奥沼津アルプスを踏破し、柿田川湧水群と韮山反射炉を見学して「ビヤレストランほむら」でクラフトビールを味わったら今日のノルマは達成、あとは宿に向かうだけとなる。既にビールで良い気持になってしまったので、もはや最寄りの伊豆長岡駅まで歩いて戻る気にもならず、タクシーで修善寺駅へ向かうことにした。
修善寺駅からは15時45分発の路線バスに乗る。途中、標高730mの戸田峠を越えると、眼下に戸田の集落が見えてくる。以前、戸田へは沼津から高速船で行った覚えがあるが、今は廃止。沼津方面には路線バスも無いので、この戸田峠越えだけが唯一の足だ。
終点の戸田で下車した乗客は、我々以外にお二人だけ。シーズンオフだけど、我々のように海の幸を突きながら一杯やるという客は他にいないのか。港の界隈にも人影は無く、開いている店も少ない。戸田って、こんなに田舎だったっけ?
それはともかく、今宵の宿「峯松」を探そうと、港界隈をウロウロするのだが見つからない。漸くここがそうかなと辿り着いた建物の足元に、申し訳程度の看板が立て掛けてあった。これじゃあ見つけられる人は少ない。やれやれと思って入ると、誰もいない。呼べど叫べど状況は変わらず。どうなっているの?と途方に暮れて港を眺めていると、そのうち宿の主と思しきオヤジが軽自動車で陽気に現れた。買い物に行っていたようだ。鍵も掛けずに不用心だが、ここは犯罪とは無縁の世界かも知れない。
眺めの良い部屋に案内された後は、さっそく風呂へ行きませんかとオヤジ。宿に風呂は無く、近くの日帰り温泉へ連れて行ってくれるらしい。降ろされたところは「くるら戸田」という道の駅。その一角に「戸田温泉・壱の湯」がある。立派な風呂場だが、客は疎ら。我々以外はほぼ地元客のようだった。風呂から上がってウロウロしたら、ビールを呑める店を発見。グビッとやってひと心地ついた。

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