薬王院で護摩札を頂いたら、もう午前11時半。高尾山口にある「橋本屋」に12時半で予約を入れてあるので、歩いて下るのは止めてケーブルカーを利用する。こんな時期、こんな時間に下りのケーブルカーに乗る客は流石に少ない。
高尾山口には多くの蕎麦屋があるのでランチには事欠かないものの、今日は蕎麦が目当てではない。今シーズンはまだ鴨鍋を突いていなかったことに気が付いたので、せっかくだから何処の店に置いていないものかと探した結果、見つけたのは偶々「橋本屋」だった。
この店は、子供の頃からあったと記憶している。認識としてはここは蕎麦屋ではなく割烹、しかも敷居が高い感じの懐石料理を出す店なので、山の帰りにちょっと寄る、という向きではない。そんなこともあり、実は今回が生まれて初めての入店である。
暖簾を潜ると、通されたのは1階の小上がり席。恐らくは大人数でコース料理であれば2階の個室に通されるように思われるが、この時間だからか、そんな客は見当たらず、我々以外に先客2組、あとから4組(うち1組は欧米系)が来たが、皆、小上がり席かテーブル席だった。欧米系は慣れない箸で蕎麦をようやく手繰っていた。あんな喰い方では蕎麦も美味くなかろう。他の客も、頼むのは蕎麦ばかり。皆さん、ここを蕎麦屋と勘違いしているようだ。我々は鴨鍋のみ、一点の注文。
でもその前に、ビールを注文。そのうちに鍋とコンロと材料がやって来る。基本的に我々に任されているが、しばしば仲居さんや女将さんがやってきて、鍋の煮え具合を確認していく。鴨は煮過ぎないようにとか云いおく。こういったところが、普通の居酒屋とか、何処かのちゃんこ屋とは違うところ。それはともかく、鴨肉は柔らかく、出汁の味も申し分なかった。

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