大学同級生同士のプチ忘年会。東京の呑み屋事情に詳しいアユラシが幹事。小生は、この頃、東京以外の呑み屋にはやけに詳しくなってきたが(例えば、所沢や、立川、高尾、大月、大宮、松田等々は我ながら地元民並みに詳しい)、代わりに都心はすっかり疎くなってきた。今はせいぜい浅草や北千住ぐらいか。そんなアユラシが選んだ店は、なんと「フーターズ」だった。そんな店で忘年会とは、型破りだなー、と感心。
入ったことは勿論無かったが、その名前とそこがどんな店かぐらいはよーく知っている。小生がテキサス・ベイタウンにいた頃、話の種にフーターズに行こうと若者中心に盛り上がったが(小生も末席に加えてもらえそうだったが)、皆忙しくて都合が合わず、結局実現はしなかった(連れて行ってもらえなかっただけかも知れない)。
日本にフーターズは7店舗もあるらしい(つい最近、民事再生法の適用を申請したので、それでどうなるのかは不明)。いずれにせよ、銀座ナインにも店が出来ていたとは知らなかった。銀座の雰囲気とはやや相容れない感じもあるが、まあ良かろう。ここで接客する女性は全てタンクトップにホットパンツのチアリーディング・スタイル(男性従業員はごく普通の格好)で、いかにもアメリカナイズされた雰囲気を盛り上げる。
アユラシがチョイスしたのは、5,000円で呑み放題のコース。料理はサラダ、カナッペ、フライドチキン、タコスチップス、ムール貝のワイン蒸し、リブステーキ、ジャンバラヤなど、これもいわゆるアメリカン。量は、我々には十分過ぎるほどである。
そのうち、女性従業員が皆通路に出てきて、音楽に合わせ我々を盛り上げる。最後は客の我々と記念撮影。徹頭徹尾、如何にもアメリカンな文化を体現している店である。

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