王岳に登ったあとは、西湖畔の根場から河口湖駅まで路線バスで移動。今回は四尾連湖から西湖まで約25km、二日間しっかり歩いたし、既にもうビールまで入ってしまったせいか、道中、気持ち良くうたた寝。ふと目を覚ますと、河口湖畔を移動中。湖岸に目をやると、所在なさそうにウロウロしている多くの外国人旅行客がここにもいる。この寒空にまったくご苦労なことだ(人のことは云えないけれど)。
我々が乗っているバスにも、明らかにかなりの外国人旅行客が乗っている。ということは、団体旅行客ではなく、個人客もそれなりにいるということ。こんなシーズンオフでもこれだけいるのだから、河口湖界隈はもう立派に国際観光地なのだと改めて分かる。
河口湖駅周辺も、日本人客より外国人客の方が多い。我々はバスを下りたら、人ごみを掻き分け真っ直ぐに「河口湖ステーション・イン」を目指す。ここで汗を流すのは、もう2年半ぶりだ(前回はこちら)。勝手知ったる我々は、600円を支払ったら余計な荷物を1階のコーヒー&レストラン「Buffet」に置かせてもらい、4階まで階段を上がる。ここが一番、しんどいところ。
男風呂に入ると日本人の先客がお一人。やはり山帰りの様子。今日も窓から富士山が大きく望める(といっても湯船に浸かったまま見えるわけではない)。まったくここの風呂はいいところにあると思うが、その割には客が少ないといつも不思議に思う。
風呂から上がってさっぱりしたら、いつものように1階の「Buffet」でビールを注文、またしてもいい気分に浸る。今日も我々だけかと思ったら、観光に疲れたのか、それとも体が冷えて温まりに来たのか、こんな時間にやっぱり中国人系観光客の若者6人グループが、皆揃ってスマホに熱中していた。

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