ゴトメキ界隈での倒木跨ぎ地獄で時間を喰ったせいで当初計画より随分と遅れ、「はやぶさ温泉」からタクシーで塩山駅に着いた時点で20時。もう今日は何処にも寄らず、このまま帰るのが無難だろう、塩山駅のキオスクで酒を買い込んで車内で一杯やりながら帰ろうかと話していた。
駅に着いて階段を上がり、観光案内所も兼ねているキオスクへ入ろうとしたら、シャッターが下りていた。青天の霹靂、まさかの営業終了だ。
こんな時間でもう営業終了なのか、迂闊だったと、気を取り直して再び階段を下りて駅前ロータリーを見渡すが、開いている店が見当たらない。そうだ、確かあそこに酒屋があったはず、と思って走って行ったらやっぱり閉まっていた。塩山は20時でもう深夜なのだ。こんな時に限って今日は、リュックサックには何も入っていない(少なくともウィズコロナ時代以前であれば、たいてい日本酒がリュックに忍ばせてあった)。
がっくり、気を落として列車を待つことになった。シラフで上り特急列車に乗るのも久しぶりだ。こんな時間なので車内販売だって期待出来ないし、そもそも車内販売なんてウィズコロナで止めてしまったじゃないかとマイナス思考。
やって来たのは「特急かいじ」。乗車率は、半分近くが埋まっている感じ。外は真っ暗なので景色を眺めることも出来ない。ブルーな気持ちでいると、そのうち、まさかの車内販売がやってきた。地獄に仏とはこのことだ。缶酎ハイとカップ酒とじゃがりこを買って、ありがたく呑ませていただく。こんなに車内販売が嬉しいことは無かった。ついさっきまでモノクロトーンだった車内が、突然フルカラーになった。

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