たった7週間ぶりの日本帰国とは云え、折角ならばやっぱり日本酒と和食の方が良い。そこで帰国した当日、かみさんと連れ立って近所の「誠家」で一杯やることにした。貸切で入れないことも無きにしも非ず、念のため予約も入れる。
しかし全くの杞憂、今日は終始貸切状態だった。日曜日のせいもあるだろうけれど、こんなに客が入らないような店ではないと思うが、行く末がやや心配ではある。でもまあそれはそれ、せっかくの静かなひと時を楽しませていただこう。店側は、ご主人と若い女性店員のお二人。
いつものことながら、ちょっとだけ考えてやはり生ビールを注文。生ビールに勝る呑み物が思い浮かばない。小生はジョッキ、かみさんはグラスで。付き出しは、湯葉の煮付けのようなもの。ここの付き出しはいつも、在り来たりではないものが出てくる。グビっとやってひと息入れたら、メニューを眺める。
取り敢えず、如何にも日本らしい喰いものにしてみようと、枝豆(茶豆、380円)、戻りカツオの刺身(620円)、秋刀魚の塩焼き(580円)を注文。何れも日本に居れば当たり前の食い物だが、インドネシアから帰ってくると、堪らなくなる。
未熟の大豆を茹でて喰う習慣は中国由来なのかも知れないが(定かではない)、少なくとも日本で「枝豆」は日蓮上人の時代には食べられていたようであり(1275年7月26日が記録初出)、和食の一部と云って間違いないだろう。枝豆とビールの組み合わせは、日本を感じさせてくれる。
カツオ刺身も申し分ない。刺身そのものが、インドネシアではなかなかお目に掛かれない。冷凍ではなく、生魚がインドネシアで流通するのはいつになるのか判らないが、まあたぶん小生がインドネシアでカツオの刺身を喰うことはないだろう。
冷凍の秋刀魚は、インドネシアで手に入るかも知れないが、自宅で(ホテルの部屋で)焼くわけにはいかないし、店で塩焼きが出て来ることも無いので、これも日本で喰うしかない。今年は去年と打って変わって秋刀魚が豊漁とのこと、今のうちにせっせと喰っておこう。

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