久しぶりの「自称・暴飲暴食の会」(でも次第に寄る年波に抗うことが難しくなり「美味いモノを少しだけ喰う会」に様変わりしそうな状況)。今回も肉バルにしようと、以前、新富町の支店に入ったことがある「八十郎」の、神田鍛冶町店に行ってみることにした。
ところが看板を見ると「肉バル」じゃなくて「ワイン食堂」となっている。早くも「肉バル」は時代遅れになってきたのか。「肉バル」だと、トレンドに敏感な女子の気を引けなくなったのかも知れない。それでもメニューを見た限り、出す料理自体に変化は無さそうである。
確かにこの頃、ワインをウリにしたダイニングレストランがじわじわ増えているような気はする。それに加え、これまで何かとコスパがウリでチリやアルゼンチンなど第3世界のワインばかりが持て囃された時期があったが、昨今はEUとのEPAが発効して関税が撤廃されたこともあり(とは云え1本あたり数10円しか値下げにならないが)、本場のフランスやイタリア、スペインのワインが、味だけでなくコスパ的にも見直されつつあるような感じ。そうなると、これまで第3世界ばかりのワイン知識では付いていけなくなり、また欧州の造り手の情報も蓄積が求められる訳で、我々としても単に浮かれている場合でもないのだ。
今回、呑んだワインはスパークリングがスペイン、赤はフランス。第3世界系を頼まないのは随分久しぶりな気がする。スペインのスパークリングは、いわゆるカヴァ。「ヴィーニャ サン ホセ ブリュット」(2,980円税別、以下同様)にしてみた。キリッとしているがフルーティーなタイプで、スカスカ呑んでしまう危ない系統。赤は、コート・ド・デュラスのシャトー・ガイヨ(2,980円)。地理的に近いせいもあって、なんとなくボルドー的である。何れにしてもこんなワインが店で3,000円以下であれば申し分ない。EPA発効、様様だ。

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