この頃、夕食は2日に1回はホテルで喰うパターンになっている。選ぶのは、対象がNasi(ご飯)か、Mie(中華麺)か、Udon(うどん)か、Mihun(米粉)か、Kwey Teow(河粉)かは別にして、安易にGoreng(炒め物)ばかり頼んでいた。
Nasiは、たいてい朝飯と昼飯で喰うことになるので、夕食には余り多くはない、というか意識的に外している。そうなると基本的に麺類。その日の気分(寺田寅彦曰く、その日の宇宙線被曝量次第)で決めることが多いが、Udonは必ずしもいつも在庫がある訳ではないので巡り会うことは少なく、残りの3種類を入れ代わり立ち代わりでチョイスしていた。
今日はふと、馬鹿の一つ覚えみたいにGorengではなく、偶には違った料理方法にしてみようと、Siramを選んでみることにした(たぶん、今日の宇宙線被曝量は殊の外、多かったようだ)。
なんちゃらSiramという料理がいくつかあるのは、メニューで見ていて知ってはいたが、どのような料理方法かは聞いたことが無かった。今回改めて聞いてみると、なかなか端的に説明するのは難しそう。喋る方のインドネシアボーイも、聞く方の日本人オヤジも、英語力はほぼ同程度、彼の表現力では、小生の頭の中に確固たるイメージがなかなか浮かんでこなかったが、どうやらなんとなく、あんかけのようなものらしい、というところまで判った。ならば、それにしてみようと、Kwey Teow Siram Ayam Chasio(IDR45,000≒360円税別、サービス料別)を注文。Ayamは鶏肉、Chasioは叉焼である。
部屋で待っていると、ボーイがKwey Teow Siram Ayamを持って登場。あんかけというよりも、炒めた最後に片栗粉でとろみをつけたもので、広東料理でよくある感じ。これならばGorengよりもいいかも知れない。今後は、こっちを主体にすることにした(当然かも知れないが、Nasi Siramという料理はメニューには無い)。

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