅から出るのがひと苦労である。ところで、通常、武蔵野線の電車は東京行きか海浜幕張行きの直通運転が殆どで、西船橋で乗り換えることはない。しかし、かつては、事故等でどちらかの線に遅れが出ると、ただちに直通運転を中止してしまった。即ち、全て西船橋止まりとなってしまい、いちいち乗換しなくてはならず、しかも階段を渡って別のホームに行かなくてはならなかった。その際の混雑ぶりは尋常ではなく、階段も通路もホームも大渋滞となり、乗降客のイライラは最高潮、駅員も対応に大わらわとなる。そのため、事故の車内アナウンスを聞いただけで、とたんに憂鬱になったものである。さすがにJRもこの頃、知恵を働かせるようになり、多少の遅れでは西船橋止まりにならなくなった。なによりである。閑話休題。
北口を出ると武蔵野線のガード沿いにいくつか店が並んでおり、「てる美」はその一番手前にある。凡そ十年ぶりの訪問か。看板に「お気軽に」と書いてあるが、ちょっと入り難い店構え。暖簾を潜って引き戸を開けると、奥行きは意外に浅く、すぐ目の前がカウンター、右手が厨房、左手にテーブル席と小上がりがある、左右に長い店である。店の人は(馴染み客以外には?)あまり愛想がない。カウンター席に座り、ビールを注文、ここはサッポロ黒ラベルのみ置いてある。続いて角ハイボールを飲む。今日は蒸し暑いので冷たい飲み物が美味い。日本酒は伏見の富翁のみ。やっぱり冷酒を注文。短冊に書かれた料理メニューの中から、岩ガキ、牛モツ煮込み、う巻き玉子を注文する。どれも、ひと手間掛けた丁寧な仕事を感じる。味にも仕事ぶりが生きていて、ついつい酒が進むこと請け合いである。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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20140714_181618岩ガキ

20140714_181625牛モツ煮込み

20140714_184259う巻玉子

万平ホテルで朝食をとる場合、和食と洋食で場所が異なり、前者は熊魚菴、後者はメインダイニングとなる。どちらも甲乙つけがたいものの、万平ホテルの雰囲気を味わうには、やはりメインダイニングということになるだろう。残念ながら、熊魚菴では万平ホテルにいることはいま一つ実感し難い。昨今、朝食はビュッフェスタイルというホテルが多いが、ここは相変わらずアメリカンブレックファースト。それも今流行りのパンケーキやエッグ・ベネディクトなどはなく、正統派と言うか、全くのクラシックスタイルである。この頑なさもクラシックホテルの一部と言っていいかも知れない。メインダイニングの装飾、調度品の重厚感は勿論素晴らしいが、晴れの日でも雨の日でも、窓の外に見える庭にはそれなりの風情があって申し分ない味付けとなっている。従って、このメインダイニングの雰囲気があれば、たとえ料理が平凡な味であっても(決して不味い訳ではないが)、それはたいした問題ではないと思わせるに十分である。

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利尻島一周観光のあと、利尻空港へ。まだフライトまで2時間近く有り、係員がおらずチェックインもできないので、2階に上がってなにか食べることにする。行ってみると、片隅に喫茶店が1軒あるのみ。小さい空港なので致し方ないが、喫茶とは言え、カレーライスやピラフ以外に、ウニ丼や利尻昆布ラーメン、島のりおにぎりなんてものもある。利尻昆布ラーメンを注文してみる。出来上がりを待つ間、生ビールを傾ける。窓の外には滑走路が見え、その奥には雲に隠れた利尻山。晴れていたら絶好のシチュエイションで、ビールが一層美味くなるはずだ。利尻島から利尻山とウニと昆布をとってしまったら(昔はこれに鰊も入っていた訳だが)、全くつまらない島になるだろう、などとつらつら想像してみる。
この利尻昆布ラーメンは、利尻漁協が販売している袋入りラーメン(麺は乾麺ではないらしい)とのこと。昆布は利尻島最大の水産資源なので、様々な食品に加工されているようだが、そのラーメンとはいったい如何なるものか・・・。やがて出てきたラーメンは、たしかに昆布の香り。それもそのはず、とろろ昆布がトッピングされている以外に、スープも当然昆布だしで、なんと麺にも練りこんでいる(たしかにやや緑がかった色をしている、翡翠麺のよう)という、トリプル昆布である。麺は昆布が入っているせいか、プリプリである。スープもだしが良く利いた塩味で、思わず唸ってしまう。これはたしかにインスタントラーメン(じゃないけど)や、よくある土産物的ラーメンの域を超えている。マツコ・デラックスが絶賛したらしいが、頷ける味である。病みつきになるかも知れない。

