今年の年越しの宿と決めたのは、檜原村のどん詰まり、数馬にある「兜家」。武蔵五日市から乗ったバスは、我々を含めて4人。他の2人は一見、若者カップルのようだが、女性はどうも日本人ではなさそうだし、男子はなんとなく連れてきただけのような態度。こんな大晦日の山の中で、不思議な組み合わせに見える(勝手な妄想です)。彼らは途中で降りていった。何処へ行くのだろう。どうでもいいけど。
終点の数馬バス停から宿までは暫し上り坂があって、歩いて15分ぐらいかかる。途中には22品膳で有名な「三頭山荘」があるが、人影は全くないので果たして営業しているのかどうかと訝しい感じ。やがて目印の茅葺が見えてくる。
茅葺屋根の宿という触れ込みの兜家旅館、しかし泊まった部屋は新館なので、和モダン。茅葺屋根の建物に泊まれるのかと期待していたのでちょっと残念。でも部屋に囲炉裏が切ってあるのでまあ良い感じ。部屋にテレビが無いのは、先の「星のや」もそうだったし、同じく大晦日の晩でいえば箱根の「俵石閣」に泊まって以来だ。
訊けば大部屋に大スクリーンのテレビがあるというので、夕食の後、生ビールを持って行ってみると、誰も居なかった。他の泊り客の皆さん、紅白歌合戦を見たいとは思わない様子だ。それともここに来る輩は抑々テレビが無いことを求めているのか。分かっちゃいないのは我々だけかも知れない。カミさんはおしまいまで見たようだが、小生は10時前に就寝。
夕食は(朝食も)可もなく不可もないが、宿の雰囲気は佳し。何となく、ハードウェア(設備、料理)はちゃんと揃っているのに、ソフトウェア(ホスピタリティ)がそれに追いついていないという感じがする。ということでやや残念。ついでに云えば、トイレにビール瓶の装飾(というか、オブジェ?)はいらないと思う。

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