結局、最終日は観光だけだったとは云え、なんだかんだずっと雨天だった(降られなかったのは、朝一番の「碌山美術館」だけ)。今年のGW前半は甚だ天候不順だった。例年、GWはピーカンの天気に恵まれてきた(酷い日焼けをした思い出ばかりだった)ので、ここ10数年ではこのような天気は記憶が無い。
そんな状況で、なんとか涸沢まで行けたのは上出来だったと云えるだろうし、蝶ヶ岳を避けたことで悪天候の稜線を歩かずに済んだのは、まずまず妥当な判断だったと密かに自画自賛している。もし雪の稜線で雨に降られ濡れると、気分が萎えるし本当に凍えてくる。
学生時代、正月の八ヶ岳で丸一日本降りの雨に遭遇し、エラい目にあった覚えがある。衣類だけでなくシュラフもぐっしょり濡れてしまい、夏沢峠の冬季避難小屋へ逃げ込み、寝たくても寝られない大変気持ちが悪い一夜を過ごした。
そう考えれば、天候不順は厄介な事象ながら偶には遭遇すると覚悟が必要。CO2増加による地球温暖化だけでは説明が付かないような気がする。上高地周辺だったからエスケーププラン、コンティンジェンシープランを選択する余地があるが、必ずしもそんなに便利な場所ばかりでは無い。
ということで、今回は何かと考えさせられる山行だった。そんなことを思い浮かべながら、帰途につく。なんだかんだ観光で動き回った時間が長かったせいでまた喉が渇いたので、駅の売店では日本酒(真澄)以外にビール(やっぱり信州浪漫)もゲット。17時丁度発の「特急あずさ56号」に乗ったら、窓脇にずらりと缶と瓶を並べて発車を待つ(呑み鉄的には、車輪が一回転するまでは呑んではいけないという不文律を守らなくてはならない)。
E353系がスムーズな加速で一路、新宿へ動きだすと、あとは山の反省と思い出話を肴に、列車酒場と化したのであった。

DSC_0071

DSCPDC_0001_BURST20190501170207249_COVER