開店時間にはほんの少し早かったが、営業中の札が出ていたので入店。個室ではないが、細かく仕切られた小上がりに通される。当然かも知れないが先客はいない。
今回は、5,000円のコースをチョイス。もっと上があるみたいだが、きっとそんなに食べられないだろう。コースの内容は、以下の通り。鍋は、塩味か醤油味を選べるとのこと。スタンダードは醤油味と仰るので、素直に仰せに従う。
  ・食前酒
  ・名物!たたききゅうり
  ・自家製 イカ塩辛
  ・アジの胡麻醤油和え
  ・鴨なべ(醤油味)
  ・〆(うどん又はおじや)
  ・香の物
  ・水物
何となく、取り合わせが個性的だよね。鴨ときゅうりの取り合わせは聞いたことがない。鴨にはネギだろ。しかし、一緒に出てきた肉みそがかなり美味い。使われている肉はやっぱり鴨だ。イカ塩辛もなんだか不思議。でも、酒には具合が良い。そうこうするうちに鍋が来た。見てびっくり。
まさしくインスタ映えがする盛り付け。これで二人前か!と思うほどたっぷりある。よく見るとこれは梅の花がモチーフ。これをそのまま火にかける。鍋は出来上がるまで、店の人がやってくれるので、我々は見ているだけ。ある程度煮えてきたところで、何をするのかと思っていたら、鍋の中身を丸ごとくるりと180度反転させた。確かに素人には無理そうな芸当である。而して、鴨肉は鍋底へ移動。鴨の香りが段々強くなる。
結局出来上がるまでに30分くらい待っただろうか。鴨肉は、火が通ったらさっさと食べないと硬くなると聞いていたが、この店では真逆。ようやく「出来上がりました」と云われて、箸をつける。文句なく美味い。こんなに美味い鴨鍋も久しぶり。しかし、それにしても量が多い。頑張って何とか食べ切る。
〆のうどん又はおじやはとても食べられそうに無かったので、泣く泣く諦めた。たたききゅうりは、止めとけば良かった。結局、鴨鍋の季節にはやや早かったのか、我々以外に客はもう一組だけ。次回、ここへ来たら、たたききゅうりは無視して、是非、おじやに辿り着けるようにしたい。

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