噂に違わず、霞沢岳は眺めが良くって登り応えのある、良い山だった。やや天気が危ぶまれ、霞沢岳山頂ではガスに包まれて眺望が得られなかったが、K2まで戻る途中で急速に視界が開け、焼岳や穂高岳が姿を現してくれた。やはり北アルプスの山こそは、眺めがあってなんぼだ。
霞沢岳は登り応えだけでなく、下り応えもある。単調な径であればすっかり飽きるところだろうが、眺めだけでなく高山植物も文字通り花盛り(特にキヌガサソウの群生は見事だった)だったので、気持ち良く歩き通すことが出来た。徳本峠に着くと、一日遅れで徳本峠越えを果たしてつい先程着いたばかりのWoodyさんとも会うことが出来たので、良いこと尽くめだった。
Woodyさんと別れて明神に向かって下れば、コースタイム通り1時間半で明神館に到着する。いつものように、明神はハイカーやクライマーのみならず、観光客も沢山やってくるところなので既に俗界、ここから「山のひだや」までもうちょっと歩かなくてはならない。
が、一杯ぐらいやってもよかろうと生ビール(中ジョッキ700円)を注文し、外のテーブルでお疲れさんとグビリ。昨日と今日と合わせ、6時間余り歩いた労が報いられる。やはりこれはビールに限るし、ビールが止められぬ。
辺りを見渡しても、午後2時半の割には我々のように一杯やっている客は少ない。明神が目的地という者はそれほど居ないのか。そう云えば11年前のこの時も、一杯やっていた(というか、浴びるほど呑んだ)のは我々だけだった。何故か、明神館で呑んでいる輩はあまり見掛けない。でもこんな風光明媚なところで(これから山に登るのであればいざ知らず)、山から下りて一杯やらずに過ごすことなんて誰が出来ようか。

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