カミさんが、上野の東京都美術館でやっているクリムト展に行こうという。土日だと混みそうなので、いつもの定期検診日に合わせて行くことにした。クリムトはなんだかんだ、日本にやってくる度に見ている気がする。
同時代の象徴主義派たるギュスターヴ・モローやオディロン・ルドンに比べると、グスタフ・クリムトの絵はインパクトという点で個人的にはやや関心度は低い。しかしながら、モローやルドンがあまり展覧会をやらないのに比べると、クリムトは人気が高いせいか頻繁に展覧会があるので、自然と見る機会は多くなるのだろう。
開館時間のちょっと前に行ってみると、外には行列が無かったが、建物内はびっしりと人の列。結局たっぷり30分以上待たされた。相変わらずの人気ぶりだ。目玉は金ぴか「ユディトⅠ」なのだろうが、個人的には「ベートーヴェン・フリーズ」が印象に残った。
その後、ちょっと早めの夕食を取るために西浅草まで移動、浅草かっぱ橋本通りでは明日から始まる「下町七夕まつり」の飾り付けがされていて風情がいい感じだ。入った店はこの通りに面した、「オペラ」という名のイタリアンレストラン。20数席の店で、シェフが独りで切り盛りしている。念のため電話で予約してみたのだが、我々が食べ終わるまでに入ってきた客はひと組だけだった。浅草には沢山の店があるので、さぞかし競争が激しいのだろうと拝察する。
生ビール(500円税込、以下同様)で喉を湿らせたら、偶にはちょっと奢ってラ・サル・ド・プジョー2006(4,600円)を頼んでみた。さすがに豊潤な味と香り、コスパは高いと感じる。合わせた料理は、とりあえずのおまかせ前菜3品(900円)と、入梅イワシのタプナード風味(900円)、フェットチーネ・ジェノベーゼ(1,400円)、アサリの白ワイン蒸し(900円)、仔牛と生ハム、チーズのサルティンボッカ(2,000円)にした。どれも塩味は控えめで、なかなかどうして結構イケる。それにメニューもいろいろ趣向を凝らしている感じがして、やっぱりつい浅草はレストラン激戦区なのだと改めて感じた。三郷へ引っ越してくれれば、もっと客が入るのは間違いないと思う。

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