今回は榛名山の東端にある水沢山を登って、伊香保温泉へ下る山行。水沢山は東西方向から眺めると鋭利な槍の如く聳えて見え、これはこれでひとかどの山だと思う。登り口は門前のうどん屋で有名な水澤観音。
ここへのアプローチは、高崎駅から伊香保温泉へと繋ぐ群馬バスを使うしかないのだが、些かタイミングが悪い。そこで、渋川駅から伊香保行きの関越交通バスに乗り、そこから逆モーションで水澤観音経由で高崎駅へ向かう群馬バスに乗り継ぐプランを立ててみた。
ところがところが、渋川から乗った関越交通バスが(さして交通渋滞があったとは思えないが)遅れてしまったのだ。群馬バスが待っていてくれる筈も無く、乗り継ぎは虚しく失敗、結局タクシーを呼ぶ破目になり高くついた。
折角なので、水澤観音をお参り。土産物屋のおかあさん達から「お茶を飲んでいって」と誘われるが、ここで油を売る訳にはいかない。既に雨なので、歩き出しからレインウェアを完全装備。もう梅雨入りしているので朝から雨も覚悟の上だが、水沢山山頂からの眺めが無いのはやや残念。
山頂までの山径は、ちょうどコアジサイが花盛りだ。それにしても、登る我々と行き違うハイカーが、こんな天気でも意外に多い。皆さん、地元の方ばかりのようで、我々のリュックサックの大きさに驚いてみせたり、わざわざ東京からようこそ、と云って呉れたりで、他の山とはちょっと趣きが違って賑やかだ。
眺望ゼロの山頂には長居をせずに、そのまま東側へさっさと下山。こちらもコアジサイロード。降り立った場所は伊香保神社。つまり石段街のてっぺん。ここから下りていく途中にある、「石段の湯」という共同浴場に入って温まることにした。ここも伊香保温泉らしく、赤茶色に濁った湯だった。
中に休憩室はあるが、残念ながらビールが無い。そこで、石段を挟んで目の前にあった「石段たまこんにゃく」で缶ビールを購入。店の中で呑むには、食事を頼まなくてはならない、と女将が仰るので、石段脇のベンチに座りながらグビっとやる。石段を行き交う観光客を眺めながら呑むのも乙だ。

46 伊香保神社に到着。

47 観光客で賑わっている。

48 伊香保名物。

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