漸く搭乗開始時間になったので、ラウンジを出て出発ロビーへ向かう。何故かラウンジから降りるエスカレータは、フロアのホール経由ではなく、ラウンジの中からでないと乗れないため、まさにラウンジ専用。しかもその入口には扉があり、普段は閉まっている。ラウンジの係員に出たいと云うと、恭しい素振りで扉を開け、「いってらっしゃいませ(Have a good flight!)」と告げるのだ。こういうところで差別意識を煽っているようで、小市民の小生には何となくあざとさを感じる。
既に搭乗は始まっているので、ゲートの前にはもう行列は無くなっている。機内に入ると、それでも搭乗者は半分程度。扉が閉まった時点でもせいぜい3分の2ぐらいだろうか。小生の隣も空席、今日はゆったりしている。
ここアフマド・ヤニ空港は、機体がタキシングを始めるともうそのまま離陸直前まで、ほぼ停止することがないので(それだけ空港が空いているということ)、とても効率的である。
スマランのアフマド・ヤニ空港から、ジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港まで所要時間は1時間5分。逆のジャカルタ発スマラン行となると1時間20分、15分の差がある。スマランは南緯7度ぐらい(ジャカルタは南緯約6度)、ほぼ赤道付近と云えども偏西風の影響があるのか。
首尾よく離陸して暫くすると(ほんの10分ぐらいだろうか)、ランプが消え、またいつものようにCA達がバタバタ動き始める。カートを押してきたかと思うと、殆どラグビーかアメリカンフットボールのパスの如く、ディナーボックスをてきぱき小気味良く手渡し。
今日はなんだろうと開けて、さっそくパンに齧り付くと、以前、同じGA243便に乗った際に喰ったことがある、「チョコやジャムのように甘くない、何だか良く判らないシロモノ」だった。結局、パンの中身には4種類だけなのか。もしそうならば、甘い中身に当たる確率は1/4ということだ。そう考えると、何となくちょっと落ち着いた。

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