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利尻山に登頂した翌日、すなわち利尻島3日目は、14時30分発新千歳行ANA便(1日1往復!)までたっぷり時間があり、それまで手持無沙汰なので、島内一周観光(料金:3,200円/人、所要時間:4時間弱)に行ってみた。バス2台(うち1台は何と2階建てバス!)分の客の殆どは、稚内からフェリーで来た客で、このバス観光が終ったら礼文島行きのフェリーに乗るという、云わば利尻島立ち寄り客。中国語を話している客もいる。早朝に、雲一つなくくっきり利尻山が見えたが、バス発車時刻には全くの雲の中。正直言って、唯一無二の観光資源と言える利尻山が見えないと、バス観光は全く寂しいものとなり、殆ど土産物屋案内ツアーと化してしまう。ともあれ、先ず立ち寄ったのが姫沼という、一周1km足らずの小さな池。土産物屋もある。晴れていれば、そして風が無ければ逆さ利尻富士が見えるというが、今日は心眼頼り。次に訪れた場所は郷土資料館。昔、鰊が獲れたことを今に伝えている。かつて村役場だったという、なかなか趣ある建物。その後、オタトマリ沼にて再び下車。姫沼よりも一回り大きいこの池は、利尻山とセットで「白い恋人」のパッケージ写真に使われているとのこと。心眼で利尻山を望むよりも、多少イメージが湧くかも知れない。この沼の畔には、2件の土産物屋があり、一つが「利尻富士町レストハウス」、もうひとつが「利尻亀一オタトマリ沼店」。この前者の店の一角に、海峡鮨がある。寿司屋らしく色々のネタがあるようだが、何といってもこの店のウリはウニ。清水の舞台から飛び降りて、バフンウニ丼(ハーフサイズ3,500円)を食べてみたい感じもしたが、ぐっと我慢してバフンウニ軍艦巻き一貫(600円)を賞味することにした。バフンウニってこんなにオレンジ色だとは知らなかった。カウンターテーブルにはバフンウニ以外にムラサキウニも鎮座ましているが、全く鮮やかさが違う。もしかするとバフンウニを食べるのは生まれて初めてかも知れない、と思った。で、肝心な味はというと(店の人に、できれば醤油はつけないで食べて、と言われそのまま食べた)、もう甘さしか感じなかった。これがウニだったんだ!

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兄と二人で利尻山に登るため、新千歳で利尻行きの便を待つ間、フードコートで昼食。ここは選ぶのに迷うほどの店があり、かつ多くのツアー客(中国系が目立つ)が来ていて大変賑わっている。後方羊蹄山に登った昨年と同様、「北海道ラーメン道場」に行ってみる(ちなみに昨年は「王華」でとんこつみそラーメンを食べた)。「えびそば一幻」には長い行列ができているが、他の店は何処も直ぐに座れる状態。今日は「銀波露」(ぎんぱろう)に入ってみる。本店は江別とのこと。「W魚介豚骨醤油」(880円)と「銀波露の肉ぎょうざ」(380円)を注文(同行の兄は「鶏しお白湯麺」(880円)と「銀波露の肉ぎょうざ」)。「W魚介豚骨醤油」には、れんげに入ったまぐろ節の魚粉がついてきて、好みで振り掛けるかたち。先ずはそのままでスープを飲む。豚骨はあっさりめな感じで、ちょっと醤油味が強め。豚背油がかなり濃厚。刻んだ玉ねぎが入っているので、全体としてややマイルドな印象。多少魚粉を入れてもあまり印象は変わらないが、全部入れると魚介豚骨系という感じになる。これも札幌ラーメン(または北海道ラーメン)の範疇なのか定かではないが、個人的にはどちらかと言えば九州ラーメンを彷彿させる。麺は中程度の太さの縮れ麺。餃子と一緒に食べると、量としては丁度良い感じだが、基礎代謝量が多い人にはかなり少なめ。880円はちょっと高いかも知れない。評価としては、特段のインパクトはないものの、普通以上に美味かった。次に新千歳に来た時は、さしあたり未だ入っていない店を優先するだろう。今度は、一幻か。

