山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2014年05月

シロヤシオの季節がやって来たので、今年もまた丹沢へ行ってきた(山の記録はこちら)。去年は檜洞丸で堪能したので、今回の狙いは丹沢三峰。蛭ヶ岳から丹沢山にかけて、標高でおよそ1,400m以上では残念ながら蕾のままだったが、丹沢三峰の界隈では将に見頃、飽きるほどのシロヤシオに出合うことができた。花弁はちょっと小ぶりの感じだったが、花芽の数は、昨年以上で皆大満足。下山は宮ヶ瀬へ。ここは思いのほか、土産物店やレストラン、ファストフード店が軒を連ねていて立派な観光地、結構な賑わいである。バス停に近い旅館「みはる」の風呂でさっぱりと汗を流してから(HPのコピーを持って行けば735円、タオル付き)、ビールでおつかれさん乾杯をした後、バスで本厚木に移動、さて、昼間からやっている居酒屋「十和田」にでも入ろうかと思っていたのだが、ふと道の反対側の「肉の佐藤」に目をやると、なんと営業中の札が出ている。土曜日だった前回は16時開店を待っての入店だったのだが、今日(日曜日)はまだ14時前なのに開いているとは、うれしい驚き(営業時間が変更になったようである)。テッポウを愛してやまない隊長を連れているので、一にも二にもなく「肉の佐藤」に6人で入店。ビールやチューハイと共に、早速テッポウやシロ、砂肝、ハラミ、ポテトサラダ、シシトウ、鳥刺し、レバテキ、馬肉ユッケ、ネギタン塩、牛肉メンチカツ、ハムカツ、お新香などを次々と注文。シロヤシオの咲きっぷり、蛭ヶ岳山荘宿泊での出来事や感想などで盛り上がる。その後、シャリ金ホッピーや、シャリ金バージョンのチューハイ、日本酒等に切り替え、益々盛り上がった。そのうちふと目をやると、乳児と幼児を連れた若夫婦が、ベビーカーとともに入店してきた。一瞬、幼児がもつ焼きを食うのか~?!末恐ろしい子供だな~と思ったが(ちなみに小生が初めてテッポウを食べたのは、高校3年生のとき隊長に連れられて入った、国分寺駅南口にあったもつ焼き屋だった)、メニューには、ウインナーや鶏唐揚げ、ハヤシライスなどもあるので、子供でも困らないようになっているのに気が付いた(あの子供は、ホントにもつ焼きが好きだったかも知れないが・・・)。それにしても、子供連れがファミレスでなく居酒屋、それもコテコテのもつ焼き屋に入るのを目の当たりにすると、イマドキの嗜好の多様化を感じざるを得ない。 

_DSC3079

_DSC3068

_DSC3071

_DSC3072

_DSC3074

_DSC3075

_DSC3077
 

もうだいぶ前になってしまったが、東京で2度目の大雪が降った直後の日曜日に、高尾山だったら登れるだろうと行ってみたものの、想像を超える雪の量で敗退(山の記録はこちら)、へたれ気分で入ったのが「酒亭 玉河」だった。この店の第一の魅力は、基本的に年中無休(年末年始は除く)で、午前11時からやっているというところ(ま、山の帰りがこんなに早くなることは無いが、集合後に大雨で山登りを断念することは無きにしもあらず)。ちなみに、他に「旬菜炭焼 玉河」と「酒肴亭 玉河」という姉妹店が近くにあるが、料理やサービスはさておき、どちらも店としての味わいが足りないので、もう断然、「酒亭 玉河」である。まだ、立川の居酒屋をほとんど知らない頃は、立川北口で酒を飲むとなるとここだった。今でも、日曜日に入る店を探すとなると先ずこの店が思い浮かぶのだが、たいてい混んでいて座れないのがちょっと玉にキズ。この日も午後3時前に4人で入ったものの、店の中は既に飲んだくれがいっぱい(かくも需要があるのに何故、たいていの居酒屋は日曜日を休むのか判らない)、纏まって座れる場所が見当たらず、愚図愚図しつつも諦めかけた時、親切にも2人連れのお客さんが自らカウンター席に移動してくれ、運良くテーブル席に収まることができた。早速ビールと共に、うど酢味噌と酒盗、鳥チャーシュー、木耳の卵炒め、タラの芽天ぷら、なす焼き、豚肉とピーマン・たけのこ炒め等を注文。どれもこれも普通に美味い。特に、意外と有りそうで無い鶏チャーシューはお薦めである。ビールの後は、日本酒に切り替える。この店は淡麗、白鶴。酔うほどに、今後の山の計画が頭の中を去来する。とりあえず高尾山リベンジをしないと・・・

