日川尾根を登った帰り道、すずらん昆虫館前BSからふたたび栄和交通バスに乗り込み、甲斐大和駅に定刻通り15時45分に到着。次の上り電車は16時15分発なので、丁度30分の待ち時間となる。今日は終始曇りでちょっと肌寒い陽気、せっかく「ペンションすずらん」で温まったのが、このままではまた冷えてしまう。
甲斐大和駅前には「雅」という、一回だけ入ったことがある飲食店があるのだが、さすがに30分だけでは少々短過ぎるので、入るのは見合わせた(開いているかどうかの確認もしていない)。これが立ち呑み屋だったら、きっと躊躇せずに入ったと思う。いっそ、土日限定で甲斐大和駅の待合スペースに、「立ち呑みコーナー」を作ってくれたら、きっと寄ってあげるのに、といつも思う。
店員は、地元のシルバー人材にお願いすればなんとかなるはず。それでも人件費が気になるならば、自動販売機だけでいいから置いて欲しい。なんだったら、ホームに作ってもらってもいい。ただし、一つ注文をつけたいのは、たとえ「立ち呑みコーナー」と云えども雰囲気は大事。インスタ映えはしなくてもいいから、居心地の良さは追求してもらいたい。
でも小生の場合、やってくるのはせいぜい年に2回ぐらいが関の山だから、個人的にあまり売り上げには貢献できない。それを踏まえたうえで、なんとか考えてくれませんかね、JR東日本さん。
ということをちょっとだけ妄想したが、今はとりあえず身体が冷えないうちに一杯やろうと、ホームのベンチを確保し、リュックサックから酒のボトルを取り出す。つまみは、つぶ貝の燻製が現れた(なおちゃん提供)。これだけあれば、電車が30分後だろうが、他の登山客に白い目で見られようが問題ない。備えあれば憂いなし。有り難く、ちびちびやった。

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