2019年が明けて最初の山行。目指すは、鳥井立(標高1,047.7m)、別名、御牧戸山という、道志川左岸の山。名称が2つあるということは、尾根の双方(この場合はたぶん南北)の麓からの呼び名が違っているせいだろう。
例えば、甲斐駒ヶ岳は当然、甲州側の呼称で、伊那側からは東駒ケ岳と呼ばれていたのは有名な話だ(ちなみに、木曽駒ヶ岳は、伊那からは西駒ヶ岳と呼んでいた。伊那地方は、どちらの駒ヶ岳も、他方の呼び名がメジャーになってしまった、まこと不憫な土地なのだ)。
鳥井立(御牧戸山)の場合、どっちが鳥井立で、どっちが御牧戸山なのかは定かではない。
この山へのルートは、巌道峠あるいは赤鞍ヶ岳から尾根伝いに登るのが一般的だろうが、今回は北尾根から取り付き、その後は大タギレ、池ノ上、阿不利山を経て秋山温泉まで下ることにした(山の記録はこちら)。予想通りアップダウンが激しくて、結構扱かれた感じ。正月三が日に暴飲暴食をした訳でもないが、まだインドネシアでの怠慢生活のツケが残っているせいかも知れない。それにしても、バリエーションとはいえ、大タギレまでは踏み跡も定かではない激下りだった。下り口に立派な道標があるが、ここに付けるのは如何なものかと感じる。
「秋山温泉」には、4年半ぶりにやってきた(前回はこちら)。かつては[秋山ネスパ」という名称だったはずだが、ホームページを見る限り、単に「秋山温泉」になったようだ。経営者が変わったのだろうか。
ここは源泉掛け流しの温泉入浴施設だけでなく、温泉プールもある変り種。利用料800円を支払えば、風呂だけでなくプールで泳ぐこともできるが、ビールを呑むのが遅くなるので論外。風呂から上がれば、一目散に2階の食事処へ。
食事処は、少なくとも100人以上は入れるぐらい広いが、いたのは我々を含めてもせいぜい10名ぐらい。メニューを見ると、生ビールおつまみセット(680円)があったので注文。生ビールに、枝豆と出汁巻き卵、タコ唐揚げ、サツマイモの天ぷらが各々ひと口分、付いてくるのがうれしい(サツマイモは余りうれしくない)。営業努力をしているのは判るが、客の入りを見る限り、まだ成果が上がっていない様子。そう云えば、まだ正月幕の内だからか?

鳥井立山頂にて
大船小舟山頂にて
阿夫利山山頂にて
富岡集落を望む
秋山温泉の食事処にて

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