屋久島滞在3日目、もう移動日。予約してあったフライトは昼過ぎなので午前中は観光でもしようかと話していたのだが、今日も天候はいまいちで欠航の恐れが有る(鹿児島~屋久島の航空便の危うさは1日目ですっかり骨身に沁みた)。
やっぱり東京へ帰れなくなるリスクは取りたくないので、再び高速船で鴨池港へ行くことにし、10時45分発の便に乗ることにした。結局、観光らしい観光は出来なかったが、紀元杉とヤクシカとヤクザルと屋久杉ぐい吞みで気分的には十分。それよりも何よりも宮之浦岳を登頂できたことで、マイナスポイントはみんな帳消し。
訊くところによると、前々日(我々が屋久島に到着した日)と今日は、天候不良のため淀川登山口への車道が通行止めになったとのこと。つまり我々はピンポイントで登頂できたということになる。運が悪ければそもそも屋久島にもやって来られず、指宿で砂蒸し風呂に入って黒豚を喰って芋焼酎を呷って帰るだけだったかも知れない(それはそれで良かったかも知れないが)ので、この差は歴然だ。
鹿児島までの外海は多少荒れていたものの、ジェットフォイルは極めて安定していてピッチングもローリングも殆ど感じない。水中翼は偉大な発明品だと思う。鹿児島湾に入ると、白波は無く穏やか。まさしくここは天然の良港だ。鴨池港には定刻よりやや遅れて到着。
再びタクシーを捕まえて今度は鹿児島空港へ。余裕をもって羽田便に間に合った。出発ロビーでの待ち時間、ちょっと小腹が空いたのでカフェ(Sky Shop 8G)でかき揚そばを手繰った。もちろん、そのついでにビールもグビッとやった。結局、屋久島からの便を待ち合わせることになり(屋久島空港は閉鎖しなかったようだ)20分遅れで出発。これで万事目出度く羽田に帰れる。窓の外はいつの間にか晴れ上がっていて、霧島連山が良く見えた。

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