「河口湖ステーション・イン」で汗を流してサッパリしたら、預けておいたリュックサックを回収して「平井売店」の2階へ。1階は売店、2階は食堂という、観光地ではポピュラーなスタイルの店。ここは約4年半ぶり(前回はこちら)の入店。
毎度感じていることなので毎度書くが、一大観光地の表玄関である河口湖駅前には、何故かランチタイムとディナータイムの間を切れ目なく開いていて一杯やれる店が殆どない。最近、「ほうとう不動」なる店が出来たが、その名の通り「ほうとう」がウリだけあって、酒の肴になるものは馬刺しぐらいしかないのでいまいち。
駅前には他に「土屋食堂」という定食屋があり、ここには一品料理もいくつかある(「平井売店」よりも多い)のだが、残念ながら午後2時半で閉店してしまう。徒歩圏内にあるのは「平井売店」以外たぶんここだけ。そうなると選択肢はほぼ一択、自ずから「平井売店」しかないのだ。
ここしかないのに、「平井売店」は驚くほど空いている(失礼!)。ということは、昼下がりに河口湖駅へやって来る輩は酒なんかは不要で、せいぜい炭水化物を摂れればいいのだ。ニーズが無いので、酒を出す店を切れ目なく営業する必要が無いということだ。「平井売店」も俺達も、絶滅危惧種なのかも知れない。
ともあれそうなると絶滅危惧種同志、共存共栄を心掛ける必要がある。山から下りて河口湖駅に戻ってきたら、脇目も振らずここへ入ることにしよう。
風呂上りビールを呑んだら料理を注文。ここにある一品料理をすべて発注だ。ワカサギは漁の季節ではない筈だが、メニューにはちゃんとある。このワカサギは何処からやってきたのか、もしかして豊洲付近の冷凍倉庫からか、などと下種な勘繰りはイケナイ。共存共栄を忘れてはイケナイ。あくまでも、このワカサギは河口湖で獲れたものだ。ありがたい、ありがたい。

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