2週間の一時帰国が終了し、再びインドネシアへ旅立つ。羽田10時15分発のNH855便に搭乗。搭乗率は50%ぐらいだろうか。乗っているのはほぼ日本人ばかりで、窓際席、通路側席以外の中間席はほぼ空いている状態。
仕事をする気は全く起こらないので、本(電子書籍)でも読もうかとも思ったが、この頃映画はご無沙汰なので、どんなもんかちょっと観てみる。途中、飲物サービス(プレミアム・モルツを注文)とランチタイム(白ワインを注文)を挟むが、中断せずに観つづける。
最初に見たのは「ハンソロ・スターウォーズストーリー」。いわゆる「スターウォーズ」のスピンオフ。余り評判はよろしくない作品のようだが、まあまあ楽しめた。興行的にいまいちだったのは、おなじスピンオフの「ローグ・ワン」に較べると、話の展開やアクションが地味目でスケールが小さく感じるせいか。それとも「スターウォーズ」全体の叙事詩から離れて、「ハンソロ」個人の物語に偏り過ぎたせいかも知れない。若き日の「ランド・カルリシアン」が、チャラ過ぎて観るに耐えない。
次に観たのは「トゥームレイダー・ファーストミッション」。いわゆる「アンジェリーナ・ジョリー」主演作のリブート版。「アンジェリーナ・ジョリー」版とストーリーもだいぶ違うので(卑弥呼の墓を探すという設定が、なんだか苦笑を禁じえない)、別の「トゥームレイダー」映画と云って良いだろう。アクションはこれまでと同じ路線という感じ。でも年のせいか、この手のアクション映画はもう詰まらない。
3本目は「ザ・シーガル」。チェーホフの戯曲「かもめ」の映画版とのことだが、原作を読んだことが無ければ舞台を観たことも無いので(そもそも、チェーホフの作品は一切読んだことがない、と気付いた)、比較のしようもない。可もなく不可もない印象。しかし、これがチェーホフ原作であると知ったことと、帝政ロシア時代の香りがプンプンするという点では、興味深く観た。ニーナ役のシアーシャ・ローナンは、以前の何れかの映画で観たことがあったと思ったが、思い出せない。今度、チェーホフの戯曲でも読んでみるか。

DSC_0032