蔵王山(熊野岳)を敗退した後のこと。ロープウェイを乗り継ぎ、山頂駅から宿に戻ってリュックサックを置いたら、着替えだけを持って風呂へ行くことにした。蔵王温泉郷にはいくつか共同浴場や日帰り温泉、スーパー銭湯などがあるが、最も近くにある「新左衛門の湯」なる日帰り温泉施設へ向かう。
5分足らずで到着。半分が土産物屋になっている。先ず靴を脱いだあと、ここは券売機で入浴券を買って入る方式。Web割引クーポンを持っていたので(750円が700円になる)、券売機の釦に「700円」という文字が見えたのでそれを押すと「会員券」が出てきた。
700円に間違いはないさと、そのまま渡すと係員が「割引券と会員券とは違う」とややキレ気味。文字が読めないのか、と云いたげ。でもここは日本人以外も客もわんさかやってくるようなので(台湾系がかなり多い)、間違える客も多いはず。
小生以外もなぜか皆さん、会員券を買ってしまう。係員はその度に「違う」と連呼し、でもまあいいでしょうと苦々しく云いつつ結局、そのまま皆の券を受け取った。そんなに間違えられるのが嫌であれば(連呼する暇があれば)、「何故、客は間違えるのか」をよく分析して、対策を講じるべきと思うが如何。
風呂場は地下階。若者スキー客が目立つ。ひと風呂浴びてさっぱりしたあと、1階の食事処へ行ってみると(別にある休憩処は駅の待合室的で何となく落ち着かない)、営業開始は17時30分からだと。日帰り温泉の食事処で中休みがあるのは、かなり珍しい(この頃「瀬音の湯」もそうなった)。顧客満足度よりも料理人満足度を重視しているんです、と受け取れる。
休憩処にはビールの自動販売機が無いので、靴を履いて土産物屋の方へ行くと地ビールが置いてあり、やっとこさゲット。でもまた靴を脱いで休み処へ戻る気もしない。ビールを持って宿へ戻った。お湯そのものは良かったが、色々と残念なことが多い日帰り温泉だった。

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