駅地下の「エキチカバル」で腹ごしらえを兼ねて一杯やった後、それでもまだ宿のチェックインには随分と早い。どうするかと考えてもいいアイデアは生れてこないし、最寄りのパッとしない名所(例えば春でもないのに石割桜を見るのもねぇ~)へ歩いていくのもかったるいというか足が重い。
あーだこーだやっているうちに女子連が「珈琲が飲みたい」と云い出し、別に拒否する積極的理由はないので付いて行くことにした。場所は、歩いてすぐのところにある「カプチーノ詩季」という珈琲専門店。昨日入った「ももどり食堂」のすぐ手前にある。珈琲専門店に入ったのは半年前の「TAKAO COFFEE」以来か。
珈琲を飲むとなるとこの頃は大抵、カミさんとばかりだ。ひとりで珈琲を飲みに店へ入ることはすっかり無くなった。以前、本屋の帰りに近くの喫茶店に入って買った本を読む、というパターンはあったが、この頃は(家に紙の本を置くスペースがもう無いため)買うのは殆ど電子書籍だし、たまに本屋(例えば山岳書専門店)へ行ってもその帰りに寄るとなると、自然とビールを呑める店に目が行ってしまう。かつては、大抵の珈琲の産地だったら飲んで判ったものだったが、珈琲に対するこだわりも好みも、我ながらこの程度なのだと知る。
「カプチーノ詩季」に入ると、まさしく典型的なクラシック珈琲専門店の内装。このような様式は何故、何時、何処で生まれたのだろう。ルーツを調べた人はいるのだろうか、ちょっと気になる。
一番奥のテーブルに座り、小生はエスプレッソを注文。少しずつゆっくり飲んでも三口、1分で終了。で、もうやることがない。女子連は井戸端会議に余念がない。小生は本を読んだり転寝をしたりして、何とか時間を過ごす。結局、珈琲一杯で1時間半以上も粘ったのは、たぶん生まれて初めてだ。

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