かの手塚宗求氏が建てた「コロボックルヒュッテ」に泊ってきた。20代の頃に「邂逅の山」を読んで、そのヒュッテの存在を知ることとなったが、実際に訪れたのはそれから30年以上も経って今回が初めてになってしまった。しかしこれはこれで、自然な成り行きだった。
なにせ20代から30代の頃は正直(大抵の男子は水平よりも、なるべく垂直に近いほうを好む傾向ゆえ)、車山の如くゆったりしたアスピーテ型火山(この頃はこんな呼び方はしない?)には全く魅力を感じないものだが(男性でも偶にはそうでない方もいるだろうが)、馬齢を重ねると不思議とそんなことは大した問題ではなくなり、それなりの良さも感じるようになる。ましてや今回のようにスノーシューで登るとなると、このゆったり感が実にちょうど良いのだ。
「コロボックルヒュッテ」へは直接車でやって来られるし、風呂にも入れるので、もはや山小屋とは云えないかも知れないものの、周りに建物が無い一軒家なので俗世間とは隔絶されている。小屋の周りには鎮守の森の如く、大きな木々が植わっていて(これも手塚宗求氏の手によるもの)、車山周辺の何処から見てもそれと直ぐに判る。
小屋の主人は勿論、代替わりしていて、子息が経営しているが、実際には雇われ管理人夫婦(と犬)が我々を出迎えてくれた。客室は4つあるようだったが、今日は我々4人だけの貸切状態、有り難く2部屋使わせていただいた。
まきストーブがある1階の食堂兼カフェテリアもいい雰囲気だけど、2階の談話室に炬燵があって妙に居心地が良い。本棚には手塚宗求氏の著作が収まっているので、外を彷徨くのに疲れたら、ここで本を読みながら過ごすのも悪く無さそうである。
ニッコウキスゲが咲き乱れる頃もさぞかし良いだろうけど、ストーブの火を眺めたり、炬燵でぬくぬく寝っ転がりながらビールをちびちびやるのは堪らなく良い。また来るのはたぶん、スノーシューを担いでくる時だろうと思う。

070 ヒュッテに戻ってきた。

071 薪ストーブが温かい。

072 談話室にて寛ぐ。

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