「橋本屋食堂」でいっぷくしたら、せっかく「信州の鎌倉」と称される別所温泉に来たのだ、宿に帰るまで何処か観光しようか、ということになった。今回の参加者のなかには「別所温泉は初めて」という人だっている。もう何度も観光した(2年前にも来た)小生だけはその間、その辺りの店でちびちび般若湯でも呑もうかと一瞬、妄想してみたものの、考えてみればそんな店がこの時間で開いている筈もなし。ということで直ぐに諦め、やっぱり皆の後ろに付いて行くことにした。
先ずは定番の常楽寺。曹洞宗の禅寺である。ここまで来たら、国宝たる「八角三重塔」を拝まない訳にはいかないが、かなり高いところにある。ちょこっとだけビールが入っているため、階段を登るのはなかなかしんどい。何故アルコールは、かくも足の筋肉を弛緩させるのだろう、と恨み節も出る。
「八角三重塔」の国宝としての価値は、安楽寺のHPに詳しいのでここでは触れないが、素人目には悲しいかな、何度見ても(たぶん4回目)四重の塔に見えてしまう。しかし、屋根を支える扇垂木と斗棋の造形美が、この塔独特の美しさを表していると感じるのは小生だけだろうか。そのうちに、ぞろぞろと外国人観光客(恐らくは中国系)が上がってきたところで、我々は入れ替わりで引き上げる。
次は北向観音。安楽寺と同様、前回やってきた時は幕の内だったせいか、参道の人出も開いている店もそれなりに多かったが、今日はかなり閑散としているし、初詣に合わせた飾り付けも未だの様子で、やや物悲しさも漂っている。
北向観音参拝の後、せっかく信州最古の湯である別所温泉に来たし身体も冷え切っていたので、何処か共同浴場に浸かろうということになり、手近な「大師湯」に入った。番台で150円を支払い男湯へ。先客は数名で、湯船はほぼ定員一杯状態。ここは石鹸が使えないので、只、浸かるだけ。湯温は小生には少々熱いが、我慢して入ると冷えた身体が融けるようだった。

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