一時帰国してからもう既に一回「うなぎ」を喰ったが、今のうちに喰えるだけ喰っておこうと、三郷にある人気の店にも行ってみることにした。三郷といっても、もう葛飾区の水元公園は目と鼻の先にある店で、この店の存在は随分以前から知っていた。念のため電話を入れると予約は受け付けていないとのこと、11時30分の開店に合わせて行ってみる。
店に入ると、中は結構広い。先客は二組。後からもぱらぱらやってくるが、満席になるほどではない。メニューを持ってきた女性店員はすかさず、うな重は「上」しかありません、とのこと。たぶん、「上」に見合った大きさの鰻しか仕入れていないということだろう。メニューを開くと、他にはかぶと焼きと白焼き(ここではかば焼と称している)だけしかできないようである。
仕方なく、うな重上(3,200円)と白焼き上(3,200円)を注文。そして最後に「ビールを下さい」と云うと、なんと「ビールは置いてません」と、けんもほろろ。たまげた。ここはインドネシアか!と、激しくがっかり。ノンアルコールビール(400円)ならばあると云う。アルコールを目の敵にするわけが判らないが、とにかくやむを得ずノンアルを注文。ノンアルでは、うな重が出てくるまでの時間がやたらに長い。
やがて現れたのは、かつて見たことがないほど真っ黒なかば焼と、うな重。頬張ってみるとうな重は、妙に脂のノリがある。想像するに、何年何十年と使い続けたタレに、たっぷり脂が含まれていて、それがかば焼に足されるのではなかろうか。タレ自体は意外に味が薄い。
それにしてもこの店は禁煙の表示が至る処にある。煙草にも恨み骨髄のようである。箸箱まで貼り紙がある。そこまでするか。帰るときに見てみれば、入口にもしっかり禁煙の貼り紙があった。いっそのこと、この店は酒を出さない、と入口に貼り紙をして欲しかった。そうすればきっと、一瞬躊躇ったあと、別の店を探したに違いない。

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