両俣小屋の炬燵でのんびりしていた時のこと、我々とほぼ同じタイミングで到着した単独行のおじさん(我々よりもひと回りぐらい上の方か)が小屋主の星さんと話をしているのを何気なく聞いているうちに、実は単独行ではなく数人の女性の連れがいて、先に行くと云い置いて小屋にやってきたのだと。しかし1時間経っても2時間経っても、女子チームはやってこない。星さんに「別行動は遭難の第一歩」だと咎められて、もしやと思ったおじさんはまた出て行ったが程なく帰ってきて、女子チームも無事到着したのだった(到着が遅れたため夕食は無し、別売のカップラーメンをすすっていた)。でもそのおじさんが独り言のように云うには、女子達は歩きながらもぺちゃくちゃ煩くってたまらない、なので先に来たのだと。議員さんにでもなった方がいい、とも。実際、おじさんの気持ちはとても良く判った(小屋の中でも、野呂川林道でも)。それに、とても他人事とは思えない、何処も変わらないのだと激しく同情した。閑話休題。
両俣小屋から野呂川出合BSまで2時間弱、ちょっと早過ぎたので1時間ほどバスを待つ。20人ぐらい並んだのは皆、両俣小屋宿泊(含、テント泊)組だ。その後、広河原に着いても1時間以上も乗り継ぎ待ち。もうちょっとスムーズにならないものか、と思ってしまうのは都市に住んでいる悲しい性だろう。
バス停で漫然としているのも気が利かない、ぶらぶら歩き回り「インフォメーションセンター」へ入ってみる。基本的にビジターセンターのような施設だが、2階には売店があるし、よく見るとなんと缶ビールを売っている。
しかし何故か、こっそりと売っている感じで、これほど人がいるのにビールを呑んでいる輩がいない。置いてあることに気が付かないのか、未だ時間が早い(午前11時頃)ので気が引けるのか、それともこれから2時間バスに乗るのでトイレが心配だからなのか判らない。でも気にせず、遠慮なくいただこう。すっかり汗が引いてしまったあとだが、それでもやっぱり美味い。ありがたい。

DSC_1438