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店のHP:銀波露 

軽井沢の帰り、昼食は磯部簗(やな)に寄って鮎を食べることにした。鮎は寄居の「京亭」以来、2年ぶり。食事処の入口手前で、男衆が汗だくになって鮎を焼いている。靴を脱いで、茣蓙を敷いた板の間に上がる。結構広いので、団体でも入れそう。生ビールを(小生のみ、運転手のカミサンに遠慮がちに)注文してから、料理メニューを見る。最も期待していた鮎飯は、3人前以上で且つ事前予約が必要とのことで断念、無念・・・。セットメニューには松竹梅があり、竹(2,900円)と梅(2,500円)を各々小生とカミサンが注文。400円の違いは、鮎田楽と鮎うるかの有無。竹の場合、鮎3匹分(塩焼、田楽、天麩羅)を食べることができる。ビールを飲みながら窓の外を眺める。霧積温泉辺りを源流とする碓氷川が窓の下を水音をたてて流れているが、今日は水量が豊富な感じがする。簗らしきものも見える。壊れているのか、単なるオブジェなのか判らないが、あれでは鮎は捕らえられそうにない。やがて料理が出てきて、先ずは天麩羅。苔臭さは感じられない。その後、待望の鮎の塩焼き、田楽も熱々のままやってくる。早速、田楽から齧り、酒(新潟の鮎正宗)で流し込む。田楽は初めてかも知れない。味噌の香ばしさが堪らない。鮎は一に鮎飯、二に塩焼きだと思っているが、三に田楽でも良さそう。今シーズン中に、できれば何処かでもう一度確認したい。

_DSC3341碓氷川の流れ

_DSC3356観光用の簗?

_DSC3342愛妻橋の直ぐ袂に簗がある

_DSC3357香ばしい薫りが漂う

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_DSC3354奥が田楽
 

万平ホテルに宿をとった夜は、あえてホテルのメインダイニングではなく、六本辻交差点にあるフレンチレストラン「ピレネー」で夕食をとることにした。如何にも軽井沢にありそうな佇まいのレストランだが、比較的カジュアルな雰囲気で、客層は家族連れか夫婦(もしくは恋人同士)が殆ど。常連と思しき別荘滞在派的夫婦もいる一方、女子大生グループが店に入るなり、席にも着かないうちに暖炉とシェフをバチバチ、スマホ撮り。屋外にもテーブル席がある(ペット同伴でもOKらしい)。
料理はアラカルトもあるが、やはりコースが基本。選ぶ際に、牛や鴨等の生肉サンプルをテーブルまで持ってきてくれるが、生肉の審美眼は全く持ち合わせていないので、残念ながら小生には意味がない。ともかくも合鴨胸肉をメインにしたコース5,500円(カミサンは魚(日替わりで、今日は鯒)をメインにしたコース4,900円)を頼むことにした。ワインは実に多くの種類が置いてあるようだが(5大シャトー等、値の張るワインは単に眼の毒である)、その中からまあまあリーズナブルなシャトー・ラネッサン1996年をチョイス。ボルドー正統派らしいフルボディだし、18年目は丁度飲み頃ではなかろうか。見た目も程良くレンガ色に枯れているようだ。ソムリエは大変話し好きで、客を和ますのが上手。この店の料理のミソは、暖炉の火を使った炙り焼き。シェフが立派な暖炉に付きっきりで肉を焼いているのが、テーブル席から良く見えるので、ディスプレイ効果もありそう。
先ずは前菜としてニシンのマリネ。保存容器ごと持ってきて、何枚でもどうぞと言われるが、一枚だけ頂く。程良い浸かり具合。スープ(玉蜀黍のポタージュ)もピッチャーでたっぷり持ってくる。最後にサラダと共に鴨肉が出てくる。塩を振っただけのシンプルな味付けで、鴨肉がもつ旨味が生きている。好みによってニンニク醬油や粒マスタードをつけて食べるようになっている。料理そのものから特段のインパクトを受けることはなかった(勿論、普通以上に美味い)が、心地よいサービスを含め軽井沢的雰囲気に酔うにはもってこいの店と言えるだろう。