24 立川/玉河の鳥チャーシュー。隠れた逸品。

うど酢味噌と酒盗。

木耳の卵炒め。見た通り旨い。
 

蕎麦粒山と三つドッケを登った帰り(登山の記録はこちら)。結構タフなコースだったが、長尾谷の支流、シオジ窪の右岸尾根の上部では、予想以上に見事なシロヤシオに巡り合うことが出来、さらに7年ぶりの三つドッケは噂に違わない眺望(某氏による不法伐採のおかげとのこと)で、将に登った甲斐があったと言うべき。コースタイムもほぼ計画通りに東日原に下りてくることが出来た(東日原にあった唯一の酒屋の芳城屋が閉店となってしまった今、バス停でビールを飲みながら時間調整することができなくなってしまったのが、誠に痛い)。その後、ホリデー快速で立川に出て、馴染みの高砂湯で汗を流してから「博多中洲ぢどり」へ。およそ4年ぶりの入店となった。マレーシアへの長期出張後も暫くこの店に来なかったのは、マレーシアで散々チキンを食べた後直ぐにまた「地鶏」もないだろう、という山岳会メンバー連の温かい心遣いだったようだ。初入店は2004年なので、いつの間にかもう10年経った。我らが隊長の熱愛する地鶏焼きの店。ブロイラとは明らかに違う、広い場所を走り回っていたような、歯応えがある肉が特徴。一時期は夢に出るほど毎回のように通い続けた。
久しぶりの店内はテーブル配置が若干変わっていたが、他は概ね以前と同じ。我々と同世代のマスターも、元気そうで相変わらずマッチョ。料理のメニューもほとんど変わっていないようだが、マルチョウは初めて。もも焼きがこの店のメインだが、たたきや豚肉、合鴨、もつ鍋、サラダ等も注文。飲み物も生ビール以外に日本酒や焼酎は数種類ずつ、ウィスキー(ハイボール)等もあって、みんな思い思いの酒を飲んで盛り上がった。きっとまた近いうちに来ることになるだろう。

_DSC2911

_DSC2915

_DSC2916

_DSC2917

_DSC2918

_DSC2920

_DSC2921


店のHP: 博多中洲ぢどり 立川店
 

日光のアカヤシオを眺めに、薬師岳から明智平まで歩き、日光レークサイドホテルの日帰り温泉「湖畔の湯」(料金1,000円だが、なかなか風呂場の雰囲気も、休憩所からの眺めも良いので、高いとは感じない)で汗を流した(登山の記録はこちら)。その後、東武特急スペーシアで北千住まで戻って「魚八・千両」に入店。駅から5分足らずの魚が評判の店。東武日光駅を出発する時に、6人分で予約を入れたら、2階の座敷が貸し切り状態となった。ちなみに1階はカウンターとテーブル席。入店は18時15分頃で未だちらほら空席がある状態。2階の場合、酒は、冷蔵庫にあるビールや日本酒(白鶴生酒)、焼酎等々、勝手に取り出して飲んで、後で店の人が瓶の空き状態を確認して精算するという、誠にありがたいシステム(まあ、店としてもいちいち配膳する手間が省けるので楽なんでしょう)である。電話したとき、店の人から「・・・を作っておきましょうか?それ以外は来てからにしましょうか?」と問われ、それでお願いしますと答え、実際に出されたのが、ポテトサラダの突き出し、マグロ赤身刺身小鉢、白身魚とホタテの蒸し物が人数分、どーんとマグロカマ焼、それに、でーんとイサキ姿造りだった。スペーシアの中でも酒を飲んできたせいもあったが、とてもこれ以上追加する必要はなかった。魚好き、特にマグロ好きにはたまらない。やがてフィットネスクラブ帰りのアユラシも合流、フィットネスクラブの実態を興味深く拝聴しながら夜は更けていった。北千住で魚が食べたくなったら、もうこの店に来るしかない!

