「中棚荘」で流石の老舗旅館の雰囲気を味わった後は、再びタクシーに乗って同じく小諸の老舗蕎麦屋「丁字庵」へと向かう。何かと「老舗」好きなので、このような行動様式は致し方ない。それでも「丁字庵」は、個人的にはいつの間にかもう12年ぶりだ。北陸新幹線を利用するのが多いため、この頃はわざわざ小諸に寄ることが少なくなっている。
小諸と云うと蕎麦のイメージが浮かぶのは、個人的にはこの店の存在によるが、世の中的にはチェーン店の「小諸そば」かも知れない(本社が小諸にある訳では無く、東京らしい)。
念のため、電話で予約してから入ってみたものの、もう昼時のピークは過ぎていたので、それ程混んではいなかった。こちらです、と案内されたところは調理場の向かいの個室。半分は作業場のようでもあるので、何だか随分奥に通された感じだ。この店は、外観(明治18年に建てられたという総欅造り、黒い漆喰の土蔵)もさることながら、テーブルなどの調度品がどれも重厚である。
この店の創業は文化五年(1808年)というから、もう200年以上前からあった超老舗だ(でも上には上があり、木曽・上松の蕎麦屋「越前屋」は寛永元年(1624年)という。こちらの店には未だ入ったことが無い)。
さっき「中棚荘」で美味い地ビールを呑んできたばかりなので、生ビールではなく瓶ビール(サッポロ黒ラベル中瓶、660円税込。以下同様)で口火を切る。
つまみには、きのこおろし(550円)、信州漬物三昧(440円)、紅茶鴨炭火焼き(495円)、天ぷら(990円)、蕎麦がき(770円)、岩魚塩焼き(825円)、鴨鉄板焼き(715円)、にしん甘露煮(550円)、蕎麦味噌(220円)と、メニューにある一品料理の殆どを注文した。
酒は、浅間嶽・純米生酒(300ml、770円)にしてみた。小諸にある唯一の酒蔵(大塚酒造)が醸したもので、爽やかだけどコクがある吞み口だ。勿論、締めはざるそば(880円)。喉越しは申し分ないし、つゆがまた美味い。期待通りで大満足だった。やはり、ここを素通りしてはいけない。

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