ゆったり朝食を摂った後、10時ぎりぎりまで部屋でうだうだしてからチェックアウト、荷物を車に置いてから再び旧軽井沢をぶらぶら。今朝も人影は疎らだ。カミさんは「沢屋」でジャムをいくつか仕入れる。そのあと「ギャラリー藤井」や「軽井沢アルテギャラリー」に飾られた絵画を冷やかしで眺めつつ北上。
「軽井沢デリカテッセン」に入って、ソーセージや合鴨の燻製などを買い込む。軽井沢に何軒もある有名な「腸詰屋」も悪くはないが、だいたいいつもこちらの方がお気に入り。ここで反転して南下。朝から陽気が良いので、カミさんが「ミカド珈琲」でモカソフトが喰いたいと云い出すが、何故か未だ開いていない。残念ですねと諦めて戻り、「マライカ」という海外雑貨店でカミさんがインド(?)の小物を物色。この店はやけにエアコンの利きが良いので暫し、涼む。
「フランスベーカリー」でフランスパンなどを購入。小生も喉が渇いてきたので、ここの2階にある「喫茶ダ・ヴィンチ」に入ろうかということになった。たぶん2回目の入店。植物がいっぱいの窓から、旧軽井沢のメインストリートを行き交うひとびとが眺められる。
先客はおらず、既に営業時間なのに店内は暗い。我々が入ってから照明が点いた。やや腰が曲がったマスターが現れて曰く、この頃は客が少ないので今日は店を開くのを躊躇していたとのこと。(でも下に看板が出てましたよ、と小生)
なにも訊かないうちにマスターは話し始め、家は東京にあるそうで、シーズン中は軽井沢のアパートに住み込んでここまで通っていると。「フランスベーカリー」の主人が、かの「万平ホテル」で修業していた頃の話やら、アパートの近くに「熊魚庵」(万平ホテルに入っている京都の割烹)の寮があって、若い料理人が遅くまで騒いでいて煩いだの、この頃店を閉めるところが増えただの、とにかく話好きで、話し出したら止まらない。一瞬だけ間が空いたところで、すかさずビールを注文した。
もう何十年もやっている(具体的に何年だったかもう忘れた)が、疲れてきたのでそろそろ店を閉めようと思っているとしみじみ云う。この頃その手の話を聞くことが多い。何れにしても、尋ねもしないのに随分、軽井沢の昔話を聞かせて貰った。この店が閉じるのは誠に残念、出来る限り頑張って欲しい。

DSC_0488

DSC_0490

DSC_0489