今回の締めは所沢の居酒屋「百味」。振り返ってみればもう3年ぶりになる(前回はこちら)。
思えばこの頃、秩父方面の山に来る機会が益々少なくなっている。そのため、自ずから所沢などで途中下車する機会も少なくなっている。もし来たら来たで、折角だから未だ入ったことが無い店も覗きたいし、とは云え「百味」に限らず久しく入っていない店にも寄ってみたいということになり、「百味」に寄る機会が更に少なくなるのは道理だ。
この調子だと、次に「百味」へやって来るのはまた数年後ということになるのは間違いないだろうし、場合によってはその後、いつの間にか店が廃業し、あれが今生の別れだった?なんて可能性だって無きにしも有らず。だから、今日は席が一杯だからまたにするか、と暢気な気分にはなれない、頼むから何とか捻じ込ませてくれ~という思いが強くなってしまうのだ。
そんな半ば祈るような気持ちで階段を下りると、当然の如く、すでにかなりの賑わいだが、そんなこちらの願いは露ほども感じていないベテラン店員は、てきぱきと機械的に「あちらへどうぞ」と。なんとか空いていた小上がりに収まることができた。ほっとひと安心、入れただけでもちょっとシアワセ。そういえば今回は「土津園」といい、「クラブ湯」といい、「パリー食堂」といい、「百味」といい、図らずも昭和の香りがたっぷりの店ばかりを巡ることになった。
ありがたくさっそく生ビール(中ジョッキ450円)で乾杯。まだ季節外れなので鍋は無いが、定番のつまみを注文。なんだかどれも今までに増して味わい深い。思うに、既に昭和が終わって30年が経った。代替わりできなかった昭和居酒屋は、普段の風景から少しずつ消えつつある。稲田堤の「たぬきや」じゃないけど、いつ突然消えてもおかしくない。今のうちに昭和居酒屋へ足繁く通っておかないと後悔する、とつくづく感じる今日この頃である。

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