今年の冬は、まだ鴨鍋を1回しか喰っていないことに、はたと気が付いた。まずい、まずい、早くしないとシーズンが終わってしまう。インドネシアに居る頃、日本に帰ったら鍋だな、鴨鍋だけじゃなく牡丹鍋や鮟鱇鍋もいいなあ、どの店で喰うかな、などと妄想していたことを、日本に帰ってきた途端すっかり忘れていた。
この頃、妄想中に何がしかの邪魔が入ると(思考を中断する事象が発生すると)、忽ち何を妄想していたのかをすっかり忘れることが多々ある。困ったことだ。ま、それはさておき、手っ取り早いのは、越谷の「鴨ネギ鍋」の店。あわてて調べて(とは云ってもいちおう、未だ入ったことが無い店を探して)、「いちまる」という居酒屋に狙いを定め、さっそくカミさんと行くことにした。
「いちまる」がある駅前商店街(「南越谷ゴールデン街」というらしい)には、10軒程の飲食店がある。この界隈は、10数年前ぐらいまで何度か立ち寄ったことがあったが、この頃はとんと来なくなっていた。その頃からこの「いちまる」があったかどうかは覚えていない。
外観も内装も、典型的な今どきの居酒屋。席に着いたら、さっそく生ビール(480円税込、以下同様)を注文。ぐびぐびやりつつ、メニューを眺める。先ずは鍋。見ると、ここには鴨水炊き鍋と、鴨すき鍋の2種類がある。どちらも1,950円で、一人前から頼める。最低二人前から、という店が世の中に多いが、ここは良心的だ。ありがたく、鴨水炊き鍋を一人前だけ頼んだ。
他に、鯛刺身(???円)、栃尾油揚げ(???円)、鴨肉メンチカツ(670円)、銀だら西京焼(720円)を頼む。鍋が二人前だとたぶん、こうはいかない。鍋は一人前にしては、ネギだけではなく、キノコも野菜もたっぷり。鴨肉は大ぶりの切り身が三枚。水炊きなので、あっさり味で忽ち食べ尽くした。美味かったが、鴨らしい香りのクセがいまいちか(マガモでもアイガモでもなく、もしかしてアヒル?)。次回の越谷「鴨ネギ鍋」が待ち遠しい。

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