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以前、中軽井沢に近い「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」の奥の、静かな森の中にひっそりとあった「エンボカ(en boca)」が、2011年に火事で焼失したと聞いた時は、それまで何度か訪れていた者として少なからずショックを受けた(そういえば、「神田やぶそば」の火事も同程度以上にショックだ)。その後、2013年になって軽井沢本通りに場所を変え、晴れてリニューアルオープンしてから、今回が2回目の入店。以前の、森の中に溶け込んだような建物とはうって変わって現代アート風だが、これはこれで、この通りの雰囲気には相応しいように感じる。店内インテリアもどこかのデザイナーが手がけたらしく、植物や食材の配置にもアートを感じる。
この店のウリは勿論ピザだが、単に「ピザハウス」と書くとやや誤解を招く恐れがあるかもしれない。パスタや一品料理も色々とあって、毎度選ぶのが楽しい。飲み物も、以前から数多くのベルギービールが揃っていて、あれこれ試したくなる。しかし何といっても、ここに来たらピザを食べない訳にはいかない。最初の頃は一人で一枚食べていたが、この頃は(基礎代謝量が低下してきたため)二人で一枚が丁度良い。生地はもちもちタイプ。普通、ピザというと、トマトソースにサラミやベーコン等がトッピングされ、たっぷりのチーズに覆われているイメージが強いが、ここのピザは、野菜が主。それもレンコンやオクラ、大葉、アスパラ、野沢菜、しいたけなど、他の店ではまず見ない食材が使われる(からすみ、なんてものもあるが、流石に高いので毎度一瞥するだけ)。マルゲリータ以外、トマトソースは殆ど使われていない。レンコンのピザの場合は、チーズも使われておらず、ジェノベーゼペーストのみ。以前、この店を開いた方から、イタリアではなく、スペインのピザを勉強したと聞いた。
今回は、ベルギーホワイト生ビール(銘柄忘れた!)でスタート、一品料理としてハモンイベリコ生ハム、スモークタンとスモークサーモンの盛り合わせ、ピザはアスパラと季節の豆(さやえんどうといんげん豆と空豆)のハーフ&ハーフを注文。その後、トラピストビールの「ロシュフォール8」を飲む。苦みと甘さのバランスといい、コクといい、濃厚な香りといい、これぞ将にベルギービール。アルコール分は9.2%もあるので、ゆっくりと飲む。そうこうしているうちにピザが焼き上がる(焼く時間そのものは1分強程度)。アスパラや豆の素材の香り、味を感じられるところが何とも言えない。この店のピザを初めて食べた時の衝撃そのものはもう感じることはできないが、それでもこの店独特の味が毎度楽しめるので、軽井沢に来て、この店を素通りするのはなかなか苦労する。

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この店のHP: エンボカ軽井沢 

蕎麦好きおやじ連とのほぼ定例飲み会。茅場町とは、居酒屋目的としてはいささか辺鄙な場所だが、老舗立ち飲み居酒屋「ニューカヤバ」に入ることが元々の計画。ところが残念ながら、18時頃で既に満杯状態で入ることが叶わず。それにしても、昨今の立ち食い立ち飲み礼讃の風潮は些か眉を顰めるしかない。安くて酔えればいい、腹が一杯になればいい、という考えに全く同調するつもりはないが、それはそれとしても「ニューカヤバ」には一度でいいから入ってみたい。ともあれ、急きょ代替店を探すことになり、偶々近くにあった、何の前知識がないこの店に入った次第。店の看板を見れば一目瞭然だが、ここは基本的に鶏肉がウリの店。2011年開店とのことなので3年目。扉を開けるといきなり2階へ(1階は厨房?)。席は基本的に掘り炬燵式テーブル席で、典型的な今風居酒屋スタイル。客は全てサラリーマンである。先ず飲み物は、一杯299円也のサントリープレミアムモルツ、その後はハイボール。料理は、ねぎま、砂肝、ぼんじり、つくね、ポテサラ、鶏唐揚げ、コロッケ、じゃがいもアンチョビバター、鉄板鶏餃子などを注文。みんなまずまず美味。結構食べても一人当たり2,500円弱、基礎代謝量が高い方々には申し分ないと言えよう。

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会社帰りでは久しぶりの北千住。通勤場所が幕張になってからは、とんと御無沙汰(なにせ家に帰るよりも遠いので・・・)。北千住駅西口の狭い路地の先の袋小路を入った先、こんなところに店があるのかと思う場所に赤提灯がぶら下がっている。既に店内はほぼ一杯だったが、上手い具合に一番奥のテーブルが空いていた。生ホッピーが美味い。氷が入っていないので、ある意味ビール感覚だが、だいぶクリーミーである。
つまみは基本的にはやきとん系。豚レバー刺しも恐る恐る注文する。ここには残念ながらポテサラはないが、代わりとなるマカロニサラダはなかなかイケる(パスタの形状は、マカロニとは少々違うが・・・)。ハムカツは薄いけど、むしろこの方がノスタルジー。ラビオリ揚げにもまたまた再会。生ホッピーの後は、山形の「天風」という初めて飲む酒。ま、可も不可もない感じだが、多少酔ったらもう同じ、全て世はこともなし。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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20140630_193938生ホッピー

20140630_192336マカロニサラダ、生キャベツ

20140630_192852レバ、ぼんじり

20140630_193312シロ

20140630_192600豚レバー刺し

20140630_195631ラビオリ揚げ、ハムカツ

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20140630_203334塩らっきょ

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