今回の目当ては、観光列車「柳都shu*kura」の乗車。この列車は、日にちによって行先と列車名が変わる。すなわち、十日町行きは「越乃shu*kura」、越後湯沢行きは「ゆざわShu*Kura」、新潟行きは「柳都shu*kura」となるが、車両は全て同じ。今日は偶々「柳都shu*kura」が走る日だったので、新潟まで行くことになった次第。
我々は1号車の指定席で、酒と肴が付いている。座席はペアシートが主体、すべて日本海側を向いている。中間車両の2号車には、イベントスペースとサービスカウンターがあり、中央部にはスタンディングテーブル、窓際にはカウンターテーブルとバーベンチが設置されている。今日はJAZZの生演奏付き。3号車は普通のリクライニングシートの座席指定席で、酒と肴は付いていないが、2号車で酒やつまみは売っているので、それなりに楽しめる。
上越妙高駅まではいい天気だったが、日本海に近づくにつれ天気が悪くなり、信越線を走り出すと外は雨。生憎だが、それほど残念でもない。酒を呑みつつ、雨の日本海を眺めるのもまた一興だ。
生演奏が始まる時間になったら2号車へ移動。かなり客が集まっているが入れない程ではない。フルートとキーボードとエレクトリックベースのトリオ。2号車は窓が大きいので、過ぎ去る景色の中での音楽鑑賞は、異次元の体験。窓の外は結構な嵐状態なのに、車内は全くの別世界という対比が面白い。
はっきり云って、1号車の指定席に座って海を見ながらちびちびやっているよりも、2号車で音楽を聴きながら立ち呑みの方がずっと楽しい。結局、2回あった演奏とも聴き逃すことは無かった。
これで大宮からの周遊でひとり約2万2千円。新幹線代を差し引くと、「柳都shu*kura」の運賃と座席指定券と酒と肴で約7千6百円。これが高いと感じる人は、少なくとも乗り鉄、呑み鉄には向いていないと思います。

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