広河原から山交バスに乗り、甲府駅には13時20分着。既にもう昼時を越えているので流石に腹が空いた。しかしそれよりも、先ずは帰りの「あずさ」の切符を購入。その次は風呂だ。選択肢はいくつかあるが、駅に最寄は「ホテル談露館」。街なかのシティホテルながら、源泉掛け流しの天然温泉があり、立ち寄り湯も出来る(レンタルタオル付き1,000円税別)。駅から10分程度なのでへこへこ歩いていくと、なんと改装工事中で入浴不可との表示。おっと、ついてない、まいった。
ここまで歩いてくると、次善策はついこの前、小太郎山の帰りに入った銭湯「都温泉」。しかしここの営業開始は14時、まだ微妙に間がある。そこで電話を入れ、14時前に着くかも知れないが入れて貰えませんか?と頼むとOKの返事でひと安心。ここからまだちょっと距離があるので、バスで行こうとしたり偶々タクシー営業所があったので乗ろうとしたものの、結局歩いた方が早いということになり、また歩いてひと汗かいた。
道中、風呂から上がったらここね、と「奥村」の場所を指し示し「都温泉」へ。到着すると、暇そうにしていた(失礼!)ご主人がお出迎え。そういえばこのあいだも来てもらえましたかね、と思い出してくれた。銭湯の佇まいは勿論、そのままだ。
また前回同様、使い掛けのせっけんを無償拝借し、脱衣所へ。先客は地元の方らしいおひとりだけ。その方と入れ替わるように風呂場へ入る。
湯は相変わらず熱めで、やはり1分ともたずに出る。それでも暫く汗が止まらず、扇風機の前から動けない。するとまたご主人がやってきて、山談義となる。前回は「小太郎山なんて山があるんだ」と驚いていたが、今回の仙丈ヶ岳はさすがにご存知だった。

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