定点観測点の「ハルラーメン」、5回目の入店。いつも日本の味に飢えている同僚は、ここへ来るとたいてい、うどんかカレーライスを頼むので(今日はチキンカレーを喰いたい、とのこと)、今日はモノは試しと小生がうどんを食ってみることにした。
いつものテーブルに座りさっそく店員を呼ぶと、いつもの女性店員がやってきて同僚を見るなり「ゴーヤチャンプルー、あるよ」と云うではないか(もちろん、日本語で「あるよ」と云った訳ではなく、小生と同僚がインドネシア語を解した訳でもないが、なんとなくそう聞こえた)。云い続けていると、偶に小さな幸せが訪れるらしい。同僚は嬉々として注文。
小生が頼んだのは"UDON KAKIAGE"で、値段はIDR44,000(≒352円)。かけうどんと、小皿に乗ったかき揚げが出てくる。うどんはコシはないけれど、冷凍うどんだったらこんなものか。つゆは、出汁の香りがしない。こんぶも、かつおぶしも、煮干も感じない。でも旨みはたっぷりということは、「味の素」がたっぷりということか。スマランの丸亀製麺もそうだったけど、出汁の香りはこちらではウケないのかも知れない。
味は別にして、日本での場合、会社の近くにある「麦まる」だったら、かけうどん(280円)とかきあげ(120円)で400円。従って、値段は日本と違いは無い。どうしてもうどんを喰いたい輩は、金に糸目をつけないから判らないだろうが、物価が1/4~1/5ぐらいのインドネシアで(日本人が行かない店は、たぶんもっと安い)、わざわざうどんを喰うのは如何なものかと感じるし、インドネシア人が有難がってうどんを喰うのはなかなか理解しにくい。
しかしそれを云うなら、インドネシアの店で、IDR50,000(≒400円)ぐらいする缶ビールを呑む輩もかなりイカレている、と云われれば返す言葉がない。

DSC_0146

DSC_0147

DSC_0148

DSC_0149