_DSC2819

_DSC2816

_DSC2815

_DSC2814

昨日、残雪期の月山に登った(山の記録はこちら)ことの余韻と、結果的にこの半年間、たっぷり雪の上を歩けた(2度の大雪は計算外だったが)幸せを噛みしめつつ、奇しくもおよそ半年ぶりにいづみや第二支店に入店(本店も覗いてみたが満席で入れず)。前回と全く同じ席が空いていた。先ずはホッピーでスタート。つまみは八宝菜にポテトサラダ、ハムカツ、ニラ玉、もつ煮込みなどの定番メニューを注文。そういえば、ここにはざっと100近くのメニューがあるというのに、我々の注文はほぼパターン化していて、何度も来ている割には未だ全体の1/3も注文していないだろうと思われ、いづみやのメニューを語れる程の資格をまだ有していない。とは言え、我々は、この店にしては大口顧客(min.3名、max.8名で訪問)なので、一人連れの客に比べたら、一度に注文する料理の数(=種類)はそれなりに多いはず。比較的多くの料理に触れるチャンスがあるので、その利点を生かしていつしか全てのメニュー(除、定食)を味わってみたいとささやかに願っている。もちろん、本店は本店で、第二支店とは若干メニューが違うので、いずれどちらも制覇してみたい。
やがて酒も進み、偶々テーブルが隣り合わせになった、北千住で鰻店を経営しているという、ご家族連れと意気投合し大いに盛り上がった。
 
 _DSC2701

_DSC2703

_DSC2707

_DSC2712

_DSC2719

月山登頂を果たした翌日は、山寺を観光した後、仙台に出て本場牛タンを食することに(月山の記録はこちら)。先ず駅ナカの牛タン通りに行ってみると、どの店も1時間待ちは間違いなしの長蛇の列。あまりの盛況ぶりに恐れをなして街の店を探すことに。手近なアーケード街のクリスロードに行ってみると、有名な「利久」や「福助」もやはり同様の状況。仙台の牛タン屋はいつもこうなのか、それともやっぱりゴールデンウィークだからか。その手前、「べこ政宗」も多少並んでいたがここぞと決めて、比較的運良く、なんとか14時に入れた。普通の牛タン屋にはあまり無い、ちょっと小洒落た店内。エビスビールで喉を潤した後、とろタンの藻塩と味噌漬、通常牛タンの藻塩と味噌漬を各々注文。どちらも肉厚。とろタンはその名の通り流石に柔らかく濃厚だが、通常のタンも思いの外柔らかで旨みも濃い。なかなか噛み切れない牛タンに出会うことが間々あるが、この店の牛タンはだいぶ違う。味噌漬の牛タンも、有りそうで意外と無い。個人的には塩味よりも味噌味の方が酒(伯楽星をグラスで注文)に合う感じで、思わぬ収穫だった。

 _DSC2687

_DSC2688

_DSC2690

月山登頂にはどうしても2泊必要なため、1日目はアプローチのみ。そこで昼飯はちょっと天童に寄り道して「大久保そば」に行ってみた。もちろん、その前に舞鶴公園の高台に登って月山を遠望することも、山岳会としての嗜みを忘れない。「大久保そば」は、その公園から下りてきた目の前にある。午前11時開店の直前に到着し、イの一番に入店。外観も内装も、大きな古民家そのもの。先ずビールを注文した後、おつまみとして5つある、天ぷら、げそ天、昆布巻にしん、にしんの甘煮、とりチャーシューを全て注文。どれも旨いがボリュームもたっぷり。昆布巻にしんなどは、もし二人ぐらいで来たならば、もうつまみはこれで打ち止めになってしまうほど、たっぷり盛られてくる。昆布の巻き数も半端ではない。酒は「朝日鷹」特選本醸造。「十四代」で有名な高木酒造の酒とのこと。店の方がわざわざ一升瓶を持ってきてくれ、説明までしてくれた。コクも程よく全体として円やかな印象、辛みも酸味もかなり控えめでグッド。さすが「十四代」を造っている酒蔵だと感じ入った。締めは板そば。5人で昔盛り(2倍量の大盛)を2枚注文。汁は東京風に慣れた舌には若干甘めだが、麺は蕎麦の香り高く、かなりの太打ちでコシがとても強い。ガツーンとくる、山形の蕎麦、恐るべし。
 
764
とりチャーシュー(250円)

562
昆布巻にしん(470円)

957
天ぷら(600円)

415
げそ天(200円)

187

858
 板そば昔盛り(1,200円)

↑このページのトップヘ