今日は矢倉岳に登る予定なれど(山の記録はこちら)、せっかくの機会なので、そのついでに日本の滝百選にも選ばれている「洒水の滝」を観光してみた。三段に連なっていて、合わせれば落差100mを裕に超える大滝。それなりにかなり見応えはあるものの、水量がもっと豊富であったならば、さぞや観光名所として人気も一層高まっただろうと思う。
この先、矢倉岳までは「21世紀の森」を抜けていくルートを辿ることになる。道は極めてはっきりしているが、地元の観光ガイドにも「山と高原地図」にも記載が無いせいか、矢倉岳に近づくまでは静かな山旅が味わえる。
「21世紀の森」には、青少年育成を目的とした施設が点在している一方、花粉が少ない杉や檜の改良を行っている林業関係の施設もあって興味深い。陽気が良くなれば、きっと県内各地から青少年がやってきて賑やかなのだろうが、この季節は極めて殺風景である。
矢倉岳に着くと、一転、姦しい中高年大パーティーが行き交っていて、現世に引き戻される。眺めが利くはずだが、富士山は終始、雲の中だった。山頂付近は何故か土竜が掘った穴が点在していて独特な光景が広がっていた。
このあとは、足柄峠までトレースして、更には静岡県側の「あしがら温泉」まで徒歩で行くつもりだったが、タクシーが足柄峠まで上がってきてくれることが判り、ありがたく茶店の前でのんびり待つ。やってきたタクシー運転手に訊くと、真冬でも通行止めになることは滅多にないそうだ。
「あしがら温泉」は浴室から目の前に富士山が見える、絶好の日帰り温泉なのだが、やっぱり今日は生憎富士山は雲の中に隠れたままだった。それでも帰る頃になると、裾野は見えてきた。雲が取れたらさぞかし絶景なのだろうと思う。また別ルートでここの温泉を目指す山行を企画してみたい。

矢倉岳山頂にて。
足柄峠までの道にて。
あしがら温泉の食事処にて。

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