「奥京」を出ると外はとっぷりと日が暮れていたが、店の中も暗めだったので驚かない。タイミング良く発車する18時6分発の高尾行各駅停車に乗る。この電車は小淵沢始発だったが、ガラガラ状態。酒が入ると勢いが付いて、甲府からだったら「あずさ」に乗りたくもなるものの、次はまだ30分以上先だし、高尾でちょっと引っ掛かってみたい気持ちもあったので各駅停車で帰ることにした。
子供の頃から、JR高尾駅に特急が停まればそれなりに需要はあるだろうと思ってきたが、いまだに実現していない。高尾駅に停めると、京王線に乗客を持って行かれる恐れがあるとJRは思っているのかも知れないが、少なくともそれは顧客目線ではないし、高尾駅に停まるのであれば特急に乗ろうか、と思う客だっている筈。多様な乗客のニーズに応えるには、例えば「かいじ」ぐらいは停めても良いのではなかろうか。小生は武蔵野線利用族なので関係ないけど(西国分寺駅には100年経っても停車しないだろうな)。
それにしても毎度思うけれど、ロングシートの列車で帰るのは、平日、ひと仕事終えて家に帰るのとあまり変わりがないので、オフ感が全く無くて詰まらない。それに加え、この高尾行は甲斐大和駅で7分、四方津駅で8分も停車する。四方津駅の停車は「あずさ50号」に抜かれるのだから致し方無いとして、甲斐大和駅では単に停車しているだけ。砂を噛むような7分間。ダイヤの組み方に問題があるとしか思えない。
高尾駅に19時44分到着。京王線組3人と別れてから、南口に出て、つい先週入ったばっかりの「たまの里」へ転がり込む。今日もやっぱり客は疎ら。やはり奥のテーブル席へ案内される。やはりもうビールではなく、日本酒。またも緑川・純米(780円税込、以下同様)をいただく。いつもながらこの酒、全体のバランスが良いと思う。茄子揚げ浸し(480円)とイカゲソ揚げ(450円)をつまみながら、ちびちびやって今回の山行を締め括った。

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