個人的に長年の懸案だった小太郎山登頂を目出度く果たしたあとは、広河原13時発のバスに乗り、甲府に14時50分到着。腹も空いたが、先ずは風呂だ。甲府には何故か温泉の銭湯が多い。而して、直ちにタクシーに乗り換え、未だ入ったことが無い銭湯の中で最寄の「都温泉」を目指すことにした。実はここは土曜日が定休日、(いつも土曜日に計画する)日帰りの山行でここに寄ることはできないので、泊まりの山行の時に行ってみようと、以前から狙っていた。
ところが、タクシーの運転手に行先を告げても「み~や~こ~お~ん~せ~ん??」と首を捻るばかり。住所を教えても「そんなのあったかな~」と云うので、小生がナビすることにした。行ってみると、道から奥まっていて、しかも看板がない(正確には、葦簀の陰になって見えない)。これじゃあ、判らなくっても仕方がないかも知れないが、噂も聞いていないのだろうか。少なくとも、タクシーで乗り付ける客は少ないようだ。
都温泉の敷地に入ると、ズボンに半袖下着姿のおやじがいて、煙草を吸っている。どうやらここの主人らしい。顔は強面だが、話し始めると人懐っこくて、歯が殆ど無いので愛嬌もある。飄々としていて、ぜんぜん商売っ気がない感じもする。
建物は簡素な感じで、確かに看板が無かったら銭湯には見えない。中に入ると昔風に番台がある。おやじに、石鹸も買いたいというと、「これを使って」と使い掛けの石鹸を渡される。先客はお一人だけ。後からぱらぱらとやってきたが、ほぼ地元民のようである。湯は熱く(43度ぐらいか)、30秒ほど浸かっただけでも汗が止まらない。
扇風機に当たっていると、また話好きおやじが番台から降りてきて、一頻りおしゃべり。帰るときに、「年賀状を出したいから住所を教えて」と仰る。銭湯から年賀状を貰ったことは無かったので何となく楽しみ。年賀状が来たら、また行ってみようかと思いそうだ。

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